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2022年春アニメ簡易感想 その19

 

 

 

 今もなお公開中の映画『劇場版 呪術廻戦 0』が、今月末にいよいよ上映を終了することが先日発表されました。去年の12月末に公開されたので、約6か月間もの間映画館で上映され続けたということになります。鬼滅の刃』といい、ここ最近のジャンプ作品の映画のヒットぶりは凄まじいですね。

 

metared19.hatenablog.com

↑当時観に行った映画の感想についてはこちらを参照。

 

 かくいう僕も本作の圧倒的な映像に魅了された身。ここまで人気になったのも何となくですが伝わってきます。鬼滅にも当てはまりますが、今までにない雰囲気を押し出している一方で基本的な少年漫画的熱さをキッチリ抑えている作風は、今の時代のジャンプ漫画に相応しいのかもしれません。

 何ともあれ、本作もいよいよ終映の時が近づいていると思うと寂しくなってきます。円盤が出るとはいえ、あの映像を大スクリーンで観た時の興奮をもう一度味わってみようかな、とちょっと考えてしまいます。(まぁ他にも観たい映画が山積みなので見返す暇はないのですが)でも近いうちにレンタルなどして、乙骨の物語を見直しておきたいですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第110話「裏切りのバトルロイヤル!」

 サブタイトルにある「裏切り」に戦々恐々していたら、予想外の方向から殴られたかのような印象を受けた回トキオが裏切るとかじゃなくて良かった・・・・・・新たなトライアルミッションに挑戦するゴウが、ミッションの過酷さと親友との友情に苦悩していく展開に胸が痛みました。争いを好まないトキオを説得する姿に感動したものの、彼に敗れ去るラストは本当に辛かったです。自分の夢と友の夢、どちらもないがしろにしたくないゴウの気持ちが伝わってくるだけに、結果追い詰められて彼の顛末に切なさを覚えますね。

 上述のトキオの心情も見逃せません。チャレンジャーが騙し合いや競い合いを繰り広げていく中、それを扇動するミッションに疑問を覚えるトキオの様子が目に焼き付きます。「みんなで協力するんじゃダメなの」という彼の訴えもわかりますが、その考えは命取りであることをミッションで思い知らされるシーンは少々可哀想でした。時には冷静・冷徹にならなければいけないミュウ探索の「現実」が、ここにきて少年たちの「夢」に牙を剥いてくるシビアさに今後もドキドキさせられそうです。

 

 

まちカドまぞく 2丁目

第6話「夕日の誓い! まぞくたちの進む道」

 いい最終回だった・・・・・・桜のコアの所在とシャミ子の過去の真相がついに明かされると同時に、2人の物語の大きな節目が描かれました。桃の一時的な闇堕ちといったイベントもありましたが、何と言ってもシャミ子と桃の関係の変化が印象的です。何かと背負いがちだった2人が「ポッキンアイスの誓い」を得て再び協力していくことを約束するシーンにほっこりせずにはいられません。

 また上述の真実を得てそれぞれの“探し物”を見つめ直していく過程も素晴らしかったです。シャミ子の中に桜がずっといたように、大切なものは案外身近にあることがわかる構成には舌を巻くばかり。そのことに気付いた後の桃の笑顔もまた、シャミ子にとって身近な探し物と言えるかもしれません。その後1期OPが流れる演出と合わせて非常に心が震える内容に、感激しっぱなしでした。

 

 

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

第6話「生徒会は進みたい」「白銀御行は告らせたい②」「白銀御行は告らせたい③」

 冒頭の三者面談でついにタイムリミットが提示されました。スタンフォードに行くことを決めた会長が、文化祭までにかぐやとの告白対決にケリを付ける決意を固めた時は胸が躍りましたね。恋愛面では長いことヘタレだった会長がようやく覚悟を決めたかと思うと、駄目な子どもが成長したかのような感動を覚えます。藤原書記と似たような感覚に陥っている・・・・・・?

 ・・・・・・・・・・・・とは言ったものの人がそう簡単に変われるはずもなく。文化祭デートのお誘いでは肝心なところであと一歩の勇気が出せないわ、藤原書記とのやり取りでは変な面で自分を客観視出来ないわ(客観視出来ていないのは彼に限った話ではないのですが)、いつも通りのズレたやり取りを見せてきました。前半のカッコよさとのギャップに、呆れと安心感を同時に覚えましたね。

 他には上述の三者面談エピソードのかぐやが印象的。白銀父と早坂母という最悪の組み合わせに振り回される様子には笑いが止まりませんでした。彼女にとって避けられない父親の呪縛が、空気の読めない大人2人によって変に茶化されるシーンなどは笑っていいのかちょっと迷ってしまいましたが。

 

 

処刑少女の生きる道(バージンロード)

第7話「港町リベール」

 イチャイチャパートと殺伐パートの温度差が相変わらず激しい!アカリと仲良く街を散策する最中、彼女を殺す方法を模索する奇妙な旅が再び見られました。しかも今回はモモの提案とはいえ、アカリが怪物に喰われるように誘導する手段を見せたのが中々ショッキングでしたね。(それでも時間を巻き戻してしまうアカリが恐ろしすぎる・・・・・・)

 しかしそんなやり方を選択した辺りにメノウに迷いが生まれてきていることが何となく読み取れます。お風呂のくだりからもわかる通り、アカリとの日々も悪くないと感じてしまっているのかもしれません。順調に絆されているメノウの今後や如何に。

 さらにリベールにて登場した謎多き新キャラのラッシュに圧倒されました。特にアイアンメイデンに少女が入れられる一連のシーンには恐怖を覚えます。最後の最後に、そこはかとない狂気を見せつけられた気分です。

 

 

阿波連さんははかれない

第7話「芸術じゃね?」

 購買部での戦いやババ抜きなど、今日も今日とて緩い激闘が繰り広げられました。内心で自信の強さを見せつけてくるわりに負けっぱなしのライドウに、例によってライドウ特攻の阿波連さんのやり取りは最早定番と化していて安定感すら感じますね。

 それでいて阿波連さんがライドウのためにお弁当を作ったり、等身大の自分人形を彼にプレゼントしたりとどこか甘酸っぱいシーンも堪能出来たので大いに癒されました。動けなくなった時に運んでくれた件といい、常に側にいてくれるライドウのカッコよさを思うとそれにお礼をしたくなるのも当然かもしれません。まぁその結果ライドウのベッド周りがどんどんカオスなことになっていってるのですが・・・・・・

 加えて今回はふたばちゃんの可愛さも目立っていました。お弁当作りをレクチャーしてくれた阿波連さんにお礼を言うシーンなど、要所要所で彼女の根っこの真面目さが垣間見えました。何よりあっくんへの好意が隠しきれていないところにニヤニヤしてしまいましたね。でもお弁当は当日朝早くに作ろうね!

 

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(ハート)

第7話「理系が恋に落ちたので集団デートしてみた。」

 「何だこのバカップルは×10」というカオス空間よ・・・・・・奏がデートが無事見られるかと思いきや、彼女たちに10組のカップルが追従していく実験には唖然となりました。傍から見ると奇妙な団体が奇妙なイチャラブに没頭する、あまりにもおかしな光景が繰り広げられたことには笑うしかありません。それでいて「谷口祥貴(たにぐち・しょうき)」と「神谷円香(かみや・まどか)」という新キャラ同士の組み合わせにときめいたりしてしまいましたね。(円香の古き良きツンデレっぷりが良き)

 一方で奏自身にとってはかなり辛い展開が待っていました。直哉とのデートは割と順調だったものの、彼女の回想に登場した教師と再会してしまうシーンには衝撃を受けましたね。避けがたいトラウマが再び掘り起こされてしまった奏が不憫でなりません。「普通」に固執する彼女の苦難は、この先も続きそうですね。

 

 

 呪術廻戦といえば現在TBSにて日曜の午後5時、即ち「日5」にてテレビアニメ1期が再放送されていますね。少年漫画とはいえエグいシーンも多いあのアニメを夕方に放送しているという事実は何度聞いても驚いてしまいます。子どもたちは案外そういうのは平気ということはわかっているつもりですが、幼いうちに呪術廻戦に触れた子どもたちがどんな感想を残すのか、少しだけ聞いてみたいところですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キングMAX 第6話「6年生のビッグイベント!恐怖と友ジョーの林間学校!」感想

苦難もまた思い出の1つ

ジョーとキラたちゎ・・・・・・ズッ友だょ・・・・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 謎ゲームでも変わらぬ友ジョー

 前回に引き続きギャグ多めでお送りしたデュエマキングMAX6話。デッキーの不在を未だに引きずるジョーが気分転換楽しもうとしていた林間学校にて、謎のデスゲーム(?)に巻き込まれていく様子が描かれました。山の大地主である「金掘原冊(きんぼり・ばるざく)」が仕掛けた「金のボルバルザーク争奪戦」のカオスっぷりが特徴的でしたね。

 さてこのゲームですが、前半は主催者の金掘原冊の傍若無人ぶりが鼻につきましたね。従わないものや脱落者を墨塗れにするわ、当人しか知り得ないクイズを開催するわやりたい放題だったので、見ていて少々フラストレーションが溜まってしまいます。ラストにカバまろと買収された部下に墨塗れにされる因果応報なオチがなければ、スッキリしないまま終わってしまうところでした。

 

 このように金堀に対してあまりいい印象は抱けなかったのですが、一方でジョーとその仲間たちの関係にほんの少しだけ整理をつけていた点が良かったです。最後のデュエマトーナメントでの戦いを通じて、仲間たちとの思い出を振り返っていくシーンは中々に素敵でした。(死んでないからギャグの天丼も個人的に好き)本作が始まって以来、ジョーがジョーカーズ以外の友達を仲良くデュエマを楽しむ様子は今回が恐らく初めてなので、何の気兼ねもなく嬉しそうなジョーの姿にほっこりさせられます。

 そして最後のキャンプファイヤーのくだり、キラの「卒業しても、今日みたいにみんなでデュエマしような」という言葉に感動しましたね。1話でジョーが抱いていた友達とお別れするかもしれない不安に対し、その後も遊ぶ約束をするという答えを見せてくれたのは何より素晴らしいと思います。例え卒業・進学したとしても、決して変わらない友情を何気なく誓う合う絵面はかなりエモいです。ひたすらわけのわからないことに巻き込まれたジョーたちがそれもまた「楽しい思い出」として記憶していく過程も含め、どこか微笑ましい気持ちにさせられる回だったと言えます。

 

 

  • 熱く、速く、激強い!漢気MAXの大親

ブランド-MAX(マックス) 火文明 (4)
S-MAX進化クリーチャー:ビートジョッキー/レクスターズ
パワー5000
▪️S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《ブランド-MAX》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す。)
▪️このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体アンタップする。このターン、そのクリーチャーはシールドをさらに1つブレイクする。
▪️相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手のシールドを1つ、持ち主の墓地に置く。

 ボルツが手にした新しい力であり切り札。「デュエル・マスターズ(新章DM)」で初登場して以降、ボルツの相棒として共に在り続けた《“罰怒”ブランド》が、ボルツとの絆を高めてS-MAX進化クリーチャーとしての力を得た姿です。そのシルエットはこれまでのブランドと比べてもかなり巨大化しており、従来の姿に袴のようなものを加えた見た目が特徴的です。扇子まで持っており、さながらヤクザたちを率いる組長を思わせる出で立ちです。また要所要所に前作でボルツが戦った《龍神ヴォルジャアク》らしき意匠(爪や角など)が見られるのが興味深いですね。

 カードとしてはコスト4のパワー5000と平均的。他のS-MAX進化クリーチャーと比べるとサイズの小ささが目立ちますが、その分能力がいずれも強力です。相手に選ばれた瞬間、相手のシールドを償却する能力などがまずユニーク(この能力もヴォルジャアクを思わせる)で、実質アンタッチャブルとして運用出来るので見た目以上に場持ちがいいです。生き残りやすいのでS-MAX進化クリーチャーの敗北回避との相性もいい点がまたグッド。

 そして特筆すべきが味方クリーチャー1体をアンタップするアタックトリガー。単純に味方に再度攻撃させられる他、その味方のブレイク数を追加するおまけ付きなので打点を一気に広げることが出来ます。普通のクリーチャーでも合わせて3枚ブレイクさせられますし、W・ブレイカー持ちをアンタップすればあっという間に相手のシールドを全破壊することが出来るでしょう。無論《我我我ガイアール・ブランド》でこのカード自身をアンタップすれば、さらなる攻撃が見込めます。

 この性能のため基本的に様々なカードと組み合わせられますが、どうせならアタックトリガー持ちのクリーチャーとのコンボを決めてみたいところ。例えばボルツのもう1枚の相棒であるダイナボルトは爆龍皇 ダイナボルト》をはじめとして各形態それぞれが攻撃時に進化を発揮するので抜群の相性を誇ります。中でもおすすめなのが《ダイナボルト <ドギラ.Star>》で、組み合わせて<ドギラ.Star>の無限攻撃を達成させるのに一役買ってくれることでしょう。

 それ以外にも無限攻撃を可能とするコンボも存在します。S-MAX進化クリーチャーの制約故に同名カード複数枚をバトルゾーンに並べるのは不可能ですが、《メタルコックのタイマー》や《葉鳴妖精ハキリ》といったカードと組み合わせれば無限攻撃を成立させることが出来ます。*1(ただしG・ストライクでサポート側のクリーチャーの攻撃を止められる危険性もあるので注意が必要)何より単体ではなく味方との組み合わせ次第で如何様にもなる攻撃性能は非常に魅力的です。ブランドの新たな形態に相応しい強力クリーチャーとして、環境での活躍が期待出来るでしょう。

 

 

  • 癒しパートだウサギ団

 上述の通りジョーたちの楽しそうな様子が特徴的な回でしたが、他にもアバク陣営とウサギ団の絡みが見られたのもちょっとした見どころでした。前回のラストでウサギ団がジョーとデッキーの力の秘密をアバクに明かしてしまうかもしれない、という不安に駆られましたが、蓋を開けてみれば「何か刺すもの」というアバウトなものを指定してきた冒頭にまずホッとさせられましたね。さすがにジョーの力についてはまだバレていないようです。しかしラストでデッキーが槍に刺されそうなのが怖い・・・・・・

 それはそれとして、その後のウサギ団とヒミコのやり取りが結構印象に残りました。刺すものを見つけ出すと豪語していた割に、上述の金のボルバルザークを奪っていっただけで終わったウサギ団のボケ、そしてヒミコのツッコミの噛み合い具合が不思議と面白かったです。前作でもボケの多い同僚を引っ張っていたヒミコが、今度はジョー編の元祖ギャグ要員に振り回される構図は興味深いですね。

 何よりここの陣営はひらすら暗い雰囲気を発しているので、ウサギ団くらい明るい要素を入れて中和していくのも悪くはないかもしれません。せっかくなので、今後もウサギ団にはアバクパートの貴重な癒しになってほしいところです。

 

 

 そして次回は何とジョーの父・切札勝太が帰還!彼の登場自体はこれまでも少年時代の勝太という形で行われてきましたが、ジョーの父親としての現代の姿で再登場するのは今回が初めてです。しかもデュエマパートではカツキングやドギラゴンといった懐かしの切り札たちを使用するようでワクワクが止まりません。

 ジョーたち切札家の再会も見ものですが、他にもジョニーとの邂逅やハイドとのデュエマする展開もあるようでこちらにも期待大。特にジョーにとって父親代わりでもあったジョニーに対し、勝太がどのように接するのか気になって仕方がありません。いずれにせよ、勝太世代のファンにとっては見逃せない回になることは間違いないでしょうね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:コンボの詳しい手順については長くなるのでここでは割愛。知りたい人は各自調べてほしい。

2022年映画簡易感想 その2

 

 

 前回の映画簡易感想から約4か月。長いこと放置してしまいましたが、再び簡易感想を書くことになりました。この期間の間に様々な映画を鑑賞してきましたが、どの映画を取り上げるか、どうやって書くかなどでうんうん悩んでいる内にここまで過ぎてしまった印象です。(作品によっては単体で感想を書きあげたのも原因の1つではあります)

 しかし観てきた映画の中でも僕自身の感想がまとまってきたのも溜まってきた中、今こそ書くべきと筆を取った次第です。今回もほぼ全ての作品が既に上映終了しており今更な感想になっていますが、良ければお付き合いくださいませ。

※ここから先は映画の内容に触れているのでネタバレ注意!!

 

 

 

 というわけで以下、今回の映画感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


グッバイ、ドン・グリーズ!

 まず最初は日本のオリジナルアニメーション映画。かつて話題になった『宇宙よりも遠い場所』の製作スタッフによって手掛けられた作品ということで以前から注目していました。

 そうして視聴した本作は、実に直球のジュブナイル作品でした。中学生になったばかりの少年のひと夏の冒険が描かれており、ほんの少しだけ成長していく彼らの様子に心奪われました。若者たちの青春というテーマをストレートにぶつけてくるのでとにかく泣けてきます。それでいて陰湿な要素やストレスのたまる展開もほとんどなかったので、最初から最後まで爽やかな気持ちで見れたのも大きかったです。

 

 そんな本作の最大の特徴は何と言っても2つの冒険を扱っている点。予告などで告知されていた田舎での冒険とは別に、もう1つアイスランドでの海外旅が描かれたのはかなり意外でした。それも仲間の死というショッキングな出来事を経て旅に出るというのですから、後半はとにかく目が離せなかったですね。

 主人公の「ロウマ」と幼馴染の「トト」に、新メンバーの「ドロップ」を加えたチーム「ドングリーズ」が自身の無実を晴らすために証拠のドローンを探す前半、そして死んだドロップの遺したメッセージを探して2人がアイスランドに向かう後半と、どちらも何かを“探す”冒険だったのも特徴的。それらを「宝探し」と捉えて色々な問題を起こしながらも楽しんでいく様子はとても綺麗に感じました。先行きの見えない子どもたちがその“先”をみつけようとしていたのだからこその輝きが、そこにあったのだと思います。

 そもそもが自分のことについて不明瞭に捉えがちであったロウマとトトが、ドロップという異物によって変わっていくのが面白かったですね。とにかくフリーダムな彼に引っ張られる形で未知の世界に出かける中、本音をぶつけ合ったり乗り越えたりしてその思い出を何よりの宝物にしていく前半のストーリーはありふれていたものの、それ故に楽しめました。

 そしてそれ以上に、ドロップの真意が明かされる後半に驚かされました。かつてロウマがアイルランドにいった同級生にかけた電話が、アイスランドにいたドロップに届いていたことが判明する瞬間には膝を打ちましたね。前半ロウマとトトに大きな変化を与えてくれたドロップが、何よりも彼らに変化を貰っていたという事実に感激してしまいます。長い時間をかけて3人の想いが出会い、それが宝探しの答えになっていく物語には舌を巻くばかりです。

 

 またロウマの甘酸っぱい青春模様も見逃せません。「チボリ」という気になる女子と写真で知り合ったことをきっかけに、彼女との関係に悩むロウマの姿には大いにヤキモキさせられました。やりたいことも見つけられずにいるロウマが、自分の道をしっかりと見据えているチボリが魅力的に映っていることがわかるのも印象深いです。彼にとってチボリは恋慕以上に、憧れのようなものを抱かせてくれる存在なのでしょう。アイルランドに引っ越してしまった彼女に電話をかけるかどうかで迷い、そうして上述のドロップの元に届くくだりに繋がっていくのがまた素敵ですね)

 そんなロウマが彼女の後を追いかける形で将来を決めていくラストは本当に素晴らしかったです。2つの冒険によって自分の世界を広げていったロウマが、外の世界にいる彼女を憧れで終わらせず追いついてみせようとする気概を見せた時には思わずウルッときてしまいました。チボリは実際のところ本筋には一切関わらずに出番が終わったヒロインでしたが、だからこその魅力に溢れていたと思います。

 とにかく展開が早く見応えがあり、かなり涙腺に来る映画でした。(映画館を後にしてから読んだ来場者小説の小説にも泣かされましたよえぇ)夢や死の困難にぶつかりながらも、自分の道を見つけていくヤング・アダルトの作品として手堅くまとまっていたと言えます。こういったシンプル故に味わい深い作品に出会えて本当に嬉しいです。

 

 

エスト・サイド・ストーリー

 有名なブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品。原作の映画作品としては1961年に公開された『ウエスト・サイド物語』が既に存在していますが、それとは別にスティーブン・スピルバーグ氏が監督を務めて製作されたのが本作です。この手のミュージカル映画を劇場で観るのは今まで経験していなかったのですが(劇場でミュージカルを観たりレンタルでミュージカル映画を見るのは好きですが)、いい機会ということで思い切って観てみた次第です。また本作を観るにあたり、先に上述の1961年版の方をレンタルで視聴しました。近くにレンタルしているTUTAYAやGEOが無かったから探し回る羽目になりましたが・・・・・・そのため今回はそちらとの比較を交えながら書いていきたいと思います。

 さて本作の特徴は何と言っても男女の悲恋が描かれたストーリー。当時のニューヨークが抱えていた移民・人種差別や貧困の問題、それに触発されたギャングチームの若者たちの抗争に巻き込まれた主人公たちの叶わぬ恋の物語が展開されていました。*1ポーランド系の「ジェッツ」とプエルトリコ系の「シャークス」による縄張り争いの醜さ、そしてその犠牲となっていく人々の悲劇的な展開は単純故に胸に突き刺さりましたね。

 

 何より個人的に、本作は「若者たちの視野の狭さ」が特徴的だったと思います。恋に落ちた「トニー」と「マリア」然り、その他の面々然り、本作の登場する若者たちはその多くが「自分の世界と選択を狭めている」問題を抱えているように見えました。ギャングたちの抗争はそれぞれが自分の生きる場所を守るために必死だったことが伝わってくる一方で、それ以外の道を模索しなかった思慮の浅さも目立っていました。

 そもそも彼らは自分の生まれ育った環境から将来を諦めている節があり、目先の欲求に固執している様子が多々見られます。(ジェッツのメンバーがシャークス側の「アニータ」を強姦しようとするシーンはその最たるものでしょう)自分たちの在り方を決めつけ、固執してしまう若者たちの気の短さは、見ていてどこか哀れに思えました。

 主人公であるトニーとマリアの恋模様もある意味で浅はかだったと言えます。パーティーで出会って以降、互いに惹かれあっていく様子は甘酸っぱかったのですが、最初は止めようとしていた両チームの抗争を諦め、逃避に走るシーンは見ていて辛かったです。トニーが親友の「リフ」を殺された怒りからマリアの兄「ベルモンド」を殺してしまい、その事実から逃げるためにニューヨークから脱出しようとする姿はどこか見苦しく思えました。マリアも最愛の恋人に最愛の兄を殺された事実に苦しみながらも、どうにか逃げるように選択する辺りに違和感を覚えましたね。

 自分の犯した罪の清算をしないまま、別の選択を取ってしまうのは少々無責任に思えてならないです。最終的にトニーが「チノ」に射殺されてしまう最期も、罪から逃げたことへのツケが回ってきたのかもしれません。マリアが劇中で「みんなの憎しみが彼らを殺した」と両チームに訴えていましたが、恋を前にその他を犠牲にしてしまったのもトニーの死因の1つだろう、と個人的には思えました。本作はそんな「目の前の感情に正直すぎるが故に、取れたであろう解決を選ばなかった者たちの悲劇」だったのかもしれません。

 

 ストーリーに関してはここまでにしておいて、次は肝心の映像について。こちらはやはりスピルバーグ監督によってとにかく派手なミュージカルシーンが多く観られたのが魅力だったと思います。1961年版と比べてもカメラワークとオーケストラの合わせ技が格段に進化しており、目と耳を圧倒するダンスと音楽を堪能出来ましたね。音楽が明るく楽しいものが多いのは原作同様。しかし本作はその明るさを強めることで、より楽しく見れるようにしていた印象を受けます。(余談ですが、個人的にはパーティー会場での「マンボ」とトニーの「マリア」のダンスシーンが好きですね)

 同時にジェッツとシャークスが対立する理由と世界観の背景をダンスと絡め、よりわかりやすく説明しているのが何より衝撃的でした。登場人物が躍っている様子を見ている内に、彼らの抱えている問題などがすんなりと伝わってくるのは素晴らしいことです。現代の視聴者に向けて、より簡単に世界観に没入出来るように調整されていたのだと実感します。そのおかげで全体的に暗いストーリーを最後まで見ることが出来ましたね。

 あとは原作でも有名なドック爺さんが既に亡くなっており、代わりに妻の「バレンティー」が登場した点が印象的。若者たちの理解者のポジションを大きく変更した理由としては、恐らくは「子どもたちの精神的な支えとなる“母性”」を強調していたのではないか?と睨んでいます。*2ともあれ面白い改変だとは思います。

 約2時間半にも及ぶ長い上映時間のおかげで映画館を出た後は心身ともに疲れ果てましたが、観ている間はずっと楽しめました。とにかく映像がド迫力なものばかりだったので、この映画をスクリーンで観られて良かったと心から思いましたね。

 

 

モービウス

 ソニー・ピクチャーズによるマーベル映画の1作。本来は2020年に公開するはずでしたが、2年以上もの延期を経てようやく日の目を見ることが出来た経緯を持っており、それ故これは見なければ!と思っていた作品でもあります。『ヴェノム』シリーズに続くヴィランを主役に据えた「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の1作ですが、これまでの作品との繋がりはラストを除いてあまり見られませんでした。(その理由については最後に後述します)ただ、その分過去作の知識なしでも問題なく見れるという利点が生まれていたとも言えますね。

 内容に関してはシンプルなダークヒーローもの、という印象を受けました。実験によって吸血鬼のような力を得た主人公が、同じ力で悪事を働く親友と死闘を繰り広げる・・・・・・とてもわかりやすいストーリー展開が主軸となっています。作品における“捻り”といったものがほとんど存在しないので人によっては既視感を覚えるか、あるいは単調さが引っかかってしまうかと思われます。僕自身次に何が起こるのか、大体は予測できてしまいましたね。

 とはいえだからこその「見やすさ」に溢れていたのはある意味でこの作品の魅力だと思います。展開に多少大味な部分は見られるものの、テンポよく話が進んでいくので見ていて飽きません。アクションシーンなどが最たる例で、あっさり目なものの視聴している側があまり疲れない画作りが随所に見られました。(派手派手な映像表現が多い作品を多く観てきただけに、このシンプルさはかなり癒しでしたね)

 他にも主人公の「マイケル・モービウス」の性格が善良で、自分と同じ病気に苦しむ人々を救うために研究を重ね、その結果手にした異形の姿に苦悩する様子にはすぐに感情移入出来ました。上映時間が100分前後である点も含め、お手軽に楽しめるのは映画に仕上がっていましたね。

 他にもホラー&モンスターパニック要素がちょうどよかったのが個人的に好印象。吸血鬼と化したマイケルとその親友の「マイロ(ルシアン・モービウス)」がそれぞれ人々を襲うシーンは緊張感に溢れているものの、決して怖すぎない塩梅に仕上がっていました。ホラーが苦手な身としてはこの辺りは非常にありがたかったですね。

 

 そして本作の大きな評価点として人物描写が非常に丁寧だったことがあげられます。マイケルとマイロの対立が物語の大筋として描かれていますが、マイケルとマイロのそれぞれの感情がとても濃かったのが印象深いです。特にマイロはマイケルへの深い友愛を感じている一方で、生への執着と世間に対する強いコンプレックスを抱えている複雑な面が特徴的なキャラクターでした。マイケルと共に吸血鬼の力で好き放題したい、しかし理性を保つ彼を排除しようとする不安定さが目につきます。(この辺りの不安定さは幼少期の暴力的なシーンなどが挿入された時点で印象付けられましたね)同時に自分を虐げてきた世界に対する鬱憤も抱いており、マイノリティーによる復讐を担う存在として描かれていたようにも思えます。

 一方マイケルは最後まで自分の信じる倫理観の元吸血鬼の本能に立ち向かう姿が印象的でした。上述の通り一貫して罪のない人々のために行動しているので見ていて好感が持てます。そして自分だけでなく友人を止めるために尽力するものの、ヒロインの「マルティーヌ・バンクロフト」をマイロに殺されるばかりかそのマイロに自ら引導を渡す悲劇性が彼をより魅力的な主人公に仕立て上げていました。マルティーヌの願いから彼女の血を吸うシーン、そして息絶えるマイロを看取るシーンで2度泣かされます。本作はそんな「怪物になりきれない者の悲哀」も大きな特徴になっていましたね。

 

 そんな単品で楽しく見られた本作ですが、ラストに「エイドリアン・トゥームス/バルチャー」の登場によって余韻を一気に破壊されました。『スパイダーマン:ホームカミング』で登場したヴィランが、こちらのバースにやってきたというわけです。*3予告で登場することが示唆されていましたが、思ったよりもあっさりとした登場にはかえって驚かされましたね。改心したかと思われた彼が再び悪に手を染めようとしていることには少々ショックを受けましたが、懐かしのメカウイングを纏った姿で登場したシーンには不覚にもカッコいいと思ってしまいました。

 そしてエイドリアンが放った「この世界のスパイダーマン」の発言も衝撃的でした。本作のバースはヴェノムとはまた別のようでしたが、それでもスパイダーマンは存在しているということでしょうか。そのスパイダーマンは何者なのか、そして彼に対抗しようとするエイドリアンとマイケルはどうなっていくのか、気になる要素が多すぎて困惑が止まりません。少なくともマイケルは悪事を働くような人間ではないとは思うのですが、スパイダーマンと対立することには協力的な点も気がかりです。この辺りの謎は今後のシリーズの展開で明かされることを期待しておきたいですね。

 

 

 『ウエスト・サイド・ストーリー』などもそうですが、普段自分が見ないような作品を観るのも悪くないと思いましたね。好きなものばかりでなく、知らない世界に触れていくことで新しい世界が開かれたように思います。こういった開拓精神を持ち合わせながら、これからも映画を楽しんでいきたい所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:原作のミュージカルが『ロミオとジュリエット』から着想を得ているのは有名な話である。

*2:E.T.』のメアリーママなどスピルバーグ監督作品は「母親の強さ」のようなものを感じられる要素がいくつか見られると筆者は考えている。

*3:言うまでもなく『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の一件が関わっていることがわかる。また、恐らくピーターに関する記憶も無くなっていると思われる。

2022年春アニメ簡易感想 その18

 

 

 

 FGOの最新情報などを報じる生放送『カルデア放送局 ライト版』が先日放送されました。従来の生放送よりも配信時間は短めだったものの、ライト版の名に反してかなりてんこ盛りだった新情報の数々に圧倒されました。

 マスターミッションの報酬の一括受け取りやサポートが使用された時の告知の仕様変更、そして72騎ものサーヴァントたちの宝具のフルスクリーン化(チェックしてみたところ推しのジーク君も対象に入っていてニッコリ)といった、痒い所に手が届く改善がどんどん施されているのがまず素敵でした。他にも数年ぶりの星4サーヴァント配布が、星4礼装の配布と共に復活したのが何よりも嬉しかったです。星4配布はなるべく未所持のキャラにしておきたいと考えているのですが、トリ子(バーヴァン・シー)とフェイカー(ヘファイスティオン)、どちらにするか今すごく悩んでいます。

 

 何より今回最も素晴らしいと思ったのが「青銅の苗木」。上のツイートで説明されている通り、APを消費する形で「青銅の果実」を生成し、他の果実と同じようにAP回復アイテムとして使用出来る特殊なアイテムとなっています。APを後々のためにストックして置けるので、時間のない時にAPを消費するのにピッタリというわけです。

 ゲーム内のスタミナは無料ゲームの常ですが、それをみんながみんな効率よく管理していけるわけではありません。僕自身ブログの執筆やその他リアルの事情などで中々APを消費出来ず、満タンになったまま放置してしまうことも多々あります。その問題を解決しつつ、いざという時の周回の選択肢を増やしてくれる苗木はかなりありがたいアイテムです。このような便利なアイテムを実装してくれたFGO運営に感謝したい気分です。

 年々快適さが増してくるFGO。シナリオも大詰めに差し掛かっているということで終わりが見えているからこその大胆な改善とも取れますが、ひとまずはこの快適さを大いに満喫していきたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ブラック★★ロックシューター DAWN FALL

第6話「Collapse」

 教育機関との決戦がいきなり開幕。デッドマスターにストレングス、そしてエンプレスがそれぞれ繰り広げる激戦をOPをBGMにして盛り上げる演出のおかげでいきなりテンション高めで視聴することが出来ました。(個人的にはデッドマスターVSシャーロットが1番見応えがありましたね)ただ一方で決着があっさり気味で気が付いたら終わっていた感覚だったのが惜しかったです。特に教育機関のボスである「スマイリー」は見た目の気持ち悪さの割に、大した攻撃をしないままエンプレスに倒されて拍子抜けしてしまいました。今回の戦いがこの先の戦いの前哨戦に過ぎないことを暗示しているのでしょうかね。

 他にはスマイリーに協力していた謎の少女「ルナティック」の存在が印象的でした。ストレングスたちの過去について大きく関わっているかのような口ぶりは、彼女こそが真の黒幕なのかもしれないという疑惑を抱かせてきます。シャーロットを重要な存在として回収するなど、明らかに教育機関とは別の目的で動いているのも気になりますね。エンプレスたちとルナティックの間にどのような因縁があったのか、次回明かされるのが楽しみです。

 

 

境界戦機

第18話「保護区」

 まさかのユウセイが再登場した今回は、意外な人たちの絆の形にまず驚かされました。ユーラシア軍人である「キリル・ジルコフ」は親日派というだけでなく、現地の日本人女性と交際しているなど今までありそうでなかった関係を見せてくれる奥深いキャラでしたね。妻とも関係も良好で、彼女との間に生まれる予定の子どものために未来を切り拓こうとする姿勢に好感が持てます。

 そんなキリルたちが管理している日本人保護区を北米軍から守る戦いが展開されたわけですが、守り切った結果1人の新たな命の誕生にアモウたちが立ち会うラストが素敵でしたね。前回まで守り切れなかった命に負い目を感じていたアモウが、今度は守ることが出来たことを実感して涙を流すシーンにはこちらもほろりときてしまいました。アモウが自分を許すことが出来る日はそう遠くはないようです。

 北米軍がゴーストのコピーAI搭載型のアメインを使用してきた戦闘シーンに関しては、本物ほどの対応力がないということであまり苦戦せずに勝てたようで割とあっさり目でした。それよりもシオンまでもが相手に手をかけることにならなかったことにホッとしましたね。

 

 

ヒーラー・ガール

第6話「私の下僕におなりなさい・ロシア料理でいい夢を」

 ソニアの魅力がこれでもかと詰め込まれた内容にほっこり。冒頭ではかなたちに対して少々高圧的な態度を取ってきたものの、真面目な仕事ぶりとキチンとしたプロ意識を前半の内に見せつけてきたおかげですっかり彼女の虜になってしまいました。特にヒーラーとして自分がしてはいけないことについて線引きしているのが印象的で、年齢制限というルールに抗いながらも破ってはいけないことを理解している聡明さに惚れ惚れしてしまいます。

 他にも後半の文化祭準備では、地域の人たちのために地元のロシア料理を作ろうとする姿勢に驚かされました。ソニアは強引なところも見られますが、かなたちと同じように「みんなの力になりたい」という想いが根底にあるので応援したくなりますね。

 そんなソニアに応えるように頑張るかなも素敵でしたね。巻き込まれた形でありながら与えられた仕事に真っ向から向き合う姿にこれまた惚れてしまいます。響たちにも協力してもらいつつひたむきに仕事をこなすかなと、彼女に感謝するソニアの歌に癒されるラストがまた最高でした。

 

 

パリピ孔明

第6話「孔明's フリースタイル

 これは孔明の罠だ!となった回。カベとの決戦にちょっと盛り上がった後、全てが孔明の策略だと判明する怒涛の後半に驚かされました。少なくとも前々回の時点でカベを仲間に引き入れるために仕込んでいたと思うとゾクっと来ますね。MCバトルも実質カベの精神的問題を解決するための手段として利用してしまう孔明のやり口には相変わらず舌を巻くばかりです。(一方でラップで現代での生活や英子への想いを綴っていたのが中々にエモかったです)

 そしてカベに関しては上述の通り、バトルで自分の問題を乗り越えていく様子が描かれました。最初にラップの世界に足を踏み入れた過去(彼のラップの才能を目覚めさせた佐々木君がGJすぎる)を描写しつつ、あの時の楽しかった気持ちを英子の歌によって思い出していくシーンに不覚にもウルッときてしまいましたね。孔明との戦いの中でかつての闘争心を取り戻していく姿にも興奮させられます。正直ルールとか勝敗とかよくわからなかったけど互いの本音と意地をぶつけ合うMCバトルに魅了される回だったと言えます。

 

 

古見さんは、コミュ症です。(2期)

第18話「それぞれのお正月です。」「アイススケートです。」「風邪です。」

 クリスマスも過ぎ去ってあっという間に訪れたお正月。個性豊かな正月を過ごすクラスメートたち(個人的にまけるのシーンが1番ツボにハマりました)がなじみの呼びかけによって集まって行われた初詣は見事に相変わらずのテンションでした。そんな安定したクラスメイトとの日常の後描かれた片居とのスケート回は、意外にも乙女な部分がある片居と只野によるBでLな雰囲気が展開されて思わず爆笑してしまいました。古見さんにとって最大のライバルはもしかしたら彼なのかもしれません。

 そして最大の見どころはやはり後半のお見舞い回。病人特有のネガティブ思考に陥っていた只野が、古見さんの看病によって生きる気力を取り戻していく様子に変な笑いが込み上げてきました。単純な男だなぁ、と思う一方、距離感が微妙に近くなってきた古見さんにドギマギしてしまうのも理解出来ますね。途中からそのことに気付いて恥ずかしがる両者のシーンは、見ているこちらもこそばゆくなってくる可愛さに溢れていました。それはそれとして、ラストに流れた次回予告の男子が気になって仕方がない。

 

 

 FGOといえばもう1つ、忘れてはいけないニュースがあります。メインストーリーの続きである2部7章の前に、6.5章の実装が決定されました。

 

 

 6章と7章の間に挟まっていた謎の光点の存在もあって以前から予想されていた6.5章が本当にあったのも驚きですが、それ以上に新サーヴァントとして「コンスタンティノス11世」の存在が明かされたことに驚愕しましたね。今年のホワイトデーのイベントでマイケルという偽名でシナリオに登場していた彼が、こんなにも早く再登場するとは思いもしませんでした。

 また新サーヴァントをまとめたシルエットにあの「ローラン」の存在も確認出来た話も見逃せません。アストルフォの幕間で登場して以来、実装を心待ちにしていたローランがようやくゲームキャラとして使えると思うと嬉しくなってきます。他のシルエットに関してもかの「シャルルマーニュ」や「クリームヒル」といった面々が予想されていますが、もしそれが当たっていたらこれほど喜ばしい話はありません。実装を期待されていたサーヴァントが一気に名を連ねるであろう6.5が実に待ち遠しくなってきましたね。

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーリバイス 第34話「悪魔が悪魔を呼んでいる」感想

悪魔は暗き未来を知る

未来を勝手に決めるとは、某小説家がブチギレる案件ですねこれは・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 絶望に曇る未来

 今回のリバイス「赤石長官無双」とも言うべき、長官側がやりたい放題な内容でした。長官に関しては前回の風林火山の時点でかなり衝撃的でしたが、それに負けないくらいのインパクトを見せてくれましたね。楽しそうに高笑いをする様子などは、これまでの長官の中でも特に悪役染みていたと思います。

 何と言っても朱美さんを「ギフデモス」に変貌させるラストがとてつもなくショッキングでした。何を見せられたのか「人類に未来が見えない」と朱美さんを絶望させたうえ、彼女自身の意志で死なせるよう誘導するかのような所業はかなりエゲつないです。これらを大二を絶望させるために行ったというのですから、実に人が悪いです。まるで「こうなることが人類にとって幸せである」と見せつけてくるかのようです。(ギフデモスがパッと見仮面ライダーみたいなデザインでちょっとカッコいいのがタチが悪いですね)

 

 それはそれとして、前回明かされた赤石長官とギフの契約関係について新たな掘り下げがあったのは大きな収穫でしたね。数千年前の文明の王だった長官は突如現れたギフによって人類の選択を任されたという話は結構印象的でした。(かなり突飛だった分、見入ることが出来ましたね)そのうえで人類は「戦略的退化」をしてギフのしもべになるべきという決断を決めたシーンがとんでもなかったです。ギフに任されたとはいえ、人類の裁定者を気取る長官の傲慢さがここで垣間見えた気分です。というか『ビヨンド・ジェネレーションズ』の50年後の狩崎の様子を見ていると、決断を下すのが50年早い気がしなくもない。人類の未来を勝手に見限った長官には未来の可能性を示す五十嵐兄弟の手によって痛い目を見てほしいところですが、果たしてどうなるのでしょうか・・・・・・

 他にもやはりギフについても気になることが多めです。長官に人類の未来の選定を任せたことといい、その目的がどこにあるのかまだまだ不明瞭ですね。その気になれば人類を力で支配出来ることが今回示唆されただけに、敢えてそうせずに人類側に判断を委ねるやり方に疑問を覚えます。それどころか力を与えてでも自分に抗わせようとするなど、まるで人類の進化を促しているかのようにも思えます。それ以外にも長官の選択とのズレなども見られ、何を考えているのかわからない“超然的”なものをギフから感じ取った気分です。その辺りの謎もその内明かされるのでしょうか。

 

 

  • 寂しがり屋な悪魔の不安

 そして今回もう1つの見どころだったのがバイスの不安や心配が描かれた点ですね。襲いかかってきたベイルから幸実母さんを守るために単身戦う中、ベイルに「悪魔はいずれ人間に捨てられる」と動揺させられるシーンが目に焼き付きました。自分と一輝の関係が終わるかもしれないことにかつてない不安を覚えるバイスの姿がどこか哀れに思えましたね。

 一輝の性格を考えると決して今のバイスを無下にはしないことはわかっているだろうに、ベイルの言葉に揺さぶられる辺りに彼が抱えている孤独のような者を感じ取りました。自分は悪魔だから一輝たちとは最終的には相容れることが出来ない・・・・・・そのようなことを薄々考えていたのかもしれません。その戦いの直後の一輝に縋るような態度も、そんな彼の心配を反映させているように思えます。

 

 上述の件については痛々しく思いましたが、一方でバイスの執着に関してはちょっと微笑ましいと思ってしまいましたね。何と言いますか、以前から一輝に対して「かまってほしい犬」のようなイメージがあると思っていたのですが、今回はその面がより強く表出していました。最初は得体のしれない悪魔としての印象が強かったバイスですが、蓋を開けてみれば案外可愛いところがあると思うとちょっとニヤリとしてしまいます。

 しかしこのバイスの状況自体は何とかしないといけないとも感じました。今回のように一輝に捨てられることに怯えビクビクしたままでは、彼と相棒になったとは言い難いです。戦闘でも力を発揮しきれなかったことからも、2人が対等の関係ではいられなくなっていることも一目瞭然です。バイスには一輝の後ろについていくのではなく、彼の隣で立てる相棒としての自信を持ってほしいところです。

 

 

 今回は主に「何かを諦めている」人たちの姿が見られました。人類はギフに勝てないことを悟った赤石長官は言わずもがな、絶望する朱美さんや不安を感じるバイスなど、人間・悪魔問わず勝手に見切りをつけてネガティブな未来を見てばかりいる印象が強かったです。前作の主人公なら「物語の結末を勝手に決めるな!」と怒るところです。

 全体的に敵サイドによる蹂躙の場面が多く、主人公たちがあまり活躍していなかった点も引っかかります。特に大二に関してはずっとひどい目に遭っているせいで、見ているこちらもフラストレーションが溜まる一方です。ここまで来たからには次回何かしらスカッとする展開を用意してほしいところですが、どうなるのでしょうかね。

 

 

 しかし次回は大二の受難がまだまだ続く模様。それどころかフェニックスの正義に憑かれて暴走してしまいそうな危険性を感じます。五十嵐家にまたもや波乱が起きそうでハラハラしてしまう気持ちが止まりません。

 また新しい仮面ライダーが次回登場する点も気になります。見るからにデモンズとベイルを組み合わせたようなデザインが目を引くライダーですが、誰がこのライダーに変身するのでしょうか。今回の様子や予告の映像からして光くんの可能性が高いですが、果たして・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。

2022年春アニメ&特撮簡易感想 その17

 

 

 私事ですが、ここ最近『星のカービィ スターアライズ』をプレイしています。最新作の『ディスカバリー』が発売されたのをきっかけに久々にカービィでやりたいという衝動に駆られ、姉が持っていたソフトを借りて遊んでいたのですが、あまりにも楽しくて見事にハマってしまいました。簡単な操作と親切な謎解き要素のおかげでサクサク進める点は昔遊んでいた頃とほとんど変わらず、カービィは今も昔も同じなのだと確認出来たのも嬉しかったです。

 歴代キャラを操作するモードなども楽しく(マホロアが強すぎて「もう全部あいつでいいんじゃないかな」状態になったり)、やり込み要素も多いのでクリア後も未だにプレイし続けています。この「遊ぶのは簡単、しかし遊びこむのは大変」といった塩梅は実にカービィらしいです。まだしばらくはスターアライズを楽しんでいたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

SPY×FAMILY

第5話「合否の行方」

 入学試験は果たしてどうなるのか、という前回の心配に対して「補欠合格」という形を示した今回。フォージャー一家をあまり贔屓にせず、彼らの家族愛に対する答えとしてはかなり良い落としどころだと思いましたね。(それはそれとしてよこしまなことを考えちゃうヨルさんはさぁ・・・・・・)

 そして合格したことを機にアーニャのお願いを叶えるのが物語のメインとなっていましたが、ロイドの同僚を集めて行う大掛かりなごっこ遊びには爆笑してしまいました。参加させられたスパイたちも「あの黄昏がわざわざ集めたから重要なことだろう」と勝手に納得してくれるので真実とのギャップが凄まじいです。何よりちょくちょくロイドを手伝っていた「フランキー」がいつの間にかアーニャたちの中にすっかり馴染んでいたのも面白いですね。

 他にはやはり酔っぱらったヨルが印象的でした。お酒に弱いのはまだいいとして、酔っぱらった状態でも異様に強いことには驚かされましたね。(単純な戦闘力なら彼女の方が上なのでしょうか)そんな最初から最後まで波乱のギャグ回は大いに楽しかったです。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第6話「“大好き”の選択を」

 待ちに待ったせつ菜回。前回のラストシーンをきっかけに栞子に正体がバレてしまうなど色々ありましたが、概ね順調に話が進んでいく前半の時点で見どころ満載でした。後半では何かを諦めなければいけない問題にぶち当たり、何かを諦めなければいけないことに悩むせつ菜の様子に胸が痛みましたね。同好会での頑張りに多くの人が触発されたことで生まれた問題、というのがまた何とも言えない辛さがあります。

 しかし仲間たちの励ましや協力(1期で歩夢がせつ菜から貰った言葉を彼女に返すシーンがここすきポイント)、何よりせつ菜自身の機転もあって問題を乗り越えていく描写はとても素晴らしかったです。選択を迫られた中で「何も諦めない」ことを選び、多くの人の“大好き”を巻き込んでいく様子は実に鮮烈でした。何よりもう1つの「中川菜々」の顔も大切にしているからこそ、正体を明かすせつ菜にウルッときましたね。そうして歩夢としずくの3人で組んだ「A・ZU・NA(あずな)」としてのデビューは見ていて興奮させられましたね。

 メインキャラだけでなく多くの人物が活躍していた点も見逃せません。特に他学校のスクールアイドルが続々と集結して共に問題解決に挑んでいくシーンは、本作の「仲間だけどライバル」の面をわかりやすく表していたと言えます。個人的には某沼津の堕天使と相性の良さそうな「黒羽姉妹」が印象的でしたね。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第15話「ウルトラ戦士の絆」

 ウルトラギャラクシーファイトまとめ第6回は何と言っても「ウルトラリーグ」の結成が最大のポイントでした。ジョーニアスだけでなくあのアンドロメロスまでもが参戦し、かつてない規模のドリームチームが作られていくワクワク感は何度見てもたまりません。(というかここまで戦力を集めたウルトラマン立ちにタルタロスたちは対抗出来るのだろうか逆に心配になってくるな・・・・・・)今回は仲間集めがメインでしたが、その中でもウルトラマンの交流が描かれていたのでほっこりして見ることが出来ましたね。個人的にはやはりタイガ&タイタス&フーマたちトライスクワッドの活躍も見逃せません。

 そしてマルゥル家パートではついにリクとペガの仲直りの様子が描かれてこれまたほっこり。マルゥルに叱られて申し訳なさそうに体育座りをするリクの姿には笑ってしまいましたが、ペガのために本気で怒ってくれている彼らの想いも伝わったようで何よりです。今回の本編と同じように「みんなと気持ちを合わせる」ことをリクたちも出来たようで本当に良かったです。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第76話「正義の快進撃」

 いざ敵の本拠地というところで何と休憩を始めるアバンが印象的な前半。ポップたちの焦りはごもっともですが、いざという時戦えなければ困るため、休めるときに休む姿勢はとても大切だということがわかります。(むしろ自分からお弁当を広げることで仲間たちが気にせず休めるように誘導してくれるアバンの配慮が素晴らしい)今回明かされた金と銀の二枚の羽の用意もそうですが、戦闘前の準備の重要性を説いてくれるような展開でした。

 そしてところ変わって地上での戦いはザボエラが「超魔ゾンビ」を作り出して対抗する様子が描かれました。仲間の影に隠れて暗躍するザボエラの「他者を利用する」性格をそのまま形にしたようなおぞましい誕生シーンは中々にショッキングです。そしてノヴァが発したそんな「最低の発想」を悪びれもせず実行してみせる辺り、本作のキャラの中でもある意味でブレていないと言えますね。このザボエラの小悪党っぷりはかえって愛おしさを抱いてしまいそうです。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第6話「信じるか信じないかはお前の問題」

 ユウディアスの成長ぶりにちょっと感動。今回は久々に彼のデュエルが展開されましたが、これまで学んできた魔法と罠の知識などを総動員させて戦っていく様子が実に見応え抜群でした。(しかし使用モンスターが未だに通常モンスターばかり・・・・・・彼はバニラ主体の戦術を基本としていくのでしょうか)さらにかつての上司であったズウィージョウから教えられた戦士の心得を胸に前向きにデュエルに取り組む点も素晴らしいです。好奇心と純真さを以て多くのことを吸収してきたユウディアスが、一歩一歩前に進んでいることが伝わってきました。

 しかしデュエル後のズウィージョウとの会話は一転して悲しかったですね。ラッシュデュエルを戦争の道具にしようとする上司にユウディアスが反抗し、彼の「そういうところが大嫌いなのだ」という本音を聞かされるシーンはかなり辛かったです。信頼していたズウィージョウと、これから戦わざるを得なくなっていくのでしょうか。

 あとは都市伝説の要素が実に本作らしいギャグに溢れていて面白かったですね。都市伝説を広めるだけでなく、当人もやたらデカい「平森みつ子(ひらもり・みつこ)」のインパクトは抜群でした。また都市伝説の「子どもが危ない場所に行かないよう怖がらせるために作られたものが多い」側面の説明があったのが個人的に面白かったです。

 

 

 実はカービィ以外にもやりたいもの・やり残しているものがたくさんあって中々新作に手が出せない最近のメタレドのゲーム事情。時間の都合で放置していたコンテンツを如何に消費していくかはゲーム以外に限った話ではないのですが、ゲームに関しては他のものよりも時間の拘束がキツくて結構大変な印象を受けます。買ったゲームを積んだままにしておくのはもったいないので、少しずつですがやっているのが今の現状です。

 最新の話題に乗れずにいるのは少々辛いのですが、ゲームをプレイすること自体は本当に楽しいです。流行を気にしなければどの時期のゲームでも楽しめると考え、今後もプレイしていこうと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2022年春アニメ簡易感想 その16

 

 

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 先日沖縄北谷町にてピカチュウが大量発生するイベントが行われていた模様。「めんそーれ沖縄!ポケんちゅ集合チュウin北谷」と題したこのイベントは沖縄の魅力を国内外へ発信する「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環で、約50匹ものピカチュウが集結するピカチュウ好きにはたまらない内容となっていました。

 上の動画ではその時のイベントの様子が撮影されていますが、大量のピカチュウが軽快に踊る光景がまず目に焼き付きます。着ぐるみのピカチュウだらけの絵面は正直怖いという感想を当初抱いてしまいましたが、それを純粋に喜ぶ子どもたちを見ているとそう思うのも馬鹿馬鹿しくなってきました。(動画の00:57辺りの左下、ピカチュウを前に踊る女の子が特に可愛らしいです)目の前の大好きなものをありのまま受け入れ、楽しむことの大切さをこのニュースと動画の子どもたちに教えてもらった気分です。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第109話「VSキバナ!マスターズエイトをかけた戦い!!」

 ついにやってきたキバナとのバトル。ドラゴンタイプ使いということでサトシも様々な手を講じてきたものの、それを実力でねじ伏せるキバナに早速惚れ惚れしました。しかしサトシたちも負けておらず、特にゲンガーがヌメルゴンと相打ちに持っていくまで粘ってみせたことに感激させられましたね。

 極めつけはルカリオが前回ゲッコウガとの特訓で編み出した元気玉特大はどうだんを繰り出すシーン。かつてない落ち着きを手に入れたことで冷静に戦況を見て、キョダイマックスジュラルドンを倒してみせた瞬間は爽快感抜群でした。サイトウ戦に続いてルカリオが大金星をあげたことに興奮が止まりません。

 またサトシとキバナのバトル中の会話も印象的。ダンデと戦いだけでなく、勝ちたいという意志をしっかりと確認しあう関係に思わず惹かれてしまいます。前回のキバナの描写もあって、ハングリー精神の大切さを確認させられますね。

 

 

まちカドまぞく 2丁目

第5話「かちこめ! 桃色のシャミ子奪還作戦!」

 情報の濁流に呑みこまれそうになった今回。前回知り合いになった白澤店長たちから桜さんがコアになっていることを筆頭に、次々と新事実が明かされていく前半は実に慌ただしかったです。(それらをわかりやすくまとめてくれた良ちゃんGJ)

 シャミ子が自身の記憶の中で手がかりを探す後半パートはシャミ子のトラウマ描写が目に留まりました。リリスが言っていたようにこれほど辛い過去を幼少の頃に経験していたのにも関わらず、真っ当に育ったシャミ子に改めて驚かされます。1期での桃の過去のメンタルケアのことも考えると、シャミ子は案外強かな子なのかもしれません。

 そしてラストには桃の姉である「千代田桜(ちよだ・さくら)」がついに登場!シャミ子の記憶の中から出てきたということは、10年前にコア(猫)になった桜がシャミ子と同化したということでしょうか。いよいよその辺りの謎にも触れられるようでワクワクしてきますね。

 

 

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

第5話「藤原千花は刻みたい」「早坂愛は話したい」「四条眞妃は頼りたい」

 毎度おなじみ会長と藤原書記の特訓エピソードが3期でもやってきました。今回は以前問題視されていた会長のラップの特訓をする内容でしたが、最初に藤原が会長からラップの真髄を教えてもらう流れのおかげで今までとは異なる新鮮さがありましたね。教える側と教えられる側が逆転したかと思ったら、それでいて最終的にはいつも通りの関係に収まるのもまた安心感があります。

 そして早坂の問いに答えるラップパートは異様に力の入った演出に驚愕しました。映像の暴力で殴りつけつつ、カオスな空間を形成していくやり方には愕然とする他ありません。何より原作でも印象深い「甘酸っぱい青春に憧れる早坂の本音」のシーンは、彼女の抑えつけていた感情が爆発している様を的確に表現していて感動しましたね。特殊EDもこれまた凄まじいクオリティでしたし、制作側のラップ回の思い入れの深さを感じ取ったような気がします。

 落ち着いてラストはマキちゃんの相談回その2。告白出来ないヘタレ3人があーだこーだ言いあう中で、彼女らの間に親近感が湧いてくる様子が伝わってきました。気の許し合える男友達を得たマキちゃんのウキウキ姿を見て大変癒されましたね。

 

 

処刑少女の生きる道(バージンロード)

第6話「【回帰:記憶・魂・精神】」

 アカリの豹変、そしてその理由に開いた口が塞がらない・・・・・・突如自分の能力を使いこなすアカリにまずビビり(神官たちを容赦なく消すシーンは中々にショッキング)、彼女にもう1つの記憶が存在していることが判明した回でした。もう1人のアカリはメノウに対する執着が普段よりも強くまるで別人ですが、後述の理由を考えると普段のアカリもこうなる可能性があるということでしょうか。

 その理由こそ「このアカリはメノウが自分を殺せなかった時間軸から来た」という事実。本作がまさかのループものであることがわかったと同時に、アカリのメノウに対する異様な好感度の高さに納得がいきました。他にもこれまでのアカリの言動などもメノウに殺してもらうためのお膳立てだとわかり、過去の違和感も一気に腑に落ちましたね。大好きな人に殺してもらおうと暗躍するアカリの恐ろしさに震えが止まりません。

 また今回はブチギレたモモの暴走ぶりも目に焼き付きました。傍から見ると突然泣きながら怒り出したように見えますが、メノウへのプレゼントを傷つけられたことを思うとこうなるのも仕方ないと言えます。しかしその怒りようはやはり異常で、モモのメノウへの執着もまた異様に強いと感じましたね。アカリに加えモモと、重い感情をぶつけてくる2人に対し、メノウがどのような対応を取っていくのか気になるところです。

 

 

阿波連さんははかれない

第6話「強すぎじゃね?」

 度々行われてきた阿波連さんとライドウの対決がさらに激化していくものの、この作品特有の全体的に緩い雰囲気で進む様子が実に微笑ましい回でした。水泳に卓球、ボウリングと様々な遊びの中でビギナーズラックを発揮していく阿波連さんと、色々策を弄しても勝てずにいるライドウの光景が実におかしかったです。(何かと引き分けを主張してくるライドウはさぁ・・・・・・)そんな阿波連さんもライドウ以外には勝てないのがまた面白いですね。阿波連さんはライドウ特攻なのかな?

 そして記憶を失った阿波連さん・・・・・・ではなく、弟の「れん」くんが登場した後半も印象的。甘えたがりの可愛い男の子ですが、一方で変な勘違いをするライドウをからかう小悪魔的要素も備えているので早速彼に惹かれてしまいました。可愛らしさと油断出来ない部分を持ち合わせている、という点はどこか阿波連さんと似ていて、ある意味で姉弟らしいと思いましたね。

 

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(ハート)

第6話「理系が恋に落ちたので証明を終了してみた。」

 勝った!第2期完!!リケクマ「もうちょっとだけ続くクマよ」1話と酷似したシチュエーションから始まったかと思ったらかつてないほどラブラブなデートを繰り広げる雪村と氷室にまずびっくり。しかし氷室が「“好き”を決めるのは個人の恣意的条件」であることを雪村に教えるシーンに一気に引き込まれました。視聴者からすれば当然の理屈に気付くのにどれだけかかっているんだ、と思ってしまいそうですが、彼らにとっては青天の霹靂であることは容易に想像出来ますね。

 そして各特徴を列挙していく雪村(『ファ美肉おじさん』で似たようなの見た!)に笑いつつ、互いに相手のことが好きであることを自分なりに証明していく様子には終始ニヤニヤさせられました。実験関係なく好意を隠さなくってきていることはもちろんのこと、恋という不確定なものにも一定の理解を得てきた雪村の変化などが特に微笑ましく思えますね。1期のEDを流しつつ本格的に結ばれたバカップルに思わず祝福を送りたくなる回でした。まぁその直後に次なる“好き”の実験を始めるのですが・・・・・・

 

 

 さてポケモンといえばアニポケがいよいよ大詰めに差し掛かっていることも忘れてはいけません。上述のキバナ戦を勝ち抜き、マスターズエイトにまで登りつめたサトシがいよいよトーナメントに挑むと思うとワクワクが止まりません。

 サトシ以外のマスターズエイトのメンバーも興味深いです。サトシとダンデを除けば各地方のチャンピオンが揃っている(サトシはアローラチャンピオン、ダンデはガラルチャンピオンとして捉えることも出来ます)中、アランが彼らと名を連ねていることに驚かされます。カロスリーグでサトシと覇を競い合った彼がここまで来ているというのが何とも感慨深いです。アニポケシリーズの集大成となるであろうこの戦い、早く見てみたいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。