愛と幸せのために戦う決意
仮面ライダー・井上ショウマは改造人間である……ってこと!?
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- 誰かを想うなればこそ
前回ラストでショウマを拾った謎の影こと、ショウマの大叔父に当たるグラニュート「デンデ・ストマック」。今回はそんな重要人物が明かした真実がいきなりボディーブローをかましてきました。まずデンデのぽっちゃりとした見た目と愛嬌、人間のお菓子が好きになってこの世界に居ついているという話に癒されましたね。といってもこのデンデこそがショウマを改造したり、人間をスパイスに変える技術を作ったりした事実は結構ショッキング。人懐っこい人情家と見せかけてそこはグラニュート、人間とは別の価値観を持っているらしい印象に複雑な気持ちにさせられます。
そしてショウマの父である「ブーシュ・ストマック」の存在も判明し、彼のショウマとみちる母さんにした仕打ちにドン引きすることとなりました。改造はショウマに力を付けさせるため、監禁はランゴたちから守るためと説明はされていたものの、それにしたって不器用すぎて絶句してしまいます。家長として家族を愛していたのは間違いないことは読み取れるだけに、もっと方法はなかったのかと思わずにはいられません。そこはグラニュートだからと片付けられそうですが、一方的な愛情ではダメ・相手に伝わらなければ無意味ということを実感させられる話でした。(ただまぁ今後の明かされる話次第でブーシュの評価も変わりそうですが)
そんな勝手すぎる親の愛に翻弄させられるショウマにまたしても同情を覚えたものの、このやり取りがショウマの「みんなの幸せを守る」姿勢に繋がったことには膝を打ちましたね。子どもの玩具(どう見てもサナギムの色違いな件)を取ってあげようとするものの止めかけた際、それでは父が自分たちにしたことと同じだと気付く瞬間で大いに唸りました。本当に相手のことを想うならば、その人の幸せを第一に行動するべき……そんなメッセージが感じ取れる展開にどこか感動を覚えます。辛い思い出を経て、大切な気付きを得たショウマに目頭が熱くなってくるくだりだったと思います。
- 化け物ではない肩書きを貰う時
今回もう1つ、大いに感動させられたのが絆斗とのやり取り。以前から互いの存在を認知していた2人ですが、エージェントから人間を救い出す際に協力して少しだけわかり合う様子が何とも微笑ましかったです。そして何と言っても、絆斗がガヴ(ショウマ)のことを「こいつは化け物じゃねえ!」と庇うシーンにウルっときました。ずっと怖がられ続けていたショウマにとって、こうした言葉をかけられるのがどれだけ救いになったかは言うまでもないでしょう。改めて絆斗の優しさが身に染みてきます。
また「仮面ライダー」の名前が大きな意味を持ちそうな場面になっていたのも興味深いですね。これまで化け物呼ばわりを認めてきたショウマには衝撃的なワードでしたでしょうし、化け物ではない自分を表わす言葉として使っていきそうな予感がします。前回の感想でも書きましたが、どっちつかずな存在であるショウマのアイデンティティ確立に仮面ライダーの名前は重要な意味を持つかもしれません。ここから如何にして「仮面ライダーガヴ」を名乗っていくのか、非常に楽しみになってきました。
そうした経緯もあり、いくらか救われたショウマが幸果のいるはぴぱれに戻ってきて一安心。ロードムービーが一旦終わったのは寂しいものの、それ以上に彼が前向きに人の幸せと向き合うようになったのは非常に嬉しいところです。ここまで主人公の曇らせ展開が続いた分、しばらくはショウマが人との触れ合いで癒し癒されていくストーリーを期待したいです。(代わりに絆斗の師匠がグラニュートに襲われるラストに不安が募ることに……)
本筋以外だと、グラニュート界にて彼らの生活模様が描かれたことにも注目したいです。グラニュートたちが人間と同じような暮らしぶりをしている一方で、一部の客が闇菓子の取り引きをしている場面はかなり鮮烈に映りました。加えてランゴの「取り締まられる」云々の発言からして、闇菓子はあの世界でも違法なのは間違いなさそうです。多くのグラニュートは平穏に暮らす中で、裏社会から蝕んでいくストマック社に慄くばかりです。
それはそれとして敵組織とは裏腹に、一般グラニュートそのものは割と社会的だとわかったのは大きな収穫ですね。そのうちストマック社と敵対するグラニュートの警察機構などが出てくるかも?といった予想もしてしまいます。人間界とは異なるものの親近感が湧いてくる、そんなグラニュートたちの様子は今後も見逃せないかもしれません。
戦闘シーンでは「ヒリヒリチップスゴチゾウ」を使った「ヒリヒリチップスアシスト」が印象的。これまでの追い菓子チェンジとは異なり、ザクザクチップスラッシャーの方に炎が宿るという形態変化もまた面白いと感じました。燃える剣烈火抜刀!!というだけでもシンプルにカッコいいのに、刀身を飛ばしたりする戦闘スタイルは非常にカッコいい!の一言。(しばらくすると刀身が焦げて無くなるシステムな点には笑いましたが)そのうえ実写とCGと織り交ぜた炎のエフェクトの美しさ、さらにはベルトのレバーを封じられた際自分自身を回転させることで必殺技を放つショウマの機転と、今回も多彩なバトルに魅せられた次第です。
そして次回は絆斗が変身!!本筋の横でちょくちょく映っていた酢賀が開発したアイテムで、ついに2号ライダーへと変身するようです。彼の戦いが楽しみな反面、師匠が襲われたラストからして今度は絆斗が曇らされそうなのが不穏に思えてなりません。母だけでなく師匠まで失い、このまま彼は復讐の鬼になってしまうのか、それとも……!?今後の絆斗のキャラクターに関わりそうなエピソードなので、ハラハラしながら見る所存です。
ではまた、次の機会に。
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