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2021年春アニメ簡易感想 その2

 

 

 4月に入ってから1週間が過ぎ、今季のアニメもほとんどが出揃ってきました。僕自身見るアニメを大体決めて何とか簡易感想の方も執筆の順番を決めたところです。中でも3か月前に一旦お休みした『憂国のモリアーティ』が楽しみで楽しみで・・・・・・待ってましたと言わんばかりでしたね。そんなわけで今回はそのモリアーティを含めたアニメ作品の感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

憂国のモリアーティ

第12話「大英帝国の醜聞 第一幕」

 三か月の休息期間を得てようやく開始されたモリーアティ第2クール。今回はホームズコンビが主役のエピソードでした。冒頭からシャーロックの兄マイクロフト卿が早くも登場した時はちょっと意表を突かれましたね。ホームズ兄弟の仲は一見良さそうに思えますが、水面下では凄まじい腹の探り合いが行われていそうでドキドキします。

 そしてついに登場した大女優「アイリーン・アドラ」。持ち前の美貌と演技力でホームズたちを一方的に翻弄する強キャラぶりは流石です。男たちを振り回す自由奔放ぶりを発揮する一方、女優を目指す平民の少女に厳しい言葉をぶつけながらも激励する気高さには惚れ惚れします。こういう芯の通った女傑キャラ大好き!ホームズとのやり取りにもニヤニヤしてしまいますが、ラストの手紙のシーンで一気に不穏な雰囲気が立ち込めてきましたね・・・・・・

 

 

ドラゴン、家を買う。

第1話「いろんな家」

 森本レオのナレーションが炸裂して思わず吹き出してしまった本作。声の抑揚とか喋り方とか完全にきかんしゃトーマスです本当にありがとうございました。様々なモンスターや亜人が暮らすファンタジー世界(というよりはゲーム世界)での「家探し」というジャンルに惹かれました。ハーピーやゴブリン、サハギンなどの種族が暮らす家はそれぞれの特性を活かした生活様式になっていてどこか魅力的に感じます。また本作における家は「安全の象徴」として描かれており、親から勘当されたドラゴンが安住の地を求めるというストーリーに仕上がっている点が興味深いですね。

 主人公の「レティ」は最強種であるドラゴンの子ながら弱くて臆病というちょっとありがちなキャラクター。(ステータス表示に関しては見るからに貧弱なのが伝わってきますが、出来ればドラゴンの平均ステータスを出して比べてほしかったところ立派な翼を持っているのに飛べないというのが情けなさを助長しています。今のところドワーフに捕まるわ勇者に襲われるわいいとこなしですが、ラストに出会ったエルフ(勇者のセリフからして魔王らしいけど)とどのように家を探していくのか気になるところです。

 

 

戦闘員、派遣します!

第1話「工作員、派遣します!」

 このすば作者原作のアニメ化ということで早速視聴。現実世界の悪の秘密結社が異世界(というよりは別の惑星ということらしいですね)を侵略していくという設定が非常に新鮮でそそられます。「悪行ポイント」なるものを貯めて使うことで様々な道具を取り寄せられるというシステムも面白いです。どうせならこの秘密結社が現実世界でどのように侵略活動を繰り広げてきたかも見てみたい、と個人的には思いましたね。

 登場人物もこのすば作者らしく一癖も二癖もある奴らばかり。主人公の「戦闘員六号」は今時珍しいエロいことに正直なキャラで親しみが持てますし、ヒロインも毒舌アンドロイド「アリス」に金と出世に目がない「スノウ」とロクな面子ではない辺りが実に面白いです。ギャグもキャラ同士の掛け合いが中心の軽快なもので見やすく、すぐにクスッと笑えます。ギャグアニメとして早くも期待出来ますね。

 

 

ひげを剃る、そして女子高生を拾う。

第1話「電柱の下の女子高生」

 家出少女を拾う、という社会的にも倫理的にもヤバいテーマを扱った作品ということで戦々恐々の思いで視聴しましたが、想像していたものよりもずっとプラトニックな内容で驚きました。主人公の「吉田」はモラルがしっかりとしていて、少女の誘惑に一切乗らずに彼女を更生させようとする辺りに感心しました。憧れの先輩にフラれたことを引きずる女々しさはあるものの、ぶっきらぼうな優しさにキュンときますね。(少女を「甘えさせている」自分自身にも苛立ちを覚えるところにも好感が持てます)

 一方家出少女の「沙優」は北海道から東京まで転々としてきた中々に度胸のあるJK。一見天真爛漫のようでいてその内にから覗く不穏さに少々たじろいでしまいます。1話の時点で度々見られた歪んだ価値観や考え方は今まで体を引き換えに泊まらせてもらった男だけでなく、実家にも問題がありそうに思えますね。この闇の深さの正体がどのようなものなのか興味が湧いてきます。

 

 

聖女の魔力は万能です

第1話「召喚」

 女性向けの異世界召喚もの原作のアニメ化。冒頭から仕事帰りの主人公が強制的に異世界に召喚される展開に思わず笑ってしまいました。しかも相手側はもう1人召喚した女性が目的だったというのもひどすぎます。まぁこの序盤の理不尽さもこの手の異世界ものの醍醐味と言えますが・・・・・・

 そんなわけで衣食住が保証されている環境で暇を持て余しているセイこと「小鳥遊聖(たかなし・せい)」が植物研究員になる過程が描かれましたが、トントン拍子で進むのでかなり見やすかったですね。研究員になるためにこの世界のことを勉強しなくていいのか、とも思いましたが、テンポの良さを考えるとこれで無理に描写しなくても良いのかもしれません。

 何より終盤のシーンでセイが作ったポーションが人を救い、感謝される展開が良かったですね。召喚しておいて放置されたままだった前半のことを考えると、彼女がこの世界に来て初めて誰かに「必要とされた」のだという実感が湧くのでどこかウルウルしてしまいました。

 

 

SDガンダムワールド ヒーローズ

第1話「落ちてきた運命」

 『三国創傑伝』が完結して2週間、その続編であるヒーローズもいよいよスタート!1話は最初から最後までアクションたっぷりの内容でした。前作の時点で高いクオリティを誇っていたCGアクションは前作以上にスピーディーになっていて見ごたえがありましたね。劉備ユニコーンガンダム」をはじめとした三国創傑伝のキャラクターたちも変わらず登場し、パワーアップ形態などを披露してくれて大興奮します。個人的には「趙雲ダブルオーガンダム」が前半ド派手なバイクアクションを披露してくれた点と、新キャラの「サージェントヴェルデバスターガンダム」も機械的で冷静なキャラとネイティブ巻き舌な発音のギャップがたまりませんでした。

 そして本作の鍵を握る「悟空インパルスガンダム」は1話の時点では完全に暴走したモンスター扱いでした。特に巨大化してからはキングコングよろしく高層ビルによじ登るなど完全に怪獣そのものです。正気を取り戻してからの声は可愛いですが、どんな性格なのでしょうか。他にも彼が隕石のように落ちてきたのも気になるところ。(ラストに登場した三蔵が送り込んだ可能性が高いですが)

 

 

 こうしてアニメの感想をまとめると、本作も個性豊かなアニメが揃っているなぁ、と感じます。色んなジャンルの作品があって、各作品の特色を読み取っていくのは毎回のことながら大変ですがその分楽しいです。今季はどんなことになっていくのか今からワクワクしてきますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。