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仮面ライダーセイバー 第27話「哀しみを、笑顔に変えて。」感想

哀しみ(バッドエンド)の先にある“絆”

その心に触れた時、新たなページが開かれる

仮面ライダーセイバー DXエレメンタルドラゴンワンダーライドブック

仮面ライダーセイバー DXエレメンタルドラゴンワンダーライドブック

  • 発売日: 2021/03/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 自分に無茶ぶりする系主人公

 賢人の闇堕ちという衝撃的な展開の後、精神世界らしき場所で出会った少年のことが気になる飛羽真。今回のセイバーはその少年が哀しむ理由をつきとめようとする場面から始まりました。あの世界に行くためにはプリミティブドラゴンに変身する必要があるので暴走のリスクはどうするのか、と疑問を抱いていた中、飛羽真がリベラシオンに籠って変身すると言い出した時は思わず膝を打ちましたね。序盤に登場したきりで話題に上がらなくなっていたリベラシオンの設定をここにきて再利用するのは中々に面白いです。

 たった1人になることで誰も傷つけないようにする飛羽真らしい考えで感心する一方、自分の身を省みない辺りは相変わらずで少し心配になってきます。案の定変身しては暴走し解除、再び変身して暴走するという流れを何度も繰り返していくシーンが流れたので見ていてハラハラしました。いい加減自分のことも大事にしてくれよマジで・・・・・・

 

 

  • その優しさが描く絆の物語

 そうして描かれた精神世界での出来事では、自身に近づく者を吹き飛ばす少年に悲しくなりました。(しかし少年に話しかける度に吹っ飛ばされる飛羽真の絵面にはちょっと笑ってしまったり)哀しみを吐露し助けを求めているのに、差し出される手を拒んでしまうジレンマが非常にもどかしいです。そしてそんな少年の抱える哀しみが「仲間を失った孤独」からくるものだと知った時は思わず目を見開きました。太古のドラゴンの生き残りである彼は仲間のドラゴンを人間たちに狩られてしまい、生き残った仲間を探して長い時を彷徨ってきた・・・・・・という過去が明かされたことに涙が零れてしまいます。プリミティブドラゴンが骨だけのドラゴンなのは恐らく骨だけになっても仲間を探し続けたことを意味しており、ライドブックを掴んで離さないようなフォルムも一度失ってしまったものを今度こそ失くさないため、といった感じにこれまでの疑問が氷解するような内容であったことも興味深かったですね。

 そしてそんな寂しさを抱く少年に飛羽真が優しく寄り添い、大自然の中にいる「友達」を彼に教えてくれる展開にはグッときました。失くしたと思っていたもの、探していたものは身近にあったという「青い鳥」テイストの答えで少年の孤独を埋めてくれる流れは非常に美しいです。またそれを物語を朗読するように話す飛羽真の姿も素晴らしかったです。全てを諦めてしまった少年の生を物語として捉え、「君の物語には続きがある」と語りかけて希望を示してくれる様子は小説家設定の面目躍如と言ったところ。まさに「物語の結末は、俺が決める!!」と言うべき展開でした。他にも精神世界に囚われた飛羽真の覚悟を見届けるために加勢する倫太郎に、未来は決まっていると諦め傍観していたら未来ではありえなかった展開に驚く賢人など、飛羽真以外のキャラにも見どころが満載でした。総じてセイバー屈指の神回だったと言えますね。

 

 

 

エレメンタルドラゴン!

『そして太古の力と手を結び、全てを救う神獣となる・・・・・・!』

 

プリミティブドラゴン!

エレメンタルドラゴン!ゲット!

 

烈火抜刀!

 

バキッ!ボキッ!ボーン!

 

メラッ!メラッ!バーン!

 

シェイクハンズ!

エレメンタルドラゴン!!

 

「エレメントマシマシ!キズナカタメ!

 

 プリミティブドラゴンの中に存在する少年を孤独から救ったことで生まれた「エレメンタルドラゴン」ワンダーライドブックをプリミティブドラゴンのブックと合体させ、変身したセイバーの強化形態「エレメンタルプリミティブドラゴン」。2つのライドブックを組み合わせることで暴走を克服した新フォームです。エレメンタルドラゴンとプリミティブドラゴンのブックが同時に開放することで巨大な手が描かれたページが開き、以前はプリミティブドラゴンが一方的に掴んでいた手がまるで握手をしているかように見える配置になっていることに感動を覚えます。次郎系ラーメン的ボイスでちょっと台無しでしたけど。

 その見た目もプリミティブドラゴンをベースにオレンジがかった赤色の配色になっており非常に興味深いです。何よりプリミティブドラゴン時のライドブックを拘束していたかのようなボディの所々に炎の意匠が入り、まるで炎が骨だけの竜を優しく包み込んでくれているかのようなデザインに変化している点に感激します。前述のライドブックのギミックといい、プリミティブドラゴンが孤独から解放されたことで救われたのだとわかるエモさ満点のフォームと言えます。

 また従来のセイバーの戦闘スタイルはそのままに、炎以外の属性攻撃を獲得しているのが特徴的。水に風、土さらには雷の力も得て巧みに使い分ける姿を見せました。必殺技も炎を中心に他の属性も重ね合わせた斬撃を放つなど、エフェクトが非常に派手で見栄えのいい戦い方を披露してくれます。他にも空中を軽やかに飛んで相手を翻弄するなど属性要素以外も十分に強化されていることがわかります。上記のストーリーと見事にマッチした秀逸なフォームということで大満足しましたね。

 

 

  • さらば気高き神獣

 飛羽真たちライダー側以外でも印象に残ったのがレジエルですね。セイバーへの復讐に固執する彼もストリウスによって「レジエル・フォビドゥン」にパワーアップして暴れはじめた時は驚きました。カラーリングが赤黒くなった以外は見た目に変化はないものの、ライダー3人を同時に相手にしてもものともせずに圧倒する様子は見事。ストリウスに利用されている感が半端ないのですが、それでも幹部怪人に相応しい暴れっぷりを見せつけてくれました。

 またそんなレジエルがエレメンタルプリミティブドラゴンにパワーアップしたセイバーと戦っている最中、自分がかつて人間であったことを忘れているかのような言動をしていたのに気づいてちょっと意外に感じました。突如フラッシュバックした人間であったころの記憶で見せた笑顔が今とは似ても似つかないほど爽やかであることにも驚きです。(余談ですが過去のタッセルの姿が天使っぽいのが妙にシュールで笑ってしまいます)

 そういうこともあってレジエルたちが如何にしてメギドになったのかという疑問が一気に湧いてきました。過去の記憶を覚えていないのも何かしらの理由があるように感じます。気になるのはレジエルがセイバーに倒された様子を見てほくそ笑むストリウス。今回レジエルをパワーアップさせたのも彼ですし、もしかしたらストリウスが他2人を利用しているのではないか?とも思えてきました。この様子だとズオスの身も危なさそうですね。

 ともあれレジエルは今回で退場。役者さんもオールアップ*1ということでとうとう出番が終わってしまいました。こうして寂しさを覚える辺り何だかんだで僕もレジエルのことが結構気に入っていたのだと実感します。ひとまずはここまで物語を盛り上げてくれたことに感謝を。今までありがとうございました。

 

 

 次回は未だに聖剣を封印することに囚われている賢人との対決。予告映像でカリバーが蓮に襲い掛かるシーンがあってちょっとショックを受けました。賢人の生存を誰よりも喜んでいたであろう彼がこうして憧れの賢人に攻撃されるというのはさすがに不憫に思えてきます。

 また今回のラストで何やら覚悟を決めた倫太郎の動向も気になります。恐らく飛羽真の元につく決心を固めたのだと思うのですが、一度帰ったのはどういうことなのでしょうか。まぁ倫太郎のことだから一旦サウザンベースに筋を通してから離反するのかもしれませんが、マスターロゴスの邪悪の笑みからして洗脳されそうな予感がプンプンするので少々心配・・・・・・大丈夫かな倫太郎・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:仮面ライダーWEB参照 https://www.kamen-rider-official.com/saber/28

2021年冬アニメ簡易感想 その31

 

島田フミカネ ART WORKS

島田フミカネ ART WORKS

 

 

 

 明日から開始されるFGOの新イベントはいわゆる「塔イベ」。サーヴァントを総動員してどんどん階層を突破していく形式でプレイヤーが如何に満遍なくサーヴァントを育成しているかが鍵になるイベントです。僕にとって去年2月ギリギリまでかかるほどに苦戦した因縁深いイベントでもあるのでかなり気合を入れて取り組んでいきたいと思っています。

 そしてそんなイベントで新規実装される新サーヴァント「ガラテア」についても気になるところ。ピグマリオン王の妻にして彫刻から人となった稀有な存在がサーヴァントとなったことに少々意外に思っています。しかしそれ以上にびっくりしたのがガラテアのイラストレーターがあの「島田フミカネ」氏であるということ。『ストライクウィッチーズ』はもちろんのこと、『フレームアームガールズ』をはじめとした数々のメカ娘や美少女プラモのキャラデザに関わっている人が来たことに驚きを隠せません。僕自身フミカネ氏が描く美少女やメカのデザインが気に入っているので、FGOに参加してくれたのは嬉しいサプライズでした。そんなフミカネ絵のガラテアをちょっと引いておきたいと今お財布と相談中です。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

Dr.STONE(2期)

第10話「人類最強のタッグ」

 千空&司のコンビが最高にカッケェ!初めて邂逅した時に交わした約束を今度こそ果たすため立ち上がる司と彼に全力で応える千空のやり取りに惚れ惚れしました。さらに前期のOPである「三原色」まで流れたのでテンションは最高潮、ここまで見続けて良かったと思える回でした。

 他にもこれまでずっと不穏な雰囲気を放っていた氷月がようやくニューリーダー病本性を表した時はニヤリとしましたね。(CV石田彰ということで最初から信用していなかった人が結構いてちょっと笑ってしまいました)優秀な人間のみが生き残ればいい、という典型的な過激思想をさらけ出したシーンの演技は素晴らしかったです。またそんな氷月の勧誘に対して「この地球で70億人を支える方法を70億人全員で考える」と一蹴する千空がまたカッコよかったですね。自分以外を見下してリアリストを気取る氷月と、どこまでも人間と科学の可能性を信じるロマンチストの千空の対比が印象的だったと言えます。

 

 

ゆるキャン△ SEASON2

第11話「伊豆キャン!!みちゆき」

 いよいよ始まった伊豆でのキャンプは凄まじい飯テロで、見ているだけでお腹が減ってくる内容でした。伊勢海老の炭火焼きに土鍋で作ったアヒージョとこれだけでお腹一杯になりそうなのにシメのアクアパッツァにノックアウトされました。美味しそうすぎる・・・・・・ここにたどり着くまでに当初予定していたキャンプ場が閉まっていたり先生がうっかり酒を飲んじゃったりトラブルが多かったものの無事こうして楽しめることが出来て何よりです。

 またリンが今回いつになくのんびりしていたのも印象的でした。早朝から原付で走りっぱなしだったからなのでしょうが、温泉に入ってあとはひたすら寝てばかり。前回はなでしこが車で爆睡していたのに対して今回のリンの睡魔との戦っていたのも面白かったですし、何よりそんなリンのお世話をしてくれるなでしこもとい「ママしこ」の母性は見ていて微笑ましかったですね。余談ですが今回出てきた「ゾンビぐらし」なる映画、これ明らかに『がっこうぐらし!』ですよね・・・・・・?(そういや同じ雑誌で連載していたんだっけ)

 

 

天地創造デザイン部

第11話「案件11」

 前回のラストで下田を除くみんなが若返ってしまう緊急事態になったものの、各キャラの適切な行動のおかげで大事に至らなかった前半。若干下田に似ている若い頃の土屋さんや見た目も相応に縮んで服装も子どもらしくなったデザイナーたちのギャップに早くも萌えを感じました。短パンとサスペンダーの組み合わせは最高だよね・・・・・・また例によって動物たちの意外な生態が知れて面白かったです。ラニアが一般のイメージほど凶暴ではないことは過去に見たNHK系の番組で事前に知っていたのですが、それでもゾッとしますね。

 後半の地獄でのパーティーは横田さんの名アシストが光っていました。スランプに苦しむ海原にデザインすることの楽しさを思い出させて調子を取り戻させていく手腕には感嘆する他ありません。仕事の話も相変わらず具体的でわかりやすいですし、下田が彼に憧れを抱くのもわかる気がします。そんな横田さんへのプレゼントがカッコいい骨ばかりというのも興味深かったです。ゾウの骨など本来の姿からは想像もつかないデザインの骨ばかりで生物の骨格の妙を感じさせる展開でした。そんなこんなで楽しく見ていたらラストに神様が登場すると知ってびっくり。ここまで全く姿を見せなかったクライアントがようやく姿を見せるのか!?と次回にワクワクしてしまいます。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第24話(最終話)「郷壊し編 其の七」

 沙都子による梨花の心を折る計画の全貌もついに判明。雛見沢症候群を発症させる「H173」を沙都子が如何にして手に入れたのかが以前から気になっていましたが、前回も披露したループリセマラを利用して暗証番号を総当たりしたものだとわかった時は膝を打ちました。梨花にとっては運命に打ち勝つための救済手段であったループを、攻略のための手段として惜しげもなく利用する辺りに沙都子の目的達成への執念が感じ取れます。(恐らく赤坂たちを発症させたのも恐らく無限とも思えるループを繰り返した結果でしょう。大人相手でも何度も戦えば1回は勝てるでしょうし)

 それ以上に沙都子が惨劇を引き起こすことに何の躊躇いも持ってなかったことにゾッとしましたね。「私が最後に選んだカケラが唯一の世界なのだからそれ以外はないも同然」と言い切る姿は人間を辞めた魔女そのもの。ゲーム感覚で他者を貶めるモンスターと化してしまった沙都子にかなりのショックを受けました。というか沙都子とエウアがやたら“絶対”というワードを連発していましたが、これってもしかして沙都子の正体はラムダデルタ・・・・・・!?

 またこれまで謎だった鷹野の改心についても触れられて驚きました。自身の凄惨な最期を見て戸惑いを感じる様子は前回の鉄平のことを考えると当然のことだと思います。そんな彼女に当てて書かれた一二三おじいちゃんの手紙がまた良かったですね。鷹野にとって足枷になっていた研究を捨てて自分の幸せを掴んでほしいと願うおじいちゃんの優しさに涙が零れます。そうして鷹野が終末作戦を降りる展開はまさに祭囃し編梨花が言っていた「敗者がいない世界」そのものでちょっと感動しました。でもそれはそれとして祭具殿に入るのは何なんだお前。

 

 

総評

 平成のサブカルチャーを築いた作品の1つである『ひぐらし』の続編として製作された本作。1話が放送された時まではただのリメイクかと思われていた中、2話になって全く新作だと発表された時には衝撃を受けました。

 そんな完全新作はかつてひぐらしに触れてきた人たちを徹底して「騙す」内容だったのが印象的でした。過去作品と同じ展開に見せかけて細部の微妙な差異を残し、最後にアッと驚くオチに持っていく構成は見事。これまで提示されてきたルールを総動員して考察に当たっても通用しない謎に困惑させられ、何が起こっているのかわからないまま進んでいく物語には翻弄させられっぱなしでした。特に猫騙し編以降は毎回衝撃展開の連続で1クールとは思えないほどに濃密でしたね。

 そしてそんな謎の根源が「梨花の他にもう1人、沙都子というループ能力者がいる」形で判明していったのがまた素晴らしい。“ループしているのは梨花1人”という固定観念に囚われていた視聴者を混乱へと導くトリックスター要素として物語を上手いこと引っ掻き回してくれました。沙都子の動機が描かれた郷壊し編も心情はわかるものの同情は出来ない、魔女になり果てた少女のお話となっていて本当に驚きました。総じて既存のファンほど楽しめる作品に仕上がっていたと思います。(逆に今回がひぐらし初見である人はあまり楽しめなかったのではないかという懸念はありますが)

 

 そして7月からはひぐらしのなく頃にがスタート。全てを雛見沢に縛り付けようとする沙都子の狂気に梨花はどう立ち向かうのか?物語はどのような結末を迎えるのか?そういった疑問を抱いたまま3か月までお預けというのは少々辛いですが、今度こそ完全無欠のハッピーエンドになることを期待して待っていたいと思います。

 

 

呪術廻戦

第23話「起首雷同-2-」

 前回に引き続き恵の過去と彼のスタンスの原点が描かれた回。割と複雑な家庭環境に置かれていたものの比較的まともに育ったことに彼の性根の良さが感じ取られます。「悪人もそれを許す善人も嫌い」という言葉も裏を返せば間違ったことが正されない“理不尽”に怒っているとも取れますし、ものすごく真面目な子なんだなぁ、と思いましたね。姉の「津美紀(つみき)」のことを煙たがりながらも大事に想っていたこともわかり元々気に入っていた彼のことがますます好きになりました。

 そんな恵が領域展開を使ったことにはびっくり。しかもどろどろとした空間に加え、普段の彼の様子からは考えられないほど強烈なオリジナル笑顔まで披露してかなり驚きました。自身を本格的にさらけ出すとこうなるのかとちょっと意外に感じましたね。終始伏黒恵という少年を中心とした内容だったと言えます。

 

 

ポケットモンスター

第60話「目指せネギマスター!つらぬけ騎士道!!」

 51話でカモネギを破ったリントとエルレイドのコンビとの再戦。戦いの最中大事なネギを切られても諦めずに戦い、最終的にはネギガナイトに進化してリベンジを果たす展開には燃えました。ガンピとの特訓を活かし、戦法を変えて急所に当てていく流れも痺れましたね。(原作のゲームと同じく「1回のバトルで3回攻撃を急所に当てる」進化条件を満たして進化したのもまた細かくて良き)何より自分を磨き上げること意外にはとことん無頓着だったカモネギがサトシを守るようになったことに感動します。

 相手のリントも中々の強敵だったのですが、物言いが若干嫌味な感じになっていたのが少々気になりました。サトシたちを奮起させるために敢えて煽っていたとも取れるのですが、以前登場した時と比べると引っかかる言動が多かったのが残念です。あと序盤の元気のないマダツボミが何だったのかと疑問が残ることが多い回でもありましたね。

 

 

 今度のFGOイベントは塔イベであると同時に秋葉原を舞台にしているのも注目ポイントですね。今回はみんなで買い物をするストーリーになるようですし、シナリオでサーヴァントたちがどんなものを買うのか非常に気になります。(巴さん辺りはゲーミングPCとか椅子を買いそうだな・・・・・・)他にも『Requiem』の舞台にでもあることからエリセとボイジャーの出番にも期待しています。

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キング 第46話「キング・オブ・デュエマッチ決勝!鬼王アバクに挑めぇ!」感想

最終決戦、いざ退治

キング・オブ・デュエマッチ決勝戦、いよいよ開幕!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 切札VS鬼札超決戦

 前回のラストで河越中の人間を一斉に鬼に変えたアバクと、それを止めようとするジョーの対決にして、キング・オブ・デュエマッチ決勝戦がついにスタート。世界中の人間を鬼に変えてそれぞれの欲望のままに暴れさせようとする野望を明かしたアバクに対し、ラーメン食べ放題という極めて小市民的な願いを恥ずかしがるジョーの寸劇にフフッと笑ってしまいました。三段笑いした後に「下らん!!」とキレるアバクが面白すぎる。

 しかしデュエマそのものは全力全開。それぞれこれまで使ってきたカードを使って本気で戦う、総力戦とも言うべき内容で非常に見応えがありました。26&27話で一度対戦してお互いの手の内を知っているからこそ、相手の戦法を予測して戦う様子は中々に面白かったですね。中でもアバクがあらかじめ自身のシールドを削ることでキリフダッシュ発動を防ぐ対策を施した辺りは強キャラ感が溢れていました。(逆にジョーは相手のシールドが無い状況で≪勝熱百覇 モモキングReVo≫を出してしまうというガバプレイを晒してしまったのが少々残念)

 他にも≪バークアステカA≫と≪キタカゼマンA≫がダイレクトアタックを決めようとするモモキングを止め、代わりに自分たちが向かう漢気を見せてくれたシーンが今回のここすきポイント。モモダチ以外のチーム切札のメンバーとの絡みは珍しかったのでここら辺は興奮しましたね。クリーチャー同士のやり取りも見られた点も含め、かなり満足出来ました。

 

 

  • 仲間と戦う者、弱者を喰らう者

 さらに「魂ポイントの正体が人間の欲望の欠片であり、それをデュエマを通じて集めることで大きなエネルギーに変えて奇跡を起こせる」という情報が大長老から明かされた時は驚きつつも納得しました。これまで劇中で言及されていた「キング・オブ・デュエマッチの優勝者はどんな願いも叶えられる」ことの意味、何よりキング・オブ・デュエマッチが開催された本当の理由が魂ポイントを集めて野望を叶えようとするアバクの策略だとわかり一気に腑に落ちた気分です。(予選が勝ち抜き戦だったのもなるべく多く戦わせて魂ポイントのエネルギーを集めるためだったのでしょう)

 ここで嬉しかったのがキラたちジョーの仲間たちが河越スタジアムの中心にある魂ポイントを集める装置止めようとしたことですね。ジョーがアバクと戦っている中町の人たちを元に戻そうと尽力する様子はとても頼もしいです。戦いを主人公に任せて自分たちに出来ることのために行動してくれる展開は観戦席でただ応援するよりもずっと有意義に感じられるので、キラたちがこうして頑張ってくれるだけで感激を覚えます。

 しかしそんなキラたちが鬼と化したメガネたちに敗れたのは地味にショック。そのうえ止めようとした装置の正体がサイキ、チョウキ、コウキたち王国勢が器に変えられた姿だと明かされた時は更なる衝撃を受けました。部下であったはずのサイキたちを平然と物言わぬ器に変えるアバクの冷酷さには恐怖を感じます。劇中で「弱い奴に生きる価値などない!」と言い放ったように、徹底して弱者を利用するアバクの「力こそが全て」の体現者としての一面が露わになった瞬間でしたね。

 そんな「仲間と共に戦う」ジョーと「他人を自身の糧とする」アバクの対比が印象的な回でもありました。友達とわいわい楽しみたいジョーにとって、自分さえ良ければそれでいい考えで人々の欲望を解放させるアバクはある意味で水と油。それでもアバクはそんなジョーの強さを買ってるのか彼を鬼にしようとしつこく誘ってくるのが興味深かったですね。(この辺りも力を是とするアバクらしいと言えます)そんなアバクに対して以前の敗北の恐怖が残っているジョーが果たしてどう立ち向かのか、気になってしようがありません。

 

 

  • 死闘の舞台へと導く悪しき鬼の地獄城塞

極悪(ごくあく)!獄鬼夜城(ごっきやじょう) 闇/火文明 (2)
D2フィールド:鬼札王国
▪️各ターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが攻撃していれば、そのプレイヤーはシールドを1つ選ぶ。そのシールドの持ち主は、それを自身の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい)
▪️<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、誰もシールドゾーンにカードを置けない。
▪️(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

 アバクがジョーとの決戦で使用した鬼札王国の新カード。これまで特殊パックでいくらか出ていたものの、基本パックでは久々の登場となる新規のD2フィールドです。*1DGフィールドや無月フィールドと異なるタイプのフィールドカードが出てきた中でまたもやD2フィールドが出てくるのは意外でしたね。(特定のデッキをサポートしてくれるようなD2フィールドは今後も定期的に出し続けて欲しいところ)

 その性能はクリーチャーが攻撃したターンの終了時に攻撃クリーチャーのプレイヤーのシールドを回収させるというもの。プレイヤーは自身のシールド限定ではなく相手のシールドも選べる点が強力で自分のシールドなら手札補充や暴発に使えますし、相手のシールドなら疑似ブレイクとして防御を削れます。(相手のシールドを削る場合は相手の手札を増やしてしまうのでその辺りは注意が必要)「ブレイクする」ではなく「手札に加える」とテキストに書かれているため、シールド・セイバーのようなブレイクを置換効果で防ぐカードに阻まれることがない点もグッド。フィールドカードの特性上除去手段も限られて場持ちもいいので、確実に双方のシールドを削っていくことが出来ます。他の鬼タイムを持ったカードのサポートに加え、このカード自身が持つ鬼タイムの発動を早めることも可能です。

 そしてその鬼タイム効果はシールドゾーンにカードを置く行為の禁止。シールド追加はもちろんのこと、城の要塞化やシールド・プラス、裁きの紋章のようなシールドの上にカードを重ねる効果も禁止してしまうのでそれらを主体としたデッキに大打撃を与えられる凶悪な効果です。さらにこの鬼タイムが常在型能力である特性上、≪ヴァリアブル・ポーカーなどでシールドゾーンから一気に離れ6枚以下になれば処理中に鬼タイムが発動し、シールドゾーンにカードを置く処理が不発に終わることになります。その性質を利用して≪Vチャロン≫で相手のシールドを一気にゼロにするとんでもないコンボも可能です。(実際【極悪Vチャロン】というデッキがあるそうですね)

 ただコスト2という軽さ故にコストを参照したカード指定除去には滅法弱い点がネックとなります。また相手もD2フィールドを使ってくる場合張り替えで場から離される可能性があるので過信は禁物です。他にもシールド回収と鬼タイムはそれらを駆使したデッキには強い一方、シールドの数を気にしないデッキにはあまり効果がありません。前述の通り相手のシールドを離してしまうとそのまま相手の手札になる点も含め、シールドを気にせずガンガン攻めるビートダウンにはかえって利敵行為になってしまう恐れがあります。

 相性の良い相手悪い相手がはっきりしているので無闇に使うことは出来ないものの、鬼タイムを使ったデッキなどのサポートとしては一級品と言えます。他にも革命やオシオキムーンとも組み合わせられるのでそちらで活躍させてみたいですね。

 

 

 そして次回はいよいよデュエマキング最終回!!放送休止のトラブルがあったものの1年間続いた本作もついに大詰めです。ジョーVSアバクの戦いの行方は!?キング・オブ・デュエマッチの優勝者は果たして何を願うのか!?この先が楽しみで仕方がありません。感想ブログを書いているものとして、何よりファンとして最後まで見届ける所存です。待て次回!!

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:革命ファイナルから数えて実に4年ぶりの基本パック収録となる。

気まぐれ漫画簡易感想 その6

 

 約3か月ぶりの漫画感想。数多くの漫画が日々世に出ていく昨今、それを追う読者側も大変だと最近思い始めました。僕自身気になる漫画はあれど懐事情や本棚の残りスペース問題などから全ては買えない中、如何にして買う漫画を選択するかという問題に日々頭を悩ませています。そうして購入すると決めていた作品をいざ買いに行くと意気込んでも本屋になかったり、はたまた予定にない漫画を衝動買いしたりと上手くいかないのが現状。しかももたもたしているとまたどんどん新刊が発売されていく・・・・・・コンテンツを追い続けるのも楽じゃないなぁ、と思う今日この頃です。

 今回はそんなジレンマの中購入した漫画を中心に感想を書きました。読んでいただけると幸いです。

 

 

 

 というわけで以下、漫画の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ちはやふる 第45巻

ちはやふる(45) (BE・LOVEコミックス)

ちはやふる(45) (BE・LOVEコミックス)

 

 2連敗でもう後がない千早が如何にして立ち直るのかと思っていたら新の言葉をきっかけにして徐々に調子を取り戻していく展開に感動しました。前回は詩暢の世界に入り込んできた彼女が今度は自分自身の土俵・世界で戦う、という答えを得たのは驚きです。かるた部のみんなの声援を受け、みんなのために繋げると考えることで調子を取り戻していく様子はこれまでの団体戦で積み上げてきたものは決して無駄ではなかったと示してくれていると感じて涙が出てきましたね。団体戦を忌避している詩暢との対比になっているのもグッド。たった1人で腕を磨き続けてきた詩暢とみんなと築き上げた経験で強くなってきた千早の戦いは非常に燃えました。

 対する名人戦は逆に周防さんが戦法を変えてまで勝とうとしてきた展開にはこれまたびっくり。今まで何となく名人をやってきた周防さんが初めて名人の座を求めるようになったこと、そんな中新は千早に言った「自分のかるた」を見失ってしまったことには最初から最後まで衝撃を受けました。新の方も心配ですが、個人的には興味がないことにはとことん無頓着だった周防さんがようやく勝つことに欲を見せてきたことが嬉しかったですね。他にも千歳お姉ちゃんが呟いた「「足りない」と思ってからやっと自分の人生が始まった気がするの」といった言葉に何かを得た太一など、相変わらずてんこ盛りの内容で楽しめました。

 

 

仮面ライダー913 第2巻

 カイザこと草加が主役の漫画第2巻は草加たちがメインではなく、本作オリジナルキャラである「明智零(あけち・れい)」と「棟宮のぞみ(むねみや・のぞみ)」の2人が中心として描かれていました。原作における木場勇治と長田結花のポジションに当たる存在であろう両者(海堂さんポジションはいずこに)の物語がこれまた濃密で面白かったです。

 明智は裕福な家に生まれ何不自由ない生活をしている一方で常に退屈だと感じていて、飛び込み競技を「自殺みたいだから」と続けている変わった青年。そんな中身のない生活を脅かされて一度死んだことでオルフェノクに覚醒するという実にファイズらしい過去を内包したキャラクターで一気に惹かれました。彼が変身するオルフェノクは左の翼だけが黒い*1という特徴も面白いです。今のところは平穏な生活を望んでいるようですが、虚無感を感じている彼がオルフェノクという最高の刺激を得た中、今後どうなるのか気になるところ。

 もう1人ののぞみは見るからに不思議ちゃんキャラでこれまた強烈なインパクトがありました。殺人への抵抗がなく近寄る男どもを簡単に殺したりしてしまうなどどこか幼さを感じる一方、オルフェノクになった者に聞こえる「声」に抗えないでいるかのような描写が見られて驚きました。人間だった頃は穏やかだった者さえも残忍な性格に変えてしまうオルフェノクの本能」とも言うべき要素に触れてくれそうで楽しみです。

 また彼らが予想外の展開を見せてくれる中で草加や巧たちはある意味いつも通りで安心します。真理への想いが届いているようで中々届かず巧にイライラする草加は見ているだけで面白いです。他にも「のぞみがうっかり殺してしまった男たちの死体を明智が隠すものの、色々あって彼の家にお邪魔した草加と巧がケンカをはじめて死体を見つけそうになってしまう」一連のシーンは最高におかしかったですね。

 

 

機械じかけのマリー 第1巻

 表紙の絵と裏表紙に書かれたあらすじで購入を決めた、いわゆる「ジャケ買い」をした作品。「機械しか信じられない坊ちゃんにロボットだと偽って働く少女の物語」という要素に魅かれて買いました。こういうのホント好き!!

 主人公の「マリー」は表情が乏しいのを買われてロボットメイドをなりきる羽目になっていますが、無表情なだけで実際はかなり感情豊かなキャラクターである“ギャップ”が素晴らしかったです。内心ロボットではないことがバレそうになって焦ったり、はたまた全力ではしゃいだりするなど非常に可愛らしい。また自分にとってコンプレックスであった無表情を認めてくれる坊ちゃんに惹かれるなど少女漫画らしい要素もあって素敵です。またやたら腕っぷしが強いのがギャグ的表現もあって非常に頼もしいですね。

 対する「アーサー」坊ちゃんは人間不信である一方機械にはべったりデレる“ギャップ”が魅力的でした。人間相手には徹底して冷酷なのに、マリーを前にすると正直気持ち悪い(※褒めてます)くらい優しくなる妙な性格がとても面白いです。そんな機械大好きイケメンが次第に機械ではなくマリーに惹かれていくのが嬉しかったですね。1巻最後のエピソードで登場した本物のロボットメイドが出てきてもマリーを選ぶ展開を見せてくれた時には思わずニヤニヤが止まりませんでした。そんな“ギャップ”だらけのラブコメとして非常に楽しめたので続きが待ちきれません。まぁ最近最終回を迎えたらしいことを知ってちょっとショックを受けているんですがね・・・・・・

 

 

デッドプール:SAMURAI 第1巻

 以前も話題に挙げたデップー漫画の1巻も無事購入しました。ジャンプ+で更新されるたびに読んでいますが単行本も買って応援しなければ!という気概で買いました。

 本作のデップーは良くも悪くもやりたい放題。メタネタやパロネタを容赦なく連発してくる様子は僕が最初に触れた『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』の子安デップーのイメージそのままで非常に嬉しかったです。各回に最低1回は笑えるネタがあるので安心して見れますね。個人的に1番爆笑したのはヤバいファンが転売屋だと判明した6話ラストのシーンですね。

 他にも本作オリジナルキャラたちがまたお気に入り。「サクラスパイダー」ちゃんのとってつけたような真面目なヒーロー像とミーハーな部分は可愛らしかったですし、シンビオートと共生している「新日ねいろ(あらたび・ねいろ)」は自分のファンならどんな悪人でも許すぶっ飛んだ倫理観を持っている点がたまりません。マーベルのヒーローを上手く日本の美少女文化に落とし込んでいるなぁ、と感心します。

 そして単行本だけのおまけ漫画では本物のスパイダーマンとのやり取りが入っていて大興奮。デップーのことをはっきりと嫌いと言うものの寂しがってくれるスパイディとそんなスパイディのことになるとウザいけど大切なことでは一歩下がって尊重してくれるデップー、そんな2人の奇妙な友情が描かれていて面白かったですね。

 

 

 冒頭でも書きましたが、昨今の漫画の発売ペースを追うことに少々大変だと思っています。今回感想を書いたちはやふると913は気が付けば次の巻が既に出ているので早く購入しておきたいところ。他にも感想を書きたい漫画がまだまだ控えているのでどうにかしていきたいと常に思っていますが、中々上手くいきません。感想を書くのは楽しいけれど、決して楽ではないと思い知りますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:オルフェノクの体色は基本白か灰色で、それ以外の配色がされているのは非常に珍しい。

2021年冬アニメ簡易感想 その30

 

 

gundambuildreal.bandai-hobby.net

 


『ガンダムビルドリアル』配信告知

 

 ガンプラを戦わせるガンダム作品「ガンダムビルドシリーズ」の最新作ガンダムビルドリアルの情報が先日公開されました。『ビルドファイターズ』から始まったシリーズの新たなステージがまさかの実写ということで初めて情報を見た時は思わず目を疑ってしまいました。(何気にガンダムシリーズとしては『G-SAVIOUR』以来となる実写作品です)

 前述の通りガンダムとしては珍しい実写ドラマということで最初は困惑しましたが、ガンプラを作って戦わせるというコンセプトのビルドシリーズにおいて、ガンプラを作る過程を実際に映せる実写はある意味で理に適っているかもしれないともしばらくして思えてきました。ガンプラの戦闘シーンもCGを駆使すればかなりいいものが出来上がりそうで、そう考えると割と悪くないとも思えてきました。何より『Re:RISE』以降の展開がはっきりとしていなかったビルドシリーズがこうして続いてくれることに喜びを覚えます。今月末の配信でどんな内容を見せてくれるのか楽しみです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

のんのんびより のんすとっぷ

第10話「寒くなったりあったかくなったりした」

 前半はひか姉が主役とも言うべき内容。お年玉を手に入れようと関係各所を回ったり、れんげたちとの雪遊びに渋々参加したりとなんてことない出来事をオーバーリアクションで盛り上げてくれるのでとても楽しく見れました。特に寒くて仕方がない中で繰り広げられるれんげ&夏美とのコントには爆笑しっぱなしでした。やっぱりひか姉回は最高に面白いぜ!

 そして後半はれんげがかつて夏休みに出会ったほのかと再会を果たすお話が展開され度肝を抜かされました。1期の夏休み回にて初めて出来た同年代の友達ということもあっていつになくはしゃぐれんげが非常に可愛らしく、同時にもうすぐまたお別れしなければならないことに複雑な気持ちを抱いていく様子に切なさを覚えます。それでも夏休みの時には言えなかったお別れを今度こそ果たすことが出来た・・・・・・そんな冬休みのちょっとした成長が見事に描かれており、思わず泣きながられんげのジュブナイルぶりを堪能することが出来ましたね。

 

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!

第10話「ポカポカアツアツフラフラ・・・」

 みんな大好き温泉回だヒャッホーイ!!ボイラーの故障でお風呂にもシャワーにも入れなくなったということで急遽温泉を作り始めるKAN-SENたちの行動力の高さと必死に働く饅頭たちの健気さがよくわかった前半。瑞鶴翔鶴の翔鶴型姉妹がしっかりと導いてくれるお姉さん役としてお手伝いの駆逐艦たちを引っ張ってくれる様子にはほっこりしました。完成した温泉で天ぷらを振る舞って労ってあげるのも良かったですね。(温泉で天ぷらとか美味しそう・・・・・・

 またジャベリンがいつになく目立っていたのも今回の特徴でした。お風呂に入れないことに子どもっぽく不満を漏らしたりするなどいつにも増して年相応の少女らしい幼さが強調されていて可愛らしかったです。ラフィー共々のぼせてしまうもののいつかまた一緒に温泉に入ることをみんなと約束するラストもあって最後まで見ていて顔がほころんでしまいましたね。

 

 

ワールドウィッチーズ発進しますっ!

第10話「502、はじめてのおつかいしちゃいます?」

 502は相変わらずのトラブル続きで見ていてつくづく飽きないなぁ・・・・・・と感じた回。前回の寒中水泳で風邪をひいたひかりの看病をする前半に食料の買い出しに出かける後半と、何気ない日常も彼女らにかかれば凄まじいギャグの応酬と化す展開に笑いが止まりませんでした。ひかりのお見舞いをするだけで危険だと思わせるニパたちはともかく、補給が止まったことでプレーン味のかき氷(要するにただの雪)を食べ出すジョゼちゃんの食い意地には唖然となりましたね。またいつの間にかひかりに対してデレてきた菅野のいじらしさに心打たれました。

  中でも今回はロスマン先生の受難が特徴的でした。前半ひかりの病状をうっかりニパたちに漏らしてしまうのはまだ序の口、後半の買い出しで酒屋に子どもと間違われ説教されるシーンは少々不憫です。しかし本編でも毅然とした態度を崩さなかった先生が涙目になりながら子どもではないことを訴える姿は・・・・・・なんていうかこう、そそられるものがありますね・・・・・・

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第49話「俺を選べ」

 スバルの体を張った説得によりついにベアトリスの心を開くことに成功して大興奮。長い時の中で自分はこのまま朽ちていくしかないと諦めたベア子にはっきりと言ってあげつつ救おうと手を伸ばすスバルの泥臭いカッコよさには相変わらず惚れ惚れします。ベア子の方もこれまでの頑なになっていた過去から涙を流しながら決別するシーンもあって涙がほろりときました。ようやくスバルの名前を呼んでくれる瞬間も破壊力が高かったです。他にも手を繋いでエミリアたちの元に辿り着くラストシーンもカッコいいことカッコいいこと。

 他にもリューズとロズワールのそれぞれの動向も印象に残りました。エミリアたち若い世代に未来を託して自ら選択する心の強さを見せたリューズと、過去に囚われすぎて目の前の道が見えなくなったロズワールの対比は中々に秀逸でした。特に今までの態度はどこへ行ったとばかりに意気消沈しながらラムを抱きかかえるロズワールの姿は目に焼き付きましたね。彼にとって大事なものを見失ってしまったことが痛いほど伝わってくる絵面は心にきましたね。

 

 

おそ松さん(3期)

第23話「契約更改」「買い出し」「友」「IF疑惑」

 前回の問題の答えが提供で見せられて何とも言えない気持ちにさせられた回。冒頭の契約更改は珍しく6つ子全員がブチギレる様子が描かれており、こいつらは金のことになると本当にどうしようもないな、と思わずにはいられませんでした。

 服を買うエピソードはカートゥーンアニメよろしくどう見ても同じにしか見えない服を選ぶ様子が非常にシュール。しかしこの内容は「当人にとっては全く異なることでも、一般人から見ればどれも同じに見える」というオタクなら何となく身に覚えのある現象を皮肉っているのではないか?とも思えてきました。考えすぎか?

 そして今回のメインとなるエピソードはチョロ松の高校生時代の親友「タッちゃん」との再会でした。劇場版で明かされた6つ子の高校生時代の設定がしっかりと反映されていたのが地味に嬉しかったですね。(トド松は何かがおかしかったですが)エロ本を通じて築かれた友情というあまりにもひどいものの、どこか愛おしく思える青春の思い出の回想に笑いながら見ていたのですが、タッちゃんがチョロ松のイマジナリーフレンドだと明かされるラストに一気に奈落に突き落とされた気分です。この前の記念館といいチョロ松の闇も意外と深い・・・・・・しかしED後の一松はちょっと微笑ましかったですね。

 

 

SDガンダムワールド 三国創傑伝

第7話「悪夢の真実」

第8話「大地を虫食む闇」

 7話の王道展開の後の8話の急展開に衝撃を受けた今回。自身を慕う貂蝉をも利用して勝利を掴もうとする呂布に対し、怒りと正義感で立ち向かう劉備が非常にカッコよかったです。仲間の想いを継いで戦う真っ直ぐな実にヒーロー然としていて見ていて非常に気持ちいいですね。呂布呂布で卑劣な手で貂蝉ごと曹操を仕留めるものの当人の戦闘狂ぶりからあまり外道とは感じなかったのがいい塩梅でした。(愛する人の役に立てて喜ぶ貂蝉も印象的)

 対する曹操は7話では劉備を支える大人としての威厳を見せたものの、8話で司馬懿の洗脳を受けたのか孫堅たちに宣戦布告してきたので思わずびっくり。1話15分というのもあるのですが、展開の早さもあって急に心変わりしたように見えるので困惑を隠せません。(この辺りの彼の考えはは同じくYouTubeで配信されている漫画を読めば理解出来るのですが)選ばれたもの以外をバグ化する選民思想に染まってしまったのはショックですが、民を守る責任を果たそうとする姿勢や枯渇した資源に絶望する描写が描かれたので納得といえば納得です。

 また張角こそが黄化ウイルスの発生源だと判明したのは地味にショッキングでした。デビルガンダムを元ネタに据えられた理由はわかったものの、世界に混乱をまき散らす存在として無理矢理生かされるのは控えめに見ても地獄です。そんな生き地獄から解放された死後もウイルスを利用されてしまう張角が可哀想でなりません。諸葛亮の手で逝けたのが唯一の救いでしょうが、諸葛亮諸葛亮で尊敬する師を自ら手にかけた負い目をこれから背負っていくと思うと・・・・・・

 

 

ゾイドワイルド戦記

第6回

 前回から続くゼノレックスVSバーニングライガー部隊の対決もゼロファントス軍団の出現に伴い一旦お預けに。いいところで邪魔が入ったのは非常に惜しいと感じましたが、街を守るために奮闘するリューク大尉をバーニングライガーたちが加勢に入る展開にはテンションが上がりました。共通の敵を前にした時はすかさず共闘する切り替えの早さが魅力的です。

 途中またもや姿を現したゼログライジスを倒すためにゼノレックスがゼノレックス・バスターになったシーンも印象的。背中の巨大な砲台でバンバン攻撃する姿もカッコいいですが、何よりも頭部に装着されたスコープのような意匠がイカしています。如何にも重武装ぶりの形態がとてもクールですぐに気に入りましたね。

 

 

 ガンダムビルドリアルの放送に関して地味に気になっているのがどんな改造ガンプラが出てくるのか、という点ですね。上記の動画を見る限り大きな改造はされていないプレーンなガンプラたちがバトルに使われるようでそれはそれで十分にありなんですが、ビルドシリーズはガンダム本編ではありえないような改造機体が出てくるのも魅力の1つなので、何かしらの改造ガンプラを出してほしいところです。

 また本作で使われるガンプラはどうやらRG(リアルグレード)であることも注目ポイント。これまでのビルドシリーズがHG主体の商品展開だったことを考えると思い切ったな、と感じます。僕もこれを機にRGデビューしてみようかなとつい考えちゃいますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。