新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編(デュエル・ウォーズ) 第48~49話 感想

いざ、超獣決戦!!

クリーチャーたちの激しい戦いはこれからだ!!

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

 本編が完結し、これで終わりかと思いきやまさかの特別編が2週に渡って放送されたデュエマWIN。前半の特別編は29話と30話にて描かれた「背景ストーリー」の続編となっており、ジャシン帝率いるアビスの進軍の続きが展開されることになりました。以前のCGバトルが面白かったので続きを期待してはいたのですが、こんな早い段階で叶うとは思ってもみなかったですね。そちらの尺を本編に渡してほしかったという気持ちもありますが、何だかんだでクリーチャーのCGをフルに活かした映像には興味があったので嬉しかったです。

 ともあれアニメの感想の最後はこの2話分の感想をまとめて書くことにしました。例によって変則的な感想ですが、ご了承のほどよろしくお願いします。

 

 

  • 第48話「激走!超速のデスロード」
  • 第49話(最終話)「決闘!深淵と太陽」

 というわけで前半の背景ストーリー回について。30話にて光と火、自然文明まで侵攻した《アビスベル=ジャシン帝》とアビスロイヤルたちが、次なる刺客との戦いに身を投じていく様子が描かれることに。

 とはいえ48話ではこれまでの血で血を洗う死闘ではない、レースバトルが展開されたのが特徴的でしたね。《芸魔王将 カクメイジン》のスピードに追い付くため、《アビスベル=覇=ロード》となって空中を翔ける様子はいつもとは異なる爽やかさがありました。配下のアビスもアニメのような和気あいあいとしたノリでジャシン帝を応援していましたし、侵略者としてのアビスよりもこうした和やかな姿の方が個人的には好みだということを実感させられます。(あとカクメイジンがガメラのようなグルグルジェット噴射飛行を披露していた時は吹き出しました)

 またこの回の注目ポイントとして、カクメイジンを送り出した「バンキシー」が登場した点も見逃せません。バンキシーの魔盤》などのイラストで確認出来るものの本人は未だにカード化されたことのない謎の覆面アーティストであり、戦いをアートとして捉えているが故にジャシン帝に挑んできた酔狂な人物としての雰囲気を存分に出してきました。しかも声を担当しているのは福山潤さんと地味に豪華です。お互い楽しみながら覇を競い合う様子も相まって、何とも愉快なバトルが見られましたね。

 

 しかし続く49話では太陽を手にしたボルシャック・カイザー改め《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》との、文明の存亡をかけた決戦が再び繰り広げられることに。元気玉のような巨大なエネルギー波のぶつかり合いなど、CGのクオリティの高さを存分に活かしたド派手なバトルは大迫力の一言です。

 この回ではジャシン帝が再び悪役としての存在感を存分に放っており、対するバクテラスのヒーロー感がよりマシマシになっていました。まず前者の方は意気揚々とバクテラスに挑んだものの返り討ちに遭い、這うように逃げ出すシーンがあまりにも情けなくて笑ってしまいましたね。そのくせ《邪騎 スベルニル》が助けに来て《アビスベル=覇=ジャシン帝》になってからはいつもの余裕を取り戻していましたが、逃げていた時の小物感もあってこれまた変な笑いが出てきます。まぁそういったところもジャシン帝の魅力なのかもしれませんが。(あと下半身をやられて動けなくなったから、スベルニルにまたがったのかも知れない描写が散見されました。ジョジョ7部かな?

 バクテラスの方は圧倒的な力を手にして邪神の力と拮抗するものの、その力で火文明やそこに暮らす仲間たちを傷付けてしまう可能性に逡巡してしまう様子が印象的。しかし《アニー・ルピア》をはじめとした火文明のクリーチャーたちに止められるどころか声援を送られ、迷いを捨てるバクテラスの姿に大いに感動させられることに。このヒーローが人々に応援され立ち上がるような構図は純粋に燃えますね。仲間想いで常に誰かのために戦ってきた暴竜爵の人望の厚さも伺えます。最終的に敗れてしまったものの、彼らの絆の深さを再確認出来ただけでも大いに喜ばしいエピソードでした。

 

 といった感じでハイクオリティCGによるバトルを楽しめたのですが、バクテラスが敗れ《DARK MATERIAL COMPLEX》が姿を現わしたところで終わってしまったことには不満が残ります。ここまできて背景ストーリーの方でも「俺たちの戦いはこれからだ!」っぽいラストにするのは如何なものか?とつい考えてしまいますね。クリーチャーたちのバトルが見応え抜群だっただけに、色々と中途半端な終わり方にどうしても難色を示さずにはいられなかったです。

 

 

 その後は48話でカレン、49話でウィン&カイザのナレーションで後半の総集編がそれぞれ展開されましたが、こちらについては内容そのものは過去に描いた感想そのままなので割愛。(しかし馴れ馴れしいウィンに冷たいカイザと、両者が何の気兼ねもなく絡んでいる会話には結構くるものがありますね)どうせならボウイのナレーションも欲しかったかな~などと感じつつ、終盤の振り返りに本作の終わりをふつふつと感じることとなりました。またその後ラストに映されたウィン&邪神くん、カイザ&ボルシャックの一枚絵のカッコよさには思わず惚れ惚れしてしまいましたね。

 あとは本作の総評ですが、こちらは例によって後日投稿する予定。本作の評価点や不満点、各キャラの所感など自分なりの考えをまとめるつもりですので、そちらの方も読んでいただければ幸いです。

 

 

 ともあれこれでデュエマWIN決闘学園編、そしてデュエマアニメは本当に一旦完結。これでしばらくデュエマの映像媒体はお休みと思うと非常に寂しいです。前回の感想でも書きましたが、2019年の『デュエル・マスターズ!!』からブログで感想を書き続けて4年以上、毎週続いていた日課が終わるとは思ってもみなかったです。ずっと続くと思っていたものが終わる時の喪失感は、予想していた以上に計り知れません。

 とはいえデュエマそのものは形を変えて続いていくのでそう悲観的になることもありません。『デュエル・マスターズLOST』のアニメも秋に控えており、これまでとは異なる形でデュエマは描かれていくことでしょう。今までとは大きく変わってしまい戸惑うこともありますが、そうした変化を受け止め楽しむ精神こそ肝要だと考えながら、今後のデュエマを見届けていく所存です。

 何よりここまで感想を書き続けてきて本当に楽しかったです。色々なことがありましたが、デュエマの作品を好きな身として自分なりの感情を書き綴ることが出来ました。そんな個人的な感想を読んでくれた方々の存在も、ここまで続けられたモチベーションとなりました。そんな読者の皆様への感謝の言葉を以て、今回の感想を終わりたいと思います。

 長い間デュエマアニメの感想を読んでいただき、ありがとうございました!!

 またの機会にお会いしましょう!!

 そしてデュエマ以外の当ブログの感想を読んでもらえると嬉しいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

 

 ではまた、次の機会に。