新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2020年秋アニメ簡易感想 その12

 

 

 

 

 SDガンダムワールド 三国創傑伝』が来年2月に配信スタート!

 そしてシリーズ最新作SDガンダムシリーズ最新作SDガンダムワールド ヒーローズ』も来年4月からスタート!!

 というわけでついにSDガンダムの新作アニメがやってきました。これは嬉しい限りです。最後にアニメ化した作品が2010年の『SDガンダム三国伝』だったので実に約10年ぶりのアニメ展開となるわけですね。ビルドシリーズでしか”動くSDガンダム”を見ることが出来なかった昨今を思うと、こうして新しい映像媒体でSD単独の作品をやってくれることに喜びを覚えます。

 前者の『三国創傑伝』は三国伝と同じ「三国志演戯」をモチーフとした作品、後者の『ヒーローズ』は創傑伝のメンバーも加えた各世界のSDガンダムたちが集結する作品とのこと。創傑伝の方も言わずもがな楽しみですが、それ以上にヒーローズのお祭り作品としての趣にワクワクを覚えます。「別世界のヒーローたちがチームを組んで戦う」というシチュエーション*1はかつて『SDガンダムフォース』にハマっていた身としてはこれ以上とないほどの大好物です。この2作品の配信が早くも待ち遠しくなってきましたよ。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第5話「彼女は熱き旋風 彼女は気ままなそよ風」

 前半後半共に美少女が走っている姿ばかりが見られた今回。前半は苦手な運動を特訓の末に乗り越える千夜と彼女を最後まで支えるリゼの師弟関係が見どころでした。特に徐々に走ることに慣れていく千夜だけでなく、当初は自分のペースで彼女を振り回していたリゼが相手のペースに合わせてあげることを覚えていく過程が面白かったですね。これまで2人きりで絡むエピソードがなかったのもあって非常に新鮮でした。それはそれとして朝走ることを宣言しておきながら必ず寝坊するココアェ・・・・・・

 後半は青山さんと担当編集の凛ちゃんのエピソード。いい歳してココアやチノたちと街の中で盛大に鬼ごっこする様子は微笑ましかったです。青山さんの卓越した逃げ足の早さは「どんなに本気で逃げても最後には必ず凛ちゃんが捕まえてくれる」という信頼からきているのだろうと感じます。ちょっと変わった大人組2人の変わらぬ友情が描かれたほっこりする内容でした。

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第6話「富士ピラー攻略戦!」

 いよいよ休眠中のプライマリー・ピラーの襲撃が始まった回。前半では作戦の総指揮官とオーディンの異なる方向性の啖呵とそれに応える軍人・ワルキューレの姿が印象的。燃えるシチュエーションではある一方でどこか歪にも見える構図に言いようのない恐ろしさを覚えました。オーディンに対して内心舌打ちする弥生のシーンもあって余計にそう感じます)

 さらに園香の過去の一端が判明し、彼女が弥生を敬遠する理由もわかった時は少しショッキングでした。仲間たちが次々と倒れていく中自分は見ているだけしか出来なかった状況の悲惨さに加え、それが弥生の園香への優しさが招いたものだとわかった時は複雑な気分になりました。園香が年相応に泣きじゃくるシーンがまた辛いです。(それだけに彼女を抱きしめる宮古には救われましたね)

 そして後半からの空戦シーンは各ワルキューレの特徴的な戦いを思う存分描いていて大興奮、外伝作品のキャラクターであろう彼女たちも映像でキチンと活躍させてくれる姿勢に好感が持てます。続くピラーの内部はおびただしい数の英霊機の残骸など中々に不気味でしたが、そこから謎の英霊機が襲いかかってくる様子のおぞましさにはあまりピンときませんでした。劇中でも言われていた「死者への冒涜」であることはわかりますが、どうせなら英霊機内部で死体となったワルキューレが動かしているシーンとか入れてほしかったですね。でもさすがにグロすぎてダメか?

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第6話「Gボーイズ冬戦争・前編」

 基本1話完結だった本作では初の前後編となる今回はGボーイズの内部分裂を描いた内容でした。タカシに付き従っていたヒロトがまさかの独立を宣言するラストは、これまでの淡々とした様子から寡黙ながらキングに忠実なNo2、という印象を個人的に抱いていただけあって少し意外でした。謎の襲撃犯がきっかけだったものの、野心家のヒロトがずっと前から下剋上のチャンスを伺っていた辺りGボーイズがかなり危ういバランスで成り立っていたことがよくわかります。

 Gボーイズ以外にも池袋の裏社会がどれだけ危険であるかを強調した内容だったのも印象的です。「池袋は自由の街=いつ戦争に発展してもおかしくない治安の悪さ」ということですね。それらを容易く乱す「シャドウ」とそれを雇った謎の依頼主が何者か、非常に気になるところです。(終盤のレッドエンジェルス側、特に磯貝の描写が不穏でしたが果たして・・・・・・)

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第6話「復讐の猟犬」

 タイトルからして物騒な展開になることを覚悟していたけどそんなことはなかったぜ!むしろ怒りに呑みこまれていたかのように見えたバルクホルンが敵ネウロイの対抗手段に心血を注いでいたことがわかった時は驚きました。エーリカを助けるために体を極限まで減量し、さらにはシャーリーの協力を願い出ることを惜しまない様子には彼女の精神的な強さを感じます。まぁエーリカが死んだものだと勘違いした瞬間豆腐メンタルと化したけどまた終盤の銃を捨ててのステゴロ戦法にはあっけを取られましたが、中々に燃えました。

 一方で墜落したエーリカも緩い態度は変わらず、しかし死体の偽装といった生き残るための手段を惜しまない強かさを垣間見せてきてびっくり。(戦闘だけでなくサバイバルにも精通しているのは結構意外でした)そして2人の息の合ったコンビネーションは最高にカッコよかったですね。普段はぐだぐだを繰り広げながらもいざという時は言葉を交わさずとも互いの考えを理解しあうツーカーの仲を発揮してくれる、そんなベストコンビの良さを余すことなく見せてくれた最高の燃え回だったと言えます。

 

 

おそ松さん(3期)

第5話「まぁな」「帰り道」

 前半はトド松とカラ松が同じ美人店員に惚れる内容でしたが、そこに至るまでの過程が実に童貞感溢れる勘違いの連鎖で何とも言えない気持ちにさせられました。そんな2人に共感する一松とチョロ松、対して冷めた目線で見る十四松とおそ松の構図が非常にシュールです。(十四松が冷静な側にいるのが当初は意外でしたが、そういえば6つ子の中で彼だけ相思相愛の相手がいたことを思い出して納得しました)あとカラ松の遠慮をそのまま受け止めるトド松は流石ドライモンスターといった具合でした。

 後半は同級生の結婚披露宴の帰り道のエピソード。歩きながら披露宴についての雑談に花を咲かせるものの、十四松以外の5人が自分たちの結婚云々には意地でも触れないようにする様子が淡々と描かれていて前半の時とは違った意味で心にくる内容に仕上がっていました。十四松も途中から察して何も言わなくなるのがリアルすぎて精神的に辛いこと辛いこと。最後の最後でしんみりさせられましたね。

 

 

 さて上記のSDガンダムといえばプラモデルの方も気になります。特に創傑伝のプラモはこれまでガンダムベース東京でのみ販売されていたので、アニメ展開に合わせて全国販売になるのが嬉しいところ。安価な分肉抜きやシールなど見栄えに関して苦しいところがある一方で、クリアパーツや金銀メッキをふんだんに使用した点や変形ギミックなどの遊べる内容が魅力のSDガンダムの新作、機会があれば買って組んでみたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:アベンジャーズ』的、とも言える。