希望の星
運んできたものは希望というにはあまりにも厄介な代物だった
・新OP＆ED
今回から2クール目突入ということでOPとEDが一新されました。前回の曲も良かったですが、こちらもオルフェンズ独特の雰囲気を表していると思います。
新OPはBLUE ENCOUNTの『Survivor』。前回とは打って変わって軽快な曲になりましたが、こういうのもありだと思います。また映像では鉄華団を始めとした主要人物を次々と映していくと同時に新キャラや新MSが目まぐるしく動き回る情報量の多さは見てて楽しいです。しかしその中でクーデリアお嬢様は鉄華団と一緒にいる場面がなく、どこかで見たことあるような湖面でボロボロになったバルバトスの側にいるのみ、というのが気になりました。これが意味する物とは一体……？
一方新EDはTRUEの『STEEL-鉄血の絆-』。こちらも前回とは違ってどこか未来を向かって行く少年たちを激励するようなイメージで随分明るくなりました。映像は火星の大地を鉄華団の皆でにぎやかに囲む何とも微笑ましいイメージが広がっていますが、果たして本編でこの光景を見ることが出来るのか……。
・恋愛相談
OPが終わって早速映し出されたのは何者かのメールを受け取っているフミタンの姿。しかしそのメールの内容がお嬢様をどこかに誘導するよう指示するようなもので明らかにフミタンが怪しい……。
そんな彼女をよそ前回三日月に突然キスされたせいで寝付けなかったというお嬢様が相談しに来ました。でも男性の恋愛感情とか下手なたとえ話を持ち出して「相手が本気だった場合は結婚を考えるべきか」と言い出した時は笑いが止まりませんでした。キス＋本気＝結婚って発想が実に箱入りお嬢様らしいｗｗｗｗ（なんていうかこの手のお嬢様キャラって交際は結婚前提というイメージが定着している気がする）
・鉄華団衛生改善計画、ビスケットの過去
そうしている内に鉄華団はアフリカユニオンの企業・ドルトが経営しているドルトコロニーに到着。一企業がコロニーを私有しているというのが面白いですね。オルガたちはドルト2でテイワズから依頼された荷物を届け、三日月たちはお嬢様の希望でドルト3で何やら買い物に行くことに。何を買うのかと思ったらなんとお嬢様は鉄華団の不衛生ぶりから着替えや洗剤などを買いためていました。まぁ男ばっかりが集まればそうなりそうだよね。しかし本人がいない場でアトラにdisられるおやっさんェ……。
女性たちが買い物を楽しんでいる中護衛として付いてきた三日月とビスケットが会話している内にビスケットがかつてこのコロニーで暮らしていたことが判明。さらに彼には兄がいて今もここで働いていることも話し、会いに行こうかと迷っている様子でしたが、アトラの後押しで再開を決意。そのまま兄のサヴァランウエハース辺りが来るかと思ったに電話をしたものの、弟が鉄華団に所属していることを聞いて怪訝な顔を見せる様子から嫌な予感がします。というか前回までの昭弘の件といいこの作品の兄弟はどうもまともな再会をしそうにないんですよね。
・こんな生活を……強いられているんだっ！
一方ドルト2に入港するオルガたちはそこで働いている組合員たちに「英雄」と歓迎されて少し戸惑います。ドルトコロニーでは一部の市民のみが裕福な生活を過ごし、ほとんどの労働者は不当な労働環境に苦しめられている現実（やはりコロニーはどの作品でも格差の温床か……）を語る彼らは火星のために立ち上がったお嬢様とそれを護衛する鉄華団に希望を抱いていたらしいのですが、オルガは出来たばかりの鉄華団の名が知られていることにきな臭さを感じ始めます。
その予感は見事的中。何とオルガたちが運んできたのは戦闘用MWや武器など物騒なものばかりでした。しかもそれを届けるよう依頼してきたのは労働者たちの支援者らしいのですが、お嬢様の代理を名乗っているのが実に怪しいです。しかもタイミングよくギャラルホルンが突撃してきて労働者たちは武器を手に反撃を開始。その場はギャラルホルンが撤退してくれたものの完全に戦う気になっている労働者たちをよそにオルガたちは完全に巻き込まれた形になってしまいました。やっぱり主人公勢は何かとトラブルの渦中にいるのでしょうか。
今回はドルトコロニーでの労働者たちの反乱が起こりそうな展開になりましたが、一方でフミタンやビスケットの2人が色々不安を感じますね。どっちも死にそうだなぁ……。逆にキスされたことに思い悩むお嬢様や一緒に買い物してはしゃぐアトラなどヒロイン勢に癒されましたね。あと鉄華団の不衛生ぶりにはちょっと笑いました。
さて次回ですが、これまで誰かが何かしら喋っていた次回予告が今回は次回のサブタイトルのみ読み上げるという演出に何かしら意味を探してしまいます。そしていよいよ登場する本作の仮面枠。一体何ギリス・何ドなんだ…・………。
ではまた、次の機会に。
