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2025年春アニメ簡易感想 その2

 

 

 

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 先日4月5日は「スーパー戦隊の日」。スーパー戦隊シリーズの1作目である『秘密戦隊ゴレンジャー』の第1話が放送された日であり、ゴレンジャーは今年で50周年を迎えました。そんな記念すべき日に開催された「秘密戦隊ゴレンジャー50周年記念シークレットプレミアイベント」にて、ゴレンジャーを演じた5人のキャストが集結するというビッグサプライズが待っていたとのことです。当日までイベント内容を一切明かさないまま始まった異例の企画ながら、これほどの驚きを以て参加した戦隊ファンを興奮させるものは中々ないでしょう

 誠直也さんを筆頭にした5人曰く、ゴレンジャー終了後に全員が揃ったのは50年の歴史の中で初めてのことらしいです。*1だるま二郎さんは車いすに乗っての登壇になりましたし、ほぼ全員が70代の方々がこうして集まってくれただけでも大変だったことは察するにあまりあります。そのため今回のトークショーにて、各々の思い出を語ってくれる光景に感極まるものがありますね。(宮内洋さんはゴレンジャーだけが2年続いたことをあげて「ざまあみやがれ」とか言い放つファンキーっぷりで吹き出しましたが)

 僕自身ゴレンジャーは当然のことながらリアルタイムを知らず、YouTubeに上がったエピソードのみを視聴した身ですが、それでも思い出深いものを感じます。当時の娯楽作品としても良く出来ていて面白いですし、これを機に改めて見直してみようかなと思うきっかけになりましたね

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター メガボルテージ』はお休みのため感想はありません。

 

 

 

 

WIND BREAKER(ウィンド ブレイカー)(2期)

第14話「怒り」

 昨年の春に放送された街を守る不良チームの戦い、その続きがようやくスタート。前回ラストにて杏西の友人を助けにクラス総出でキールにカチコミとなりましたが、その結果1年生VSキールの集団戦が勃発したのが印象的でした。1期では長いことタイマンがメインになっていたので、多人数が入り乱れての混戦の様子はかえって新鮮に感じましたね。そしてその絵面故、やっとヤンキー漫画らしくなってきたな!なんて思ったり。

 敵側の猛攻に仲間が次々と倒れていき大ピンチ……というところで梶ら2年生が助太刀に入る流れもわかりやすかったですね。そして桜に級長としての自覚と責任を説くシーンで、先輩たちの頼もしさが伝わってきました。以前言っていた「人を頼る強さ」が、まさに今の桜に問われている展開もまた見ていて気持ち良かったです

 その一方でキールのリーダーと思われる男は終始不気味なものを発していました。どんな状況でも軽口を叩くのはもちろんのこと、梶たちを前にしても臆さない辺りが何とも得体が知れません。この戦いが勃発するのを待っていたような節がありますし、そもそもこいつらの本来の目的はボウフウリンそのものなのではないか?とすら思えてきますね。

 

 

薬屋のひとりごと(第2期)

第37話「湯殿」

 第2期2クール目に突入した今回は、いきなり肌色のお付き合いが展開されることに。後宮内でのお風呂事情が事細かく説明されたほか、マッサージによるコネ作りなど侍女たちの処世術がいくらか見られました。除毛処理などセンシティブなシーンがあるものの、基本は妃や侍女のコミュニケーションの場としての様子が描かれていたのですんなりと見ることが出来ましたね。また以前から登場している3姉妹の1人「赤羽(セキウ)」が意外と気弱なキャラで、ビクビクとした態度が何とも可愛らしかったです

 そんな事件らしい事件もない平和なエピソードだったものの、要所要所に不穏な伏線が散りばめられているのが流石は本作といったところ。宦官が一度に30人も登用されたうえ、それらが他国の奴隷で賄ったものという話だけできな臭く感じます。そのうえまたもや幽霊騒ぎで里樹妃が怯えるなど、暗く怪しい話題が絶えません。こうした情報が次々と集まってくるのも、情報交換が盛んな大浴場ならではなのでしょう。

(あと今回は珍しく壬氏が全く登場しなかったのですが、新OPサビの映像が明らかに彼の視点だったので存在感だけは放っていましたね。というか本当に猫猫ばっかり見てるなコイツ……

 

 

謎解きはディナーのあとで

第1話「殺意のパーティにようこそ File1」

 2011年に実写ドラマ化もされた東川篤哉氏原作のミステリー小説が令和になってまさかのアニメ化。ドラマの方をちょくちょく見ていた者としてこれは見逃せないと視聴しましたが、イメージしていた通りのドタバタコメディっぷりに早速笑い転げることになりました。パーティー中に殺人未遂事件が発生しているものの、登場人物の愉快なキャラクターと良い意味で緊張感のない状況が何とも緩い雰囲気を作っていたと思います。事件の割に殺伐とした空気はないおかげで、肩肘張らずに楽しめるのは結構大きいですね

 上述の登場人物についても同様。大企業のご令嬢にして新米刑事の「宝生麗子(ほうじょう・れいこ)」と、上司の「風祭(かざまつり)」警部のコント染みたやり取りは後半を大いに盛り上げてくれました。とにかく風祭警部の絶妙なウザさが炸裂しており、これでもかとばかりに画面に賑やかな様子をもたらしていましたね。そしてラストに毒舌執事の「影山(かげやま)」登場と、予想通りの展開で楽しませてくれる内容故に高揚せずにはいられません。声優さんの演技もそれぞれ絶妙にマッチしていますし、ドラマとはまた違った魅力を味わえそうな予感を早速覚えた次第です。

 

 

 さてゴレンジャー50周年、即ちスーパー戦隊50周年を迎え、それらを記念したイベントがいくつか発表されたのも見逃せない情報。その中でも「全スーパー戦隊展」と、「全スーパー戦隊大投票」は大規模な催しになることが伝わってきました。

 

 

 この2つだと後者の大投票は、上のリンク先からすぐにでも投票出来るのでファンとしては是非参加したいところ。(投票する作品は決まっているのですが、同時に書くコメントをどうするかでちょっと迷っていますがね……)これらのイベントに参加しつつ、現在放送中の最新作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』まで続いている戦隊の歴史を、存分に味わっていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

*1:一方で初代キレンジャーを演じた故・畠山麦さんの共演が叶わなかったのは残念極まるところである