新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

仮面ライダーゴースト 第7話 「早撃!伝説のガンマン!」 感想

自分らしく乱れ撃て
エジソン「不知火、お前とはいい酒が飲めそうだ……」






















・決意の再戦
 前回無事に立ち直ったタケルは早速新しく来た依頼に取り組むことに。何やら別人のようになってしまった友人のことを調べてほしいとのことですが、同時に御成と一緒にいるナリタとシブヤが謎の青年アランと行動していた黒服の男の目撃情報を掴んだらしく、黒服の男のことは御成やアカリ達に任せて依頼を受けている途中でマコトが現れて戦闘に突入。何気に冒頭のタケルの回想でマコトが幼馴染だと判明しましたが、前回の時点でどうせ知り合いだろうなとは思っていたのであまり驚きませんでした。
 戦闘ではゴーストがムサシ、スペクターがノブナガと日本の英雄同士の対決に。これまで負けっぱなしだったものの自分を取り戻して強気になったタケルは思いのほかマコトを圧倒します。

 タケル「確かにお前は強い!でも負けたと思わない限り、俺は負けてない!!」

 前回の予告でも思ったけどこの台詞を聞くと戒斗を思い出してしまってしょうがない。結局戦いはタケルが一応押した状態で終わりました。前々回では押し負けていたキック対決で勝つというのがリベンジという意味でもタケルの成長の証という意味でもいい勝ち方ですね。


・謎の男、西園寺
 一方例の黒服の男、西園寺は本人の話と回想を見る限りタケル父の仲間だった模様。さらにアランとは協力関係にあるらしく決して仲間ではないらしい。この辺は敵側の複雑さを感じますね。
 御成とアカリが追跡した先で西園寺が何をしていたかというと、なんとある店の主人にビリー・ザ・キッドが使っていたというテンガロハットを見せて主人の思い出ビリー・ザ・キッドの眼魂を入手している様子でした。眼の紋章がなくても眼魂を召喚することが出来るのは驚きですが、前回の楽譜と言いこういったアイテムをどうやって手に入れているんでしょうか?
 しかしその眼魂も隠れ家まで持ち帰ったところを御成とアカリが奪ったのは衝撃的でした。しかも眼魔相手に結構奮闘して逃げおおせるのもすごかったです。それを手助けした新アイテムのクモランタンも優秀だったのですが、こいつのせいで不知火はお役御免となりそう……。


・西部の荒くれ者
 依頼人の友人どころか団地の住人丸ごとおかしな状況になっている中、やはり関わっていた眼魔とゴーストの戦いが開始。蜂モチーフで女性怪人なのは蜂女を意識しているんでしょうか。ムサシで奮戦するものの無数の蜂に分裂して攻撃をかわしてくる戦法にタケルは苦戦。しかし御成達が先程奪ってきたビリー・ザ・キッドの眼魂を投げ渡してきたのでそれを使って、

 カイガン!ビリー・ザ・キッド

 百発百中!

 ズキューン!

 バキューン!!

 西部劇のガンマンらしいデザインのビリー・ザ・キッド魂。帽子を被っているライダーを見るとスカルを思い出します。新アイテムのバットクロックが変形した銃を加えた2丁拳銃を駆使した乱れ撃ちが得意そうですが、エジソン、ロビンに続いて遠距離武器が得意なフォームが多いですね。これでますますエジソンの立場が……。(一応エジソン:電撃付加、ロビン:精密射撃、ビリー・ザ・キッド:手数重視と分けられそうですが)
 その乱れ撃ちで眼魔を追い詰め、さらにバットクロックとガンガンセイバーを合体させたライフルモードでとどめを刺すという見事な戦法でした。個人的に今回必殺技を撃つ時のタケルの「命、燃やすぜ!」の時の声がこれまで以上にかっこよかったです。
 しかし倒したと思ったら巨大な蜂になって襲い掛かってきた眼魔。それに対抗するためイグアナゴーストライカーに乗って対峙したところで今回は終了。2話完結は平成ライダーではよくあることなんですが、これまで1話完結だったゴーストだとどこか新鮮に感じますね。


 というわけで今回はタケルのリベンジ含め、西園寺などの様々な謎が少しだけわかった回でした。しかし残念だったのがビリー・ザ・キッドの入手が敵から奪ってきたことですね。これまでの英雄の眼魂を手に入れるためにその英雄の思想などを学んでいく展開が地味に好きだったのでそれが省略されてしまったのが惜しかったです。ともあれ相変わらずすごいテンポで話が進んでいくので見てて飽きないのが良いですね。

 さて次回は蜂の眼魔との決着。またタケルがマコトの正体を早々に知るようです。


 ではまた、次の機会に。