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気まぐれ漫画簡易感想 その5

 

RG 1/144 GAT-X105 エールストライクガンダム (機動戦士ガンダムSEED)

RG 1/144 GAT-X105 エールストライクガンダム (機動戦士ガンダムSEED)

  • 発売日: 2011/04/30
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 前回から何と3か月も経ってしまった漫画感想記事。なるべく早めのペースで書いていきたいと思ってる中ここまで遅くなってしまい本当に申し訳ありません。しかしネガティブな言葉ばかり並べるのもこのブログの方針に背くので前置きはここまでにしておき、すぐに感想に移りたいと思います。

 

 

 

 というわけで以下、漫画の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

HGに恋するふたり 第1~2巻

 以前から気になっていた作品だったので2巻まとめて購入。学生時代にガンダムの世界に入ったOLと今現在ガンダムにハマっている最中のJK2人の出会いから始まる「ガンダム女子」たちの物語。第1巻第1話で『SEED』放送から18年という信じたくない現実を突きつけられるなど読んでいて悶えてしまうような要素も多くて面白かったです。

 ガンダム版『トクサツガガガを何となく想像していましたが、あちらと比べるといわゆる「あるある」が少ない分「自分の“好き”との向き合い方」のようなものに焦点を当てたような内容に仕上がっていると感じました。大人になって自分の好きなものを周囲にひた隠すようになった「さやか」が明朗快活な「宇宙(そら)」と出会い、彼女の好きを表に出す姿を見て少しずつ変わっていく様子が描かれており、女の子だからと周囲から理解を得られなかったガンプラ作りに手を伸ばしていく姿にほっこりしました。2巻ではさらにモデラーとして有名な「桃香(ももか)」も加わってより賑やかになっていくなど、孤独だと思っていた“好き”の世界に理解者を得て少しずつ自分の世界を広げていく人たちの物語が展開され、読んでいてとても気分が心地いいです。

 また『SEED DESTINY』のシンの扱いなど、ファンの間でもデリケートな話題に踏み込んでいく内容には驚かされました。自分の“好き”を深めていくだけでなく、他者の“好き”にも理解を寄せていく優しい世界に思わず涙がほろりときてしまいます。大人の事情なんて知ったこっちゃないとばかりに純粋な「何故?」をぶつけてくる宇宙を見せられるたびに心が苦しくなる時がありますが、全体的ハートフルな雰囲気が一気に気に入りましたね。

 

 

暁のヨナ 第33巻 

暁のヨナ 33 (花とゆめコミックス)

暁のヨナ 33 (花とゆめコミックス)

 

前巻スウォンが不治の病に侵されていることが判明した中、今巻では何とスウォンが緋龍王の血を引いていること、そして病の正体がその血筋だけがかかる「緋の病」であることなど、前半の時点で衝撃の情報が次々と出てきて困惑するばかりでした。一方でヨナサイドもスウォンの秘密を知ってしまったこととハクたちへの想いの板挟みにあう中、自分の母の死に疑惑を持ち始めるなど過去への血生臭い雰囲気が漂い始める様子はおどろおどろしくてかなり不気味です。

 後半はスウォンの両親の馴れ初めを描いた過去編に突入。緋龍王の血に苦悩する村娘ヨンヒ第一王子ユホンの出会いから婚約までの過程は読んでいて思わず「すげぇ!まるで少女漫画みてぇだ!」と感じてしまいました。みずほ先生ごめんなさい。(なお表紙の袖の作者コメントで似たような話が書かれていて大笑いしました)ともかくユホンの男前なキャラクターに惚れ惚れしましたね。

 しかし婚約してからは様子が一変。高華国の過剰なまでの緋龍王信仰とそれに従うイル王子を見て寒気が走りました。宗教に囚われすぎた国家の成れの果てを端的に表しているように感じます。特にイルはこの時点で1巻の時と変わらぬ優しさを持ち合わせているものの、一方で今の国の在り方を決して疑わない盲目な面を見せてきたので驚かされました。この後ユホンたちはどうなっていくのか気になりますが、これまで語られてきた歴史の話から考えるにこの先はとんでもなく暗い内容になることが確定しているので続きを読むのが少々怖くなってしまいます。(本編ラストページの「恐ろしい弾圧」のワードとか不穏すぎて・・・・・・)正直巻末に載っていた少年時代のハクとジェハの短編が救いでしたね。

 

 

推しの子 第2巻

 プロローグとも言える1巻を経てようやく「本編」へと突入した第2巻。アイを死へと追いやった黒幕への復讐を誓うアクアとアイのようになろうとするルビー、全く異なる道へと進む2人の物語が展開されました。目的のためなら手段を選ばなくなりつつあるアクアの仄暗い空気は読んでいてクセになります。それでいて妹をはじめとした「ひたむきに頑張る人」を何だかんだで放っておけない性格がまた良いですね。

 そして本編では1巻でもチラッと出てきた「有馬かな」を中心としたエピソードで、「漫画原作の実写ドラマ化」という人によっては鬼門となりうる問題をストレートに描いていて驚かされました。タレントを売り込むためのドラマ出演を前に少しでも作品を良いものにしようと奮闘する彼女の健気さに涙が出る一方で、その努力が認められない世間の無情さにこの作者特有の「エグさ」を相変わらず感じます。それだけにアクアの機転で少しだけ良い方向に傾くオチは良かったですね。現実の過酷さの前に人匙の両親を残す塩梅が個人的に非常に好みです。

 

 

デュエル・マスターズ キング 第2巻

 漫画版のキングはいつもと変わらないテイスト。大長老との対決やボルツ、キラ、キャップの新切り札のお披露目などバラエティ豊かな内容ながら少しずつ自体が深刻になってきている展開に息を飲みます。特にアバクはチョウキとコウキの前身である人物たちを洗脳したり、ボルツやキャップを監禁するなどアニメよりも「悪役」としての印象が強くなっていました。他にも不敵な自信を見せるキャップにのじゃロリのコニーなどアニメと大きく異なるキャラ付けも中々に乙なものです。(余談ですがアバクVSキャップ戦でアバクが「再びオレのターン」と宣言していましたが、今思うとあれはエンドジャオウガを使っていたんだなぁと思いました)

 また本編とは別にボルツとキラが如何にしてキングマスターカードを手に入れるかが描かれた番外編も収録されていました。ダチッコたちと力を合わせてドラゴンの卵を孵化させたボルツに、自分の道を貫くために母とデュエルするキラと短いながらもそれぞれに物語があるのが素晴らしいです。特にキラVSキラ母は一度見てみたいと思っていたシチュエーションだったので念願が叶って嬉しかったです。父の形見であるキングマスターを受け継ぐというのも良かったですね。

 

 

 もうすぐ2020年が終わる中、今年も色んな漫画を読んだなぁ、と思います。そしてその読んだ漫画についてブログで書いていきたいと思いつつ、投稿ペースを早めるために少しずつでも努力していきたい所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2020年秋アニメ簡易感想 その22

 

 

 


『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』予告【2021年4月23日(金)公開】

 

 映画クレヨンしんちゃん最新作『謎メキ!花の天カス学園』が来年4月公開とのこと。「本格“風”学園ミステリー」を謳っておりこれまでにない謎解き展開が見られる映画になる模様。風間くんがおバカになったり「吸ケツ鬼」といったパワーワードなどクレしんらしい要素がある一方で、予告にもある通り「AIによって管理された全寮制学園」という舞台の不穏さが個人的に気になるところ。(監督が『ロボとーちゃん』の人という点も怖いですね)久々となるカスカベ防衛隊メインの映画ということもあって結構楽しみですね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※今週の『おそ松さん(3期)』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

 

 

 

ゾイドワイルド戦記

第3回

 バーニングライガー擁する帝国軍の一方的な攻勢が続く中、共和国軍がついに反撃!する直前までいった回。そろそろ共和国側の新戦力もみたいなぁと思っているのでこの焦らし方は正直もどかしいです。

 とはいえスナイプテラを奪っていったリューク大尉や相変わらずカッコいいクエイド中佐とギルラプターLCのコンビなど共和国のライダーも負けじと見せ場があったのは素晴らしいと感じました。この辺りのバランス感覚は結構いいですね。バーニングライガーの活躍に関しても魅力的で、特に背中から排出したブレードを口に咥えて相手に斬りつける戦法には驚きつつ興奮しました。ドギバス&ザシアン「ナカーマ」

 そしてラストにて本格的に登場した「ゼノレックス」も印象的です。アニメや漫画では初の恐竜型の主人公機というのもあって無骨、かつ頭でっかちではないスマートなフォルムに惚れ惚れします。(また同じ青い恐竜型ゾイドである「凱龍輝」を彷彿とさせます)次回どのように活躍してくれるのか楽しみです。

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第10話「ハートがいっぱいの救援要請」

 ココアさんマジ陽キャの鑑。前半はバイトの掛け持ちをはじめたココアと同じくバイトを掛け持ち中のシャロの話。片やクリスマスの軍資金集めのため、片や生活のためと異なる理由で働いているものの、シャロがココアと共にバイトをこなしていく中で“一緒に働く”楽しさを見出していく様子が微笑ましかったです。ココアもココアで「貯めたお金をみんなのために使うことこそが自分のため」という“人の幸せを自分の幸せのように感じられる精神性”を発揮してきて思わず天使か何か?と感じてしまいましたね。

 後半はクリスマスシーズンで多忙になるラビットハウスを救うため、チノが千夜とシャロたちに助けを求めるという内容。何と言ってもチノが自分で答えを見出した点が素晴らしいですね。本作では多少誰かの助けがあってもいつだってチノ自身が決断を下しており、彼女の成長を度々確認出来ます。そしていよいよ千夜シャロがラビットハウスの制服を着ると思うと楽しみで仕方がない・・・・・・

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第10話「館山湾決戦前夜!」

 やっぱりみこアズ(もしくはみやアズ)はてぇてぇなぁ・・・・・・ついに本性を表したオーディンとの決戦に向け、それぞれが自分に出来る準備をする中での息抜き回。人より頭がいいだけに「自分が頑張れなければ」と張りつめ、責任感に押しつぶされそうになっているアズズの姿は見ていて胸が痛みます。それだけにアズズやみんなのためにお祭りを開催する宮古の優しさに救われますね。

 あと宮古にのみ子どものように甘えるアズズの可愛さに不意を突かれ、宮古の「アズが死ぬときは私も死んでるよ。天国でも、朝起こしにいったげる」というプロポーズ的な発言にこそばゆさを感じずにはいられませんでしたね。2人ともお幸せに・・・・・・!

 他にも前回の再起を経て一回り成長した園香や館山のみんなと生きるためという戦う理由を見出すクラウとワルキューレたちそれぞれの覚悟が描かれた回でもありました。次回いよいよ決戦、どうなるのか楽しみです。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第11話「サンシャイン通り内戦(シビルウォー)・前編」

 前回の予想通りGボーイズとレッドエンジェルスによるカラーギャング抗争が勃発。しかしレッドエンジェルスのメンバーが何者かに殺されたことがきっかけだったり、タカシが撃たれるなど状況は思った以上にとんでもないことになっていて驚愕しました。特にマコトがキングを撃った容疑者としてGボーイズに追われる展開は衝撃でしたね。これまで頼りになっていた仲間が敵に回るのはやはり堪えます。マコト母まで重傷を負うなど見ていて辛いシーンが多かったです。

 また今回の抗争を裏で引き起こしている者たちがいよいよ登場しましたが、その人物の配下らしき男が明らかに磯貝だったのはちょっと笑ってしまいました。悪そうな顔を露骨に視聴者に見せてくるしもうちょっと隠す努力しろよ!とつい思ってしまいます。それはそれとしてこれまで人当たりの良かった彼の凶悪な本性が晒されそうな点は楽しみですね。これまでのゲストキャラクターも総登場しつつありますし、最終回での決着が待ち遠しいです。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第11話「ロード・トゥ・ベルリン」

 ウィッチよりも戦車が大活躍した回。再開されたベルリン奪還作戦で投入された決戦兵器「陸上巡洋艦ラーテ」のあまりの巨大さにビビり、ビームすら跳ね返す装甲と超威力の砲弾で壁ネウロイをバッタバッタとなぎ倒していく姿には思わず目を奪われました。これまでネウロイは基本ウィッチが撃退してきたので、ウィッチに頼らずネウロイを倒していく様子は新鮮で爽快感がありました。そんなラーテに搭乗して指示を出すパッとン将軍の勇ましさも素晴らしかったですね。腕から血が流れても部下たちを動揺させないために気丈に振る舞う豪傑ぶりはカッコいいの一言です。

 一方魔法力が枯渇した芳佳の奮闘ぶりも良かったです。作戦当日はウィッチとして参加出来なくても衛生兵としてみんなのために働く献身ぶりは相変わらずで安心します。(1話で「いつ魔法力が無くなってもいいように」と医学を学んだ甲斐があってほっこり)501の仲間たちも彼女の行動に最初は驚きつつ何だかんだで納得する辺り理解力が高いです。

 そして『ブレイブウィッチーズ』から「雁淵ひかり」と「グンドュラ・ラル」登場のサプライズに一番驚かされました。外伝の主人公たちがこうして本編に姿を見せるサービスにはやはり興奮を隠せません。これは次回502との共闘展開とかあるかもしれないな・・・・・・みたいな願望を抱きつつ最終回に向けてテンションが高まってきました。どうなる次回!?

 

 

 クレしん映画と言えば10月に観た『ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』は面白かったですね。ブログでは感想を書き損ねましたが非常にいい映画だったと声を大にして言いたい作品です。その内何らかの形でこの映画の良さを書きたいなぁとは思っています。

 

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーセイバー 第14話「この思い、剣に宿して。」感想

吼えろ、仲間のために

ゲンム「死んだライダーの武器を使う展開いいよね!」

エグゼイド「お前がそれを言うな」

仮面ライダーセイバー DXキングライオン大戦記ワンダーライドブック

仮面ライダーセイバー DXキングライオン大戦記ワンダーライドブック

  • 発売日: 2020/12/12
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • “想い”という名の本を受け継いで

 前回の賢人退場もあって冒頭からお通夜ムードで始まった今回のセイバー。しかし悲しみに明け暮れている暇などなく、前回飛羽真が封印した巨大な本(破壊したんじゃなかったのね)を狙うメギド側と戦うことになる辺り、状況が未だに切迫していることが伝わってきます。今回は序盤から終盤まで剣士たちとメギドたちのバトルがメインだったので物語の進展に関してあまり語ることはありませんでした。しかし終始バトルしている分そのバトル描写に唸らされる場面がいくつもありましたね。

 まずは何と言っても飛羽真たちが賢人の持っていたライドブックを使って戦った点。亡くなった人物の想いをその者の形見などを付けることで受け継ぐ、という展開はベタながら非常に燃えます。特に賢人が使っていたランプドアラジーナで変身したセイバーの派生形態「ドラゴンアランジー」は雷鳴剣黄雷との二刀流というビジュアルも相まってかなりエモかったです。前回使ったドラゴニックナイトを使わなかったことに関して説明らしい説明がなかったことに疑問を覚えましたが、二刀流セイバーのカッコよさもあってそれほど不満を感じることはありませんでした。

 他にもバスター、剣斬、スラッシュの3人でライドブックを交換しあってからのフォームチェンジも良かったですね。背中をあずけるように円陣を組んでから自分の持っているライドブックを隣の相手に渡し合う、という洒落た構図と軽い掛け合いが素晴らしいです。その後の戦闘シーンも短かったものの、各ライドブックの能力を活かした描写がしっかりしてたのもあって見入りました。

 そんな感じでライドブックを複数使い分けた戦闘シーンが今回の魅力だったと言えます。多人数ライダーに複数のコレクション変身アイテムという2つの要素を活かしきったバトルは全体的に満足感がありました。主役ライダーだけでなく、サブライダーにもこうしてアイテムの活用という見せ場を用意してくれた点が個人的に好感が持てます。今後もこのような多彩なバトルを魅せていってほしいですね。

 

 

 

  • 気高き水流を従えし紺碧の百獣王

 

 キングライオン!

『自然を超越した蒼き鬣が、装甲を纏い王座に轟く・・・・・・

 

流水抜刀!

                          Rhyming!

Riding!                       

      Rider!

獣王来迎!

Rising!Lifull! 

キングライオン戦記!!

 

『それすなわち、砲撃の戦士!!

 

 ドラゴニックナイトとは別の、もう1つの「題名のないライドブック」が変化した「キングライオン戦記」ワンダーライドブックで変身したブレイズの強化形態「キングライオン戦記」。ライドブックはドラゴニックナイトとサイズが同等ながら厚みに関してはそれ以上とかなりの大型。変身時に左右のページが同時に開くというド派手なギミックが施されています。(イメージとしてはチラシや映画のパンフレットなどによくある左右に開く見開きページでしょうか)

 そうして変身した姿は藍色がかった青一色のボディ。銀色が大幅に追加されたセイバーのドラゴニックナイトと比べると色合いに大きな変化はないですが、ライオン戦記の滑らかな意匠が全体的にシャープになった点や、マスクの複眼部分にサイバー感溢れる模様が入っているなど、かなりメカニカルな印象になりました。特に両肩に2門の砲台を背負っている姿がドラゴニックナイトとは別の重厚感を醸し出しています。さらに左腕にキングライオンの頭部を模した手甲型武器「キングライオンブースター」を装備しています。

 戦闘では変身音にある「砲撃の戦士」の名に恥じず威力の高い遠距離攻撃が目を引きました。肩の砲台からバンバン水の波動を発射していく様子は中々ド派手です。それでいて以前のブレイズのような軽やかな剣裁きも健在なので遠近共にかなり強くなった印象です。さらに・・・・・・・・・・・・

 

流水咆哮!

 

キングライオンチェンジ!!

 

『それすなわち、砲撃の戦士!!

『さらには、ライオン変形!!

 

 

 ライドブックの真ん中上部にある突起を倒すことで変形した形態「ライオンモード」。まさかの自力で変形する要素があって正直驚きました。2門の砲台はそのままにゾイドっぽいメカニカルなライオンのビジュアルが自分の中の子ども心をくすぐります。WILDに行こうぜ行こうぜ騒いで行こうぜ野生を解放して高い機動力を発揮しているらしく、劇中では超スピードで敵を翻弄しつつ牙と爪、そして砲台で攻撃する姿が印象的でした。華麗で落ち着いたイメージのあるブレイズに、こうした攻撃的な様子が加わって新たな魅力を引き出せたのは結構すごいことだと思いますね。「使命」ではなく、「仲間」のために戦うようになった倫太郎の心情を表しているように感じられて非常に好みです。

 

 

 さて次回はカリバー率いるメギドたちとの戦いもいよいよ大詰めを迎える模様(まだ年末なのに!?)。果たして戦いはどうなるのか。さらにこれまであまり語られてこなかった15年前の真実がようやく、ようやく描かれるようでその点も見逃せません。盛り上がってきたところだしいい加減視聴者にも色々説明くださいねマジで。

 

 

 ではまた、次の機会に。

最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その4(雑記 2020.12.16)

 

 

 1か月ぶりの雑記記事。この手の記事はなるべく月イチで書き上げていきたいと思い急遽投稿することと相成りました。相変わらずの雑多ぶりですが読んでいただければ幸いです。あと最初のデュエマの話題が特に長くなってしまっているのでご了承ください。

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

 

2020年最後のデュエマ殿堂発表

 

 

 

 

 年に二度のデュエマ殿堂発表、その今年最後の発表がされてから1週間が経ちました。今回の発表も錚々たる面子が顔を見せ、

 

殿堂入り

  • 爆熱剣 バトライ刃≫/≪爆熱天守 バトライ閣≫/≪爆熱DX バトライ武神
  • 凄惨なる牙 パラノーマル
  • 魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル
  • 生命と大地と轟破の決断
  • ジョットガン・ジョラゴン
  • 海底鬼面城

 

プレミアム殿堂

  • ヘブンズ・フォース

 

殿堂解除

  • 超戦龍覇 モルトNEXT≫&≪爆熱剣 バトライ刃≫/≪爆熱天守 バトライ閣≫/≪爆熱DX バトライ武神≫(コンビ殿堂解除
  • 超次元ガロウズ・ホール
  • ボルメテウス・サファイア・ドラゴン
  • 超次元ホワイトグリーン・ホール

 

 といった感じで非常に多かったですね。以下、今回の発表に関して個人的な意見や感想を述べていきたいと思います。

 まず殿堂入りについて。今回は6枚と結構な枚数が選ばれましたがその多くが「まぁ妥当」と思えるチョイスでしたね。ただ個人的には≪バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ≫辺りも殿堂入りするだろうとタカをくくっていたのでそうでなかったのは少々意外です。

 しかしジョラゴンの殿堂入りは正直予想外でした。そんなに暴れているイメージがなかっただけにちょっと衝撃的です。しかし今後もジョーとジョーカーズを主役に据えていくこと考慮した場合、ジョーカーズのデザインの妨げになるジョラゴンの存在は早い段階でどうにかするべきだったんだろうなとも感じました。ただ初登場時から【ジョーカーズ】に突っ込んで愛用していたカードだったので結構ショックです。

 同じ理由で海底鬼面城の殿堂入りも個人的にショッキングな情報でした。安定したドローソースとして長いこと使い続けてきたカードだからこそいつかは殿堂入りするのではないかとは思っていましたが。いざ実際にされるとやっぱりキツいです。色んなファンデッキに入れていたカードなのでそれらを崩さなくてはならないのもしんどいですね。

 他に印象的なのはパラノーマル。初登場時のシールド・ゴー全体の評価の低さを考えるとすごい出世ぶりです。ギャラクシールドとの相性については以前当ブログでも触れましたが、それがここまでの戦果を上げることになるとは思っても見ませんでした。全体的にループの原因になるようなカードなどが選ばれた殿堂入りでしたが、同時に城とシールド・ゴーが初めて殿堂入りするというちょっとした歴史的な出来事でもあったように思えます。ひと昔前ならば考えられなかったことですが、“当初は評価されなかったカードが後の時代に意外な活躍をする”カードゲームの妙を味わった気分です。

 

 続けてプレミアム殿堂。こちらはヘブンズ・フォースが殿堂入りをすっ飛ばして一発プレ殿を果たしましたが(≪ベイBジャック≫以降増えましたね一発プレ殿)、これに関しても「まぁ妥当」という感想です。というか初登場時から悪用される雰囲気を出していたこのカードが4年間無事だったという方が正直意外でしたね。登場当初はあまり注目されてはいなかったものの≪“轟轟轟”ブランド≫の登場を皮切りに使うデッキが爆発的に増えた印象で、いつ殿堂入りされるのかと思っていたらここまで時間が経つとは思いませんでした。僕自身お世話になったこともあるカードなので色々思うところはありますが、とりあえずはお疲れさまでした、と労いたいと思います。

 

 そして殿堂解除はこれまた5枚と多め。その中でも衝撃的なのがやはりサファイアの解除でしょう。「サファイア地獄」と呼ばれていた時代を知っている身としてはあのサファイアが再び4積み出来るようになった事実に驚愕を覚えます。(来週のアニメにも登場するようですし)しかし過去の強豪カードをフルパワーで使えるようになったことはちょっと喜ばしいことだと思います。この調子でバジュラとバジュラズ・ソウルの方も何卒・・・・・・

 個人的に嬉しかったのは2大超次元呪文の解除ですね。特にホワイトグリーン・ホールはそろそろフル投入してみたいと思っていたのでそれが叶って本当に良かったです。とはいえ今家には数枚しかないので気長に集めていきたいところです。

 

 という感じで以上、殿堂発表の感想でした。毎年驚きと喜びと悲しみがいくつも襲いかかってくるDMPとしては見逃せないイベントになりつつあるこの発表、愛用していたカードが殿堂やプレ殿に選ばれてしまった時は悲しいものの、その分そのカードが評価されたことにちょっと嬉しくなったりもするので何だかんだ僕もこの時間を楽しんでいるのだと感じますね。次の殿堂はどうなるのかと思いながら、今のところはデッキを崩したり組んでいきたいと思います。

 

 

謎の作戦来たる?

 

 

 

 先日、アズレン公式Twitterにて謎のツイートが発信されました。普段のイベント発表とは大きく異なる謎めいた内容で正直「何これ?」感が強いです。何が起きているのか全く把握できていなかったのでこれを見た直後ネットでの反応を調べてみましたが、どうやらセイレーン関連で何か大きな展開を見せる可能性があるようですね。

 セイレーンというとこの世界における人類の敵なわけですが、ストーリー本編ではアズールレーンとレッドアクシズの内輪もめがメインのうえ、敵ユニットとして出現するイベントでも何が目的なのかはっきりしないまま出番が終わるので正直印象が薄いんですよね。個人的に「イベントのストーリーのラストで「データが取れたな、フッフッフ計画通り」的なことを言ってに暗躍しているだけの連中」というイメージが強いです。(アニメでもそんな感じでしたし)そんなセイレーンが本格的にアズレンのストーリーに関わってくるのかと思うとワクワクしてきますね。

 とはいえ情報によるとかなりの高難易度になるらしいという点が引っかかります。僕はアズレンをプレイし始めて1年以上になりますが、かなりのんびりプレイしているのもあっていうほど艦隊が育ちきってません。100レベに到達し認識覚醒まで行ったKAN-SENも増えてきましたが、そこから先で伸び悩んでいます。多くを満遍なくレベリングするのは大変なゲームだと改めて感じます。こんな調子ではまともに攻略するのは不可能かもしれません。幸い上記の謎のイベントは恒常らしいので、キチンと戦力が整ってからやってきたいと思います。果たしてどうなる僕のアズレン道・・・・・・

 

 

施しの英雄、サンタになる

 

 

 

 例年よりも遅めの開催となりましたが、今年も無事始まりましたクリスマスイベント。

ボックスガチャに強力な配布サーヴァントと二度おいしいイベント、今年は誰が配布になるのかと思ったらまさかの「カルナさん」でびっくりしました。金時、ジーク、龍馬に続く4人目の男性配布ですが、それ以上にこの手の季節ものイベントで男性が配布されるのは初めての例です。

 カッコよく魅力的な男性キャラクターが多く、彼らを支持する女性マスターも多いと聞くこのゲームでそういった層へのサービスをようやく始めたのは素晴らしいことだと思います。「施しの英雄」であるカルナさんがサンタになる、という納得しかないチョイスなのもいいですね。カルナさんが好きだけど持っていない僕にとっても嬉しいサプライズです。今後も男性サーヴァントの配布を積極的にやってほしいところです。(個人的にはヴラド三世辺りが欲しいな~って・・・・・・)

 

 また今回のボックスガチャで排出する素材に「虚栄の塵」と「世界樹の種」が入っている点にも注目です。どちらも育成に多く必要になるのでこれを逃す手はありません。特に種の方は我がカルデアでは最近消費が激しいのでここらでたくさん確保しておきたいところ。隕蹄鉄」と「魔術髄液」もいいですね。

 

 

 そして今回の新規サーヴァントとして「ヴリトラ」が登場。インド神話における邪悪な蛇(竜)がこうして出てきたのはちょっと意外。金髪褐色という人によってはドストライクなビジュアルが特徴的です。個人的にはあまりタイプではないですし彼女自身どうやら恒常らしいので今頑張って狙う気はしないのですが、同じガチャに水着マルタさんがいるのは見逃せません。どうせならこっちを狙っていきたいですね。ともあれまずはイベントのストーリーをしっかりと楽しみたいと思います。

 

 

クリスマスにはシャケを食え!

 

 

 ナニコレ???いや本当に何だこれ?ってなる情報でした。どうやらスカパーで「スーパー戦隊のクリスマスエピソード傑作選」のようなものをやるようですが、番組のナビゲーターにあの「サモーン・シャケキスタンチン」を選出してきたことに驚きます。いやサモーンに関しては『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』の一般怪人で最も印象の強い怪人であり、ここ最近の作品の中では最もぶっ飛んだ内容のクリスマスエピソードで僕も結構好きなのですが、このような企画に選ばれるくらいには人気であることはちょっと意外でした。それほどまでにこいつが与えた「クリスマスにはシャケ」のイメージは強いんだなぁ、と感じさせられます。ウチはスカパーと契約していないので縁のない話ではあるのですが、見てみてくなっているのがちょっと悔しい。

 それはそれとして、今年の『キラメイジャー』のクリスマス回はどうなるのだろうか?という疑問も湧いてきました。シリアスな雰囲気が迫る中ぶっ飛んだルパパト、普段からぶっ飛んでいるのでかえって普通に良い話だったリュウソウジャーの後ということで結構ハードルが上がっているように思えます。とはいえ不思議と「キラメイジャーなら大丈夫だろう」と信頼できるので、安心してクリスマス回を楽しみにしていきたいですね。

 

 

 というわけで今回もいくつかのニュースについての自分なりのコメントを書きました。2020年もあとわずかという中、悲しいニュースが多い反面、楽しいニュースもあるのが救いですね。この調子で今年も乗り切って来年を迎えていけたらなぁ、と思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2020年秋アニメ&特撮簡易感想 その21

 

 

 つい先日のことですが、母がリアルタイムで『ダイの大冒険』を視聴した時のことです。視聴していたとは言っても母は仕事に少し手を付けている途中でちゃんと見てはいなかったそうなのですが、本人曰く「セリフで大体の状況を説明してくれるから聞いているだけで話の内容がわかっちゃった」そうです。(ちなみにその時間僕は爆睡していました。当然その前番組である『ウルトラマンZ』もリアルタイム視聴を逃すことに・・・・・・)

 そう思って録画しておいたダイ大を見てみると、確かに説明ゼリフが多いことに気が付きました。敵のヒュンケルは自身の過去だけでなく武器の力も懇切丁寧に説明していましたし、ダイもポップも自分の置かれている状況を内心で語ってくれるので確かに映像を見ていなくても何が起こっているのか大体わかります。

 この手のバトルを扱う漫画は登場人物たちの能力や力を読者に伝えるために頑張って説明することが多いですが、ダイ大は中でもかなり説明が多いですね。これはメインの読者である子どもたちに少しでもわかりやすく伝えようとする「配慮」から来ているのではないかと個人的には思います。

 それ自体は素晴らしい一方、わざわざ主人公たちに自分の能力について話してしまう敵側など、一歩間違えると不自然に感じてしまうかもしれない危険性もあります。物語を出来る限り読者にわかりやすく伝えたい、しかし話の流れに不自然さが出てはいけない。この手の漫画を描くうえでこのジレンマからは逃げられないんだろうなぁ、と創作の難しさを感じることになりましたね。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第10話「祟騙し編 其の参」

 祟殺し編ベースかと思ったら皆殺し編が始まった。何を言ってるのかわからねーと思うg(ry

 圭一以外の誰かが鉄平を殺すのだろうか?と考えていた中この展開は熱い!祟殺し編のように殺人で解決するのではなく、仲間と共に正攻法で困難に立ち向かう皆殺し編の流れがすごく好きなので、圭一が覚醒して詩音を説得する辺りからもうテンションが上がりまくりでしたよええ。梨花も綿騙し編の時の八つ当たりしていた姿はどこへやら、露骨にやる気を出してきましたが気持ちはすごいわかります。涙ながらに「沙都子を助けて」と言うシーンはここまで諦めかけていたであろう彼女を知っていると嬉しくなりますね。

 分校のみんなも積極的に協力してくれてこのまま沙都子を救い出せそう!という感じですが本作のこれまでの流れから考えるにそうはならないんでしょうねぇ。特に児相職員が「鉄平氏が虐待をしたという事実は確認されていない」という発言が引っかかりました。未だに虐待の描写がない辺り、やっぱり沙都子は鉄平に虐待されていないのでしょうか・・・・・・?(あとラストの大石のカットも意味深すぎて怖いですね)

 それはそれとして今回は詩音の狂犬ぶりが素敵でしたね。自分と大切な人を脅かす相手なら誰であろうと力ずくで排除しようとする姿を見てそうそうこれこそ園崎詩音だよ、と思わずにはいられませんでした。「じゃあね!殺してくる!さようなら!」の勢いは何度見ても笑ってしまいます。(そんな今にも噛みつきそうな詩音を前にしても冷静にお役所対応をする児相職員すげぇと思ってしまったり)でも本作がシリーズ初見の人は綿騙し編の時の詩音とのギャップに驚いているだろうとも思いました。ひぐらし初心者の皆さん、これこそ園崎詩音ですよ・・・・・・!

 

 

呪術廻戦

第11話「固陋蠢愚」

 オタクに優しいギャル(男)は実在したんだ・・・・・・!となった回。初対面の人とすぐに仲良くなってその相手の家族とも打ち解けられる悠仁の尋常ではないコミュ力に驚かされっぱなしでした。このまま仲良くなれたら、と思った矢先に順平の母親死亡からの順平の暴走までの流れにこの作品の展開が如何に救いが無いかを思い知りました。もし順平が真人よりも前に悠仁に出会えていたらこうはならなかったのかと考えてしまう辺り無情に思えますね。(あとサブタイトルにある「固陋蠢愚(ころうしゅんぐ)」の意味を調べたところ、「他人の意見を聞くことなく、視野が狭いために、柔軟で適性な判断が出来ないこと。「固陋」は他人の考えを聞かず、視野が狭いこと。「蠢愚」は愚かで知識がないこと。*1と出たので余計気が滅入りましたね・・・・・・)

 一方でまたもやナナミンの株が上がりました。自分を責める悠仁に「子供であることということは決して罪ではない」と諭すシーンは大人としての責務を果たそうとする責任感の強さと相手を想う不器用な優しさに溢れていて素晴らしかったです。悠仁も殺すことに関して自分なりの理屈による抵抗を見せていますが、果たしてどこまで貫けるのか・・・・・・もう偽予告までしだしたじゅじゅさんぽが唯一の癒しになりつつあります。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第28話「合宿!お寿司デュエル」

 大会のために合宿をするというスポーツものならよくある展開の1つ、なのですがデュエルの大会なのに普通に体を鍛えている様子を見て違和感を覚えない辺り自分はもう毒されているんだな・・・・・・とちょっと感じたり感じなかったり。それよりもその大会が例によって例の如く何者かの罠だったりしないのかということが気になって仕方がありませんでした。特に騙されやすいルークに届いた、という点がどうにも怪しいです。

 前半パートでは謎の新ヒロインと遊我が仲良くなるラブコメ展開。新キャラ「六葉アサナ(ムツバ・アサナ)」は“男装の麗人”とも言える華麗なビジュアルが素敵なんですが、その格好のまま重機に乗る姿が非常にシュールでした。彼女が所属するゴーハ6小のデュエル部はみんな重機に乗っているようですが、もしや乗ったままデュエルするのでしょうか・・・・・・?重機のままで決闘疾走だと!?ふざけやがって!!

 後半のデュエルパートはロミンVS寿司子の女子対決でしたが、まさかの寿司子の勝利に驚かされました。ロミンは新カードの「夢弦のフォルダーブリッツ」まで出してきたのに負けてしまった辺り、我慢がどうとか以前に単純なデュエルの実力を鍛えていくべきなのかもしれませんね。彼女の今後に期待です。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第11話「魔剣戦士ヒュンケル」

 ダイたちにとって兄弟子とも言えるヒュンケルが如何にして魔王軍になったのかが描かれた今回。魔物たちによって育てられ、養父バルトスをアバンに討たれたことからくる怒りと憎悪は映像もあってかなり心にきます。ダイも同じように魔物に育てられたからこそヒュンケルの気持ちに理解を寄せる展開が上手いと感じますね。(また後述のクロコダインの行動も含めて、「例え魔王軍の魔物でも全員が悪人ではない」であることがしっかりと描写されているのも印象的です)そしてヒュンケルの「鎧の魔剣」と「ブラッディースクライドを前に惨敗するなどこの辺りの切羽詰まった危機感は半端ないです。

 またダイたちを救いに現れたクロコダインのカッコよさに惚れる回でもありました。ダイとポップとの死闘を経て戦士としての誇りを取り戻してからのクロコダインのおっさんは本当にカッコいいので興奮しましたね。今回はヒュンケルの足止めをするだけでしたが、この頑丈さが後々まで彼らを助けることになると思うとその時が楽しみです。「クロコダインの不死身伝説」はここから始まるのだ・・・・・・!

 

 

ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀

第4話

 リブットたちの激闘を描いた前回とは打って変わり、今回はベリアルの過去に焦点を当てた内容になっていました。『タロウ』や『メビウス』で断片的に語られてきた「ウルトラ大戦争(ウルティメイトウォーズ)」の内容を冒頭からガッツリやっていて興奮しました。特にケン(後のウルトラの父とエンペラ星人の一騎打ちのシーンはメビウスでの回想と同じ背景を使っていたのが素晴らしかったですね。当時の雰囲気をなるべく損なわないようとしようという作り手のこだわりを感じました。

 そしてベリアルが如何にして力を求めるようになったのかが丁寧に描写されていて中々心にきました。マリー(後のウルトラの母を一目で気に入るシーンなど意外と一途なところがあるのも萌えます。(「俺の伴侶に相応しい」とか言い方が不遜な辺りが余計可愛い)そんな友人の想い人とイチャイチャしつつ自分が隊長に選ばれたことを当人の前で喜々として報告するケンはさぁ・・・・・・・・・・・・お前本当にそういうところだぞ。

 そして本来の歴史通り順調に闇堕ちするかと思いきやまさかのタルタロス介入からのアーリースタイルのまま敵に寝返る展開には驚きました。正史から外れたあの世界の今後も気になるところですが、わざわざ過去を遡ってまでアーリーベリアルを仲間に迎え入れたタルタロスの真意がどこにあるのか非常に興味深いです。あとこの調子だと次回はトレギア闇堕ち回までやるんだろうな・・・・・・・・・・・・ワクワクが止まらねぇ!!

 

 

ポケットモンスター

第49話「コハルと不思議な不思議なイーブイ

 待っていました久々のコハル回。(コハルは出番が少ない分、主役回では一歩一歩しっかりとした成長を見せてくれるので結構楽しみなんですよね)今回は研究所から抜け出したイーブイと触れ合っていく内に小さな絆を育んでいく内容が見ていて微笑ましかったです。「自分が何をやりたいのかまだわからない」コハルと「一体何に進化するのかまだわからない」イーブイが通じ合う構図には唸らされます。初ゲットを体験し父からロトム図鑑も貰ったのでサトシ&ゴウと共にリサーチフェローの冒険に進むのもあと少し、といった感じですね。

 また今回コハルが譲り受けた「いずれの進化形にも進化しないイーブイ」のことが結構気になります。ある種の突然変異であるかのような説明をされましたが、このイーブイが一体何に進化するのか、それともどの進化形にもならずイーブイのままコハルと過ごすのか今後が楽しみです。個人的にはこれまで発見されていない新しい進化形になる展開になったらいいなぁ、とか考えていますが。

 

 

憂国のモリアーティ

第10話「二人の探偵 第二幕」

 前回犯人を殺す取引に跳ね除けたホームズに惚れたものの、「あの時殺していれば真実に近づけたかもしれない」と後悔する彼の姿を見て絶句しました。答えが出ないまま過ぎていく日々に焦りを感じる気持ちはわかりますが、自分の欲求のためなら人命も軽んじるなど、ホームズは良くも悪くもどこか子どもっぽいところがあると少々感じました。今回はワトソンと口論になってしまいましたが、2人がここからどうやって「本当の相棒」になっていくか気になるところ。

 一方ウィリアム兄弟と会った時のホームズの冴えは興奮しましたね。既にウィリアムたちが怪しいと見抜いてブラフを放ってきた辺り事件を前にしての推理の優秀さは流石と言えます。それに対するウィリアムの返しもまたオシャレ。鉄道内で発生した殺人事件がウィリアムの差し金であるのかという懸念はありますが、この2人の推理対決も俄然楽しみになってきましたね。

 

 

 記事冒頭でも話したダイの大冒険、毎週楽しんで見ていますが、一方で「これ子どもにウケているのだろうか?」という疑問を度々抱いてしまうところがあります。ネットで盛り上がっているのは明らかに当時原作を読んでいた大人たちばかりですし、今の子どもたちがダイ大をどう思っているのかちょっと気になります。そういったいらぬ心配などせず純粋に楽しみたいとは思うのですが、ついつい考えてしまう辺り自分も歳を取ったなぁと思わずにはいられませんね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:「四字熟語辞典オンライン」より抜粋 https://yoji.jitenon.jp/yojik/5443.html