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RWBY Volume1 日本語吹き替え版 感想

勝利は純粋な心の奥にある
日本語訳を見比べるのがひそかな楽しみな作品です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 話題になっている海外アニメ 『RWBY』のVolume1の日本語吹き替え版がついに公開されました。先日2週間限定の先行上映を見に行ったので感想を書こうと思います。
 とは言っても、本編自体は2年くらい前からYoutubeに上がっている言語版(有志の人たちによる日本語字幕付き)を見ているので内容はわかりきっているのですが、とりあえず日本語吹き替えを聞いてみての感想などを書いていこうかと思います。
 
 
 まずこの日本語吹き替え、各キャラを演じているのが有名な声優揃いでなかなか豪華です。そしてその声が思っていた以上に作品の世界観に合っていました。というのも『RWBY』は「Rooster Teeth Productions(アメリカの動画制作集団)が日本のアニメっぽい作品を作ろうとして出来上がったもの」と個人的に認識しているので日本の声優にやらせたらそら合うだろうな、とも考えていましたので結構すんなり入り込めましたね。ルビーたちの声もイメージにぴったりで良かったです。
 日本語の翻訳については予想通りでしたが、かつて見た日本語字幕と比べてみると人によって解釈が異なることがわかります。特にルビーとワイスが(とりあえず)分かり合えたシーンでルビーが呟いた「Normal knees」は吹き替えでは「普通の友達」と訳されていたのが印象的でした。あとジョーンがピュラからオーラの説明を受けている場面で「フォースみたいなものか」といった時には思わず吹き出しそうになりました。あの世界にも『スター・ウォーズ』があるのか……?
 
 今回の吹き替え版で僕は久しぶりにVolume1を視聴したのですが、改めて見ると物語の大部分にワイスが関わっていることがわかりますね。初日の試験からリーダー云々の話まではルビーと、終盤のファウナスの話題ではブレイクと不和を起こしていて問題の中心にいるような印象を受けます。一方でヤンは主役のルビー、終盤で重要な役回りが来るブレイクと比べるといまいち影が薄いですね。まぁそこら辺はVolume2以降で解消されてますしね……。
 ジョーンは後半のカーディンとの件でヘタレからやるときはやる男へと進化を遂げ、まるで主人公みたいになっています。一気に見るとその変わりように少し困惑してしまいますね。
 
 そして本作の目玉である戦闘シーンは文句なし。スピーディーで目にも止まらない動きはやはり何度見てもかっこいい。しかも映画館の大きなスクリーンだとなかなかの大迫力です。やはり8話あたりのサソリと鳥との戦闘は8人2チームにいつの間にか別れてから自然とコンビネーションを発揮しており、特にRWBYではルビーが、JUPNではジョーンと後にそれぞれのリーダーに任命される2人が指示や作戦を出しているのがわかりますね。この点も含めてこの戦闘シーンが特に好みです。他にも敵キャラローマンとの戦いなども魅力的です。
 
 
 この日本語吹き替え版が決まる前に監督のモンティ・オウム氏が急逝されて(吹き替え版の最後に氏へのメッセージが映されるのも忘れてはいけない)色々と騒ぎになりましたが。こうして無事見られてとてもよかったです。これからVolume2、3とどんどん葺き替えていくのかわかりませんが、現在公開中のVolume3も含めて、これからも『RWBY』という作品を楽しんでいきたいと思います。