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デュエル・マスターズ キング! 第23話「怒りのモモリーヌっ!ロマノフファミリーの仁義なき戦い!」感想

未来を決めるのは誰だ

ジェンドルは妙に応援したくなる魅力がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回のデュエマキング!は久々に伝説のカード探しから始まりました。今回巻き物によって指定されたのは《邪眼皇ロマノフⅠ世》とこれまた懐かしのカード。すっかり解説担当が板についてきたキラがロマノフ一族の大きな派閥の存在を説明してくれるなど、ロマノフ全体を大きく扱ってくれたのが嬉しかったですね。でもB・ロマノフはどこ・・・・・・?ここ・・・・・・?

 というわけで今回タイムスリップした時代は1920年アメリカ・シカゴ市。ちょうどアメリカで「禁酒法」が施行された年で、当時のシカゴは海外からのアルコール輸入品を違法で仕入れて大金を稼ぐギャングたちの巣窟だったと聞きます。(当時の有名なギャングとしては「アル・カポネ」がいます)子ども向けアニメとしては珍しい時代と場所を扱っているな、と思いましたね。

 そんなギャングの街に来たジョーは早速「ロマノフファミリー」というギャングの抗争に巻き込まれるのですが、そのファミリーをまとめる少女「モリー」がももちゃんそっくりである要素が面白かったですね。最初ももちゃんと勘違いして彼女の逆鱗に触れ、沈められそうになる絵面には笑ってしまいました。(特に最後までももちゃんとの見分けがつかなかったキャップの便秘発言はさぁ・・・・・・)モモリーヌの見た目に反した老人ような口調、いわゆる「のじゃロリ」口調もこれまた新鮮です。

 分裂したファミリーがそれぞれ持っているロマノフを集める展開は久々にジョーカーズの面々に活躍させたのもあって見ていて楽しかったのですが、カードを集め終わってからはあっという間に元の時代に帰ってしまったのが残念でした。しかもそれ以降はモモリーヌたちの話題がほとんど出てこなかったので、彼女たちが出た意味はあったのだろうか・・・・・・とつい思ってしまいます。どうせなら後述のジェンドルも同じ時代に飛んでもっと絡ませてほしかったですね。サブタイトルに反してモモリーヌたちの出番が前半だけで終わってしまったのは明確な不満点でした。

 

 

  • 未来を覆す者VS未来を定める者

 現代に戻ってからは待ち伏せしていたジェンドルとの対決がメインとして描かれていました。相手がカードを持ってくるを待って奪い取るセコい手段に出ただけでなく、目の前でロマノフを無理矢理シャングリラと合成させるジェンドルのやりたい放題ぶりは中々に悪役染みています。

 そうして始まったジョーとのデュエマでもジェンドルがジョーが負けることをあらかじめ予知して進めていくのが印象的。奇しくも前回のジョーVSマギとほぼ同じ構図となっており、ジェンドルが予知する未来に最初は翻弄されるものの覆してみせるジョーの活躍が見ものでした。今回はドローするカードさえジェンドルの予知の通りであったものの、キャンベロの連続侵略でモモキングダムの封印を解放していくジョーの戦略が光っていてかなり燃えました。

 しかしジェンドルの勝利で終わったのは意外でしたね。ロマノグリラを撃破して(初登場でいきなり破壊されるロマノグリラェ・・・・・・)ジョーの勝ち確定、という雰囲気の中逆転してきたので非常に驚きました。それでもジェンドルの最初の予知を覆したという事実は変わらないため、前回と同じように彼の予想を超えていくジョーの凄まじさは十分伝わったかと思います。何だかんだで両者の株自体はそれほど落ちていないのが良い落としどころですね。

 またこれまでのジョーとのデュエマで2連敗を喫していたジェンドルが初めてジョーに勝利したことにちょっと興奮を覚えました。ジョー以外には勝利しているものの主人公に負けっぱなしというのはボスキャラとしては少々残念なところだったので、今回の勝利はボスの威厳を取り戻せたように思えてちょっと嬉しいです。クリーチャーを苦しめる悪役ながら妙に応援したくなる、ジェンドルの変わった魅力を再確認しましたね。

 

 

  • 零と地獄、矛盾する欲望を接続せし冥王

零獄接続王(れいごくせつぞくおう) ロマノグリラ0世(ゼロせい) 光/闇/自然 (11)
クリーチャー:ディスペクター/ダークロード/ガーディアン/ナイト
パワー17000
▪️EXライフ
▪️マッハファイター
▪️T・ブレイカ
▪️このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうしたら、その中から1枚を墓地に置き、残りをマナゾーンに置く。
▪️このクリーチャーが攻撃する時、コストの合計が、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下になるよう、自分のマナゾーンと墓地からクリーチャーを最大1体ずつ選び、出す。
▪️このクリーチャーがタップしていれば、自分は攻撃されない。

 《聖魔連結王 ドルファディロム》と《禁時混成王 ドキンダンテXXII》を失ったジェンドルが新たに作り出したディスペクターの王。「戦極編」に登場し【ロマノフサイン】を環境に広めたナイト《邪眼皇ロマノフⅠ世》と「エピソード2」、ひいては過去の背景ストーリー全てをひっくるめたラスボス《「無情」の極 シャングリラ》が合成されています。骨だけと化したシャングリラにロマノフがふんぞり返っているように座っている、というこれまでのディスペクターの中では比較的原型を保っている姿が特徴的です。(この状態から動けないというのはかなりエグいですが)背景ストーリーで争いを引き起こしてしまった者と争いを終わらせようとした者との組み合わせなど、例によって各クリーチャーを冒涜するかのようなセンスに震えます。

 カードとしてはコスト11、パワー17000の巨大っぷりがまず目を引きます。現在登場しているディスペクターの中でもトップクラスのサイズです。*1見るからにビッグマナ系統のデッキに投入されることが検討される大きさで、それに合わせてか登場時に墓地とマナをそれぞれ増やせるcipも持ち合わせています。

 そしてこのカード最大の特徴は攻撃時に墓地とマナからクリーチャーを踏み倒すアタックトリガー。マナゾーンの枚数分以下に収まれば墓地とマナそれぞれ1体ずつ出せる柔軟性のある能力で、このカード自身がマッハファイターを持っているのもあって邪魔な相手クリーチャーを除去すると同時に出せます。このカードのコストの重さ、そしてマナブーストも相まって出せるクリーチャーは非常に幅広いです。単純にササゲールで破壊したディスタスを再利用するのもいいですが、どうせなら後続の大型クリーチャーを出しておきたいところ。2枚目のロマノグリラを墓地かマナに置いておき、連続で出していくのもアリですね。

 さらにタップ時にプレイヤーへの攻撃を封じる攻撃制限も持ち合わせています。こちらは合成元のシャングリラが持っていたものをプレイヤー限定にしたもので、タップしているだけで相手の自分への攻撃を封じられるのでこれまた強力です。除去しようにもロマノグリラのパワーとコストの高さが大きな壁となり、さらにEXライフによる除去耐性もあるため相手からすれば厄介なことこの上ないでしょう。相手のタップしてくるカードにも強気でいられるなどかなり心強いですね。(ただし《ゲラッチョ男爵》をはじめとしたアンタップしてくるカードなど、抜け道はいくつか存在するので注意が必要です)

 まとめるとマッハファイター、踏み倒し、攻撃制限と全ての能力が見事に噛み合っている自己完結型の大型クリーチャー。自身は展開しつつ相手の攻撃を封じて着実に追い詰めていく制圧性能には目を見張るものがあります。ディスペクター由来の耐性もあって長いこと居座って相手にプレッシャーを与えられるでしょう。《龍装者 ジスタジオ》を出してさらに除去耐性を得ればより強固な布陣を敷くことも可能です。またディスペクター以外の種族を活かして【ダークロード】や【ガーディアン】などの各種族デッキに入れるのも面白そうです。

 しかしながらマッハファイターの性質上、相手のクリーチャーが場にいなければスペックを十二分に発揮出来ない難点も抱えています。攻撃出来なければcipのみで登場ターンの役割が終わってしまうので、出すタイミングを十分に考える必要があります。幸いこのサイズを出す頃には相手もクリーチャーを出していると思うので、見極めもそう難しくはないでしょう。凶悪なコントロール性能を誇るディスペクターとして、ぜひ使いこなしてみたいですね。

 

 

 さて実は今回のお話で今のOP&EDは聞き納め。次回からは新OP&EDが始まります。どちらの曲もここまで本作を盛り上げてくれた名曲なので、TVで聞くことになるのはこれで最後、というのは少々寂しいです。とはいえ曲自体は購入して聴くのもありなので(どちらもいい曲なのでみんなも買おう!)、まずはここまでの感謝を述べつつ、次からの新しい曲に期待したいと思います。

 DOBERMAN INFINITYさん、祭nine.さん、今までありがとうございました!

 そしてナイトメアさん、上月せれなさん、次回からよろしくお願いします!

 

 そして次回はコロコロで連載中の漫画『ブラックチャンネル』とのコラボ回!人間の醜い本性を引き出したり恐ろしい存在を見つけたりして“鬼ヤバ”な動画を撮影していく悪魔とのコラボ、ということでどんなストーリーが展開されるのか予想がつきません。しかしながらこの手のコラボ回では珍しくジョーとデュエマで対戦するのではなく力を貸してくれる立場のようなのでジョーがひどい目に遭うことはまずなさそうです・・・・・・かね?

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:他に存在するコスト11以上のディスペクターには《天紅連結 シリディアン》と《神龍連結 パラデスメタル》が存在する。(2021年9月末現在)