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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第8話 「寄り添うかたち」 感想

混ざり固まる鉄血
名瀬さんっていい人だけど子どもが見る番組に出ていいキャラじゃないよね(主にハーレム関連で)






















・オルガの潜入作戦
 前回いつの間にかタービンズの戦艦に潜入していたオルガですが、今回は冒頭でその時の詳しい様子が描写されていました。ケーブルで繋がったMWで戦艦にひっつく辺りはツッコミどころ満載でしたが、その後はハッキングで捕捉されないようにしたりと割とまともな戦略を展開して一気に名瀬のところまで辿り着きます。オルガはそこで偉そうに虚勢を張っている社長を撃ちそうになりますが名瀬に止められ、戦闘は速やかに終了しました。前回の激戦の最中でこのような戦いも繰り広げられていたのですね。鉄華団の別のメンバーの有能っぷりも見られて中々面白かったです。


・ハーレムタービン
 無事取引の場が設けられた鉄華団はオルガやビスケット、ユージンにさらにお嬢様といった面々で名瀬と面会することに。そこでタービンズが”名瀬全員女性(しかもみんな名瀬の嫁!)”という衝撃の構成が明かされました。前回やけに女性が多いなと思っていたら本当に女性ばっかだったとは…………。しかもハーレム、さらに腹違いの子どもが何人もいるとか、この番組子どもだって見ている(かもしれない)んですよっ!
 まぁそこは置いといて地球までの航路をタービンズ経由でテイワズに確保してもらうだけでなく、鉄華団テイワズの傘下に加えてもらうというお願いもすんなりと通り(ただしテイワズの代表との話し合いの場を設けてもらうってことだけど)、何気にお嬢様の重要性についても語られましたが、この火星と地球の問題は思っていた以上に根が深いようですね。少なくとも単に話し合いするだけでは終わらなそうです。あとあの社長は鉱石掘りになったらしいけど正直どうでもいい。


・ガールフレンドがいない連中のことも考えてやれ!
 というわけでタービンズと共にテイワズの本拠地である「歳星」を目指して進むことになった鉄華団。その間鉄華団のメンバーはタービンズの面々とそれぞれ様々な交流をしていました。三日月や昭弘はシミュレーターでラフタといった強豪パイロット相手に鍛えてもらっていたり、お嬢様とアトラは名瀬の赤ちゃんたちと触れ合ったり(この手の子ども部屋を見ていると「テレビ大好きお姫様」ことマリナさんを思い出す)していました。一方タービンズ女子にアタックしたものの相手にされずにしょぼくれる奴も……。(デレンセン教官殿はいい人だったなぁ……)


・「仲間」ではなく「家族」として
 喜びもつかの間、オルガとビスケットは火星に残ったメンバーの資金が底を尽きた知らせを聞き、ギャラルホルンとの戦闘で鹵獲した資材諸々を買ってくれるところ名瀬に紹介してもらおうとしますが、そこで名瀬に色々問いただされます。「なぜ鉄華団は離れてはいけないのか」というこれまたかなり痛いところを突かれますが、オルガは自分のせいで死なせてしまった多くの子どもたちに対しての責任を感じているようで、仲間たちの身をを最後まで自分が責任を持つことを考えていたようです。「繋がっている」という発言は「運命を共にする」くらいの意味なんでしょうかね。
 そんなオルガに対して名瀬は軽く叱りつつ彼らの関係を「家族」だと教えてくれます。子ども扱いしているのには違いないのですが、これまで1人で色々背負い込んでいたであろうオルガにとってこの言葉は救いの言葉になってくれるだろうと感じます。実際その後頭を抱えて後悔するオルガの姿は年相応の若者のように見えましたし。

 そうしている内についに歳星に到着。三日月とオルガの「家族」としてのやり取りもどこか微笑ましいところがありました。


 今回はタービンズとの交流の中で、オルガを始めとした鉄華団が精神的に少しだけ成長していく話でした。それにしてもタービンズはみんないい人ばかりですね。特に名瀬はハーレムのことはともかくこれまで子どもたちを道具として酷使してきたCGSの奴らとは違い、ちゃんとオルガたち個人を見て話してくれる「ちゃんとした大人」として十分に描かれていたと思います。これからは名瀬さんと呼ばせてください!

 そして次回はいよいよテイワズの代表と話すようなんですが、予告映像の袴といい杯といい、なんか任侠物っぽくなってきたぞ…………?


 ではまた、次の機会に。