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新星輝デュエル・マスターズ フラッシュ 簡易感想(第9~12話)

 

デュエルマスターズ DM19-026-R 《ソウルバイス・ドラグーン》

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 すっごい久々となりましたデュエマフラッシュの簡易感想シリーズ。長いこと放置してしまいましたが、デュエマ25周年ツアーで熱が戻ってきたこともあって再開することと相成りました。またデュエチューブにて現在『デュエル・マスターズ クロス』が配信中であり、今後も残りのアニメを配信していく気概を感じ取ったのも大きかったです。デュエチューブで無料で見られるようになるまではまだ時間がかかりそうですが、その内フラッシュの配信もされることを期待して今は感想を書き留めていきたいと思います。

 

metared19.hatenablog.com

↑前回の感想は上の記事を参照。

 

 さて今回取り扱うのは9話から12話までの4話分。この辺りはアークとは何か?ネストやハヤテの目的は?そういった謎について深堀りしていくエピソードが詰まっています。とはいえ核心に至る情報はそれほどないので、どちらかというと謎を探っていくテルたちを見守っていくことになりそうです

 

 

 というわけで以下、今回の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

第9話「選ばれし者」

 アークを光らせられるかどうかについて触れられていったこの回。仲間たちとの協力の末、強敵との真剣勝負でのみ光らせられる可能性が示唆されました。仲間内での楽しいデュエルも悪くないのですが、物語を進めていくうえでネストとの戦いは避けられないことが明確になっていく重要パートだったと言えるでしょう。テルもこれまでとは打って変わってネスト相手にも積極的になってきており、ジンクロウの揺さぶりに動じなかったり《爆竜凰ドラギリアス》がフィニッシャーになったりと見どころ多め。戦いを通じて彼の精神面での成長が伺えるエピソードとして楽しめましたね

 一方でココロたちを交えた日常パートもこの回のメイン。レイの家に集まってデュエマを楽しむ様子は、シンプルに平和でほっこりさせられます。コミカルな描写も小気味よく、張り詰めた本筋から離れてリラックスするにはちょうど良かったと言えるでしょう。(個人的には年相応にウキウキしている、エビフライ大好きなレイさんがお気に入り)またテルをネストから守ろうとするココロと仲間たちの、やや仰々しいボディーガードっぷりもここすきポイント。はたから見ているとシュールですが、本人たちは至って真剣なところに子どもらしさを感じた次第です。

(余談ですがココロたちの前に現れてデュエマを引き受けてくれたハヤテのシーンですが、当時はここでココロとの恋愛フラグが立つのかもしれないとドキドキしたものです。まぁそんなフラグが成就することはまったくなかったんですけど……)

 

 

第10話「ハヤテVSホーク」

 テルの前に現れては「デュエルをやめろ」の一点張りのハヤテについて迫った回。彼の言う「恐ろしいこと」が気になるテルの深刻な様子と、ただのやっかみだとして無視するココロの対比が何とも印象に残ります。そのうえでココロがテルがハヤテを探していることを察するなど、双子ならではの関係性にそれとなくニヤリとさせられましたね。他にもテルとココロの母親と九守博士が世間話をしたり、前回に続いて日常パートの質が妙に良くて個人的にはかなり気に入っています

 そしてハヤテについてですが、肝心なことは何も明かしてくれないのは相変わらず。重要な質問をされても「お前に話すことはない」と言ってきますし、この辺りはだいぶハヤテにフラストレーションを溜めてしまいそうになります。しかしサブタイにもあるホークとのデュエマで敗北してしまってもなお周囲にデュエマをやめろ発言を繰り返すので、一周回ってネタ枠として愛せるかもしれません。(割と無様に負けた直後に「手を引け」と偉そうに忠告出来るメンタルは見習いたい)

 ネスト側の掘り下げも大きな見どころで、彼らが誰かを救おうとしていることが仄めかされる前半は特に目に留まります。このことからネストが単なる敵ではないことが察せられますし、そのうえで何故デュエルを挑んでくるのか?について気になる導線になっていましたね。またデュエル描写に関してはホークのハンデス戦略が印象的で、テル視点強敵であるハヤテを下すことから実力者であることが読み取れる絶妙な塩梅だったと思います。

 

 

第11話「疑い」

 もしかしてアークって光らせらちゃいけないのでは……!?というテルの疑惑が確信に変わる瞬間に胸が痛んだ件。レイや博士がまともに取り合わず否定した矢先、ハヤテの言う通り「世界が滅びる」ことを言及されるシーンは中々にショッキングでした。直後の落雷と雨がテルの裏切られた気持ちを表しているかのようで、古典的演出だからこその味わい深さが詰まっていましたね。この一連のくだりはテルの純粋で繊細な一面が出ているからこそ本当に辛くてぇ……

 かといってレイたちも騙していたわけではないのがまた複雑な気持ちにさせられます。テルたちを心配させたくない保護者としての視点に加え、自分はアークを光らせられないレイの焦りも描かれておりより両者の隔絶が深まってしまった印象を受けました。(そもそも博士はともかく、レイはまだ中学生であることも考慮すべきでしょう)ネストの幹部「スワン」相手に単身挑むものの、返り討ちに遭うレイにそこはかとない悲壮感を感じた次第です。

 あとはスワンの強烈なキャラクターも印象に残りましたね。森の中でテーブルとティータイムセットを広げて優雅にお茶を嗜む様子など、これまたシュールでじわじわきます。デュエルパートに関しては前半テルが迷いを見せており中断してしまったのですが、《霊騎ラグマール》によるマナ送り除去の手段を用意しているなど、実力者としてメタレド的にも評価は高かったです。(次の回のスワンの忠告もあって「デュエマは集中して楽しもう!」というメッセージもかかっていそうです)

 

 

第12話「別れ」

 様々な新情報と衝撃展開の連続が待っていた第1クール最終エピソード。まずは前半にてレイと博士がアークを開けようとする理由が語られましたが、行方不明となった彼女の両親のことなど背景が結構しっかりしていました。以前両親の姿を見られた記憶を糧に、再会するために戦い続けたレイの孤独な一面を感じ取れて少々ウルっとさせられます。何よりこれらを正直に話したことで、テルたちからの信頼を取り戻す流れには大いに安心しましたね。主人公たちの目的が明確化されたことで、視聴者としても話にのめり込みやすくなったと言えます。

 そしてスワンとのリベンジ戦の直後、光の輪にパコネコが呑み込まれてしまうショッキングなラストに全て持っていかれることに。ここまで真剣にデュエルしていたものの人死になどがなかっただけに、ペット枠ながら犠牲者が出てきたことに愕然となります。ネストもこの事態を引き起こしてしまったものの、テルたちを庇うなど根っこは悪い人たちではないとわかるのでこれまた複雑な心境になってきますね。楽しくデュエマが出来れば良かったテルたちの日々が、ついに壊れていくかのような感覚を覚えた気分です。

(他にはテルがマーズ・ディザスターと度々謎空間で相談したり激励を送られるシーンが挿入されたのも印象的。はたから見るとぶっ飛んでいますが、迷っているテルに発破をかけるマーズにはどこか頼もしいものを見た気分です。改めてマーズ・ディザスターはカードとしての活躍だけでなく、テルの精神面を支えてくれる名実ともに相棒なのだと実感させられますね)

 

 

 以上12話までの感想でした。アークのなど断片的な情報が少しずつ明かされていき、テルがデュエマに挑む理由が肉付けされていくかのような展開だったと思います。不明瞭な部分も多いのでヤキモキする時もありますが、テルたちと同じ視点でその謎を抱きながらも戦っていく面白さはありましたね。何より12話でついに仲間を失う展開もあって、デュエマらしい物語の緊張感が出てきたのも見逃せません。

 それはそれとして作画が安定しなかったりと映像面での不安も出てくるエピソード周りでもありました。加えてクリーチャーのCG事情も懸念点で、CGが用意されているクリーチャーとそうでないクリーチャーの差が顕著に表れています。個人的にはホークが切り札としている覇竜凰ドルザバード》にCGが用意されていないせいで、活躍に反して印象が薄いのが気になりましたね。(また本作では覚醒したデュエリストによるダイレクトアタック時にクリーチャーが実体化する設定上、ソウルバイス・ドラグーン》のようにCGを持っているクリーチャーがトドメを担うようにデュエル構成がされていたのが印象的)

 この辺りのアニメーション制作の問題が出てきたからこそ、『デュエル・マスターズ ゼロ』以降は登場人物がトゥーンレンダリングによるCGになったのかなぁ……とちょっと当時の事情についても考えてしまいましたね。総じて手描きアニメーションとCGの兼ね合わせや、毎話の作画クオリティの安定化などアニメ化全体の難しさを察してしまう一幕でした。

 

 

 ではまた、次の機会に。