新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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2021年夏アニメ簡易感想 その8

 

 

 本日7月30日はスマホゲーム『Fate/Grand Order』が配信された日。そしてFGO6周年を迎えた日でもあります。去年も書いた気がしますが、まさかここまで続く人気コンテンツになるとは思っていませんでした。

 僕がFGOを始めたのは2018年の3月、つまりもう始めてから3年以上になるわけですが、今でも続けられていることに自分でもちょっと驚いています。やはりゲーム性以上にキャラクターの魅力に惹かれているのでしょうか。ガチャなどは渋いままですが、低レアでも活躍出来るなど個人的に好ましい要素も多く、何だかんだで毎日コツコツ楽しめていると思います。この先も何だかんだでFGOを続けていくのだろうな、とつくづく感じますね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ラブライブ!スーパースター!!』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

 

 

探偵はもう、死んでいる。

第4話「その瞳に見えているもの」

 忘れていたよ・・・・・・これ能力者バトルものでもあるんだった・・・・・・隠されていた唯の左目こそがサファイアである真相に驚かされ、透視能力まであることが判明しさらに度肝を抜かれました。眼帯の下には何かあるとは薄々思っていましたが、コウモリのような特殊能力が出てきたのは予想外です。君塚の推理そのものは割と納得がいくだけに唐突な能力にはやはりギョッとしますね。

 しかし唯が君塚たちを嵌めた理由やこの左目への想いはしっかり描かれていました。両親が遺してくれたものを守るのに必死でいる彼女の感情が表に出た時の涙は印象的です。アイドルをはじめとした様々な顔を使い分ける少女の過酷さが強く伝わってきました。

 それだけに唯に手を差し伸べる渚には救われましたね。事件の真相を解くまでしか出来なかった君塚に対し、他人の心に寄り添える渚がここにきて活躍してくれてホッとしました。最初はどうなることになるのかと心配した2人ですが、お互いに足りないものを補っているコンビになりつつある、と感じさせてくれます。

 

 

かげきしょうじょ!!

第4話「涙の上書き」

 キモオタさんカッコいい・・・・・・愛に対する罪悪感から彼女に謝りたいと行動するなど、予想通り悪い人ではないキモオタさんに感動しました。終盤の愛を助ける見せ場など、自身の身を一切省みない姿に惚れ惚れします。引きこもりを脱却出来たきっかけである愛への想いはアイドルオタならではのものでしたが、彼なりの誠意が伝わってきて素晴らしかったです。

 愛は前半助けに来たさらさに対する感情的な態度など不安定な様子を見せましたが、自分を助けてくれたキモオタさんへの感謝を伝えようとする、自身の不安定さに抗う様子が見られました。普通にハンカチを渡せず涙を流す姿は簡単に変えることは出来ない過去とトラウマと戦う彼女の心情が伺えましたね。

 そしてさらさに関してはいつものように誰とでも仲良くなるコミュ力を見せてくれたと思いきや、愛との喧嘩に戸惑う未熟さも見せてくれてほっこりします。(まだ友達になっていないのに「絶交」と言ってしまうのが微笑ましい)それでいて「忘れたい嫌な思い出を楽しい思い出で上書きしていく」という彼女の考えには一抹の闇を感じました。そのことを語るシーンではさらさの顔が一切見えない演出がされており、彼女にとっても“忘れたいもの”が存在していることが予想されます。メンタルが強そうに見える彼女が抱える傷もその内明らかにされるのでしょうか。

 

 

うらみちお兄さん

第4話「エンドレス猛暑」

 「楽しい夏の日」の撮影を真冬の海で行うという狂気の冒頭から始まった今回。視聴者的には現実が夏のタイミングなのでイマイチ寒さが伝わってきませんが、かわりにしんどい状況でも笑顔を保ち続けなければいけない裏道たちの悲惨さはしっかりと理解出来ましたね。また裏道と兎原の関係も変わらず、スイカに似せた冬瓜を割るシーンの兎原の「教育番組の皮を被ったドSの享楽番組」という言葉にフフッときます。

 後半は前半の撮影のせいで池照や熊谷が連続で風邪をひくストーリーでしたが、足りない人員を補おうとしてさらなるカオスが広がる展開に笑いが止まりませんでした。クマオくんの中身の違いに気付くなど子どもの勘の良さも描かれていて面白かったです。ジョキンダーがいないことに物足りなさを感じるバイキンダーのキャラに惹かれたのですが、直後戻った裏道に「何かに固執しないとポリシーすら貫けない腰抜け」呼ばわりされたのでちょっと複雑な気持ちにさせられましたが。

 

 

小林さんちのメイドラゴン S

第4話「郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です)

 今回はドラゴンたちそれぞれの生き方が描かれました。次第に会社の仕事に慣れてきたエルマですが、人間たちの世界と歩調を合わせることはまだまだ出来ておらず、トールとのやり取りも含め実に微笑ましかったです。ルールに厳しいエルマよりも、ある程度緩いトールの方が人間社会に馴染めている構図が非常に興味深いです。そしてある意味ではトール以上に今の生活を堪能しているファフニールのオタ芸で笑いが止まらなくなりました。

 そんなトールも後半は遊園地の在り方について真剣に悩んでいるのがまた面白いです。小林さんとのデートで「何が楽しいのか」と大真面目に考えるトールと、深くは考えず直球で楽しむカンナたちの姿は実に対照的でした。前半の話と合わせて、深く考えるよりもありのままを楽しむ余裕も必要、というメッセージを感じ取りましたね。

 

 

SDガンダムワールド ヒーローズ

第17話「騎士の矜持」

 8話以来となるナイトワールド回はアーサーの威厳が最高の一言劉備たちを受け入れただけでなく、決闘(デュエル)で願いを聞き入れてくれる度量の深さ、さらにマーリンに化けた司馬懿の策略を見抜く慧眼と以前登場した時以上のハイスペックぶりを見せつけてくれました。特に劉備との決闘では圧倒的な力を見せつつ彼の成長を促す発言をしたことに感動します。劉備もまだまだ成長の余地があることを示してくれましたね。

 他に印象的な要素と言えば悟空ですね。以前は劉備に対してツンケンした態度を取っていたものの、今回彼のために怒ったり彼のピンチに駆けつけようとするなど劉備への信頼を感じさせるシーンが多く見られました。中でも決闘中の劉備を助けようとして諸葛亮に止められるシーンは彼の優しさと若さが同時に堪能できましたね。諸葛亮に教えてもらった「信じているからこそ助けない」言葉の意味を知って成長する時が楽しみです。

 

 

 

 FGOと言えば、終局特異点の映画が今日公開されましたね。正直「あれ、もう公開されたの!?」とちょっと面食らっています。6章の映画を観に行ってからまだ大して時間が経っていないように感じるだけに、時の流れの早さを改めて思い知りました。

 いつ観に行くかはまだ不明ですが、なるべく早い段階で見て今度こそ早く感想を書きあげたいなぁ、と考えています。有言実行になるかはまだわかりませんが、待っていただけたら幸いです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

ガンダムビルドリアル 感想(簡易総評)

少年たちよ、立ち上がれ

ままならない現実(リアル)に負けず、彼らは創造(ビルド)し続ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガンプラを題材にしたガンダムビルドシリーズの最新作として製作された『ガンダムビルドリアル』。ビルドシリーズどころかガンダムシリーズ全体からしても珍しい連続実写ドラマという方式*1で動画が配信されたことには衝撃を受けました。実際のガンプラを映していくやり方はガンプラの販促としては理に適っていると言えますが、それでも前例のなかったのでどうなるのか、と思いましたね。

 配信中のことに関しては1話が公開されて以降のスケジュールがはっきり明かされなかったうえ、突然YouTubeからバンダイチャンネルに配信場所を移したと思ったら結局YouTubeに戻ってくるなど裏側で何かゴタゴタがあったであろうことが察せられる事態が多く少々困惑させられました。先程も書いたように初めてのガンダムドラマということもあって若干不慣れなようにも感じられましたね。

 とはいえドラマそのものは面白かったです。CGのクオリティもさることながら、過去のビルドシリーズにはない要素が満載で非常に楽しめました。今回はそんなビルドリアルの印象的だったストーリー要素について書いていきたいと思います。(※過去のビルドシリーズと比較した発言が度々出てきます。ご了承ください

 

 

  • 等身大のリアルな少年たち

 まずあげておきたいのが主人公の「ヒロ」をはじめとした登場人物たちについて。本作では高校生である主人公たちがガンプラバトルのチーム「ブライト」を組んで大会制覇を目指すわかりやすい物語なのですが、その途中で繰り広げられる仲間たちとの不和や衝突がメインだったと言えます。共にガンプラ製作とバトルの特訓に精を出す中ですれ違いが少しずつ積み重なっていき、それがメンバーの1人「颯太」の脱退をきっかけに爆発していく流れには戦慄しました。(そもそもが仲間と組んだガンプラが紛失したことをきっかけに解散してしまった過去から始まっていますし)ちょっとした不和が最終的に大きな衝突を生むストーリーは見ていて辛いと感じる時もありましたが、それ以上に興味深かったです。

 かつての仲間たちと再びチームを組むことで生まれた諍いは、感情を溜めこみがちな思春期の少年たちだからこそ起きたものだと感じました。感じたことや思ったことをストレートに言葉に出していたあのころとは違い、心と体が変化していく過程で思い悩むことが多くなった高校生に小学生時代と同じ関係で付き合っていくことが如何に難しいかがよく出ていました。中でも颯太やタクミはそういった描写が一際多く、良くも悪くも小学生時代とあまり変わらないヒロとの関係にひびが入っていくような演出がいくつか見られましたね。

 そしてヒロは小学生の頃と変わらない、直情的な性格が特徴的な少年でした。他と比べても精神の成熟が遅いからなのか、劇中では度々思ったことをすぐ口に出し、それが原因で仲間たちとの仲が険悪になっていく様子が度々描かれました。他のメンバーが子どもの頃とは同じでいられないことに悩む中、あの頃と同じノリで絡んでくるヒロの存在はかなり厄介だったと言えます。

 

 そんな問題児だからこそ、颯太の件やタクミとの衝突を経て少しずつ変わっていく様子が描かれていたのが素晴らしかったです。サツキら異性との付き合い方に戸惑い、ガンプラで勝てないことに悩み、仲間たちとの不和について考えていきながら一歩一歩成長していく姿は微笑ましくもあり、感動的でした。特に5話のサツキと会話するシーンで見せた「ガンダムの大きさと自分の悩みを重ねていく」描写には感心します。ガンダムを通じて自分の抱えている問題に自分なりの決着をつけていく内容は非常に良く出来ていました。

 同じように颯太とタクミに関してもきちんと決着をつけたのが素晴らしかったです。特にタクミは過去の事件からずっと仲間たちに対して後ろめたさを感じていた中、自分なりの決着をつけることで颯太や今泉との関係にも折り合いをつけていく展開を見せてくれました。他のチームに移籍してしまった颯太を責めるでも呼び戻すでもなく、彼の選択を尊重したうえで後悔させることで後腐れをなくすラストには驚かされましたね。迷い続けたからこその答えがはっきりと示されていたと思います。

 未熟故に間違いをしてしまい、その結果不和を生んで衝突してしまう・・・・・・しかし自身の間違いを認めて一歩一歩前に進んだからこそ成長していく・・・・・・そんな様子が6話をかけてじっくりと描かれていました。子どもから大人へと変わっていく途中の不安定な時期の少年たちならではの、等身大のリアルな物語だったと言えます。

 

 

  • 「好きだからこそ本気になれる」とはどういうことか?

 前述の通りビルドリアルは思春期の少年たちの物語だったのですが、個人的には同時に「“好きだからこそ本気になれる”という言葉の競技的側面」ついて追及していたと感じました。ビルドシリーズの元祖である『ビルドファイターズ』にて発せられた名台詞*2であり、シリーズ全体を象徴しているこの言葉は、「趣味の領域で遊びに過ぎないからこそ、人は好きなものに本気で取り組める」というホビーアニメとしても理想的な“夢のある”考え方と言えます。そんな中本作はこの言葉に対して、ある意味でリアルな領域に足を踏み込んでいくような物語を展開していきました。

 まずビルドリアルの世界におけるガンプラバトルはeスポーツとしての扱いがされているのが特徴的。全国規模で大会が開催される点はアニメと同じですが、それに取り組む人物たちが織り成す人間模様はかなりシビアでした。その象徴ともいえるのがライバルチーム「モンストル」の存在です。リーダーの「白星」はチームを強くするために財力などを惜しまない一方、基準を満たせない相手を追い出したり逆に颯太のように有能な人材を引き抜いたりするなどかなり夢のない手段ばかり行っていました。

 

 しかしこれが悪いことかと言われるとそうではないとも思えます。スポーツの世界においてメンバーの交代や引き抜きは当たり前のように行われている行為であり、ガンプラバトルがeスポーツになった以上当然の流れだったと言えます。スポーツとして洗練されていくからこそ、勝つことの重要性とそのために必要な努力が描かれていったのでしょう。遊びに対して本気になった結果、競技的志向に向かっていく・・・・・・現実のeスポーツでも見られる光景が本作では展開されていました。

 同時に颯太が抜けたことでチームに穴が開いたブライトのメンバーがと悩み続ける様子が描かれていった点も興味深いです。上記にもある通り小学生時代と同じノリでやってきたからこそ生まれる不和がブライトでは見られましたが、同様にあの頃のように遊びのままではいられないことが克明に示されていました。勝つために本気で取り組んでいる相手チームの練度に圧倒され、そのうえ颯太が移籍してしまう事態に戸惑いながら「勝つためにどのようなことをすれば良いのか」と自問自答していく展開は思春期の少年たちの悩みのようです。子どもと大人の間で揺れ動くのと同じように、遊びと勝利の間で苦悩する物語がそこにはありました。それ故に3話の女子チームのような「勝利を追求しながらでも自分の“好き”を示している相手」とのバトルを経て自分なりの自由な答えを出していったのだと思います。

 遊びとはいえ真剣勝負である以上、そこにはシビアな選択が介在している。本作ではその問題を強く示しつつ、主人公たちらしい答えで解決していきました。「好きだからこそ本気になれる」とは言うものの、本気になるにはどうすればよいのか?ただ単に好きでいれば勝てるものなのか?本気になれなかった者はどうなってしまうのか?そういったアニメではなぁなぁにされてきた“都合の悪いこと”にビルドリアルは真摯に目を向けていったと言えます。アニメのような爽快なストーリーを期待した人ほどショッキングな内容だったかもしれませんが、僕個人としては非常に楽しめました。「遊びの捉え方」に対する新たな切り口を見せてくれたことには感謝したいですね。

 

 

 アニメとは全く異なるアプローチでガンプラバトルを示し、新たな可能性を広げてくれたビルドリアル。実験的な作品でありどうなっていくのか予想がつかない展開にワクワクさせてもらいましたが、それとは別に少々引っかかる点もいくつか見られました。(ここから先は批判が多いので見たくない方はブラウザバックを推奨します

 

 まずストーリーに関して爽快感がなかったこと。こちらに関しては上記のストーリー展開上仕方なかったとはいえ、視聴してスッキリしないことが多かったです。考えさせられる内容だった故に、難しく考えず楽しめるストーリーを求めていればいるほどモヤモヤしてしまう結果に終わってしまった印象が否めません。

 他にもガンプラバトルの描写に関してはCGのクオリティに驚かされた一方、全体的にあまり動かない機体の絵面にはがっかりさせられました。起動する瞬間の動作などは重量感たっぷりでしたが、いざバトルが始まるともっさりとした動きが多くスピーディーな要素はあまり見られませんでした。実写の風景に自然と溶け込むほどのCG故仕方がないと思うところもありますが、アニメのようなバトルが見たかった身としてはとても残念です。この辺りはまだまだ映像作りの経験不足のようにも感じられるので、場数を踏んでいけば想像通りの映像が見れるかもしれないと期待しておきたいですね。

 

 

 というわけでガンダムビルドリアルの感想でした。初の連続ドラマということでどうなるかと不安になりましたが、いざ見終わってみればとても楽しめる作品でしたね。アニメのビルドシリーズのような作品を期待していた人にとっては「これじゃない」という感想を抱くかもしれませんが、ガンダムガンプラを通じて困難を乗り越え、強くなっていく少年たちの物語は間違いなく「ガンダムビルドシリーズ」だったと僕は思います。

 

 さてドラマは既に終了しましたが、ビルドシリーズは今度はスマホゲームであるガンダムブレイカーモバイル』の映像化などで少しずつ続いていく模様。どんな形であれ、シリーズが継続されていくことはいいことです。そうして続けていけばまた新たなテレビアニメ、ひいてはビルドリアルに続くドラマシリーズがいつかは展開されていくことでしょう。その時を楽しみにしつつ、これから先もビルドシリーズを応援していきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

 

↓以下、過去の感想が書かれた記事一覧です。

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*1:連続実写作品としては『G-SAVIOUR』といった前例があるが、ガンプラを題材とした実写作品は本作が初である。

*2:ガンダムビルドファイターズ』第6話参照。

ヒーローと悪魔が相棒(タッグ)・・・つまり最強!(雑記 2021.7.27)

 

 

 

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 本日仮面ライダー50周年記念作品となる新仮面ライダー仮面ライダーバイスの製作が正式に発表されました。以前の記事でも書きましたが、「悪魔と契約したライダー」という要素が実に魅力的です。

 

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↑リバイスの情報の最初の反応に関してはこちらの記事を参照。

 

 本作における悪魔は「もう1人の自分」という設定とのこと。若干イマジン味溢れる悪魔と契約し、1人で「仮面ライダーリバイ」と「仮面ライダーバイス」の2人のライダーに変身するという方式に度肝を抜かれます。また基本邪悪なイメージを抱きがちな悪魔をヒーローとして据える作品は『デビルマン』を筆頭にたくさんありますが、バイスでは悪魔をどのように扱っていくのか気になるところです。

 

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 さらに変身アイテムがスタンプ(ハンコ)である点が興味深いですね。様々な業界でハンコの撤廃が進められている昨今、敢えて時代の流れに逆らって取り入れていくスタイルに惚れ惚れします。変身する際、主人公の「五十嵐一輝(いがらし・いっき)」がスタンプにハァー、と息を吹きかけるプロセスがどこか懐かしく感じられていいですね。変身ベルトに関してもスタンプ台部分に押したスタンプの刻印が浮き上がるギミックに驚かされます。(恐らくは幼児向けの「お絵かきボード」のように磁石を利用しているのかと思われます)

 そして例によって本作のコレクションアイテムとなっているスタンプですが、下の動画の映像を見て驚かされました。

 

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何と様々な生物と歴代ライダーの力を宿した形態に変身するというもの。実は歴代ライダーの力を使ってフォームチェンジするのは中々に意外な情報でした。調べたところによるとベルトを開発した「ジョージ・狩崎(かりざき)」は仮面ライダー、それも平成ライダーの熱狂的なファン”でそれをイメージした能力をスタンプに込めた、という設定のようです。本作の世界では仮面ライダーは普通に放送されているということでしょう。

 そんなスタンプの中でも「ディケイド+メガロドン」という組み合わせのスタンプを使って変身したフォームがまんまディケイドのビジュアルであることに笑ってしまいます。そのうえリバイとバイスが組体操の如く合体してモチーフの生物になる技にも驚きつつ爆笑してしまいました。ファイナルフォームライドから始まったライダーの変形ネタもついにここまで来たのか・・・・・・とちょっと感動も覚えてしまいますね。

 

 

 ライダーとしてのギミックについて一通り把握した後は、主人公を取り巻くメンバーや予想されるストーリーについても触れていきたいと思います。

 まず本作は主人公に弟と妹、それに両親といった家族がキチンと存在している点が目に留まりました。見たところ家族仲も円満で幸せそうな生活を送っている主人公に、悪魔の「バイス」が介入してくることで一波乱起きる模様です。

 ここまでの情報を見て、本作は「家族愛」がテーマになっていくのだろうと思いましたね。ライダーの主人公としては珍しく家族が健在で何不自由なく暮らしている一輝にとって、ライダーとして戦う動機は「悪魔から家族を守るため」になるのが目に見えています。しかもただ円満家族で終わるのではなく、弟の「大二(だいじ)」が政府の特務機関に所属している情報や今後ライダーに変身していくことを匂わせている点(兄弟ライダー誕生にワクワクしてきます)から、兄弟で争うことも想像されるのが面白いです。

 同時にバイスの存在も気になります。人間の家族にとって明らかな異物である彼がどのように受け入れられていくのか、一輝とどのようにコンビとして打ち解けていくのかが見ものになっていきそうです。個人的に「種族が異なれど家族になれる」ことにも触れていくのだと思います。様々な困難が起きることが予想される中、そのうえで主人公と守るべき家族との絆をどう描いていくのかが本作のキモになっていくのでしょうね。

 

 脚本を担当してくれるのは木下半太(きのした・はんた)氏。小説家であり、同時にドラマに俳優として出演したり監督として映画を撮ったりしている中々にマルチな人物です。代表作である『悪夢のエレベーター』は昔ドラマ化されたりしています。個人的には月刊ヒーローズで連載していた漫画『BABEL』の原作者という印象が強いです。

 特撮作品の脚本は本作が初となるようですが、この人の著作をほとんど読んだことがない身としてはどのようなことになるのか全く予想が尽きません。とはいえ小説畑の人がどのようにライダーの世界を表現してくれるのか、という期待感はあるので何だかんだで楽しみです。

 

 

 というわけでリバイスの所感でした。製作発表会のアットホームな雰囲気や、バイス役の木村昴(きむら・すばる)さんの凄まじいマシンガントークにはかなり楽しませてもらいました。他には出演者の人たちのサプライズ小話が印象的でしたね。去年の『セイバー』の製作発表の時も感じましたが、ライダーに出演決定した報せはどうもサプライズで知らされる、という話が多いようで中々に面白いです。あとは敵に攫われたかと思ったら何事もなかったかのように戻ってきた司会の宮島さんにも笑わせてもらいましたね。

 しかし9月にリバイスが始まるという情報を知って、もうすぐセイバーが終わってしまうことを実感してしまいました。あと4回で終わることに去年同様一抹の寂しさを覚えます。結構思い入れの深い作品になったので別れが惜しくなってしまいますが、最後までキチンと見届けてリバイスに備えたいと思います。

 そしてリバイスと言えば現在公開中の『スーパーヒーロー戦記』にて同時上映されている情報も気になります。スーパーヒーロー戦記自体も楽しみにしているうえ、リバイス本編を見る前の予習にもなるであろうことから絶対に見ておきたいです。

 

 

 仮面ライダーが誕生して50年。『クウガ』から毎年見続けてきた僕にとってもいつの間にかそこまで時間が経ったことに驚きを覚えます。歴史の長さに感嘆を覚えつつ、50周年記念となるリバイスがどうなるのか、その先もどうなっていくのか期待と不安が入れ混じってきます。しかし何だかんだ言いながら全ライダーに愛着を抱き、全ライダーを楽しんで見てきたので、リバイスも問題なく楽しめるだろうという自信はありますね。この先どんなことがあっても仮面ライダーを好きでいることは間違いないので、僕メタレドは今後もライダーを楽しんでいきたいと思います。

 

 

  ではまた、次の機会に。

2021年夏アニメ簡易感想 その7

 

 

※冒頭が少々ネガティブな話題になっているので閲覧注意

 

 

 

 

 

 再来週の8月に発売を控えている20thクロニクルデッキの収録カードが順次公開されていき、そのカードに一喜一憂している今日この頃。(昨日公開された上記の新カード《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》は中々いいですね。呪文側のネーミングが「スーパーヒーロータイム」からきているのも素敵です。)僕も以前から楽しみにしていたクロニクルの情報に心躍らせていますが、一方でボルシャック側の収録カードに少々不満を感じ始めてきました。

 

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↑クロニクルデッキへの期待の感情に関してはこちらの記事を参照。

 

 アウトレイジ側との明らかなカードパワーの差もありますが、それよりも気になるのがボルシャックデッキのコンセプトが予想とは異なっているかもしれない点。過去のボルシャックを軒並みツインパクト化したり、ボルシャックの名前を持った潤滑油的カードが次々と明らかになってきますが、肝心の切り札となるボルシャックの存在が不在ということにどうしても引っかかってしまいます。コロコロで能力が判明した《ボルシャック・決闘・ドラゴン》に関してもさらなるボルシャックを展開するためのカードであって、切り札らしいかと言われるとちょっと首を傾げます。

 ボルシャックにはそういった切り札へと繋ぐ存在が必要だというのはわかりますが、個人的にはそれ以上に強力なフィニッシャーになりえるボルシャックがほしいと常日頃から思っています。大量にボルシャックを展開していくのもいいですが、出した瞬間勝負を決してくれる、そんなヒーロー性溢れるボルシャックがほしいと思ってしまいます。新規のほとんどが判明したであろう現状、《ボルシャックライシス・NEX》のような大型ボルシャックの再録に期待したいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第74話「ダークライ 真夏の夜の夢

 待ちに待ったヒカリ回がついにやってきました。かつての彼女を見てきた身としては相棒のポッチャマ共々非常に懐かしいです。大雑把でやや楽観的なところは相変わらずながら、旅に慣れないコハルを引っ張ってくれるしっかり者の一面も見せるようになったことに感動してしまいました。ポッチャマも変わらずおっちょこちょいで可愛かったですね。

 今回のもう1人の主役であるコハルに関しては、家族と一緒ではない旅行に対する気持ちが印象的でした。イーブイと2人だけで進むワクワク感と、どうすればいいのか迷う戸惑いの両方が描かれており、知らない世界に足を踏み入れる子どもの繊細な感情がよく表れていましたね。寄り道ばかりするヒカリに怒る生真面目さも誰も頼ることの出来ない状況からくる焦りと責任感からきているものだと思いました。ヒカリとのやり取りを経て肩の力を抜いていけるといいですね。

 そしてダークライを追うサトシ&ゴウのパートでは2人が見た「サクラギ団」の悪夢に爆笑してしまいました。ロケット団の名乗りを丸々再現するキクナとレンジ(あとそれぞれニャースソーナンス枠に収まっているワンパチとバリヤード)だけでじわじわくるのに、サクラギ博士の悪人顔の破壊力のせいで腹筋が痛くて仕方ありません。ダークライに関しては自身の能力のせいで周囲に悪夢を見せてしまっているだけで、故意に行っているわけではないのだろうなぁ、と思いましたね。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第5話「綿明し編 その弐」

 旧作からずっと気になっていた「魅音雛見沢症候群を発症するとどうなるのか」をはっきりと描いてくれた今回。圭一へのほのかな恋心をきっかけに徐々にメンタルが崩れていって、少しずつ彼を脅かす敵の存在を疑うようになる様子を見せられて戦慄しました。水面下で淡々と狂っていくかのような描写は怖かったのですが、愛する人への感情が暴走する中での発症という点ではちょっと可愛らしかったですね。この辺りは詩音とそっくりです。

 そんな詩音を絞殺するシーンにも驚愕しました。魅音にとって圭一を危険に晒した張本人ではあるのですが、本人も知らず知らずのうちに絞め殺してしまった、という結果が生々しくて恐怖を覚えます。(それでいて殺してしまった相手への責任感を持って動く辺りが面白いです)詩音に関しては目明し編などで大暴れしていた頃とは異なり非常に弱々しかったのが意外でしたが、案外魅音の前ではこういった気弱な面を見せる時もあったのでそこまで違和感はありませんでしたね。

 あとはやはり富竹と鷹野の逃走劇がはっきりと描かれた件が面白かったですね。去年話題になった「富竹トラック」の真相がここにきて明らかになって驚きました。理由付けも納得するのですが、2人が堂々と軽トラを盗むという絵面だけで不思議と笑いが零れてしまいます。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第4話「Bal masque-仮面が嗤う夜-」

 この手の作品における「吸血鬼の吸血シーン」ってどうしてこう、色っぽいんだろうな・・・・・・今回はドミニクの血を吸うノエやヴァニタスの血を吸うジャンヌなどに若干気恥ずかしさを感じてしまいました。血の誘惑に逆らえずに思わず吸ってしまうような描写が多いことから、吸血衝動こそ彼らを人とは異なる吸血鬼たらしめる要素なのだと考えられますね。

 それでいて血を吸う以外に関しては人間と特に変わりない点が面白いですね。冒頭語られたノエの先生らしき人物の説明からしても、本作における吸血鬼は「恐ろしい怪物」ではなく、「別種の人間」ということがよくわかります。

 また今回ようやくヴァニタスの目的が明らかになったシーンが印象的でした。彼にとって吸血鬼たちの救済は“目的”ではなく“手段”、全ての吸血鬼を憎む蒼月の吸血鬼(本来のヴァニタス)への“復讐”の道具でしかないという情報には驚かされます。果たしてヴァニタスは先代ヴァニタスにどのような恨みを持っているのか、そしてそんな復讐心を抱きながらどのような心情で“ヴァニタスの名”を名乗っているのか、主人公の抱える闇の深さに興味津々です。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X

第4話「色っぽい執事と仲良くお茶をしてしまった・・・」

 何かと一緒にいる相手を攻略してしまうことに定評のあるカタリナですが、今回は何と自分を攫った首謀者とも仲良くなってしまいました。誘拐された身でありながら、黒幕の手先と徐々に打ち解けていく様子は中々に面白かったです。

 ルーファス(ソラ)の壮絶な少年時代(この世界カタリナの周辺以外は割と悲劇的な話多いよね)に「カッコいい」という感想を抱くカタリナと、そんな彼女に絆されていくルーファスが印象的でした。カタリナからすれば周囲に縛られない生き方カッケーといったところなのでしょうが、ルーファスにとってはかつて様々なことを教えてくれた男と同じように、自分の存在を肯定してくれるに等しい言葉だったのかと思います。カタリナに対して好感を抱くのも納得がいきますね。

 そんな新たなライバルが出現したことに焦ったジオルドがカタリナにキスするラストには衝撃を受けました。公衆の面前でいきなり唇を奪うのはどうかと思いますが、ここまでカタリナ関連で不遇気味だったことを考えると個人的にはジオルドを応援したくなりますね。あと驚愕する周囲の中で若干むっつりスケベ的反応を示したソフィア(手で顔を隠しているようで隠してないのはスケベポイント高い)が地味にここすきポイントだったりします。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第41話「最強の剣」

 ついに来ましたダイの最強武器「ダイの剣」のお披露目回。着飾らないストレートな名前、いざという時にしか鞘から抜けない仕様、そして圧倒的なパワーなど、素敵な要素満載で実にカッコよかったです。(名前に関しては昔は色々不満もありましたが、今となってはかなりカッコいいと思えますね)鬼岩城とのバトルでも内部から破壊するシーンのド迫力な構図に胸打たれながら、瓦礫の中から勇ましい姿で現れるダイに惚れ惚れしました。前回に続く超作画も相まって大興奮で見ることが出来ましたね。

 他にも素顔を見られたことに関してブチギレるミストバーンが面白かったですね。顔を見ていないポップに対しても八つ当たり気味に痛めつける激昂ぶりはこれまでの寡黙なイメージとは真逆の様相を呈していました。特にヒュンケルを相手にしている時の怒りと愛着が入れ混じったかのような態度が興味深いです。意外と激情家な面があるミストが見られて良かったです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第58話「交差する運命」

 以前から怪しく暗躍していた「ゴーハ・ユウオウ」とのデュエルがついにスタート。劇団モチーフのカードを使ってくることから『ARC-V』がモチーフのようですが、他人は全て自分の劇を盛り上げるための道具として見ているかのようなユウオウのキャラクターが元ネタ以上にヴィランらしくて面白かったです。(遊矢というよりもデニスっぽいです)それでいて逆転の女神といった懐かしカードまで使ってくるのがまた興味深いですね。

 そしてそんなイメージを全て吹き飛ばしたのが「フュージョン召喚」。OCGの融合召喚にあたる新召喚法が出てきて度肝を抜かれました。(「フュージョン」とカタカナ表記なのはシンクロやエクシーズを意識してのことでしょうか)モンスター同士を融合させて誕生したメタリオン・アシュラスターが「サイボーグ族」なる新種族まで引っ提げてきた点も驚きです。この新召喚に遊我たちがどう立ち向かうのか、はたまた彼らもフュージョンを習得するのか今後が楽しみになってきました。

 他にはラッシュデュエルロボが取れた腕を付け直すシーンが印象的でしたね。これまでひたすら突っ立っているか無理矢理踊らされているかしていなかったロボが自力で動いた時には驚きました。何より心を持たないロボットが自分の意志を見せるようなシチュエーションが大好物なのでちょっと感動しながら見てしまいましたよえぇ。

 

 

 クロニクルデッキに関しては今日発表された情報は衝撃的でしたね。

 

 

 墓地ソの切り札である《暴走龍 5000GT》がまさかの再録枠。過去何度か再録されてきたのですが、ついにデッキに収録されるというのは中々にすごい事態です。墓地ソを組んでみたいけど5000GTが高くて手が出せなかった人にとって朗報と言えるのではないでしょうか。

 そしてこのおかげでボルシャック側にもこういった高額カード、上記でも触れたボルシャックライシス辺りが収録される可能性が高まったのも嬉しいところ。収録されないかもしれないという一抹の不安もありますが、一緒に発売してくれるならアウトレイジに負けないくらい豪華な内容になるはずだ!と期待したいです。マジで頼むぞタカトミ&ウィザーズ・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キング! 第15話「ドキンダムの弱点を探れっ!あのデュエマウスは今…」感想

昔も今も、夢を追ってぎゃっはー!!

落ちぶれても相変わらずのデュエマウスに安心した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 落ちぶれデュエマウスの復活劇

 今回のデュエマキング!は待ちに待ったデュエマウス登場回。ドキンダンテ攻略のため、ドキンダムXについて知っているかもしれないバサラを探すことになったジョーたちが(ジョーがバサラのことをきちんと「師匠」呼びしているのが良き)、バサラの居場所を知っていそうな人物としてデュエマウスをロックオンする展開から始まりました。

 何と言ってもデュエマウスの現在が明かされるくだりには驚愕しましたね。デュエマンチカンなる猫キャラたちに人気で負けてデュエマ―ランドから去ることになり、今は解体作業員として体を酷使する日々・・・・・・そんな事情がテレビで紹介されるシーンはかつてのデュエマウスのことを知っている身としては非常にショッキングな情報でした。そして実際に会ってみたらテレビで紹介されたことのほとんどはやらせ(演出)だったというのも中々にひどい話。仕事を辞めてパチンコや競馬に打ち込むという朝の子ども向けアニメにあるまじき醜態を晒す姿には開いた口が塞がらなかったです。(デュエマウスの腹黒さを考えるとある意味で納得いくところもありますが)

 そんなデュエマウスに少々落胆したものの、ジョーたちがあの手この手でデュエマウスを復活させようとしてからが良かったですね。如何にしてもう一度人気になれるか模索する中、デュエマウスが純粋にジョーたちとはしゃぐ様子が描かれたことにほっこりしました。とっておきのネタとして中身である忠次郎が出てくる小ネタや、それに対するジョーの反応が興味深かったです。当初は色々と荒んでいたデュエマウスも、ジョーと遊んでいる内にかつての「子どもたちに人気者のデュエマウス」に戻ってきているように感じられる演出が素敵でした。

 何よりジョーと別れた後に挿入されたラスト、子どもたちと再び触れ合うために作っているとテレビに紹介された「デュエマウスランド」を運んでいるシーンには感動しましたね。ジョーとの対面時は「テレビのスタッフにお金を貰ったからやっただけ」と言っていたのに、実際にちゃんと作り続けていた辺りにデュエマウスのいじらしさが垣間見えます。当初の目的であるバサラの居場所については結局明らかになっておらず、本筋は一向に進まなかったのですが、落ちぶれたものの“夢の国のネズミ”として夢を追い続けているデュエマウスの“粋”を感じさせる満足度の高い回だったと言えます。

 

 

  •  帰って来た猿と楽しいデュエマ

 今回はレジェンド回ということでデュエマウスが強く推されていましたが、他にもモンキッドがようやく戻って来たのも特徴的でした。デュエマウスと同じ現場で働いていて、彼とは顔見知りというのが面白いです。一方で現場の親方に修行と称して体よくタダ働きさせられていたという事実に涙がほろり・・・・・・ともあれモモダチも2匹揃って残りはキャンベロのみ。あの子が今どこで何をしているのか気になってしようがありません。(そしてキャンベロがどの過去クリーチャーと合体するのかが楽しみですね)

 あとは今回のデュエマパートが見ていて楽しかったです。デュエマウスは当時と同じ【九極侵略】で戦う中、《ケンザン・チャージャー》や《歓喜の歌》といった新規カードで強化していたことには驚きました。過去作のキャラも今の戦術を取り入れて強くなっている、ということがわかるのは見ていて嬉しいです。他にもケントナークが《四極 キジトロン》、モンキッドが《六極 サルーエル》と同モチーフの相手に対抗心を燃やして戦うシーンにもニヤリときました。同じ桃太郎と3匹のお供モチーフのカード故の遊び心溢れる演出でしたね。

 

 

  • 天を舞う星を光らせる、超パワーの猿龍

モンキッド <ライゾウ.Star(スター)> 自然文明 (7)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アース・ドラゴン/レクスターズ
パワー16000
▪️スター進化:レクスターズまたは自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
▪️T・ブレイカ
▪️このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから選び、出してもよい。

 修行(という名のタダ働き)を経てパワーアップした《モモスター モンキッド》の進化形態。「神化編」で初登場した連ドラ用の大型進化ドラゴン《超天星バルガライゾウ》の力と合体した姿です。以前から忍者っぽい要素を持っているモンキッドとサムライを種族に持つバルガライゾウの組み合わせが上手いことマッチしています。後述の能力も含め粋な合体デザインと言えるでしょう。

 カードとしてはコスト7にパワー16000のT・ブレイカーとコストが重い分スペックは上々。そのパワーから大抵の相手にはバトルで勝てるので攻撃要員としても使えるのですが、同じ自然のスター進化に《ケントナーク <ディルガ.Star>》がいます。パワー、能力共に単純に殴るだけならこちらに分があります。なのでこのカードを使う場合は目玉のcipを活かすことになるでしょう。

 それこそ登場時にマナブーストした後、マナゾーンの進化クリーチャーを踏み倒せる能力。序盤の内にマナに埋めてしまった進化クリーチャーの利用はもちろんのこと、踏み倒したい進化クリーチャーをマナゾーンに置いて出せるので進化クリーチャーを多く搭載したデッキではかなり便利な能力です。マナの枚数以下という制限はあるもののその前に1マナ増やせるのでよほどのことがない限りはマナとコストが合わない、なんて事態には陥りにくいです。仮にこのカードを正規コストで召喚した場合、マナ1枚追加で8マナの進化クリーチャーを出せますね。

 踏み倒す対象としてまずあげられるのが《ボルシャック・モモキングNEX》。同じレクスターズを踏み倒せるのでこのカードをもう1枚山札から出してさらなる展開を狙えます。他には元ネタであるバルガライゾウを出すのも良いですね。この場合進化元を場に用意出来ていなくても出せるマナ進化が強みとなってきます。ドラゴンを種族に持っている点も活かして【バルガライゾウ連ドラ】に入れておくと意外な活躍が見込めるかもしれません。

 またその性質上究極進化クリーチャーを出せるのが大きなポイント。このカード自身を進化元にして出せばいいので普通に究極進化を召喚するよりもかなりお手軽になっているのが魅力的です。踏み倒す究極進化としてはさらなるクリーチャー展開用に《森羅パンゲア・ムーン》、豪快に呪文を唱えるならば《森羅サンダー・ムーン》、純粋に打点強化したい場合は《ヘビー級ヘビー》辺りが考えられます。究極進化をコンセプトにしたデッキにとっては救世主のようなカードになってくれるでしょう。

 総じて堅実に展開をするのも良し、ロマン溢れる究極進化を狙うのも良しとサイズの大きさに反して進化クリーチャーへの細やかなサポートを行える優秀なカードです。cipを使った後は準ファッティになってしまうのが難点ですが、この先のファンデッキを支える有用カードとして活躍していってほしいですね。

 

 

 さて次回は“でこちゃん”こと切札るるにスポットが当たるようです。今回バサラの居場所を知っているかも知れない人物としてデュエマウスがあげたことからジョーが聞き出すようですが、案の定知らない模様。(まぁバサラとるるは個人としては接点がほとんどなかったからなぁ)

 さらに予告によるとタイムスリップした結果、本来とは異なる過去が待っているという驚きの展開が見られるとのこと。この歴史改変はやはりガットルズの仕業なのでしょうか?この変わってしまった過去が物語にどう影響をもたらすのか気になるところです。他にも若い頃のるるとの親子対決、さらにミラダンテの新しい形態も登場するっぽいのでそれも含めて楽しみですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

ウルトラマントリガー 第3話「超古代の光と闇」感想

異なる顔を持つ者たち

印象がコロコロ変わるキャラが多いぞ本作!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 不審者(トレジャーハンター)とユナの秘密

 今回のトリガーはトレジャーハンターを自称する謎の宇宙人「イグニス」の登場がメインでした。当初はユナの家に侵入して彼女を狙うなど不審者ムーブ全開でひたすらに怪しい印象でしたが、後半闇の巨人の1人であるヒュドラムとの因縁が明かされるシーンでは予想とは違った顔を見せる中々に興味深いキャラでした。特に最初飄々とした態度を取っていたのに対し、ヒュドラムを前にした時は激情に身を震わせていた様子が目に焼き付きます。掴みどころのない姿と憎しみと怒りを燃やす姿、2つの顔を持つキャラクターとして興味が湧いてきますね。

 また彼が狙ったユナに関しても新事実が判明。以前から登場していた謎の巫女「ユザレ」がユナの体に憑依しているという情報は「ユナは超古代人の子孫」「もしくは生き残り」など様々な想像をしていた身としては少々意外でした。(ただミツクニ代表の本当の娘なのか?といった疑いをつい持ってしまいます)しかも闇の巨人側もそのことに気付いているらしくユナを狙ってくるので今後は如何にしてユナを狙ってくることから、本作はユナを如何にして守り切れるかが鍵になっていきそうですね。ケンゴたちと闇の巨人、そしてイグニスの3勢力によるヒロインの争奪戦が今後の主軸になっていきそうでちょっとワクワクしてくる内容でした。

 

 

  • 天空を貫く星が舞う、高速旋風の巨人

 

 

ULTRAMAN TRIGGER SKY TYPE!

BOOT UP! LAMBERT!

 

 「天空を翔ける、高速の光!!」

 

ウルトラマントリガー!!」

 

ULTRAMAN TRIGGER!!

SKY TYPE!!

 

 アキトが続けて授けてくれたハイパーキーを装填させることで変身したトリガーの派生形態「スカイタイプ」。名前にもある通り空中戦で真価を発揮する紫色の高速形態です。パワータイプが攻撃重視の重戦車とするならば、こちらはスピード重視の戦闘機といったところでしょうか。トサカがシュッとしている頭部や、細身のボディなど、これまでの形態よりもシルエットがシャープになったように感じます。またプロテクターが他2形態と比べても面積が小さく動きやすそうになっているのが特徴的です。

 戦闘ではその名に相応しく空中での戦闘シーンが印象的でした。ビュンビュン飛び回りながら相手を翻弄し、スピーディーに勝負を決める様は非常にカッコよかったです。他にもサークルアームズを「スカイアロー」モードに変形させて狙撃する戦法も見せてくれました。ウルトラマンの武器で弓というのはかなり珍しい部類ウルトラマンエックスのベータスパークアーマーなどの前例はありますが)ということもあってかなり新鮮な気持ちで見れましたね。

 また今回は戦闘機形態からガウォーク形態へと変形する「ガッツファルコン」や巨大戦艦「ナースデッセイ号」との共闘が見られたのも良かったですね。戦闘後の夕日をバックに映るトリガーとナースデッセイ号の並びは中々に絵になるシーンでした。

 

 

  • 怒り狂う魔人

 今回登場した怪獣は「変形闇怪獣 ガゾート」。かつて『ティガ』に登場した怪獣で自身の食料を「トモダチ」として認識し襲う設定で視聴者に衝撃を与えた怪獣です。(個人的にはゲーム『ロストヒーローズ2』でタロウの言葉にまんまと騙されてデナン・ゲー*1に襲い掛かるシーンが印象的だったり)今回登場したガゾートはヒュドラムによってパワーアップされた個体ながら、「トモダチ」発言など原典を彷彿とさせる描写もあってニヤリとしてしまいます。戦闘でもスカイタイプになったトリガー相手に空中戦を繰り広げるなど活躍したので概ね満足度は高かったです。ただ個人的には例のトモダチ要素をもっと掘り下げてほしかったかなぁ、とちょっと思ってしまいました。

 また闇の巨人の3体目「俊敏戦士 ヒュドラ」がこれまた強烈なキャラでした。初登場した時は理知的で慇懃無礼な策士といった感じでしたが、GUTS-SELECTらの攻撃を受けた途端激昂して口調が悪くなる豹変ぶりには驚きました。カルミラとダーゴンに止められながらその場を後にするちょっとコメディチックな退場も相まってネタキャラ度はかなりものです。しかしガゾート戦で消耗したトリガーを追撃して追い詰めるなどいやらしい戦術を駆使してくるので、下手をしたらカルミラたちの中では最も厄介な相手になりそうな予感がします。何より敵の幹部がついに勢ぞろいしたことにより、戦いはこれからが本番、といった印象を受けますね。この先の3人がどのように暗躍するのか楽しみです。

 

 

 他にもあげておきたい名シーンとして、トリガーが監視対象に指定されたことに異を唱えるテッシンとそれを諌めるタツミ隊長のくだりがあります。当初は上層部の決定に従うドライな対応を見せたかと思いきや、ガゾート戦でトリガーを全力で援護してくれる熱い一面を見せてくれる隊長がとても素敵でしたね。普段は冷静な態度で周囲をおさめ、いざという時は責任を負って戦いを先導してくれる、防衛隊の隊長としてある意味理想的な活躍をしてくれたので一気にタツミ隊長のことが好きになりました。

 また今回はタツミ隊長の他にもイグニスやヒュドラム、そしてユザレを宿したユナなど表の顔と裏の顔を併せ持つキャラが印象的な内容に仕上がっていたと思います。(トリガーに変身するケンゴもある意味で裏の顔を持っていると言えます)ただの不審者かと思いきや、成り行きでもユナを助けてくれる活躍をしてケンゴたちに感謝されるイグニスなど、劇中の人物たちの相手への印象も大きく変化していく様子も興味深いです。普段とは異なる顔を持つキャラたちが見せる「二面性」こそが今回のテーマだったのではないか、と考えさせられました。

 

 

 そんなイグニスですが、次回は何と遺跡で発掘された出土品を盗むという暴挙に!やはり特撮作品におけるお宝を狙うキャラというのは簡単に心を許してはいけないのでしょうか。(最近ですと某界賊が別作品で好き勝手していましたし)しかもそのせいでグビラが出現してしまう事態にまで発展するようですし、せっかく上げた株を自ら速攻で下げようとしているイグニスに不安の眼差しを向けずにはいられません。果たしてどうなる次回。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:ガンダムF91』に登場するMS(モビルスーツ)。ロストヒーローズをはじめとした『コンパチヒーロー』シリーズではMSも1個体の生命体として扱われている。

2021年夏アニメ&ドラマ簡易感想 その6

 

 

 

 先日ついに『スーパーヒーロー戦記』が公開されましたが、同時に新仮面ライダーである仮面ライダーバイスの情報が公開されました。仮面ライダー50周年記念作品である本作のライダーの厳ついマスクのカッコよさに惚れ惚れします。

 そんなリバイスですが、モチーフは何と「悪魔」。邪悪なイメージが付きがちな存在を子たちたちのヒーローに組み込むセンスには脱帽します。そもそも初代の仮面ライダーはショッカーという悪の組織を裏切った存在なので、50周年に悪魔を組み込むというのはある意味で納得いきます。初代ライダーが悪の存在から脱却したように、バイスもまた悪魔のイメージから脱却してカッコいいヒーローとして活躍してほしいですね。

 主演の方々以外の詳しい情報は未だ明らかになっていませんが、制作発表の会見が27日の火曜日に配信されるようなので多くはそちらで判明することでしょう。僕もその発表の瞬間を楽しみにしながら待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※『ガンダムビルドリアル』総評は個別感想で書く予定です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

ラブライブ!スーパースター!!

第2話「スクールアイドル禁止!?」

 スクールアイドル部を作ろうとするものの、学校を仕切る生徒会に創部を拒否されて大ピンチ!というシリーズお約束の流れが本作も炸裂しました。今回かのんたちを止めた「葉月恋(はづき・れん)」は絵に描いたような堅物キャラですが、それでいてしっかりとした考えを持っているのであまり不快感はありませんでしたね。ここから彼女が如何にして仲間になってくれるのか気になるところです。最後にはネタキャラ化するんでしょ知っていますよ

 そんな恋がスクールアイドルを禁止する理由が“学校のブランド”を守るためというのが面白いですね。音楽科に関して歴史のある学校故、普通科の生徒が音楽学校に関わることでイメージが落ちてしまう恐れがある、といった彼女の考えは理に適っていてわかりやすいです。また理事長がスクールアイドルフェスで1位を取ることを条件に認める展開にも感心しました。キチンと結果を出すことで生徒同士のいざこざを収めようとする大人の対応が素晴らしかったです。

 そしてかのんと可可の特訓も印象的です。可可が運動が苦手であることが判明した時はびっくりしましたが、その後地道に練習を重ねていくことで少しずつ体力を付けていく様子には少々感動しました。(最初は走り込みでヨロヨロしていたのが、終盤ではしっかりとしたランニングフォームになっていたので驚きました)かのんも同じように今までしてこなかった作曲に苦労しつつ打ち込んでいく様子が描かれほっこりします。大好きなもののために苦手なことにも果敢に挑戦していく少女たちの姿に思わず元気づけられますね。

 

 

探偵はもう、死んでいる。

第3話「それが、唯にゃクオリティ」

 前回のラストで君塚の前に突然現れた「斎川唯(さいかわ・ゆい)」のキャラが非常に濃かった回。眼帯で人気のアイドル中学生という時点で既に属性過多なのに、思い込みが激しい性格や言動がさらに強烈で見ていて楽しく、そして疲れるキャラクターでした。君塚のことを「変態さん」と呼ぶ点がこれまたひと昔前のラノベを彷彿とさせるノリで面白いですね。

 対する君塚はこれまでのようにツッコみに回るかと思いきや、後半アイドルオタクに突如変貌したので目が点になりました。聞いたことがないようなテンションの高さで唯のライブに合いの手を入れたり早口で彼女の十八番を解説するなど、気だるげな態度はどこへ行ったのやらと言いたくなるキャラ崩壊には唖然とするほかありません。ただそれでいてしっかりと事件の現状を見据えて唯の嘘に気付くなど、探偵の助手らしい洞察力も魅せてくれたのでホッとしました。

 そして渚が名探偵を名乗った件に関しては予想通りでしたが、その動機については少々意外でした。他の人の“当たり前”を享受出来なかった過去故に何も求めてこなかった彼女にとって、初めて手にした願望である君塚との出会いを新しい自分のスタートにしたいという理由には納得がいきます。しかしその願望自体がシエスタのものである可能性が高いことから、渚のアイデンティティシエスタに浸食されているのではないか?と心配になってきますね。渚自身の人生を生きてほしい君塚にとってこの状況は好ましいものなのか気になるところです。

 

 

かげきしょうじょ!!

第3話「クマのぬいぐるみ」

 以前から気になっていた愛の過去がようやく判明。男性恐怖症になったきっかけである母の男に負わされたトラウマの惨たらしさはもちろんのこと、身近な母すらも頼れない状況の悲惨さには思わず息を飲みました。周りの大人たちの嘘と身勝手さに振り回されてきた故に、物理的にも精神的にも鍵をかけることしか出来なかった彼女の歪さがありありと感じられます。浅はかな理由でアイドルを始めてしまう見通しの甘さも含め、自分の身を守ることにいっぱいいっぱいであることが奈良田愛の本質だと思いましたね。

 そんな生々しさもあってさらさには少しだけ救われましたね。友達じゃないと言われたことに不貞腐れながらも守ってくれる優しさが胸に沁みます。自分以外に気を回す余裕のない愛にとって、他人を気にかけてくれるさらさが彼女の変化のきっかけになる展開には感心します。しかし愛を追ってきたオタクの男は見た限り悪い人ではなさそうですが(ただし若い少女への対応としては間違いなくアウト)、愛が彼とどう折り合いをつけていくか見ものですね。

 あとはやはり山田に対する教師の厳しい指摘が印象的。歌劇のメイン層が女性だからこそ、求められる理想の過酷さがはっきりと示されたのが興味深かったです。「女の審美眼は厳しい」という言葉も男の身としては非常に勉強になりましたね。

 

 

うらみちお兄さん

第3話「手洗いうがいは大切に」

 以前からちょくちょく番組側からの無茶ぶりが描かれていましたが、今回はスタッフの企画がさらに暴走したような内容でした。池照と裏道がそれぞれ扮する「ジョキンダーVSバイキンダー」は全体的にグダグダで見ていてひたすらシュールな笑いを誘いました。特にジョキンダーとバイキンダーの名前をいちいち間違えてしまうのがじわじわきますね。まぁ語感的に似てるので間違えてしまうのも無理はないと言いますか・・・・・・

 さらに子どもたちからの絵のリクエストという無茶ぶりも受ける後半も印象的。子どもたちからの痛烈な批判(てか子どもたちの語彙力すごいな)は見ているこちらも辛くなってきますが、同じようにショックを受ける裏道を見て彼にも真っ当な感性があるんだなぁ・・・・・・とちょっとズレた感想を持ってしまいました。また彼の絵が子どもたちからは不評なのに対して、“偉い人”から評判が良いという理由で推される展開には妙な生々しさがあります。子どもと大人双方からの無茶ぶりの板挟みに日々苦悩する裏道に同情せずにはいられません。

 

 

小林さんちのメイドラゴン S

第3話「課外活動(もちろん普通じゃありません)

 今回はイルル、小林さん、トールがそれぞれ「本当にやりたいこと」を見つけ出すまでの物語でした。自分自身の過去と現在をそれぞれ見返すことで、自分が何をしたかったのかに気付いていく内容が一貫して描かれていて面白かったです。

 前半のイルルは周囲の環境から大人のように振る舞わざるをえなかった故の幼さが滲み出ていました。それ故に彼女を受け入れる才川と背中を押してくれたルコアの存在が光っていたと言えます。

 中盤の小林さんのエピソードは割と気になっていたメイド服の話。自分には似合わないことにショックを受けて、防衛線を張っていた小林さんが自分の願望に気付く流れが特徴的でした。特に彼女にとってメイドは“コスプレ”であり、それを気づかせてくれたのがジョージーのメイドの“奉仕の精神”というのが面白いです。

 ラストのトールの趣味についてはこれまた自分にとってやりたいものとは何か、を見つけていく流れが素敵でしたね。最終的に全て小林さんで完結してしまう辺りは相変わらずですが、ご近所さんたちとの付き合いを経て自分自身と向き合っていく様子がとても可愛らしかったです。特殊EDでも小林さんへの大暴走しまくっていた点も含め、トールのキャラがさらに掘り下げられたことに感動を覚えましたね。

 

 

SDガンダムワールド ヒーローズ

第16話「悔恨の日々」

 長かった総集編も今回ようやく完結。曹操の圧倒的な力を前にしても怯まず立ち向かう劉備の元に、ドラゴンズ・ウォッチの加勢が来てパワーアップ、そして大逆転の流れは非常に熱いです。また趙雲に関してはヒーローズの頃よりもカッコいい姿が多くてちょっとびっくりしてしまいますね。(それでいて劉備たちなら大丈夫としばらく村人のところに御厄介になる辺りがマジ趙雲

 そして後半から懐かしの本編再開となりましたが、諸葛亮を中心に軽口を叩きあう様子が繰り広げられて早速ほっこりしました。(ダークマスクを被ってしまったことに関して「僕でーす」と悪びれずに告白する諸葛亮が面白すぎる)彼らの冗談にもきちんと答える曹操の姿は創傑伝の時の張りつめた態度から一転、使命感から解放されたことを認識させてくれます。

 そして自身の過去について思い悩む悟空に寄り添う曹操のシーンでこれまた感動しました。過去の過ちを悔いているからこそ、今はその償いのために奔走している曹操かつての自分のように迷う若者に言葉を贈るという構図に涙が出てきてしまいます。総集編での苛烈な曹操があったからこそ、今の穏やかな曹操がどれだけ素晴らしいかが今回わかりましたね。

 

 

ガンダムビルドリアル

第6話(最終話)「ガンプラは自由だ」

 ついに最終回。ここにきてある程度成長しきったヒロではなく、タクミにスポットを当ててくる展開には驚きつつも感心しました。仲間たちからの期待からくるプレッシャーや颯太との関係に押し潰されそうになる中、自分の夢の中で過去の決着を試みるという方式が興味深いです。あの時のナナハチ紛失事件の真相、今泉の胸中を察することで真に解放されるタクミには思わず涙ぐんでしまいましたね。(「怖くて言い出せなかった」という理由には強い共感を覚えます。)この真相も結局のところタクミの想像でしかないのもポイント。彼にとって重要なのは真実ではなく自分の心の整理だからこその夢だったと言えます。

 そんなタクミの心の整理が決勝戦の武器改造に繋がるのも見事でした。固定概念に呑みこまれつつあった彼が吹っ切れたからこそ、バズーカ二門をシールドにくっ付けるといった奇抜なアイデアが出てくる流れに唸らされます。片方を伸ばしたダブルサーベルのリーチが勝敗を決めたのも素晴らしいですね。また彼らの奮闘を認めた白星がシリーズ恒例である「ガンプラは自由だ」を口にするのも上手い具合に捻ったなぁ、と思いました。

 颯太の件に関しても彼らなりに折り合いをつけたのが良かったです。特にチームに引き戻すといったことはせず、颯太自身の意志を肯定したうえで“後悔させる”ことで決着をつけたのが素敵です。上記のタクミの夢と同じように、過ちを否定するのではなく受け入れることで前に進む大切さが描かれていました。

 本作はここまででヒロたちの成長をしっかりと描き切りましたが、出来れば全国大会の様子も少しだけやってほしいですね。

 

 

 そう言えば『スーパーヒーロー戦記』が公開されましたが、実は僕はまだ行けていません。まだ公開して1日しか経ってないので余裕はあるものの、いつ行くかはまだ決めていないので少々焦ってしまいます。こうしている間にもネット上で映画のネタバレを踏んでしまう可能性もあるので、なるべく早く観に行きたいです。

 

 

 ではまた、次の機会に。