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2024年夏アニメ簡易感想 その8

 

 

 

 1999年に放送されたデジモンアニメシリーズの元祖『デジモンアドベンチャー』。その目玉要素ともいえるパートナーデジモンの進化シーンの動画が何とデジモン公式YouTubeチャンネルにて投稿されました。この手のバンクまとめ動画を公式が出すのは非常に珍しいので本当に驚きましたね。動画の画質も綺麗ですし、ファンとしては嬉しい限りです。

 そんなわけで上のリンク先で見られる動画を早速視聴したわけですが、あまりの懐かしさにちょっと感動してしまいましたねハイ。有名な挿入歌「brave heart」のギュンギュンギューン!!というギターサウンドから始まる進化バンクは、今見ても興奮するものが満載でした。加えてデジモン自身が「○○モン、進化~!」と叫び、姿が変わっていくシークエンスはシリーズを通して子ども心をくすぐってきます。特に当時から好きだったウォーグレイモンの進化シーンは、古いながら味のあるCGと坂本千夏さんの渾身の叫びの合わせ技で本当にカッコよかったです。デジモンアニメを見たことがない人も、せっかくなのでちょっとチェックしてみるのはいかがでしょうかそしてデジモンアニメの沼に落ちるんだ~……

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター テラスタルデビュー』はお休みのため感想はありません。

 

 

 

 

異世界スーサイド・スクワッド

第3話「Episode3」

 首輪の爆弾解除のために王国との交渉に臨むことになったハーレイたち。リックを除くメンバー全員が持ってきた衣装と装備に着替え、ようやくスーサイド・スクワッドの本格始動を感じ取りました。(ナナウエもとい「キングシャーク」のオーバーオール姿が意外と可愛く見えてくる不思議)また異世界の魔法でそれぞれが強化されている可能性も説明され、前回以上に派手なアクションを披露してくれたのも熱かったです。「奪われた城の奪還」を命じられたのに、城をぶっ壊して敵味方丸ごと生き埋めにしたことにはじわじわきますが……まぁそこら辺は所詮自分勝手な悪党ども故仕方ないと割り切るほかないのでしょう。

 そして魔物たち帝国側の連中に味方しているのがハーレイたち以前の突入組であることも判明し、元の世界のヴィラン同士の戦いへと発展していったのも注目ポイント。そんな今回はネズミを操る「ラットキャッチャー」が出てきましたが、刑務所でデッドショットにいじられてた過去に思わず同情してしまいました。デッドショット本人はラットをいじめから守って仲良くしてやったつもりなので始末に負えません。その辺りの関係性の妙な生々しさを印象に残しつつ、ハーレイと「カタナ」など各々の因縁が構築されていく様子に興奮させられる回でもありました。そのため今後出てくるであろう帝国側のヴィランメンバーにも期待が持てますね。

 

 

グレンダイザーU

第3話「紅蓮の怒り」

 ローマで勃発したカサドが駆るゼオラダイザーとの対決は、グレンダイザーの圧倒的な強さが何よりも目に焼きました。円盤軍団の攻撃を受けてもビクともせず、こちらはほんの少しの攻撃だけで周囲の敵を一掃する光景は実に爽快。極めつけは大気圏外からのエネルギー砲を打ち返すシーンで、パンチ1発で要塞ごとぶっ壊した時のインパクトは計り知れなかったです。ベガ星連合軍は以前からグレンダイザー奪取を企てていたそうですが、欲するのも納得の神の如き力だったことを印象付けられました。

 だからこそ精神が不安定な大介がグレンダイザーのアキレス腱になっているわけですが、今回に限っては暴走することなく戦いを終えられて一安心。前回からハラハラして見ていた分、カサドへの復讐に呑まれなかったことには感激しました。同時にローマ市民や光子力研究所の面々に快く受け入れられるシーンも素敵でしたね。罪の意識に苛まれていた大介にとって、自分を受け入れてくれる存在がどれだけ大きいかが前回に続いて伝わってきました。それはそれとして例の爆弾指輪を持ち続ける大介×甲児はちょっと湿っぽい……

 他にはベガ星連合軍側の情報もいくつか判明したのが興味深かったです。カサドを快く思わない「ガンダル」たちなど、敵も一枚岩ではないことがわかりやすく描かれていました。そしてカサドの従者である「ナイーダ・バロン」がスパイとして出てきたわけですが、大介(デューク)を仇と認識していそうなのが不穏で仕方なかったです。

 

 

逃げ上手の若君

第3話「神の住む森」

 頼重の本拠地である諏訪大社に到着しては比較的穏やかな日常エピソードに突入。相変わらず背景が眩しくてうるさい頼重に、時行が振り回されていく様子が微笑ましかったです。その一方で自己肯定感の低い時行に対し、将として戦う意義を見出してみせる頼重の采配は何とも感動的でしたね。散々な胡散臭い印象しかなかった頼重が、神の使い兼時行の理解者としての在り方を示してくれたのは視聴者にとってもありがたかったです。二枚舌でウザい点はともかくととして(言質を取ったと途端サクラだとネタばらしした時は笑ってしまいましたよえぇ)、信用してもいいかもしれないと思えるくらいには真面目だったと感じます。

 続く後半では時行と郎党たちを合わせた「逃若党(ちょうじゃとう)」の交流が描かれましたが、主従というよりも気心の知れた友人同士の関係性として描かれていました。シシ神のような大猪の狩りで容赦なく主君を囮にするのも、時行の神回避を信頼してこそ。配下としての振る舞いも忘れずに、時行の良き仲間であろうとする面々の気遣いは見ていて心地よかったです。「雫(しずく)」「弧次郎(こじろう)」「亜也子(あやこ)」と改めて一気に紹介されましたが、前回までの活躍もあって全員のキャラクターをあっという間に掴むことが出来ました。

 

 

 上述の進化シーンの動画を上げてくれたデジモン公式には大いに感謝していますが、同時にもっと欲しいと思ってしまうのが複雑なオタク心。なまじ良かったせいで『02』以降の作品の進化シーンまとめ動画なども上げてくれたなぁ~とか考えてしまいます。特にデジモンアニメの中でも特にお気に入りである『セイバーズ』の進化シーンを、大人組のパートナーの進化も含めて動画にしてくれたら最高ですね。まぁ高望みをわかっているので、あったらいいな程度に待ってみる所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。