仲間と共に立ち向かえ！
この作品は甲殻類が面白すぎる
・ストロングアームの秘密
突然「頭文字Dが始まったと思ったらザブングルに妨害された」と言う他ないカオスな展開で始まった今回は朝早くからどこかに行っていたストロングアームの姿をサイドスワイプが目撃し、そのことをビーにバラされたくないらしいストロングアームにパトロールを自分の代わりにさせてきます。その後も何かとストロングアームを顎で使うサイドスワイプですが、これまでの話で順調に成長していっただけにこの態度には少しがっかりしてしまいましたね。まぁ話の都合上仕方ないのですが。
・愉快な蟹
ディセプティコン反応があった放水路で出て来たのは、タートルズ今回のディセプティコン・クランプダウンでした。見た目は完全に蟹そのまんまで以前同じ甲殻類として登場したビスクを思い出しますが、発見された途端「あるディセプティコン」から逃げるために情報を対価に身柄を保障してほしいと交渉してきて、拘束されそうなったら素早く逃げ出す様子を見てると、調子のいい小悪党といった印象を受けますね。
またアドリブがこれまた面白い。ビスクが甲殻類ネタを使っていたのに対し、こいつは「ヤッベーゾ！」「がっちがちやぞ！」「だっふんだ！」などどこかで聞いたことがあるようなセリフを連発してきます。個人的にサイドスワイプを「ウニ」呼ばわりしたところがツボでした。
突き破った下水管の濁流でビーたちを吹っ飛ばし（「トランスフォーマーが押し出される水の量ってどんだけだよ」とか突っ込んではいけない）、逃げ出すクランプダウン。ここでも「蟹味噌たーっぷり！」とアドリブをさく裂させるのが流石というかなんというか……。政宗「怒涛の如く吹き出る蟹味噌！」
しかしクランプダウンは逃げ出した先で待ち伏せしていたスチールジョーに話を持ちかけられ、彼の軍団の隠れ家に案内されますが（いつの間にか前回登場したフラクチャーも加入している）、シカピョンサンダーフーフと鉢合わせた途端襲われそうになりました。どうやらこの蟹は以前サンダーフーフの情報を警察にタレこみしたらしく、サンダーフーフの方はそのせいで捕まったことからクランプダウンのことを恨んでいるようです。スチールジョーが脅して落ち着かせても掴みかかりそうになる辺り相当許せないようですね。が、そのまま逃げだしたクランプダウンを皆で追いかけた結果同じくクランプダウンを追いかけていたビーたちと鉢合わせし、そのまま戦いに突入。
何気にディセプティコン側は以前ビーたちを苦戦させた強豪が揃っていますが、以外にもビーたちが一対一で各個撃破していました。これはビーたちが成長しているからだと思いますが、なんだかディセップ側が弱体化しただけのようにも見えてしまいますね。待ちに待ったビーとスチールジョーの対決は若干ビーが押されてしまいますが、サイドスワイプの助けもあって何とか勝利しました。この辺は互いの仲間意識が強くなったと感じられていいですね。
ようやく全員捕まえたと思ったら、いつの間にか手錠を壊していたスチールジョーが逃げ出し、海沿いの無人船を放つことで他の船と衝突させようとし、ビーたちがそれを止めている間に仲間たちを連れて逃げ出すという狡猾さを見せてきました。やはりこいつはかなりしたたかでいい悪役ですね。一方で犯人を逃がすよりもみんなで船の乗員を助けることを選択したビーと仲間たちの姿これまたいいチームに育っていると実感できます。
・オシャレな奴の朝は早い
その後基地に帰還する途中でまたサイドスワイプがストロングアームをパシろうとしますが、さすがにバレた方がマシだと判断したストロングアームに断られてしまいます。そこでビーもストロングアームが朝早くどこかに行っていたことには気づいていたのですが、彼女なら間違いはまずないとわかっていたようです。（そしてサイドスワイプは仲間の弱みに付け込んでパシリにしていたことから軽い罰をうけることに。まぁこれは仕方ない）
そしてストロングアームが朝に何をしていたのかというと、洗車場でボディを洗車していたとのことです。つまり「朝シャワー」ですね。中々女子力高いです。それに朝シャンって気持ちいいですよね。
というわけで今回は前半クールの締めとしてチームバンブルビーと敵の総力戦が描かれて中々面白かったのですが、サイドスワイプがとにかく残念でしたね。後々挽回してほしいところです。あと蟹のキャラが強烈すぎて笑いが止まりませんでした。
ではまた、次の機会に。
