「仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの」
— 「仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの」【公式】 (@vcinext_movie) 2026年7月10日
本ビジュアル解禁!
父となった加賀美はいかに戦うのかー
詳しくは公式HPを✅https://t.co/WkZdJ01QJC#Vシネカブト pic.twitter.com/dyFcGCeZMG
『仮面ライダーカブト』の20周年記念作品であるVシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』の新情報が先日解禁。新たなキービジュアルに加え、60秒の予告編も公開されました。劇場公開されたアギトに続いてカブトの方も続編という、ライダー55周年の大盤振る舞いにはテンションが上がっていくばかりです。
さて気になるカブト20thですが、最大の見どころはやはり「加賀美結(かがみ・ゆい)」と「天道ヒカル(てんどう・ヒカル)」という2人の新キャラ。前者は加賀美新/仮面ライダーガタックの息子であり、後者は天道姓であることから天道総司/仮面ライダーカブトの関係者である模様。特にヒカルは一見すると天道の娘のようですが、妹の樹花の子どもかもしれませんしはたまた赤の他人が天道を名乗っている可能性もあります。(勝手に天道の後継者やっているキャラとかカブト本編にいてもおかしくないですし……)ともあれ予告映像で「ひいおばあちゃんが言っていた」とか言っているヒカルを見ているだけで、不思議と天道の後継者として受け入れられそうな気がしてきますね。
もちろん既存の登場人物たちの活躍にも期待がかかります。風間大介/仮面ライダードレイクは結婚するゴンのために戦うようですし、我らが兄貴こと矢車想はザビーにもキックホッパーにも変身しそうな予感。(しれっとキック技を披露しているザビーがいましたがアレは……?)何より新世代に負けじと戦う加賀美の奮闘ぶりが描かれそうで、ここにきて父親になった彼の味わい深さを堪能してみたくなってきました。そして言わずもがな本編主人公である天道が出るかどうか……正直ラストシーンに天道がサプライズ出演してくれればそれだけで最高なので、劇場公開時にはその辺りへの希望を以て鑑賞したいと思います。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
天幕のジャードゥーガル
第3話「消しえぬ炎」
失意の果てに死に絶える寸前だったシタラが、復讐の鬼として立ち上がった今回。通訳係の「シラ」の誘いを受けて、奪われた原論を奪い返すためモンゴル帝国に取り入る選択を取ったのは予想通りでした。しかし可愛がってくれた奥様の名前「ファーティマ」を名乗り、妖艶な才女として振る舞う様子は実に痛々しかったです。(シラに見せた胸の痛みやら打算やらに満ちた偽りの笑顔はあまりにも衝撃的)あの家の奴隷としての誇りを持ち続けている一方で、もう純粋無垢なシタラ少女には戻れないことを嫌でも実感させられます。
そんな復讐劇が始まるかと思いきや、現時点では他民族の文化を学ぶパートが多かったのが面白かったですね。モンゴルの天幕が日時計としても使えるのは中々に興味深いですし、その技術が日食の時間を割り当てるのに役立った展開は地味に爽快。他にもウイグルの賢者たちとのやり取りの中で、不老不死の無為さ=復讐という生き方の空虚さとしてシタラに刺さっているのも絶妙でした。基本的には野蛮人と見下しているものの、彼らの知識と知恵は間違いなく本物であり学ぶ価値がある……シタラの複雑ながら教養溢れる葛藤が何ともクセになってきます。
またモンゴル帝国側の人物描写もそれとなく濃かったのが注目ポイント。四男「トルイ」をはじめとしたチンギス・カンの息子たちの交流は、実に和やかで暖かいモノでした。*1特に前回あれほど恐ろしく見えたトルイが、原論を欲しがった妻のためにウッキウキで持ち帰るシーンは良い意味で惚気ておりニヤリときます。主人公の視点では憎たらしく傲慢な敵ですが、彼らも愛すべき家族と生活を持つ「人間」であることをしっかり理解させてくれる描き方には作品としての好印象を抱きますね。
鉄鍋のジャン!
第2話「火薬のようなやつら」
「神の舌」を持つ天才料理評論家にして本作の真ヒロインと専らの評判「大谷日堂(おおたに・にちどう)」。ジャンにとって生涯をかけた宿敵とも言える男との因縁の始まりが早速描かれました。嫌味ったらしくて金で評価をコロコロ変えるゲスなのに、食材に関する知識と舌については本物というギャップが相変わらず凄まじいです。冒頭のテレビで出された料理の食材をピタリと当てたうえで徹底的に貶す、このシーンだけで大谷がどんな人物なのかがわかりやすく読み取れるかと思います。
そんな大谷が五番町飯店にやってきたということで、ジャンとキリコが結託して彼にいっぱい食わせる展開は悪辣ながら痛快の一言。烏骨鶏の卵や羊の脳味噌といった意外すぎる食材を使って、食べた相手を混乱させるやり口には笑いが止まりません。そのうえで大谷がいけ好かないガキと敵視するものの、料理の上手さに望まず感服してしまう絵面は仰天モノ。おっさんのアヘ顔という需要が全くなさそうなシーンですが、原作ファンとしてはこれが見たかった!となること間違いなしでしょう。(ただこの時点で大谷はジャンたちに何かしたわけではないので、ちょっと可哀想であるのですが)
また前回はあれだけいがみ合っていたジャンとキリコですが、上述のように打倒大谷では割と意気投合していたのが面白いところ。お互い大谷が気に入らなかったとはいえ、文句の出せない料理で間接的に勝負する辺り仲が良いようにも見えますね。「料理は心」としてお客様のために作る信条を持つキリコですが、勝負事に関してかなり真剣に楽しむ様から彼女もジャンと同類なのが既に伺えました。
黒猫と魔女の教室
第14話「レグルス家のメイド」
森の中を抜けるとそこは、筋肉の園でした────
というわけで脳筋野獣お嬢様のレオのお屋敷でメイドのバイトをすることになったスピカが、あまりの筋肉重視の世界に困惑する羽目に。メイドや使用人だけでも面白いのに子どもから老人まで領民含めて、みんな服の裾がはじけ飛ぶほど筋骨隆々な姿は破壊力抜群でしたね。そして領主であるレオの父親はほぼ全裸のマッチョマン、といったように絵面のインパクトで笑わせに来ているのが最高におかしかったです。前作から感じられる、原作者・金田陽介氏の筋肉フェチぶりが炸裂している回と言えるでしょう。
そんなギャグ一辺倒になるかと思いきや、レオが抱える葛藤そのものはかなり真面目でした。亡き母に語った動物学者の夢と、領主を継がねばならない現実の間で悩む様子は意外ながらも芯の通った少女の悩みと感じます。それだけにスピカの後押しを受けて、父親と文字通りぶつかり合うレオの勇ましさに笑いながらもグッときましたね。レオ父が娘の夢にしっかりと理解を示してくれる着地点も、親子仲の良さがあってこそ納得がいくもの。それぞれの思いやりと優しさがキチンと伝わってくる、笑いあり涙ありのシンプルな日常回として非常に見やすかったです。
(そして悩めるレオお嬢様のために一緒に逃げることを選ぶスピカの思い切りの良さよ……定期的にクラスメイトのために寄りそえるイケメン主人公と化すのがここすきポイントです)
DIGIMON BEATBREAK(デジモン ビートブレイク)
第38話「虚ろな渇き」
メインキャラの1人・沢城キョウの過去を巡る新章が開幕。前半こそグローイングドーン結成2周年のサプライズを用意するトモロウたちにほっこりしつつ、キョウの穏やかな笑顔に癒された次第です。クーガモンが言っていたように孤高を気取りながらも家族を求めていたキョウにとって、今の環境はこれ以上ない幸せであることが伝わってきましたね。それだけにニリンソウが狙われていたりと、今後の展開が酷く重くなってくることに戦々恐々せずにはいられないのですが……
中でも元・五行星にしてキョウを付け狙う「黒潮ソウジ(くろしお・ソウジ)」の恐ろしさに面食らいました。マリンデビモンに加えスプラッシュモンという、完全体を2体も従える実力は脅威として一目瞭然。何より強さのためにパートナーデジモンを入れ替えては前のパートナーを餌にするという、非道な過去が語られた時点でろくでもないと確信出来ます。そんなソウジにライラモンを洗脳され敗北したローズが不憫でなりませんし、これからキョウにもその魔の手が迫ると思うと気が気でありませんね。というかこのアニメ、キョウに脳を焼かれているキャラ多すぎない……?
他には王会長が口にした「白のコア」なるものも気になりますね。曰くシャングリラ計画に必要不可欠なモノらしいのですが、岸和田経由でこちらを使ったソウジのパワーアップぶりを見ているとロクな代物ではないことがわかります。名前に白が入っているのに対して黒いe-パルスを放つのも不気味ですし、これに加えてアスカ兄ちゃんのe-パルスを使う点も謎。物語の核心に触れていきそうなアイテムながら、あまりにも未知の存在なので身構えてしまいます。
仮面ライダーといえば最新作『仮面ライダーマイス』が解禁されたのも印象深いですね。大方の予想通り主役ライダーのモチーフがネズミであり、逆にライバルはネコという某仲良くケンカしな♪を思わせるチョイスがまず面白いです。加えて仮面ライダーマイスは胸に肩掛けベルトを装着し、逆にマオウとリドのライバルライダーは従来通り腰にベルトを装着しているのが興味深いところ。現在放送中の『ゼッツ』の胸ベルトを継続しつつ、このような変化球を出してくる制作陣には舌を巻くばかりです。
— 仮面ライダーマイス【東映公式】 (@my_th_toei) 2026年7月12日
それとライダーのビジュアル発表と同時にXの公式アカウントが謎の漢字を投稿しているのが気になりますね。リプ欄から確認出来るように、漢字1文字を連続して出す謎に満ちたポスト。名前の可能性が高そうですが、その場合このポストの画像を繋げると「音澄宙」になります。読み方は「ねずみ・そら」になるのでしょうか?(「宙」が「チュウ」とネズミの鳴き声みたいに読めるのが何とも芸コマに思えます)他にも投稿している漢字からどんな名前が出来上がるのか、そちらに注目していくのも一興でしょう。
ではまた、次の機会に。
*1:余談だが原作者のトマトスープ氏によると、このシーンは史実では長男のジュチは来ていなかったらしい。(しかしキャラクターの顔見せとして敢えて出したとのこと)
