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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第5話 「赤い星の向こう」 感想

地球への道
待ちに待った宇宙戦






















鉄華団宇宙へ
 今回地球へ向かうためようやく火星を後にする鉄華団。その前日の夜に見張りをしていた三日月とそれを見つけたクーデリアお嬢様が「地球に行けば月が見えるのか」という話をしていました。こうして2人が穏やかに会話するのも微笑ましいです。ガンダムで月といえば『X』ですが、個人的には地球では云々の会話を聞いていると『AGE』のゼハートを思い出しますね。彼も赤い星(火星)から青い星(地球)を目指した存在で結構好きなキャラクターの1人です。(フラム共々生存ルート用意してくれたBXのスタッフありがとう……)


ガンダム-歴史を変革するもの-
 話を戻しまして、食事係として雇われに来たアトラも加えてついに宇宙に飛び立ちましたが、そこにギャラルホルンのグレイズたちが襲撃に来ました。そこでパイロットスーツに着替えた三日月(良かった宇宙でも半裸にすることがなくて)がバルバトスで迎撃を開始します。そこでバルバトスの阿頼耶識システムを利用した凄まじい挙動を見せつけてきたのには驚きました。個人的に散々不安がっていた宇宙戦ですが、ここまで粗削りながらもハイスピードで見ごたえがあって一安心です。
 それとマクギリスが部下にバルバトスの機体照合をさせていた時の台詞が印象的でした。

 マクギリス「その名を冠する機体は、幾度となく歴史の節目に姿を現し、人類史に多大な影響を与えてきた」

 この言葉は過去の他の『ガンダム』シリーズを見ていると少しニヤニヤ出来ますね。過去作のことを示唆しているような発言でもありなおさらワクワクします。

 そのシュヴァルベ・グレイズに乗り込んだマクギリス本人の戦闘も阿頼耶識の盲点をついた攻撃を仕掛けてくるなどいきなりパイロットとしての優秀さも見せつけてきます。それにしてもこの作品のMS戦闘は両者の装甲が硬いだけでなくビーム関連の兵器が全然出てこないから宇宙でも接近戦が主体となりそうですね。個人的にはそれもありですけど。


・ユージンの大仕事、あとチョコレート
 グレイズ改に乗った昭弘も加勢するもののどうにもやばい状況の中、オルガが資源採掘用の小惑星を利用した回避作戦を提案しますが、それをMWに乗って実行する役をユージンが自ら買って出た場面はかっこよかったですね。これまでオルガに反抗的な態度を見せてきましたが、他の皆のようにオルガに指示を仰ぐのではなく自分から行動することを示してくれたのは良かったです。(お前はどこのスタースクリームだ?)
 そんなユージンの活躍で見事敵を振り切ったオルガたち。一方三日月はマクギリスとガエリオに挟まれて緊縛されるかどうかの真っ只中でした。(この文面だけだとなんかやばい)三日月はマクギリスの飛ばしてきたアンカーに囚われた腕を外装ごとパージすることで逃れるなど中々面白い戦法を見せてきます。そこで双方がパイロットの正体に気付く中、三日月の2人の呼び名に爆笑してしまいましたww

 三日月「そういうあんたはチョコレートの隣の人」

 三日月「そうか。あっちはチョコレートの人か……」

 お前人の名前覚えるの苦手だろ、なんて思いながら、「チョコレートの人」なんてネタ要素しかない称号をもらったマクギリスさん。ガンダムのライバルキャラは何かしらネタ要素がなければいけないルールでもあるのか?


 なんやかんやあってギャラルホルンを振りきった三日月たち。今回は初の宇宙での戦闘シーンが展開されましたが、思ったよりも楽しめて良かったです。またこれまでマイナス要素の多かったユージンにちゃんと見せ場が作られていたのも好印象でした。昭弘?彼が持ってこなかったメイスがなければここまで戦えなかったんじゃないかな……


 ではまた、次の機会に。