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2025年冬アニメ簡易感想 その7

 

 

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 YouTube上にて仮面ライダーの様々な動画を配信している「仮面ライダー公式チャンネル」。これまでも「動くライダー図鑑」や「仮面ライダー次回予告集」などを投稿していましたが、先日にはとうとう変身音耐久動画まで出してきました。平成ライダー人気作の1つである『仮面ライダー電王』の変身音をまとめた動画となっており、主役である電王の各フォームを待機音から全て収録しているという豪華っぷり。全ライダーファン、特に電王ファンにはたまらない動画となっていることでしょう。

 そんなわけで僕も早速BGM代わりに聴いてみたわけですが、やはり電王の変身音は変身前の待機音が特に耳に残りますね。電車モチーフだからこその「駅のホームの発車メロディ」をイメージした曲でありながら、ライダーらしいケレンミ溢れる変身音にも聞こえるのが絶妙。(個人的にはアックスフォームの待機音がお気に入り)後年のライダーのバラエティー豊かな変身待機音の先駆けになっているので、ライダーの歴史の深さを感じさせてくれます。これは他の作品の変身音動画も是非投稿してほしくなりますね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター レックウザライジング

第80話「エリアゼロでオニイケポケモン!?」

 パルデアの大穴ことエリアゼロについに突入。怪しい日差しが指している幻想的な光景に、通常よりも巨大なポケモンと原作ゲーム同様のビジュアルがアニメでも描かれていました。そしてエリアゼロで観測される「パラドックスポケモン」がアニメで本格登場を果たしたのも大きな見どころ。様々なポケモンの古代・未来の姿という情報があっさり説明されたおかげで、驚きこそ少なかったものの普段と毛色の異なるポケモンたちが受け入れやすくなっていましたね。

 ロイがレアコイルそっくりのスナノケガワ(砂の毛皮)とバトルするシーンも印象的でしたが、最も意外だったのがサンゴとサケブシッポ(叫ぶ尻尾)の絡み。ケンカから始まったかと思いきや、偶然ゲットにまで至った時には劇中のサンゴ共々面食らいましたイダイナキバ(偉大な牙)を迎え撃つ中で気が合うようになっていく過程も愉快で、まさしく「ケンカするほど仲がいい」関係に収まっていたかと思います。ニックネームも自然とオニプリンに決まったようですし、敵サイドながら見ていてほのぼのとさせられるエピソードになっていましたね。

 

 

 

Dr.STONE(4期)

第2話「SCIENCE JOURNEY」

 前回に引き続き、アメリカ大陸を目指していくペルセウス号の船内が描かれた回。まず前半はビールだけでなくソフトドリンクカクテルと、娯楽も充実していくのでかなり楽しそうに見えました。その一方で松風の過去が明かされたり、ほむらとモズが復活したりとイベントも盛りだくさんという印象です。特に松風の主の話を聞いた武闘派の多くが、石化の謎を解き明かすためにも自分を鍛えようとやる気になっていたことにどこか胸が熱くなりましたね。(あと松風の過去回想で彼の主も登場しましたが、短い出番ながら優しい人物であったことが伺えたのが特徴的。それだけに銀狼そっくりなビジュアルとのギャップで変な気分になりましたが……

 対して後半はようやく航海中らしいエピソードに突入。連絡ありきのGPSなどを駆使して何とか航路を決めていくものの、太陽が見えなければどうしようもない問題をクロムがまたもや解決に導く展開が見事でした。彼が集めた石の1つ・方解石で作ったフィルターで太陽の位置を割り出すくだりは、相変わらず一から新しいことを始めるクロムの才能がこれでもかと発揮されていたと言えます。バイキングの逸話に登場する「太陽の石」がこの方解石かもしれない話も興味深く、知恵と閃きで次々と問題を解決していく本作の醍醐味を改めて味わえました。苦難も多いものの、千空たちが何だかんだ楽しんでいるのも伝わるのでダイジェストでもワクワクが止まらなかったです。

 

 

チ。-地球の運動について-

第17話「この本で大稼ぎできる、かも」

 異端解放戦線とは別の第3章の主人公「ドゥラカ」が登場。これまでの登場人物とは大きく異なり、お金を貯めることを目的としているためかなり身近に感じられるキャラクターになっていました。貧しさ故に父を失った過去や安心のためにお金を求める姿勢も、現代社会で生きる身ほど親近感が湧いてきますね。それでいて後述の叔父から教えてもらったことを糧に、ある程度聡明な「信念」の元動いているのも興味深いです。そんな彼女が例の本を“値(チ)”として扱い金儲けに利用しようとしますが、ここからどうやって前回のシュミットたちと関わっていくのか非常に楽しみになってきました。

 そしてドゥラカの叔父については少々複雑な気持ちにさせられた次第。幼いドゥラカに大切なことを教えてくれたシーンに感動したのも束の間、自分が助かりたいがためにアントニに自分の姪を刺しだそうとしてきた時は開いた口が塞がらなかったです。「信念を捨ててでも生き残る」のが自分の信念だとは言っていましたがそこまでするのかよ!?という失望が大きかったですね。一方で彼の「神はいない」「知性を身に着ける」「信念を持つ」という教えの数々はまさにこの時代、人間が神から離れて自立していく転換期に必要なものだということも理解出来るので中々頷かされるものがありました。

 

 

メダリスト

第3話「たい焼きとケーキ」

 夏の大会「名港杯」の初級優勝を目指して練習に励むこととなったいのりと司。練習中に上がったりと課題の多いいのりが、少しずつステップアップしていく過程に胸が熱くなりました。中でも他人の顔色をうかがいがちな彼女に対し、司が「自分で選ぶこと」を教えていくシーンが印象的。これから先も選択を迫られる中で、誰かに頼りすぎない姿勢を育てようとする方針には大きく感動を覚えるものがあります

 そのうえでたい焼きやイチゴなしケーキなどでわかりやすく例えたり、いのりがどう選択しようと絶対に優勝させてみせると宣言してくれる司のコーチ力には感心しますね。いのりも途中までオドオドしがちだったものの、司の前ではしっかりと意見を言えるようになっているので成長していることを実感します。そうして自分が選んだ道で獲得したフライングシットスピンは、意外性もあってなるほど彼女の得意技になっていくのだろうと感じました。(また2回転サルコウを入れずとも点数を上げられる計算も個人的にはかなり興味深いポイント)

 また今回登場したミケ太郎こと「三家田涼佳(みけた・りょうか)」も今回の見どころ。非常に気が強く先生の教えにも反発的と極端ながら、確固たる自信を持ち合わせている幼さにはどこか微笑ましいものを覚えます。(母親にも感謝していますし、単純に大人全員に不信感を抱いているわけではないのがここすきポイント)いのりへの当たりが強かった反面、今の彼女にはこうしたガツガツとしたライバルが必要なのも伝わってきましたね。

 

 

 上でも書きましたが、最近のライダー公式の動画への気合いの入れようはかなりのものです。現在放送中の『仮面ライダーガヴ』の戦闘シーン切り抜き動画なども定期的に投稿していますし、公式以外のライダー動画は見させないという固い意志のようなものがそれとなく伝わってきました。ファンの需要をキチンと理解してくれているのもわかりますし、次はどんな動画が来るのかこちらとしても非常に楽しみなところです

 

 

 ではまた、次の機会に。