新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その45(雑記 2025.5.18)

 

 

 1975年に放送開始した『秘密戦隊ゴレンジャー』から続くスーパー戦隊シリーズ。現在50周年記念である最新作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が放送されており、今もなお多くの視聴者を楽しませてきています。まさしく全世代を相手にしてきた戦隊の大投票も行われ、歴代でもかなりホットな立ち位置にいるのではないでしょうか

 今回はそんな全スーパー戦隊大投票の結果発表に触れつつ、生放送の感想を書いていきたいと思います。他にも『仮面ライダーガヴ』『牙狼<GARO>』と特撮作品のニュースも取り上げていくので、興味があれば是非。

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

『発表!全スーパー戦隊大投票』感想

 

www.nhk.jp

 

 というわけで上述の通りスーパー戦隊大投票の結果発表生放送についての感想から。つい最近まで募集していた戦隊シリーズのネット投票の結果を、戦隊大好きなゲストたちのやり取りと共にお届けする番組を視聴しました。(リアルタイムではなくて録画ですが)ゲストメンバーの豪華さもさることながら、投票コメントや各作品の見どころもなども余すことなく映し「戦隊の面白さ・楽しさ」を存分に伝えてくれる番組となっていたかと思います。

 そして総計で5万票以上を集めた今回の投票。「作品部門「戦隊ヒーロー部門「戦隊ロボ部門」の3部門のそれぞれの結果は……

 

~作品部門~

第1位:『海賊戦隊ゴーカイジャー』
第2位:『王様戦隊キングオージャー』
第3位:『侍戦隊シンケンジャー』
第4位:『爆上戦隊ブンブンジャー』
第5位:『快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー』
第6位:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
第7位:『特捜戦隊デカレンジャー』
第8位:『獣電戦隊キョウリュウジャー』
第9位:『烈車戦隊トッキュウジャー』
第10位:『秘密戦隊ゴレンジャー』

 

~戦隊ヒーロー部門~

第1位:シンケンレッド(『侍戦隊シンケンジャー』)
第2位:ゴーカイレッド(『海賊戦隊ゴーカイジャー』)
第3位:ドンモモタロウ(『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』)
第4位:スパイダークモノス(『王様戦隊キングオージャー』)
第5位:デカマスター(『特捜戦隊デカレンジャー』)
第6位:キョウリュウレッド(『獣電戦隊キョウリュウジャー』)
第7位:ブンレッド(『爆上戦隊ブンブンジャー』)
第8位:ゴーカイブルー(『海賊戦隊ゴーカイジャー』)
第9位:パトレン1号(『快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー』)
第10位:ルパンレッド(『快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー』)

 

~戦隊ロボ部門~

第1位:ドンオニタイジン(『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』)
第2位:ゴーカイオー(『海賊戦隊ゴーカイジャー』)
第3位:キングオージャー(『王様戦隊キングオージャー』)
第4位:ブンブンジャーロボ(『爆上戦隊ブンブンジャー』)
第5位:シンケンオー(『侍戦隊シンケンジャー』)
第6位:テガソード(『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』)
第7位:キョウリュウジン(『獣電戦隊キョウリュウジャー』)
第8位:トッキュウオー(『烈車戦隊トッキュウジャー』)
第9位:無敵将軍(『忍者戦隊カクレンジャー』)
第10位:ビュンビュンマッハーロボ(『爆上戦隊ブンブンジャー』)

 

 といった感じでした。(※各部門の11位以下の結果は割愛するため、気になる人は上の番組リンクからそれぞれ確認をお願いします)個人的には予想していたものと意外なものがバランスよく並んでいる、といった印象を受けましたね。では以下、結果の感想についてを語っていこうと思います

 

 まず作品部門では『海賊戦隊ゴーカイジャー』が堂々の1位に輝きましたね。35作品記念として初の歴代戦隊に変身出来たり歴代のレジェンド戦隊が出演する要素、そして海賊たちが本当のヒーローになる物語が好評を集めたようです。実際当時の盛況ぶりは凄まじいものがありましたし、過去の戦隊を知っていく導線の役割を果たしてくれたのもこの作品が最初。そのためこの人気の高さも納得といったところです。

 続く2位以下では『王様戦隊キングオージャー』や『爆上戦隊ブンブンジャー』、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』など直近の作品たちが上位に並んでいるのが目に留まります。いずれも斬新かつ奇抜な攻め方をしてきたのが記憶に新しく、そのキャラ人気などは今も絶大。それがここまでの結果を残したことは当然と言える一方で、ブンブンジャーがここまでの大貢献をしたことに驚きを隠せません

 他にも何かと記念作品が上映されて話題になっている『特捜戦隊デカレンジャー』や韓国での続編で関係のないソシャゲコラボでの新作などが作られた『獣電戦隊キョウリュウジャー』など、放送後の展開が活発な作品も多くランクイン。やはり制作陣が気合いを入れている作品の熱意は、巡り巡って人気を獲得していくことに繋がる可能性を見た気分です。

 昭和の作品に関しては初代『秘密戦隊ゴレンジャー』の人気の高さに舌を巻くばかり。当時斬新だったチームヒーローとして活躍し、唯一2年放送されたことをしっかりアピールしてくる番組構成にもニヤリときました。以前開催されたファンミーティングイベントでも、当日まで詳細が明かされなかったのにも関わらず予約者多数だったと聞きます。何だかんだで初代も強い!という認識を改めて抱きました。

 

 続くヒーロー部門で鮮烈なのはやはりデカマスターでしょう。普段は若手刑事たちを見守っているボスが、いざという時は変身して圧倒的な実力を発揮する……その中でも代表的な100人斬りをはじめとしたシチュエーションに魅了された人はかなり多いようですね。部下を信じここぞという場面でのみ活躍するまさにデカレンジャーの理想の上司兼切り札であり、この5位という順位は間違いなく快挙と言うべきです。

 他にもスパイダークモノスやゴーカイブルーの存在感も大きくて、レッドばかりになるかと思っていたこちらの予想を良い意味で裏切ってくれました。戦隊がレッドが物語の中心になりやすいのは確かなものの、かといって他の戦士たちの影が薄いわけではない。それぞれのドラマもしっかり魅せてくれる点で、戦隊は全員が主人公であることを強く意識させてくれます。

 

 最後にロボ部門ですが、こちらはブンブンジャーロボをはじめとした意志を持ったロボットまたはヒーローが合体メカに変身した状態のロボが数多くランクインしているのが見逃せないポイント。最新作のテガソードなど、まだ短い出番だというのにすごい人気ぶりです。またビューン・ディーゼルことビュンビュンマッハーロボが10位という、完全に予想外の結果を出してきました。上の作品部門と合わせて、ブンブンジャー人気の凄まじさが伺えます。

 話は戻って意志を持ったロボを出すことで、巨大ロボが単なる乗り物で終わらないのが今回票を集めた要因だと考えられます。戦闘時以外は仲間と一緒に日常を過ごしたり、テガソードのようなキーパーソンとして戦士を導く役割を担うなど、登場人物の1人として扱っているので愛着が湧きやすいのでしょうね。そのためここ最近制作側打ち出してきた戦隊ロボのキャラクター化が、このような形で功を奏しているのが実感できて個人的にも大きな収穫となりました。

 

 といったように各部門についての所感を述べたところで、超個人的な感想をば。というのも僕が投票した大本命『百獣戦隊ガオレンジャー』がまさかのトップ20入りを逃したのが意外過ぎて面食らったことについても触れおきたいと思います。歴代戦隊の中でも当時の子どもたちからかなりの人気を獲得したとされるガオレンジャーはそこそこの順位に収まるだろうとタカを括っていたので、この結果には本当に驚きました。他にも『恐竜戦隊ジュウレンジャー』も入っていませんし、今回投票したであろう層の多くが戦隊オタクだと読み取れる面白さがここに出ているとも取れます。(先週放送されたゴジュウジャーの神回がもっと早く放送されていれば順位を集めていたのでしょうかより多くの順位を集めていたのでしょうか……)

 ガオレンジャーを支持している身としてはこの結果は少々残念ではあるのですが、まぁそういうこともあると受け止めていきたいところ。それにロボ部門ではガオキングが20位に入っていたりと、何だかんだで検討しているので決して悪くない結果です。色々考えてしまう感情をグッと抑えて、他の作品のランクインを祝っておきたいと思います。(他にも同時に投票していた『特命戦隊ゴーバスターズ』が13位に入っていてめっちゃ嬉しい!

 何より言及しておきたいのはこの大投票は作品の優劣を決めるものではなく、あくまで各戦隊の魅力や“好き”という気持ちに触れさせてくれる企画であると考えている点。今回のように結果が悪かったからといって僕のガオレンジャー愛は微塵も揺るぎませんし、今もなお最高に素敵な戦隊だと思います。そして他の戦隊へのリスペクトを忘れることなく、この結果を噛みしめてお祝いすることも肝要。それらの気持ちを忘れることなく、スーパー戦隊シリーズの大ファンの1人として、全ての戦隊への“愛”と“誇り”と“節度”を胸に抱いていく所存です。

 

 

 そして戦隊愛をゲストが語り、出演者が当時の思い出を話すパートも魅力的でした。樋口幸平さん(桃井タロウ/ドンモモタロウ役)や結木滉星さん(朝加圭一郎/パトレン1号役)が登場したり、ゴジュウウルフと共にアーイーを蹴散らすなどサプライズも多めでこちらも見ていて飽きがこない構成になっていたと思います。他にも印象に残ったポイントを箇条書きにするとこんな感じ

 

  • 名前の“木”繋がりでシンケングリーンを名乗る鈴木福さん
  • 自分が演じたボスが何位かずっと気にしている稲田徹さん
  • めちゃくちゃ早口な宮下兼史鷹さん
  • しょこたんこと中川翔子さんのキングオージャー限界オタクっぷりが凄まじい……
  • 関智一さんは14作も関わっているという……流石である
  • 誠直也「俺たち別に仲悪くないよな?」宮内洋「仲良しだよなぁ?」
  • 竜星涼さんの話で明かされる坂本監督の趣味の数々
  • 樋口幸平「僕たちずっと何と戦っているんだろう?と思いながら1年間演じてて……」
  • シンケンジャーの衝撃の展開の裏で流れるブンブンジャーのカッコいいOP!
  • 平川結月「王鎧武装!」パトライズ!
  • 大体靖子にゃんのせい
  • ドンモモタロウに蹴られるパトレン1号
  • 鶴姫やユウリのような女性リーダーいいよね!

 

 いやぁ2時間もぶっ続けて放送していたのもあって、ネタに困らない密度でしたね。

 また今回戦隊の専門家として呼ばれた渡辺範明さんの存在が、今回の生放送でかなり大きかったと思います。今回渡辺さんはランクインしたり話題に上がった各戦隊がどういったものなのかを端的に解説してくれていたのが印象的。それによりゲストたちの熱くなりがちなオタク語りを抑制しつつ、進行を妨げない塩梅で場をまとめてくれていました

 何より「トッキュウジャーは児童文学」「ドンブラザーズは身近な人を助けていく作品」といったように、それぞれの言語化が的確でファンとしても唸らされる語りが見事の一言でしたね。あまりにも納得させられる話が多くて、これほどの人がいたことに感動すら覚えます。調べたところボードゲームのブランドの代表を務めながらアニメや特撮を語っているとのことですが、よくぞこれほどの逸材を見つけ出してくれたと感心するばかりです

 

 

 そんなこんなで生放送の感想でしたが、改めて戦隊シリーズの魅力というものに気付かされる時間だったと感じました。各戦隊が如何にして生まれたのか……現実の世相や流行りを貪欲に取り入れて、その時代時代の「人と人との繋がり」についてを描いていくことこそ戦隊の在り方。それらを追求し続けてきた結果、絶対的人気の指標となる代表作が存在しない、多くの作品が入り乱れて独自の面白さを放つシリーズになっていたのだと考えます。それを再認識させてくれた点でも、今回の発表は見ていて非常に興味深かったです

あとがきは下に続く

 

どうする?二度と闇菓子に手を出さないか、俺とオロナミンCを飲むか……!

 

www.youtube.com

 

 毎年恒例となっている仮面ライダーとオロナミンCのコラボが今年もやってきました。現在放送中の『仮面ライダーガヴ』と組み合わせたCMが放送され、この時期が来たか……という気分に浸れたのも2週間前。現行ライダーたちが頑張る子どもたちを応援するCM方式は今年も健在であり、お馴染みの安心感を味わうことが出来ました

 しかし今回のCMは例年とは少々異なっていたのが気になるポイント。仮面ライダーガヴに変身するショウマが1人で応援しているところに、変身後サブライダーのヴァレン&ヴラムが駆けつけるという変則的な構成になっていました。変身前である絆斗とラキアが出てきて応援のセリフを発するのを地味に期待していた身としては、ほんの少しだけ残念に思ってしまいますね。ただまぁ最後に決めるところはしっかりと決めてくれるので、何だかんだで満足出来るCMではあったと思います

 

www.youtube.com

 

 何よりCMと同時にWEBで公開されるスペシャルムービーでは、ショウマと幸果の2人が実質的な主役に抜擢されていたので一転してテンションが上がりました。仕事終わりにオロナミンCで乾杯するという、割と本編でもありそうなシチュエーションになっているのでファンほどニヤリとくる内容になっていたと思います。何より僕も含め幸果さんをメインにしてくれてありがとう!!となった人も多いことでしょう。

 これまでのオロナミンCのコラボとはだいぶ異なる形になっていますが、ガヴらしさというものには忠実といった塩梅。作品を視聴している人たちほど、これくらいのバランスがかえって好みかもしれませんね。他にもショウマがオロナミンCゴチゾウを作りそうとかつい思ってしまったりと、本作ならではの着眼点でも楽しめた次第です。

 

 

赤き眼の牙狼の知られざる原点が今、語られる

 

 

 以前発表された『牙狼<GARO>』の20周年記念作品の最新情報が先日解禁されました。タイトルはズバリ牙狼<GARO> TAIGA。ファンの方々ならピンとくるかと思いますが、初代主人公・冴島鋼牙の父親である冴島大河を主人公とした作品になるとのことです。当ブログで以前書き残していた「大河を主役にしたストーリーも興味があるので、どうせなら彼の若かりし頃の過去編なども見てみたいところ」が、まさかまさかのドンピシャできました。自分から予想しておいてなんですが、ここまで的中するとは思っていなかったので衝撃が凄まじかったですね

 

metared19.hatenablog.com

↑映画初報時の所感については上の記事を参照。

 

 さて上にも書いた通り、映画では若かりし頃の大河を主人公になる模様。脚本兼監督も久々に雨宮慶太氏が担当するとのことなので、鋼牙の世界観の雰囲気が帰ってくることになるのはほぼ確定と見ていいでしょう。シリーズの始まりである初代牙狼のさらに前の時間軸、大河の物語というのはなるほど20周年記念に相応しい題材と言えるかもしれません。本作は古くからのファンほど見逃せない内容になりそうで楽しみですね。

 そして大河が主役ということで気になるのはキャスト情報。当時大河を演じていた故・渡辺裕之さんが既に鬼籍に入られていることもあって、若い大河を演じるのは新キャストになることでしょう。それだけに渡辺さんの面影を感じさせてくれるような人が演じてほしいとつい思ってしまいます。幸い牙狼シリーズは演者とそっくりな子役を用意することに定評があるので、その技術を応用して渡辺さんの若い頃そっくりな俳優さんを連れてこれるかもしれません。あまり過度な期待をしてはいけないものの、どんな人が大河を担当してくれるのか、続報が楽しみで仕方ないです

 

 

 全スーパー戦隊大投票を経て、再び戦隊に魅了された今日この頃。各世代ごとに思い出の戦隊が存在しており、そのどれもが大切な作品であることを教えてくれる素敵な時間となっていました。ゲスト然りリアルタイムや放送後の声然り、それぞれの戦隊の“好き”を確認していくのも非常に楽しかったです。最後はそんな戦隊への愛と感謝の言葉で締めたいと思います。

 スーパー戦隊シリーズ

 50周年おめでとう!!&ありがとう!!

 

 

 ではまた、次の機会に。