新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第4話 「命の値段」 感想

彼らの価値は
サブタイと本編のギャップがすごい






















・トウモロコシの値段
 前回クーデリアお嬢様のスポンサーの元に行くために地球行きの通路を探すことになった鉄華団ですが、費用とか諸々の事情が重なってすぐにはいけない状態が続いている模様。その為の準備を進めていく中で昭弘・アルトランドを始めとするヒューマンデブリのメンバーを自由にしたうえで彼らに戦艦「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」の登録に行ってもらうなど、オルガの人心掌握には感服します。人を動かすのが上手いカリスマリーダーにオーラがますます感じられます。
 一方少年たちを巻き込んでしまったことを深く後悔しているお嬢様。そんな彼女の前に三日月が現れてトウモロコシ農場の収穫に連れて行きます。収穫を手伝うお嬢様はそこで農場のトウモロコシがバイオ燃料として安価で買い叩かれていることを知ります。他にも借金を返すためだったり家族を養うためだったりと様々な理由で働いる少年たちの話もあって、火星の貧困層の悲惨さがより詳細に明かされたと思います。


・メインヒロイン争奪戦
 重い話はここまでにして、収穫の際に三日月に対して一喜一憂するアトラが可愛かったですね。彼がお嬢様を連れてきた時には少し怪訝な表情を表していたのに渡したミサンガをちゃんと着けていることを知った途端嬉しそうに反応するというチョロさ。しかも三日月がお嬢様と話しているのを見てまた顔を曇らせるなど忙しいたらありゃしない。この子この先も三日月を見て喜んだり曇ったりするのだろうか……。
 対して三日月の方は落ち込んでいるお嬢様を連れ出してあげたり前回のお礼を言うなどこれまでのぶっきらぼうな態度はどこ吹く風とレベルで気の利くイケメンと化していました。どうやらただのコミュ障ではないようです。やれば出来るじゃん!しかし双子が車に轢かれたと思って運転していたガエリオに掴みかかるなど身内のことになるとカッとなってしまうのは確定のようです。これはアトラ辺りが死んだら大変なことになりそうだな……。


・紳士マクギリス
 一方ギャラルホルンのマクギリス三佐は連れのガエリオと共に火星支部の調査のために農場の近くまで来ていましたが、2人の会話にさらっととんでもないことを聞いた気がします。この金髪の婚約者が青髪の妹でもある9歳の少女……………………やばい。
 政略結婚なのはわかりきっていますがこれはやばい。後々その婚約者が登場したらシャアとララァのような妙な関係が生まれるのではないでしょうか。それはそれでやばい。(ガンダムのライバルキャラは何かしらネタ要素がないといけない法則でもあるのか?)
 しかし幼女が婚約者のためか少女たちへの対応が素晴らしいマクギリスは轢きそうになってしまったお詫びとして双子にお菓子をあげるというナイスフォローを見せてくれます。子どもに対してはすごく優しそうなのでぜひ「子どもの人気者マクギリスさん」のようなポジションについてほしいですね。ないだろうけど。


 最後にオルガの指示でCGSのマークを消し、新たに鉄華団のマークが描かれていました。鉄華団をより自分たちのものにするために色々試すのは面白いですね。こうしてできた居場所を守っていくんでしょう。
 今回は道具として売られていく者たちなどを始めとして重い展開が待ってるかと思いきや、収穫のシーンで大分和やかな雰囲気に落ち着いていました。しかし一方で火星の貧困層の現実もわかり、三日月たちが何のために戦うか少しだけわかった気がしました。
 さて次回はいよいよ宇宙戦が展開される模様。泥臭い雰囲気のバルバトスに宇宙が似合うかどうか気になるところですね。


 ではまた、次の機会に。