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2022年冬アニメ簡易感想 その30

 

 

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 ラブライブシリーズの1作『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の2期放送が迫る中、1期のエピソードを凝縮したダイジェスト映像が先日公開されました。(今月末に発売予定のファンディスクに収録される映像と同一の物らしいです)再生時間約50分という中々に長い動画でしたが、全13話をここまでまとめた動画としては結構すごいと思います。

 そして実際に再生してみると思った以上にスラスラ見れたのが素晴らしかったですね。1話1話の問題提起から解決までの流れを簡潔にまとめているので、各ライブシーンもBGMにして流してくれているので楽しく・見やすくなっています。今現在1期の再放送を見ておさらいしている身(僕よりも姉の方がハマりだしているんですけどね・・・・・・)ですが、この動画でも振り返りが出来て良かったです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする

第11話「俺は今、ラブホテルにいます」

 今回いつになくヤベェ!!デフォルメされたキャラのコスをするということでそこまで際どいことにはならないだろうとタカをくくっていたのも束の間、薄い本展開一歩手前まで来てしまったことに唖然となりました。(サブタイの時点で気付くべきでしたが)ラブホでの撮影会で楽しんでいたまりんと五条が“そういう雰囲気”に呑まれそうになっていく様子はかなりドキドキさせられます。これまでは友達として気兼ねない間柄でいたものの、本格的に男女として意識せざるを得ないところまで来ていることがわかりますね。

 一方で「それぞれの解釈」について好意的な言葉が出てきたのは個人的に嬉しいポイントでした。それぞれが持つ作品やキャラクターへのイメージを尊重する姿勢はまりんの性格を考えれば当然なのですが、実際に本人の口からそれを言ってくれるので見ているこちらも勇気づけられますね。真面目にサキュバス(淫魔)について考える五条もしかり、色々な“好き”を見せていく本作らしいと思いました。

 

 

怪人開発部の黒井津さん

第10話「魂を誘惑する魔性の者が、自らの存在に惑い迷い溺れる時、混沌をもたらしたその存在の概念こそが悪魔と呼ばれる」

 今回は1つのエピソードが丸々1話に収まった珍しい形式でしたが、意外にも感動させられてびっくり。ヒーローを倒すために生まれた怪人が戦い以外を望む中で壁にぶち当たる内容は、「自身の能力とやりたいことの不一致」に悩まされる人ほど突き刺さりそうなものに仕上がっていました。言葉を話せない「マミー」がアイドルになるため、ひたむきに努力していく姿などに不覚にもウルッとさせられます。マミーの良い兄貴分でいてくれるウルフくんも良かったですね。

 そしてアイドル関連ということでカミュラが活躍していたのも印象的。マミーに厳しく当たりながらも、諦めない彼女のために力を貸してくれた時には驚かされました。万能細胞で解決する展開はかなりの力技でしたが、ライブ中のみ喋れる程度に収めていた塩梅が個人的には良かったと思います。

 

 

錆喰いビスコ

第11話「おれがビスコだ!

 ビスコ復活キタアアアアァァァァ!!予告と今回のサブタイの時点でこうなることはある程度予想していましたが、ラストに満を持してビスコが登場するシチュエーションに大興奮しました。ビスコのように振る舞い果敢に戦っていたミロが心折れてもなお進む中、ビスコ本人がヒーローの如く彼の元に舞い戻るのがまた素敵です。溜めて溜めてからの流れも最高でしたし、何よりミロがここまでテツジンを追い詰めてきたからこそ戻ってこれたのがわかるのでなおさら燃えましたね。

 また今回はこれまで登場してきたキャラや場所が一気に再登場したのも見どころの1つ。1話のキャバ嬢たちや5話の子どもたちなど、もう懐かしく感じる面々がそれぞれ頑張っている様子に胸打たれました。特にリーダーのナッツに逃げることを促すコースケが印象深かったですね。戦い以外でも生きようとする、本作のキャラの“強さ”をここでも垣間見ることが出来ました。

 

 

異世界(ファンタジー)美少女受肉おじさんと

第11話「ファ美肉おじさんと決戦兵器」

 魔王軍幹部たちの逆襲・・・・・・かと思いきや、途中から橘と神宮寺の痴話喧嘩が始まった件。ここまでいいように人々を使って暗躍していた彼女たちを翻弄させられたのは良かったのですが、前回の懸念通り橘の不満が本格的に爆発したことにハラハラさせられました。言っていることは全て子ども染みたわがままに聞こえますが、裏を返せば少年時代から橘は神宮寺に嫉妬と劣等感を抱えていたことがわかるので、見ていてちょっと胸が痛みましたね。親友に対する“憧れと表裏一体の負の感情”が彼の心をぐちゃぐちゃにしていると思うと少々可哀想に思えてきます。

 それはそれとして国の最終兵器である謎ロボットとの駆け引きがこれまた痛快です。いつもの力が発揮出来ないものの、強力な兵器相手に推測と口先三寸で戦う神宮寺には感心しました。実質唯一の戦力として巻き込まれたシュバルツも何だかんだで頑張っていたので応援したくなります。図らずも決戦のようになってきた中での上述の展開に困惑もしましたが、いつものギャグのおかげでテンポよく楽しめましたね。

 

 

 虹ヶ咲も楽しみですが、他にも気になる作品が非常に多い4月からの春アニメ。出来る限り見ていきたいと思うのですが、時間の都合やそもそも感想に書き切れるのかといった問題に直面していつものように作品の取捨選択に頭を悩ませています。実に多くのアニメを見ることになりそうなので、来季の簡易感想も3回に分割する必要がありそうですね。もしそうなった時はまたよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。