新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2024年春アニメ簡易感想 その11

 

 

 

 『デュエル・マスターズ』の派生コンテンツである短編アニメシリーズ『ドラゴン娘になりたくないっ!』がついにハーフアニバーサリーに突入。その記念の一環として、ローソンプリントでのランダムブロマイド販売が近日開催されることが発表されました。いつの間にかチャンネル登録者数も20万人を突破してますます勢いに乗っている本作が、さらにキャラグッズを出してくるのはファンとしても結構楽しみな情報です。ドラ娘がドンドン人気になっていることが実感出来てニヤリときます。

 ただこのブロマイド、ランダムとあるように何が出てくるかわからない方式なのが気になりますね。排出率が決定している点やピックアップ期間が設けられているなど、完全にソシャゲのガチャっぽいので狙ったものを出すのは難しそうです。僕自身この手のプリント商品に疎い故のショックもありますが、ドラ娘生徒会のメンバーを揃えるのも大変そうなのがちょっと不満なポイント。まぁ一番くじのような、軽いくじ引き感覚でやった方が良さそうですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター テラスタルデビュー』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

ダンジョン飯

第17話「ハーピー/キメラ」

 怪物と化したファリンの襲撃。ライオスたちにとってはあまりにもショッキングな展開に最初こそ絶句したのですが……ライオスの「すごくカッコいい」発言に全てを持っていかれてしまいました。(これのせいで後の「俺が代わってやりたかった」も俗物的な意味に聞こえてしまうという……)しかし仲間が敵になって襲い掛かってくるシチュエーション自体は絶望的で、躊躇うライオスたちと容赦のないカブルーの対比なども相まってかなりハラハラさせられましたね。禁忌である黒魔術に手を出したことのツケとも言える過酷な仕打ちに、かつてない危機感を覚えます。

 その一方でライオスとシュローの殴り合いは見ている分にはかなりほのぼのさせられました。以前から感じ取っていたシュローのライオスへの苦手意識が明言されたこと、それらを含めて両者が本音と拳をぶつけ合う様子は不思議とスカッとさせられるものがあります。お互いのめんどくさいところにツッコむ一方で、決して無下に扱わない点にもライオスとシュローなりの友情が感じられて愉快でした。他の面々が2人を放って後片付けに勤しむ光景も含め、「仲良くケンカしな」をわかりやすく描いていましたね。

 

 

ゆるキャン△ SEASON3

第4話「畑薙アタック!!地獄のデスロード」

 目指すは畑薙の吊り橋!やるぜ孫☆ライダーズ!とも言うべきリンと綾乃のテンションに吹いた。割とゆったり進むなでしことは対照的に、2人のツーリング旅の過酷さには内心ヒェェとなってしまいました。何より落石で岩だらけの道だけで辟易しそうな過程に反して、リンがハイになっていくのが面白かったです。普段のローテンションはどこへ行ったやら、畑薙大吊り橋まで歩いて元を取ろうとする考えにはどこか親近感を覚えます。ノリノリで付き合う綾乃も加えて、吊り橋で悲鳴を上げるなどエンジョイしまくっている様子にほっこりさせられました。

 そしてなでしこの方は上述の通り、アプト式機関車と合体する電車などを眺めるといった穏やかな光景が描かれていました。とはいえ真っ暗なトンネルと中に設置されたお化けの置物にビビり散らかすなど、リンたちはまた別の形で情緒を乱されていたのが愉快でしたね。(それでも数分後にはいつも通りに戻る辺りなでしこのメンタルは本当に強いです)それぞれ出会った人たちの交流を楽しんだり、道中で一喜一憂したりと実にキャンプまでの道のりを堪能していることが感じらました。こういった過程も含めてキャンプなのだと改めて実感させられる回だったとも言えます。

 

 

WIND BREAKER(ウィンド ブレイカー)

第4話「衝突」

 ボウフウリンをまとめる総代「梅宮一(うめみや・はじめ)」がついに登場。後者で家庭園栽培に勤しむ絵面に肩の力が抜けた中、気安い態度と情の厚さを感じさせるキャラクターに魅せられました。加えていざという時の気迫、さらには敵に対する情けまで持ち合わせているなど慕われているのも納得がいく器の大きさを感じさせてくれたと言えます。ことはへのシスコンっぷりには若干引きますが……同時に「ケンカは対話」と語るなど、一方的な暴力を振るわない姿勢にも惚れ惚れさせられます。彼が作ったボウフウリンが暖かいチームになっていることにも説得力が生まれていましたね。

 そんな中で獅子頭連との戦いがどうなるのかと見守っていた中、まさかのタイマン団体戦が行われる展開に意表を突かれました。獅子頭連を束ねる「兎耳山丁子(とみやま・ちょうじ)」の戦闘狂っぷりからしてこの唐突な提案もまぁわかるのですが、ケンカといえば「大人数による乱戦」のイメージを強く持っている身としてはかなりエキセントリックに感じます。(こうした試合形式の方がキャラ1人1人を活躍させやすいのもあるのでしょうね)ともあれ血みどろの争いとはまた違った戦いに、心躍らされるものもあるので結構楽しみになってきました。

 

 

アイドルマスター シャイニーカラーズ

第4話「本当のヒーロー!」

 以前から地道な活動を続けていた「放課後クライマックスガールズ」が今回の主役。本格的に舞い込んできた仕事がヒーローショーということで、目を輝かせる「小宮果穂(こやま・かほ)」の姿に早くも胸が暖かくなりました。肝心のヒーローが来れなくなってしまったアクシデントに対しても、自分たちなりのヒーローショーを行うことで観客を喜ばせるポジティブな姿勢には見ていて勇気づけられるものがあります。これまで手伝ってきた商店街の人たちが応援に駆けつけるなど、果穂たちの1人1人に向き合ってきたことを功を為す流れも素敵でしたね。(そんな中凄いノリノリで悪役を演じるプロデューサーにじわる)

 そんな放クラとは別に順調に活動を続ける各ユニットも描かれる中、未だにレッスンのみが続くイルミネーションスターズの不穏な様子も印象に残りました。ストイック故にメンバーとの付き合いが上手くいかない灯織と、イマイチ踏み込めずにいる真乃の組み合わせには何とも言えない歯がゆさを覚えますね。何より灯織が歌もダンスも他の2人に劣っていることを感じるほど、仲間を認めているのにそれが伝わらない状況がもどかしいです。次回辺りはこの2人のぎこちない関係にメスを入れてほしいところ。

 

 

 デュエマでのデッキ&関連商品の発売など大いに賑わっているドラ娘ですが、アニメ本編の方でいよいよストーリー編が再開されることも発表されました。突然ドラゴン化してしまって大ピンチ!といった短編エピソードが長いこと続いていたので(アーシュがドラゴンから戻れなるといった濃い曇らせエピソードもありましたが)、本筋に戻ってくれるのは朗報と言えるでしょう。個人的にはアオハル組にドラゴンの力を与えた謎の存在の正体がずっと気になっているので、校長(アークゼオス)との関係含めそろそろ明かしてほしいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。