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最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その32(雑記 2024.4.11)

 

 

 デュエル・マスターズのアニメが先日一旦終了してから早数日が経ちました。ニチアサの時間帯に早起きをしてデュエマアニメを視聴していた身としては、そのサイクルが少々崩れてしまったことに妙な寂しさを覚えます。一方でアニメ以外で活発な動きを見せるデュエマ公式では中々に唸らされるものもあり、何だかんだで退屈しない日々を過ごせていますね。今回はそんなデュエマをはじめとした新情報についての雑記を書いていきたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

超獣世界の新たな危機、邪神VS超化獣

 

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 先日デュエチューブでの生放送にて、新章「王道篇」の背景ストーリーを描いたCGアニメが公開されました。新弾の開封で盛り上がっていた中で突然発表されたのでかなり驚かされましたね。何より背景ストーリーの解説アニメーションは『決闘学園編』でも度々放送されていましたが、その続きを作ってくれたのは嬉しいところです。まぁアニメ最終回での《DARK MATERIAL COMPLEX》とのバトルは冒頭の説明で済まされてしまいましたが……

 

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↑直前の背景ストーリー回については上の感想を参照。

 

 それはともかく、今回描かれたストーリーの目玉はやはり新章の敵《光喜の夜 エルボロム》との戦いでしょう。ゴルギーニタウンを突如として襲ってきたエルボロムに《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》らが襲われる中、ジャシン帝が新たな姿である《邪魂の王道 ジャシン帝》となってエルボロムと激闘を繰り広げる様子の迫力は言わずもがな。暗黒剣 フラヴナグニル》によって体をバラバラにされたのにしれっと復活しているジャシン帝と、能面みたいな顔で異質な笑い声を上げるエルボロム……敵味方それぞれがかなり不気味に描かれているのが印象深いです。

 そんな2体が「ハイパーモード」になって拮抗した勝負を繰り広げる場面は、ハイパー化の手段とハイパーモードのこれまた凶悪なビジュアルでこちらの度肝を抜いてきました。「感情が高ぶると周りの生物の力を吸収する」という迷惑極まりない過程を経て、巨大なクモのような姿となるエルボロムのインパクトは凄まじいの一言。顔も反転した状態で能面から悍ましい笑みを浮かべる表情に変化しているのが恐ろしいですね。対するジャシン帝も、実体を持たない霊体から配下のアビスの力を吸い取って得た軟体生物の怪物としての姿が中々にグロテスク。(余計にクトゥルフ神話っぽくなりましたね)最早どっちも敵だろ!と言いたくなるレベルのデザインは原作者・松本しげのぶ大先生らしい異形の意匠満載とも感じられますね。

 

 他に注目したいポイントとしてはゴルギーニタウンの様子もあります。クリーチャーワールドとしては珍しく発展した街並みは、人間社会の如く整備されているので新鮮で興味深いです。そこで車モチーフであるメカクリーチャーたちが移動しながら生活しているのですから、どちらかというと『トミカワールド』や『カーズ』みたいな世界観をイメージしてしまいますね。ゴルギーニ・エン・ゲルスが交通整理している描写は彼らの始祖にしてリーダーの風格があまり感じられないのでシュールですが、裏を返せばリーダーがそんな雑務に没頭出来るほど平和だったことが伺えるのがまた素敵。

 それだけにエルボロムによって街やクリーチャーたちが為すすべなく蹂躙されていく様子は見ていて心苦しかったです。アビス登場以降の背景ストーリーでは他の種族たちはかませになりやすい傾向がありますが、今回もそんな形でエン・ゲルスたちが呆気なく敗れ去っていくのは何とも言えない無情を感じますね。特に《ドラン・ゴルギーニ》率いるゴルギーニ兄弟がゴルギーダイオージャーなる合体を披露しようとするものの、合体前を狙われて爆散するシーンは最早ギャグみたいなテンポでした。ゴルギーニたちの合体は以前から気になっているのに中々披露されない状況ももどかしいので、いつかゴルギーダイオージャーが登場して一矢報いてほしいものです。

 

 というわけで背景ストーリー回の簡単な感想でした。デュエマのクリーチャーたちのハイクオリティCGはこのコンテンツの強力な武器でもあるので、こうした形でCGを活かしてデュエマの世界を解説していくのは非常に良い判断だと思います。何よりテレビアニメが終了した矢先に、CGアニメという形でも映像化したデュエマを魅せてくれることに喜びを覚えます。ジャシンを貫いたフラヴナグニルの謎など今後も続いていくことが予感されるので、新弾発売の度にこのアニメーションを発表してくれることを期待したいです。

 

 

ドラゴン娘と一緒にデュエマスタート!!

 

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 続いてはデュエマの派生コンテンツである『ドラゴン娘になりたくないっ!』について。クリーチャーを美少女化させたシリーズですが、いつの間にやらチャンネル登録者数が18万人突破と、デュエチューブを超える人気を獲得していることには本当に驚きました。恐らくは元ネタである神アートから存在を知って視聴している人だけでなく、デュエマを知らない層も注目しているのでしょう。普段投稿される動画ではデュエマのデの字も出てきませんが、こうして多くの人たちに見られているのはファンの1人としても嬉しいところです。

 そんなドラ娘が本格的にデュエマと関わるエピソードを投稿してきたのが今回の注目ポイント。(ドラ娘のチャンネルではなくデュエチューブで投稿されたのは、普段デュエマをやらない視聴者への配慮も兼ねているのでしょうね)先日発売された「キャラプレミアムデッキ ドラゴン娘になりたくないっ! イェーイめっちゃドラゴン!!」の販促を兼ねており、動画内ではメガとギャイの2人がアーシュのルール説明を聞きながら対戦していく様子が描かれています。

 内容としてはシンプルなティーチング講座ですが、メガたちがワイワイ楽しくデュエマをやっているだけで何ともほっこりしてきますね。使用カードのテキストをいちいち声に出して確認するところも初心者らしさがあって微笑ましく、拙い部分がありながらも純粋にデュエマを楽しんでいるのが伝わってきます。ギャイが同日発売された「いきなりつよいデッキ」をガチガチに使っている点やメガのトリガー連打には笑ってしまうところがありますが、「逆転」をテーマとしてデュエマらしい展開は個人的にもかなり好み。また《流星アーシュ》をはじめとしたデッキに収録されているドラゴン娘たちのカードが満遍なく活躍しているのも含め、販促としては申し分ないと言えるでしょう。

 

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 さらにドラ娘のチャンネルではこれまたデュエマのコラボ動画を投稿。クリーチャーを追うアーシュたちがデュエマのカードに閉じ込められるというシチュエーションで一波乱に巻き込まれるストーリーは、『トイストーリー』染みたコミカルさがあって楽しかったです。カードに閉じ込められるのはカードゲーム作品ではよくあることだな!他にも怖い犬ならぬ怖い猫が出てくるわ、同デッキに収録されている《蒼き団長 ドギラゴン剣》と《百族の長 プチョヘンザ》が簡単作画で実体化して助けに入るわと小ネタも多くてクスっとさせられます。中でも《龍覇 ザ=デッドマン》を使って友達とデュエマを楽しんでいるヨシキ少年の「全てを手にするんだからな!」発言がシュールすぎて……(ヨシキという名前からして彼の苗字は恐らくオシメ……

 何よりデュエマのデッキを買ったはいいものの、同年代の子たちと遊ぶ勇気が出せないユウタ少年の背中を押すエピソードが素敵でしたね。同じく新しい環境に馴染めず苦戦していたアーシュがアドバイスしてあげる過程は、これまでのドラ娘を思うと中々に説得力があって暖かい言葉だと感じます。アドバイスを受けたユウタ君が一歩を踏み出して、彼らと友達になっていくラストもベタですがグッとくるものがありますね。じんわりと癒される日常ストーリーにして、デュエマを絡めながらもドラ娘らしいエピソードに仕上がっていたと思います。今後も何かしらの形でアーシュたちがデュエマに関わる動画を見てみたいものです。あとアーシュちゃんたちがユウタ君にデュエマを手取り足取り教えてあげるおねショタ展開はまだですか?

 

 

闇を裂く君の勇気(ジサリス) 、再び

 

 

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 昨年展開された井上正大さん企画の特撮作品『華衛士(センティカ)F8ABA6ジサリス』。そのシーズン2の情報が先日ついに解禁されました。シーズン1が多くの謎を残したまま完結したこともあり続きが非常に気になっていたので、その続編の目途が本格的に立ったというのは個人的にも朗報と言えます。YouTube上で展開する特撮ドラマとしては破格のクオリティを誇るジサリスの続きが見られるというだけでも嬉しい話です。

 

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↑シーズン1の感想まとめについては上の記事を参照。

 

 さてそうして投稿された華衛士ジサリス2の特報ですが、短いながらも想像を膨らませられる映像が多かったです。何だかんだで生きていたっぽいジサリスがラドキーパーと共に謎のセンティカの追跡から逃げる様子など、気になる要素がいくつもあるのでリピートが止まりません。またフォボスやヴァニタス、デジールといった主要キャラもほぼ全員続投することが確定したのも嬉しいですね。(アユカは運命から解放され日常を過ごしているようなので出番は少なくなりそうですが)前作ではセンティカ同士の対立がメインだったのですが、今回は彼らの共闘にも期待したいところ。

 そして個人的にラドキーパーとゼーゲンの2人には特に注目しています。前者は最後まで喋ることなくジサリスたちの後ろに立っているだけの存在、後者は大ボスみたいな雰囲気を出しながら結局ジサリスと対面することがなかった敵っぽいキャラと、どちらも何だったんだこいつらは……という印象ばかりが残っているのでそれを払拭出来るくらいの活躍を見せてほしいものです。

 というか、松田悟志さんと栗山航さんをそれぞれ起用していながら出番がこれだけなのはあまりにももったいない!松田さんには今度こそ口を開いてかつ感情を出しながら諸々を説明してほしいですし、栗山さんには先日まで放送していた『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』で魅せた華麗なアクションで井上さんと対決してほしいと以前からずっと思っていました。そんな視聴者としての無念と願望を抱きながら、今度のジサリスでそれらを解消させてくれることを楽しみに心待ちにしていく所存です。

 

 

ケロロ小隊、侵略計画新始動!であります

 

 

 かつて人気コンテンツとして子どもたちからの支持を得、今でも根強いファンが多い『ケロロ軍曹』のアニメ新プロジェクトが始動。今年でテレビアニメ放送20周年であることも加えてまさかの発表となりました。発表が4月1日だったこともあって当初はエイプリルフールかな?と疑われましたが、どうやらそうではなく本当に企画が動いている模様なのでかなり驚きましたね紛らわしい日に発表しないでよ軍曹!

 同時に20周年PVが公開されましたが、ケロロ軍曹たちが久々に動いて喋っているだけですさまじい懐かしさが襲ってきます。以前映画館で上映されたマナー動画でもケロロが登場したことはありましたが、今回はケロロ小隊全員に声が付いているので非常に30秒だけなものの非常に豪華。声優さんもみんな当時と同じ、かつ演技がほとんど変わっていないことに感動を覚えます。動画としても久々にサンライズとバンダイナムコピクチャーズに遊びに行ったケロロ小隊が、いつの間にか移転したことを知り移転先に向かうというネタ満載の内容でニヤリときますね。(新しい本社がちゃんとホワイトベースなのも良き)

 土曜日の朝に放送していたケロロ軍曹のアニメを当時視聴していた身としては、この情報と映像だけで感極まってくるものがあります。新アニメがテレビで放送するのかそれとも配信になるのかはまだ定かではありませんが、この時点でワクワクが止まりません。続報が来た時はすかさずチェックしていきたいですね。

 

 

 デュエマのシリーズは20年以上の時の中で実に多くのものを生み出してきましたが、ここ数年は過去の例に留まらない多くのコンテンツが展開されていきました。その結果それらのコンテンツが注目を集めていると考えるならば、今のデュエマは大きく成功していると言ってもいいのかもしれません。アニメだけでは終わらない魅力を発揮してくれることを今後も楽しみにしつつ、今回はここで筆を置きたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。