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戦姫絶唱シンフォギアGX EPISODE 11 「へいき、へっちゃら」 感想

託されたもの
終盤に向けて盛り上がってきた感じだなぁ






















 前回巨大人形に潜水艇をチョップされてどうなるのかと思いきや、クリスちゃんがアッサリ倒してくれました。結局この人形が特に何の能力もなかったのは意外ですね。
・家族会議、再び
 さて前回まであまり出番のなかった響ですが、今回ついに父親と再び話すことになりました。自分1人で母たちと話してほしいとお願いする響に対して「嫌だなぁ」と言い放つ辺り相変わらずの駄目親父っぷりでした。というかここに来て「男としてのプライド」ってなんだよ!そんなプライド捨てちまえ!とまあ父親の駄目っぷりに呆れつつ響きがどんどん元気がなくなるのが辛い場面でしたね。


・英雄論
 一方チフォージュ・シャトーに戻ってきたキャロルはウェル博士から目的を問われてここで目的のことを詳しく明かしてくれました。父親の「世界を知りなさい」という言葉から世界を分解して隅から隅まで調べるという狂った答えに至ったことを可愛さ満点の声で語られたときは正直ビビりました。
 しかしあくまで父親の言葉を守っているに過ぎず調べるだけでそれ以上何かするつもりのないキャロルにウェル博士が一言。

 ウェル「レディーに夢はないのか…?英雄とは飽くなき夢を見、誰かに夢を見せる者!託されたものなんかで満足してたら、底もてっぺんもたがが知れる!」

 言っていることは割かしまともなんですが、こいつが言うとなんだかなー……。とか思ってたら怒ったキャロルに刺されてしまいましたが、その後高いところから落ちましたしこの博士のことだから多分生きてるんでしょうね。


・響父覚醒
 そして立花家の問題はもう修復不可能なのかと思いきや、この後驚くべき展開が待っていました。突然空が割れて(ここでヤプールを思い浮かべた人は友達)キャロルが襲来。都庁のど真ん中にチフォージュ・シャトーを配置するというぶっ飛びっぷりです。
 響が聖詠を歌う前にギアを弾かれて絶体絶命のとき、響父は真っ先に逃げ出したと思ったらどうやら自分を囮にして響を逃がすつもりだったようです。いきなりどうした!?しかも響のギアを持って響に投げ渡すというファインプレーまで。いきなりどうした!!?
 そしてここに来て響の原点である「へいき、へっちゃら」の言葉は元は父がよく口にしていたことが判明します。響にも父親から託されたものがちゃんとあったというわけですね。

 響「お父さんは、いつだって挫けそうになる私を支えてくれていた……」

 ずっと……守ってくれていたんだっ!!

 大切なことを思い出した響もついに戦闘開始!ここで新たに『リトルミラクル -Grip it tight-』という新曲を歌い出すのが「もうへいき、へっちゃら」という歌詞も加えて響の心情と相まっていいシーンです。でも女の子相手に容赦なく腹パンやら顔パンをするとは思わなかったよ……。


殲琴・ダウルダブラ<世界を壊す歌>
 さて戦いの場に翼さんたちも揃っていよいよ最終決戦、という雰囲気になってきましたがここでキャロルが意外な展開を持ってきました。6話で見せた大人バージョンに再び変身したのはまぁ特に何ともないのですが、まさか歌いだすとは思いませんでした。しかもこれが凄く上手い。水瀬さんってこんなに歌が上手かったんだなと思いつつキャロルの歌はまさかの絶唱!オートスコアラーが集めた呪われた旋律によるものもあるのでしょうがあの必殺の歌を負荷もなく歌うとは驚きです。
 しかもこの歌がチフォージュ・シャトーと共鳴して世界を分解するためのエネルギーを溜めていくという2段構え。マリアさんたちFIS組がシャトーに乗り込みますが中々絶望感が漂い出してきました。 
 そしてED後、まさかのマム登場!?死んだんじゃなかったの!?以前僕が勘違いした生きていたという予想は間違ってなかったの!?次回どうなっちゃうの!?


 とまぁ色々驚きながら今回は終わりました。特に響父がいきなり綺麗になったのには違和感を感じましたが元々いい父親だったけど周りの状況に耐えられなくなって逃げ出しただけの普通の弱い人だったということでしょうか。綺麗な部分にしろクズな一面にしろ一般人だったということですね。

 ではまた、次の機会に。