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仮面ライダーゴースト 第5話 「衝撃!謎の仮面ライダー!」 感想

もう1人の戦士
2話くらいしか見せ場のなかったエジソンェ……






















・グミの子参戦
 前回ノブナガの眼魔<アイコン>を謎のライダー、スペクターに奪われて意気消沈していたタケルの元に新たな依頼が。依頼人の少年はあの「仮面ライダーグミ」のCMに出演していた男の子です。鎧武、ドライブと続いてゴーストのCMにも出てくれるかと思いきや全く別の子がやっていたのでどうしたのかと思っていましたが、ついに本編に出演するまでになったんだなぁ、と少し感慨深かったです。話を戻しまして少年は自分の母が参加している市役所建設に反対する運動で様々な怪奇現象が起こっている事態を説明しますが、タケルはスペクターのことが気になってそれどころではありませんでした。まぁいつの間にか57日までとタイムリミットが半分に迫って来ていますからね。
 それでも御成に連れられて現場に向かったところ、案の定眼魔<ガンマ>が運動を妨害していたので変身して戦闘開始。変身中に敵の銃撃をはじき返したり攪乱したりするパーカーゴーストは優秀だなぁと思いつつ、銃弾を跳ね返すニュートンの強さを改めて実感しました。でも下手に強いとこの先出番があるのか心配になってしまいます。


・バイク戦、戦乱の魔王
 逃げ出した眼魔を追うためにゴーストライカーに乗って追跡を開始しますが、そこに乱入してきたスペクターによって妨害され、そのままライダー同士のバイクバトルに突入します。『ドライブ』では初期のマッハVSチェイサーくらいしかバイク同士の対決はなかったので久々に見れた気がします。
 そんなバイク戦もスペクターに軽くいなされ、普通の戦闘になりますがスペクターの方が一歩強いようで徐々にゴーストが追い詰められていき、さらに前回奪われたノブナガ眼魂で、

 カイガン!ノブナガ!

 我の生き様!

 桶狭間!!

 変身音のダジャレはともかくとして、ノブナガが意外とかっこよくて驚きでした。特に肩のマントのような部分が異国の服を好んで着ていたという信長のイメージにぴったりですね。ゴーストもエジソンに変身して対抗しようとしますが、ノブナガ時の武器のガンガンハンド・ガンモード(やっぱりノブナガの武器は火縄銃なんだ)にあっさり敗北。そのままエジソン眼魂を奪われてしまいます。
 オーズを彷彿とさせる強奪ですが、困ったことにあっちとは違ってエジソンにはロビンフッドという対抗馬がいるせいか奪われてもあまり問題ないと思ってしまいました。(現状ロビン魂の方がはるかに活躍しているし)ごめんよエジソン


・甘い決意

 マコト「みんなのために戦うだと?だったら!お前は他人のために自分の命を諦められるのか!?」

 スペクターに変身する青年、マコトに戦う理由について突っ込まれて完全に落ち込みムードのタケルは駆けつけてきたアカリ達に自分は甘いかどうかを問いかけます。個人的に励ますアカリに対して、タケルの「迷いと弱さ」を指摘する御成に感心しました。ここまでハッキリと主人公の難を言える人物はそうそういないうえに、登場した当初はただうるさいだけのキャラだと思っていた御成がその役割を負うのは凄いと思います。直後にアカリと言い争いを始めるのはまぁご愛敬ということで。


・青き衝撃、砂漠の冥帝
 一方余計に落ち込むタケルは少年に責められ(やめたげてよぉ!)さらに落ち込み、ゴースト化してそのまま取り壊される予定の小学校に訪れますが、そこで明らかに眼魔に乗っ取られている職員を目撃し、眼の紋章で職員の体から追い出した眼魔と戦います。さらにさっき戦った眼魔も現れ、対抗するために再びニュートンに変身しようとしますが、アカリ達を人質に取られて追い詰められてしまいます。ここでマコトや御成に指摘された「甘さ」が早くも見えてきました。
 大ピンチに陥ったその時、マコトが眼魔を持って現れ、そして……

 バッチリミロー! バッチリミロー!

 カイガン!スペクター!

 レディゴー!覚悟!

 ドキ・ドキ・ゴースト!!

 スペクターはシルエットは「2本角になったゴースト」ですが、ボディの心電図のような模様と厳ついフェイスが何ともかっこいいですね。変身ポーズは動きも大きく特徴的で少なくともゴーストよりは真似しやすい感じですが、眼魔を落としてベルトに装填するのは難易度高すぎでしょう!
 眼魔をスルーしてゴーストに向かうスペクターですが、怒った眼魔に攻撃された瞬間対象を眼魔に変えて反撃を開始。しかも新たに眼魂を取り出して、

 カイガン!ツタンカーメン

 ピラミッドは三角!

 王家の資格!!

 以前から入手していたかと思われるツタンカーメンの眼魂。ピラミッドは三角じゃなくて四角錐なのでは?と突っ込むのは野暮だろうかノースリーブでノブナガと比べるとやけにすっきりしたスタイルになっています。いつの間にか現れたコブラケータイが合体したガンガンハンド・鎌モードで戦いますが、ピラミッド型の亜空間に引きずり込んで消滅させるオメガファングが中々強い。ニュートンに続いて特殊能力系のフォームはどれも強力な印象を受けますね。

 眼魔を片付けた後、ゴーストが落としたニュートン眼魂を奪っていくスペクター。ゴーストは眼魂を奪い返すためオメガドライブで飛び蹴りし(飛び蹴りも出来るのかい)、スペクターも同じくオメガドライブでキック対決に。やっぱりライダーキックのぶつかり合いは絵になりますねぇ。
 結局ゴーストが押し負けるものの、ニュートンの眼魂は名とか奪い返せた模様。それでも向かってくるスペクターに対して立ちふさがるアカリや「火事ですぞー!」と叫んで人を呼ぼうとする御成に興を削がれたのか退散していきます。しかし再び負けたタケルはそのまま立ち去って父親の墓の前で思い悩んでしまいます……。


 今回はスペクターの強さをこれでもかと印象付けた回でした。一方でタケルがかつてないほどボロ負けしてしまいましたが、そこは次回解消されることでしょう。個人的にはタケルの弱さを指摘したり、タケルを助けたりする御成の株が急上昇した回でもありました。なんか主役ライダーの取り巻きで『クウガ』の警察に次ぐくらい活躍している気がする……。
 次回は落ち込んだタケルの復活回の模様。そして次回はあの天才音楽家らしいです。音也「俺の出番かっ!」


 ではまた、次の機会に。