\特撮シリーズの新ブランドが誕生/
— 【テレビ朝日公式】スーパーヒーロータイム (@tokusatsu_ex) 2025年11月23日
2026年、赤いヒーローが活躍する新シリーズ
【PROJECT R.E.D.】始動!!
記念すべき第1弾作品は
『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』
新たな英雄譚が始まる。https://t.co/CYcwK0K7HE#ProjectRED pic.twitter.com/vgGC1ehxJz
東映特撮が送る新たなるヒーローの歴史
【PROJECT R.E.D.】
2026年、始動
そんなわけで先日、新特撮ブランドの情報が解禁されました。スーパー戦隊シリーズのその後の枠を担うシリーズとして打ち出されたこの【PROJECT R.E.D.】は名前の通り、「赤いヒーロー」をテーマとした特撮作品を次々と生み出していくコンセプトの模様。また今後放送される作品のクロスオーバーも予定しているとのことで、『アベンジャーズ』擁するMCUのような作品同士が横で繋がっていく方向性が予想されます。作品ごとの移り変わりが激しい日本のヒーロー事情に対し、過去作との連動も兼ねているのは中々に挑戦的と言えますね。
映えあるシリーズ第1作目を担うのは『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』。タイトルからもわかる通り80年代ヒーローの代表格『宇宙刑事ギャバン』のリバイバル作品でしょう。タイトルの絶妙なダサさよ。ギャバンのリブートはかつて2010年代ごろに一度やっていますが、今回のギャバンは銀色ではなく真っ赤なコンバットスーツを着ているところでまるで別物であることが伺えます。これらの要素からして従来のギャバン像に囚われない、全く新しい宇宙刑事作品を生み出すという気概が感じられますね。
またこのシリーズが今後も続いていくのであれば、過去の東映特撮のあんなリブートやこんなリメイクもあり得るということ。それだけに『超光戦士シャンゼリオン』や『ビーロボ カブタック』といった作品も赤くなって出てくるかも?と期待してしまいますね。現時点では未知数すぎる【PROJECT R.E.D.】ですが、戦隊シリーズの主役と同じ色である「赤」を引き継いでいる点などは好印象。そして新ブランドを展開するのであれば、ライダーや戦隊の枠組みに囚われない自由なシリーズであってほしいとファンとして願うばかりです。
(スーパー戦隊シリーズ終了に関する所感は下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
終末ツーリング
第8話「霞ヶ浦・モビリティリゾートもてぎ」
アイリのメンテナンスが完了し、さらにヨーコのスマホにスタンプ機能が実装。今回の前半は集められるようになったスタンプを早速手に入れるために、霞ヶ浦に訪れる場面からスタートしました。ネット回線が無くてもアプリ内にスタンプが押されるということもあり、2人が文明崩壊前の空気を味わえる貴重な機会になっていたのが素敵でしたね。泥遊びではしゃいだり鴨を採ったりと大自然を楽しんでいることが多いヨーコたちですが、人間が大勢いた頃への憧れを持っているのは当然のこと。それだけにかつての霞ケ浦を少しでも知ることが出来た事実は、視聴者としてもどこか嬉しくなってきます。
続いて後半はモータースポーツで有名なモビリティリゾートもてぎ。以前から度々描かれていたヨーコのバイク趣味が久々に語られており、バッテリー式ではない本来のガソリンバイクへの憧れがまざまざと伝わってきました。サーキットでセローを走らせることは出来たものの、先に夢の世界でレースのハイスピードを体感したせいで物足りなく感じてしまうのは少々気の毒でしたね。(その後のバイクに乗りたいけど足が届かないアイリにはフフッときましたが)現状は無理そうではあるものの、いつかヨーコが本物のガソリンバイクに乗れる日は来るのでしょうか。
東島丹三郎は仮面ライダーになりたい
第8話「強敵が現われた時仮面ライダーはどうする?」
最強のライダーは誰だ?といういつぞやの一葉の問いに答えを出すため、いざトーナメント開幕!ショッカーの魔の手が迫っているのに身内同士で争っていいのか疑問に思いますが、ユカリスを除いてみんなやる気満々なのが実に愉快でした。トーナメントに向けた特訓パートも本気マシマシで、またもや虐められる熊など馬鹿馬鹿しさが頂点に達していたと思います。まぁ全員自分の魂のライダーが最強だと信じて疑わない姿勢が感じ取れて、これはこれで愛を感じますかね。
個人的には一葉がいつにも増してフリーダムすぎるのが印象に残りました。今回のトーナメント開催もほぼ彼の主導でしたし、勢いで全てを決めていく過程にこの男の傍若無人ぶりが窺い知れます。それでいて新婚だからとユカリスの申し出をあっさり受け入れてくれますし、基準が独特なのでついていくだけで精いっぱいです。あと地元の学校で奇声をあげながら妄想イメトレに励む姿は本当にヤバい……
そうして熱狂する主人公たちとは裏腹に、ショッカーによる裏切り者粛清パートは一転して怖かったですね。女性戦闘員「サンダー・ライコ」が蝙蝠男の命で洗脳が解けた戦闘員を倒していく様に、本作のショッカーの恐ろしさが伝わってきました。一方で洗脳から解放された戦闘員はみな一様に「誰かを愛している」という共通点を持っているのが素敵なポイント。ライコ自身彼らの謎に興味を持っているほどで、ユカリスのように愛はショッカーの洗脳すら上回ると思うと中々にエモいと感じます。
機械じかけのマリー
第8話「南の島のマリー」
マリーの赤点による追試が確定し、そこから退学を免れるための勉強が繰り広げられた前半。アーサーとの楽しい勉強会になるはずがノアの乱入によって、バチバチの三角関係が再び勃発したのが面白かったです。マリーはノアを警戒しているだけなのに、アーサー視点だと2人にただならぬ関係があるかも?と疑ってしまう構図のおかげでより愉快なことになっていました。ノアもノアでマウント取りやマリーへのアピールを欠かさないので、王道のラブコメ展開をやりつつ勉強どころではないノリが大いに突き刺さった次第です。(また徹夜で猛勉強中のマリーなどおよそ美少女にしてはいけない顔芸がしれっと挿入されたのがツボ)
そして後半は南の島でバカンスのはずが、メイナードとクソデカロボ試作機せいで遭難することに。これもある種定番イベントではあるのですが、マリーが腹ペコなのを隠す必要があったりとまた別の緊張感を生んでいるのがこの作品らしかったですね。何より吊り橋効果で良いムードになりかけていた中、アーサーがはっきりと「マリーが人間だったら……」と独白を漏らしていたのが見逃せないポイント。ロボット関係なしにマリーを慕っていた彼が、いよいよマリーに人間性を求め出したので興奮と危機感が同時に湧いてきました。クライマックスの布石が整いつつあるということでワクワクが止まりません。
DIGIMON BEATBREAK(デジモン ビートブレイク)
第8話「消エル教室」
今回はホラーテイスト強めな冒頭から事件発生。学校の生徒が次々と消える怪事件に立ち向かう、実に1話完結らしいエピソードとなっていました。(ちょうど今チェックしている『ゴーストゲーム』に通じる雰囲気がありましたね)トモロウも久々登場のヒトミのお願いを真剣に聞いたりと、デジモン事件の解決により積極的になっているのが伺えて何とも頼もしかったです。元凶であるミミックモンに捕縛されながらもe-パルスによるバグで反撃の糸口を掴む、そうした偶然をつかみ取る逆転劇もトモロウならではで興奮せずにはいられません。それはそれとしてゲッコーモンが歴代主人公デジモン最遅進化ランキングを独走中ってマジ……?
一方でミミックモンが引き起こした事件の後味の悪さは相当なモノでした。何といってもミミックモンのサポ主の被害者意識が醜悪で、事件解決後も保護省と取り引きをして何事もなかったように過ごしているので何とも腹立たしく思えてきます。良くも悪くも普通の人間だからこその感性なのは理解出来るものの、誰かのせいにして自分は何もしようとしなかった様子がイヤに生々しかったです。そして彼が周りを蹴落としてでも行きたいシャングリラエッグには、果たしてどれほどの成功が待っているのか気になってきます。
国民保護省にとの諍いに関しても、デジモンを渡すしかなかったのがまた苦々しかったですね。バグを排除しようとするのはお役人として間違ってはいないのですが、その考えはトモロウにとっては地雷そのもの。ルールから外れたモノを容赦なくバグ扱いする社会とは相容れないことが改めて読み取れました。その経験もあってトモロウがかつての母校に背を向け、再びクリーナーとして生きていく決意を固めるエピソードとしては実に秀逸なオチだったと言えます。
上の見出しの続きとして、スーパー戦隊シリーズが一旦終了することについて語っていきたいと思います。来年以降同じ時間に【PROJECT R.E.D.】が放送される以上、戦隊シリーズが終わることは明白。前々から噂されていましたが、いざ公式による正式なアナウンスが入ると少なからずショックを受けてしまいます。現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』も非常に気に入って毎週楽しんで視聴しているだけに、以降戦隊が続かなくなるのは非常に残念です。
とはいえ50周年を区切りにして一度終わらせてから再出発する可能性も十分にあり得ますね。【PROJECT R.E.D.】の方針からして歴代東映特撮のリバイバルの流れを汲んでいるので、3作目か4作目あたりに新スーパー戦隊として帰ってくるかもしれません。何より後番組でもなお特撮を続けようとする、東映の意地には大いに賞賛したいところ。いったん幕を閉じるとしてもいつかは戻ってくると信じて、今はゴジュウジャーを最後まで見守っていく所存です。
ではまた、次の機会に。
