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2025年夏アニメ簡易感想 その40

 

 

 

 月刊コロコロコミックにて連載中のギャグ漫画『でんぢゃらすじーさん』シリーズのカプセルトイの発売が決定。動物や擬人化キャラクターが何かを待ち続ける姿を立体化したフィギュアシリーズ「まちぼうけ」の一角として、今月中旬にラインナップされるとのことです。

 このまちぼうけは数々の人気作品ともコラボしており、今やガシャポン商品の有名ブランドとして名をはせています。そんなまちぼうけに子どもの頃から知っているでんじーが加わるのは地味に嬉しいニュースです。まちぼうけは僕もいくつか回してゲットしているので、是非ともじーさんのシリーズも当てたいと考えています

 それはともかくとして、今回の注目ポイントはそのラインナップ。主人公・じーさんをはじめとした5人のキャラが揃っていますが、メインキャラの1人である校長が存在しないことに思わず吹き出してしまいました。じーさんのライバル的ポジションのはずなのに、第1弾に影も形もありません。そのくせ作者の曽山一寿先生のフィギュアはしっかり入っているのが余計におかしいです

 でんじーを知らない人だと不遇に見える校長のハブられっぷりですが、その実校長は原作漫画でも同じくらい扱いが悪いことで有名。大長編では必ずと言っていいほど出番が削られたり、そもそも出たところでロクな目に遭わないのが1つのギャグとなっています。そのため今回の校長がいないラインナップも、知っているファンからすればある意味で「原作再現」だと捉えられるのが何よりも面白いです。作者・曽山一寿氏も自信のXアカウントでネタにしています*1し、校長の扱いは相変わらずだと安心感を覚えた小ネタでした。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

おそ松さん(4期)

第12.5話「爽・醜・変」

 最後の13話の制作が間に合わなかったようなので、最終回がまさかの総集編となることに。おそ松とトト子ちゃんのフリップ的なビジュアルに面食らいつつ、制作陣が独断で選んだ1期から4期までの名シーン詰め合わせが放送されて困惑が止まりませんでした。(どこまでがネタなのかは謎ですが、13話が出来上がっていないのは事実らしいですね)大ピンチに思い切ってこんな形で名場面集テイストでまとめるという、他作品でもやらないような手段に出るのは本作のノリありきといったところでしょう。

 それはそれとして封印されていた1期第1話の映像が流れた時は驚きましたし、懐かしエピソードを見てそういえばこんなのもあったなぁ~と浸れたので思いのほか楽しかったです。映画3作まで網羅しており、意外な形で作品をまとめて振り返ることが出来たのは大きな収穫だったと思います。最初の劇場版はめっちゃいい話で高橋さんで泣く……

 他にも2期の時の批判をモロに口にしたり、当時のプロデューサーの愚痴なども抜粋するなど公式がここまで言ってしまうことにも笑いつつドン引きしましたね。また櫻井孝宏さんや脚本家・松原秀氏たちによる副音声の解説も興味深い情報満載で、謎の伏線回収というワードにいきなり惹かれました。(角刈り回って2期の時点で構想あったのか……!)そういった意味では転んでもただは起きぬおそ松さん魂があったと言えるかもしれません

 

総評

※13話が放送される日程がまだ明かされていないので、ひとまず総評でまとめていきたいと思います

 10周年を迎えたおそ松さんの新テレビアニメシリーズとして始まりましたが、初回から独特の雰囲気を出していたのが特徴的。ゆったりとした間にほのぼのとしたやり取り、自堕落ながらどこか平和な6つ子たちの様子が印象に残りました。各エピソードに関しても丸々1話の回や、良い感じに終わる内容も多かったです。それでいておそ松たちのキャラだと納得出来る行動や展開ばかりなので、違和感はそこまでなかったですね。積み上げてきたキャラクターを活かしつつ、今までやれなかったものに挑戦しているテイストが詰まっていたと言えます。(個人的にお気に入りは角刈り回と縁日回ですね)

 そのためシリーズ全体としてみると異色として楽しめますが、番組単体の場合はどこか物足りなかったのも事実。何と言ってもキャラの言動や劇中のノリにあまり毒が感じられなかったのが致命的でしたね。兄弟同士で蹴落としたり醜い争いをするといった、シリーズで定番のギャグ描写が取っ払われていたのは非常に残念でした。(あとトト子ちゃんが終始良い子過ぎてかえって不気味に見えたり)良い話に関しても言ってしまえばオチが弱いとも取れるので、ギャグを期待して見ると拍子抜けしてしまう場合も少なくなかったです。個人的にもおそ松さんはもう少しハチャメチャであってほしい限りなので、13話以降で期待をしておきたいです

 

 

ちびゴジラの逆襲

第79話「ふたりの過去

 ヘドさんとビオ姉さん、2人の意外な関係性が明らかになった今回。いきなりビオ姉さんのスナックで飲んだくれているヘドさんに呆れましたが、彼がこのスナックの設立を手伝っていた事実に一転して衝撃を受けました。しかも回想シーンの何だか良い雰囲気も驚きで、とてつもないラブコメの気配を感じた次第です。まぁ最終的に何だかガチの追いかけっこになっていたのがおかしかったのですが……(ビオ姉さんの悲鳴が迫真なせいで余計にじわじわくる)

 何よりヘドさんが「子どもが集まる場所」としてスナックを作ったという話が興味深かったですね。ちび怪獣たちに破壊以外の生き方を教えようとしていた言動といい、こちらが思っていたよりも立派な大人になろうとしていたので不思議と胸が熱くなりました。それだけに現状の老害一歩手前なヘドさんに何とも哀愁を覚えてしまうものの、いつもとは異なる大人組のほっこりテイストは非常に癒されます

 

 

 2001年に連載が始まってから現在まで、コロコロのギャグ漫画の代表格となっているでんぢゃらすじーさん。数年ごとにタイトルを変えて再スタートするなど読者の子どもたちに配慮しているのも特徴的で、先月発売のコロコロ最新号で『なんと!でんぢゃらすじーさん』が完結して来月から『でんぢゃらすじーさん』がスタートすることも決定しています。孫「タイトルがパワーダウンしてるーーーーッ♨」

 今月のデュエマ漫画と衝撃的なコラボを果たしたり(「うるせぇーーーッ!!」「ぶらっくあうとー」の再来)大長編を集めた特別単行本を発売するなど今もなお波に乗っていて非常に楽しいので、今後もでんじーの活躍を見守っていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

*1:リンク先のポスト(https://x.com/soyamanga/status/1973242667187445773)を参照。