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2021年冬アニメ簡易感想 その31

 

島田フミカネ ART WORKS

島田フミカネ ART WORKS

 

 

 

 明日から開始されるFGOの新イベントはいわゆる「塔イベ」。サーヴァントを総動員してどんどん階層を突破していく形式でプレイヤーが如何に満遍なくサーヴァントを育成しているかが鍵になるイベントです。僕にとって去年2月ギリギリまでかかるほどに苦戦した因縁深いイベントでもあるのでかなり気合を入れて取り組んでいきたいと思っています。

 そしてそんなイベントで新規実装される新サーヴァント「ガラテア」についても気になるところ。ピグマリオン王の妻にして彫刻から人となった稀有な存在がサーヴァントとなったことに少々意外に思っています。しかしそれ以上にびっくりしたのがガラテアのイラストレーターがあの「島田フミカネ」氏であるということ。『ストライクウィッチーズ』はもちろんのこと、『フレームアームガールズ』をはじめとした数々のメカ娘や美少女プラモのキャラデザに関わっている人が来たことに驚きを隠せません。僕自身フミカネ氏が描く美少女やメカのデザインが気に入っているので、FGOに参加してくれたのは嬉しいサプライズでした。そんなフミカネ絵のガラテアをちょっと引いておきたいと今お財布と相談中です。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

Dr.STONE(2期)

第10話「人類最強のタッグ」

 千空&司のコンビが最高にカッケェ!初めて邂逅した時に交わした約束を今度こそ果たすため立ち上がる司と彼に全力で応える千空のやり取りに惚れ惚れしました。さらに前期のOPである「三原色」まで流れたのでテンションは最高潮、ここまで見続けて良かったと思える回でした。

 他にもこれまでずっと不穏な雰囲気を放っていた氷月がようやくニューリーダー病本性を表した時はニヤリとしましたね。(CV石田彰ということで最初から信用していなかった人が結構いてちょっと笑ってしまいました)優秀な人間のみが生き残ればいい、という典型的な過激思想をさらけ出したシーンの演技は素晴らしかったです。またそんな氷月の勧誘に対して「この地球で70億人を支える方法を70億人全員で考える」と一蹴する千空がまたカッコよかったですね。自分以外を見下してリアリストを気取る氷月と、どこまでも人間と科学の可能性を信じるロマンチストの千空の対比が印象的だったと言えます。

 

 

ゆるキャン△ SEASON2

第11話「伊豆キャン!!みちゆき」

 いよいよ始まった伊豆でのキャンプは凄まじい飯テロで、見ているだけでお腹が減ってくる内容でした。伊勢海老の炭火焼きに土鍋で作ったアヒージョとこれだけでお腹一杯になりそうなのにシメのアクアパッツァにノックアウトされました。美味しそうすぎる・・・・・・ここにたどり着くまでに当初予定していたキャンプ場が閉まっていたり先生がうっかり酒を飲んじゃったりトラブルが多かったものの無事こうして楽しめることが出来て何よりです。

 またリンが今回いつになくのんびりしていたのも印象的でした。早朝から原付で走りっぱなしだったからなのでしょうが、温泉に入ってあとはひたすら寝てばかり。前回はなでしこが車で爆睡していたのに対して今回のリンの睡魔との戦っていたのも面白かったですし、何よりそんなリンのお世話をしてくれるなでしこもとい「ママしこ」の母性は見ていて微笑ましかったですね。余談ですが今回出てきた「ゾンビぐらし」なる映画、これ明らかに『がっこうぐらし!』ですよね・・・・・・?(そういや同じ雑誌で連載していたんだっけ)

 

 

天地創造デザイン部

第11話「案件11」

 前回のラストで下田を除くみんなが若返ってしまう緊急事態になったものの、各キャラの適切な行動のおかげで大事に至らなかった前半。若干下田に似ている若い頃の土屋さんや見た目も相応に縮んで服装も子どもらしくなったデザイナーたちのギャップに早くも萌えを感じました。短パンとサスペンダーの組み合わせは最高だよね・・・・・・また例によって動物たちの意外な生態が知れて面白かったです。ラニアが一般のイメージほど凶暴ではないことは過去に見たNHK系の番組で事前に知っていたのですが、それでもゾッとしますね。

 後半の地獄でのパーティーは横田さんの名アシストが光っていました。スランプに苦しむ海原にデザインすることの楽しさを思い出させて調子を取り戻させていく手腕には感嘆する他ありません。仕事の話も相変わらず具体的でわかりやすいですし、下田が彼に憧れを抱くのもわかる気がします。そんな横田さんへのプレゼントがカッコいい骨ばかりというのも興味深かったです。ゾウの骨など本来の姿からは想像もつかないデザインの骨ばかりで生物の骨格の妙を感じさせる展開でした。そんなこんなで楽しく見ていたらラストに神様が登場すると知ってびっくり。ここまで全く姿を見せなかったクライアントがようやく姿を見せるのか!?と次回にワクワクしてしまいます。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第24話(最終話)「郷壊し編 其の七」

 沙都子による梨花の心を折る計画の全貌もついに判明。雛見沢症候群を発症させる「H173」を沙都子が如何にして手に入れたのかが以前から気になっていましたが、前回も披露したループリセマラを利用して暗証番号を総当たりしたものだとわかった時は膝を打ちました。梨花にとっては運命に打ち勝つための救済手段であったループを、攻略のための手段として惜しげもなく利用する辺りに沙都子の目的達成への執念が感じ取れます。(恐らく赤坂たちを発症させたのも恐らく無限とも思えるループを繰り返した結果でしょう。大人相手でも何度も戦えば1回は勝てるでしょうし)

 それ以上に沙都子が惨劇を引き起こすことに何の躊躇いも持ってなかったことにゾッとしましたね。「私が最後に選んだカケラが唯一の世界なのだからそれ以外はないも同然」と言い切る姿は人間を辞めた魔女そのもの。ゲーム感覚で他者を貶めるモンスターと化してしまった沙都子にかなりのショックを受けました。というか沙都子とエウアがやたら“絶対”というワードを連発していましたが、これってもしかして沙都子の正体はラムダデルタ・・・・・・!?

 またこれまで謎だった鷹野の改心についても触れられて驚きました。自身の凄惨な最期を見て戸惑いを感じる様子は前回の鉄平のことを考えると当然のことだと思います。そんな彼女に当てて書かれた一二三おじいちゃんの手紙がまた良かったですね。鷹野にとって足枷になっていた研究を捨てて自分の幸せを掴んでほしいと願うおじいちゃんの優しさに涙が零れます。そうして鷹野が終末作戦を降りる展開はまさに祭囃し編梨花が言っていた「敗者がいない世界」そのものでちょっと感動しました。でもそれはそれとして祭具殿に入るのは何なんだお前。

 

 

総評

 平成のサブカルチャーを築いた作品の1つである『ひぐらし』の続編として製作された本作。1話が放送された時まではただのリメイクかと思われていた中、2話になって全く新作だと発表された時には衝撃を受けました。

 そんな完全新作はかつてひぐらしに触れてきた人たちを徹底して「騙す」内容だったのが印象的でした。過去作品と同じ展開に見せかけて細部の微妙な差異を残し、最後にアッと驚くオチに持っていく構成は見事。これまで提示されてきたルールを総動員して考察に当たっても通用しない謎に困惑させられ、何が起こっているのかわからないまま進んでいく物語には翻弄させられっぱなしでした。特に猫騙し編以降は毎回衝撃展開の連続で1クールとは思えないほどに濃密でしたね。

 そしてそんな謎の根源が「梨花の他にもう1人、沙都子というループ能力者がいる」形で判明していったのがまた素晴らしい。“ループしているのは梨花1人”という固定観念に囚われていた視聴者を混乱へと導くトリックスター要素として物語を上手いこと引っ掻き回してくれました。沙都子の動機が描かれた郷壊し編も心情はわかるものの同情は出来ない、魔女になり果てた少女のお話となっていて本当に驚きました。総じて既存のファンほど楽しめる作品に仕上がっていたと思います。(逆に今回がひぐらし初見である人はあまり楽しめなかったのではないかという懸念はありますが)

 

 そして7月からはひぐらしのなく頃にがスタート。全てを雛見沢に縛り付けようとする沙都子の狂気に梨花はどう立ち向かうのか?物語はどのような結末を迎えるのか?そういった疑問を抱いたまま3か月までお預けというのは少々辛いですが、今度こそ完全無欠のハッピーエンドになることを期待して待っていたいと思います。

 

 

呪術廻戦

第23話「起首雷同-2-」

 前回に引き続き恵の過去と彼のスタンスの原点が描かれた回。割と複雑な家庭環境に置かれていたものの比較的まともに育ったことに彼の性根の良さが感じ取られます。「悪人もそれを許す善人も嫌い」という言葉も裏を返せば間違ったことが正されない“理不尽”に怒っているとも取れますし、ものすごく真面目な子なんだなぁ、と思いましたね。姉の「津美紀(つみき)」のことを煙たがりながらも大事に想っていたこともわかり元々気に入っていた彼のことがますます好きになりました。

 そんな恵が領域展開を使ったことにはびっくり。しかもどろどろとした空間に加え、普段の彼の様子からは考えられないほど強烈なオリジナル笑顔まで披露してかなり驚きました。自身を本格的にさらけ出すとこうなるのかとちょっと意外に感じましたね。終始伏黒恵という少年を中心とした内容だったと言えます。

 

 

ポケットモンスター

第60話「目指せネギマスター!つらぬけ騎士道!!」

 51話でカモネギを破ったリントとエルレイドのコンビとの再戦。戦いの最中大事なネギを切られても諦めずに戦い、最終的にはネギガナイトに進化してリベンジを果たす展開には燃えました。ガンピとの特訓を活かし、戦法を変えて急所に当てていく流れも痺れましたね。(原作のゲームと同じく「1回のバトルで3回攻撃を急所に当てる」進化条件を満たして進化したのもまた細かくて良き)何より自分を磨き上げること意外にはとことん無頓着だったカモネギがサトシを守るようになったことに感動します。

 相手のリントも中々の強敵だったのですが、物言いが若干嫌味な感じになっていたのが少々気になりました。サトシたちを奮起させるために敢えて煽っていたとも取れるのですが、以前登場した時と比べると引っかかる言動が多かったのが残念です。あと序盤の元気のないマダツボミが何だったのかと疑問が残ることが多い回でもありましたね。

 

 

 今度のFGOイベントは塔イベであると同時に秋葉原を舞台にしているのも注目ポイントですね。今回はみんなで買い物をするストーリーになるようですし、シナリオでサーヴァントたちがどんなものを買うのか非常に気になります。(巴さん辺りはゲーミングPCとか椅子を買いそうだな・・・・・・)他にも『Requiem』の舞台にでもあることからエリセとボイジャーの出番にも期待しています。

 

 

 ではまた、次の機会に。