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ウルトラマントリガー 第11話「光と闇の邂逅」感想

闇の中に残された希望

喋りまくる仲間たちに対してとにかく無口なトリガーダークくん可愛い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 大いなる過去での戦い

 今回のトリガーはトリガーVSカルミラの対決が早くも繰り広げられるシーンからスタート。しかもいきなりトリガーが劣勢に追い込まれているので困惑が大きかったです。というか激しい攻撃に加え、トリガーに対する愛憎を大声で叫びまくるカルミラにひたすらドン引きしてしまいましたね・・・・・・

 そんな状況で負けてしまいそうになるかと思いきや、トリガーを残してケンゴのみが3000万年前の地球にタイムスリップしたのでこれまた困惑。急展開に次ぐ急展開の連続に見た当初はとにかく混乱してしまいましたね。何が起きているのかもう少し説明が欲しかったところです。

 

 しかしながら過去に飛んでからのストーリーは見どころが満載でした。まずケンゴとユザレの出会いはちょっとしたボーイ・ミーツ・ガール風味でどこかこそばゆかったです。「地球星警護団」の一員として闇の巨人と戦っていたものの仲間が倒れ、心が折れかけていたユザレに対しいつもの「スマイル」で励ますケンゴが印象的でした。「同じ一歩なら、“苦しい”より“楽しい”ほうがいいでしょ!」という彼の考えも個人的に強く肯定したくなりますね。

 さらにユザレがそんなケンゴを「ルルイエかもしれない」と言うシーン、そしてルルイエが古代の言葉で「希望」を意味することが判明した時は驚きました。原点である『ティガ』やさらに元ネタの1つである「クトゥルフ神話」においてかなり闇寄りの言葉として使われているルルイエにそんな意味が込められているとは思いもしませんでした。ただケンゴが育てている花の名前にも使われている辺り、本当にこの世界におけるルルイエは光の言葉なのかもしれません。元ネタのイメージを利用して上手に裏をかいてきた印象を受けます。

 そしてケンゴがユザレに託された古代のスパークを使ってトリガーと対話するシーンは膝を打ちましたね。何と言ってもインナースペースを対話の場所として利用するのが素敵です。『タイガ』の時もそうでしたが、ニュージェネウルトラマンの大発明の1つであるインナースペースを活用する展開は実に面白いです。話に応じず殴りかかってくるトリガーにやむなく応戦するケンゴの姿が痛々しいですが、これまでまともに語り合うことがなかった2人がようやく向き合っていると思うとちょっと嬉しくなります。これを機にケンゴとトリガーが心を通わせていく展開に期待したいですね。

 

 

  • 暗き闇に身を染めた巨人

 今回登場した闇の巨人たちの中でも特にインパクトが強かった「暗黒勇士 トリガーダーク」。前回存在が明かされた闇の巨人としてのトリガーですが、頭部以外はまるで別物で首から上を残して胴体がすげ変わったような印象です。肩から飛び出た突起に骨が剥き出しになったようなモールド、そして無骨な装甲と全身武装したかのような趣きで禍々しく感じましたね。またゼルガノイドといった人造ウルトラマンやダークルギエルのような別作品の闇の巨人を思わせる要素もあり、それらをまとめて混ぜ合わせたようなイメージも抱きました。

 こんな感じで中々に物々しい雰囲気のトリガーダークですが、カルミラたちと共に行動していた過去では今と同じく無口だったのが興味深かったです。カルミラたちがお喋りな分、一切言葉を発しないトリガーがかなり異質に思えます。(それでも仲間たちが友好的で基本仲が良さそうな様子のおかげか微笑ましい気持ちで見れましたね)カルミラの命令を聞くばかりで自分の意思を見せないその姿は非常に不気味ですが、ケンゴを前にして戸惑う辺り何か迷いのあるようにも見えました。この闇の巨人が何を考えているのか、次回それが明らかになるといいですね。

 

 

 今回は過去の話を交えたトリガーの本質に迫る内容でしたが、展開が詰め込まれているので凄まじい勢いで話が進みました。まだ11話なのにまるでクライマックスのような盛り上がりです。過去のストーリーは上述の他にもエタニティコアの「ビックバンを起こして宇宙を作り変えられる」力が判明するシリアス要素や、妙に扱いの悪いヒュドラといったフフッとくる要素もあったりと非常に見応えがありました。

 一方過去が濃いせいで現代に残っているGUTS-SELECTの仲間たちの影がどうしても薄くなってしまったように思えますが、アキトの叫びでユナにケンゴの正体がバレそうになるなど今後の布石をしっかり残しているのは良かったです。

 

 またケンゴが「光そのもの」であるかのような描写がチラホラ見られたのがちょっと気になりました。事実ケンゴから分離してしまった現代のトリガーがトリガーダークになってしまったことから、トリガーはケンゴと一体化することで光の巨人になれていたことがわかります。ならば闇を光に変えられるケンゴは何者なのか?という疑問が湧いてきますが、その謎は今後の展開に期待したいところ。

 そして今回のケンゴの行動で「ケンゴは今回の件でトリガーと出会ったからこそ、現代でトリガーに選ばれたのではないか?」という考えが思い浮かびました。タイムスリップしてきたケンゴと出会い、自分を変えることが出来たトリガーは現代で再びケンゴと出会ったことで、1話で一体化を果たしたのかもしれない、と個人的には考えます。同じく1話でケンゴに語りかけてきたユザレも、今回の件でケンゴの光を目撃したため、彼をトリガーの元に導こうとメッセージを送ったのかもしれません。

 タイムスリップを取り入れた作品ではよく見られる話で若干ややこしいですが、もしそうだとしたら時間の壁を越えたロマンチックな物語だなぁ、と思います。個人的にはそういった時を越えた絆を見せてほしいですね。

 

 

 そして次回は前半のクライマックス後編。トリガーダークと向き合うケンゴは彼を変えられるのか?また過去の出来事の真実とは何か?と気になる要素がこれまたてんこ盛りです。何よりついに登場するトリガーの最強形態への期待も爆上がりしていて待ちきれません。どうなる次回!?

 

 

 ではまた、次の機会に。

迫るショッカー、地獄の軍団(雑記 2021.10.3)

 

 

 庵野秀明氏が監督・脚本を務める『シン・仮面ライダー』。その情報が先日ようやく公開されました。製作が発表されてから詳細な内容が全くといっていいほど明かされなかったため、ようやくその一部を括目することが出来て嬉しいです。今回はそうして得た情報を個人的にコメントしていこうと思います。

 

shin-kamen-rider.jp

↑詳しい情報に関してはこちらの公式サイトを参照。

 

 

 まず気になるのが出演者情報。今回の発表は主人公とヒロインをそれぞれ演じる主演の方がメインの発表でしたね。

 主人公の本郷猛を「池松壮亮(いけまつ・そうすけ)」さん、ヒロインの緑川ルリ子を「浜辺美波(はまべ・みなみ)」さんが演じるとのこと。ついに主演の2人が明かされたことに喜びを覚えます。

 中でも本郷役の池松さんは現在NHKで放送されたのドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』にて主演を務めたことでも有名な人です。何とこちらのドラマ、『クウガ』のオダギリジョーさんが脚本・演出、そして犬を担当している特徴があったりします。*1かつてライダーだった人が作ったドラマの主演がライダーを演じるという話に奇妙な縁を感じてしまいますね。

 

 

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 そんな池松さんですが、上の動画で見られる合同記者会見では何と松葉杖をついた姿で登場したことでも話題になりました。話によるとアクションシーンの練習で大怪我をしてしまったとのことで、本作のアクションの苛烈さを既に感じさせてきます。

 撮影中に怪我と聞くと、どうしてもバイク撮影中に大怪我を負ってしまった藤岡弘、氏の件*2を思い出して心配になってしまいます。ただ今回の記者会見で池松さんが「改造手術に失敗してしまったということにしてください」といった小粋なジョークを決めてくれたおかげでいくらか空気が和やかになりましたね。

 コミカルな池松さんに対し浜辺さんは口数は少なかったものの、賭ケグルイ』の映画に主演したことで庵野氏の目に留まったなどのエピソードが興味深かったですね。2人それぞれ中々に期待が出来そうでワクワクしてきます。

 

 

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 主演者情報の他にも本作のPV(プロモーションビデオ)も公開されましたが、何とAとBの2種類を同時に公開する方式でこちらの度肝を抜いてきました。一見するとどちらも全く同じような内容ですが、カメラのアングルやライダーの動きなど細部で違いが見られる、ちょっとした間違い探しのような感覚で見比べられるようになっていて面白いです。

 そんなPVですが、どちらも基本初代『仮面ライダー』のOPを現代風に昇華したような映像になっているのが特徴的です。お馴染み「レッツゴー仮面ライダー」をバックにサイクロン号を駆るライダーの姿はあのOP映像そのもの。砂だらけのサーキットで激しく動き回る様子は実にライダーっぽいです。(マフラーから排出される排気ガスの量に「体と環境に悪そうなバイクだなぁ」とか思ってしまう点はご愛敬)あとは映像後半に出てくる「蜘蛛男」がやたらスタイリッシュで目に焼き付きましたね。

 また仮面ライダーサイクロン号どこか“懐かしさ”と“新しさ”を混ぜ合わせたようなデザインになっているのも興味深いです。特にライダーは後ろから髪の毛が出ているなど昔のライダーらしい要素とは別に、モールドの多いベルトが本来の1号とは全くの別物であることを意識させてきます。初代ライダーのアレンジといえば『仮面ライダー THE FIRST』と『仮面ライダー THE NEXT』の1号や『仮面ライダー1号』のネオ1号など様々な前例がありますが、このライダーはそのどちらとも異なるアプローチをしているように思えます。

 

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 デザインから読み取れる要素に関しては、上の動画で見れる庵野氏のインタビューからもわかります。中でも氏は初代ライダーの“怖さ”、つまり「ホラー作品」としての一面を大事にしているような発言から初代のテイストを残すために四苦八苦していることが伝わってきましたね。

 当時見ていた人はもちろんのこと、今の若者たちにも楽しめる要素を混ぜ合わせていこうとする考えは素晴らしいです。「故きを温ねて新しきを知る」を形にしようと頭を悩ませている氏に好感を抱きます。この苦悩の果てにどのようなライダーが出来上がるのか非常に楽しみです。

 

 

 公開日も2023年の3月に決まり、本格的に動き出してきたシン・仮面ライダー。常に新たな挑戦を続けてきた平成・令和ライダーとは別の「原点回帰」を模索し続けるスタイルを本作は見出してくれそうです。『シン・ウルトラマン』に合わせてどのような作品になっていくのか、今後の庵野氏に期待したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:また同ドラマでは『クウガ』のメインキャラである一条薫を演じた葛山信吾(かつらやま・しんご)さんも出演している。

*2:仮面ライダー』撮影中、藤岡氏はバイクから転倒し左足大腿部を骨折、入院かつ長期療養をせざるをえなくなった。仮面ライダー第1話の放映時、藤岡氏は病室のテレビで見ることになったという。

最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その10(雑記 2021.10.2)

 

 

 9月も終了し、ついに10月に突入しました。ちょっとだけ肌寒くなってきており季節の移り変わりを感じる中、あと3か月で2021年が終わるという事実にちょっとした衝撃を受けてしまいます。時の流れを早く感じてしまっているとつくづく思ってしまいますね。

 そんな日々をなんてことなく過ごしていますが、つい先日驚きのニュースが怒涛の如く押し寄せてきたのが目に焼き付いており、それぞれに様々な感情を抱かせられました。というわけで今回はそういったニュースに関してのコメントを書いていきたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

 

“懐かしさ”と“新しさ”で攻める2つのポケモン

 

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 ポケモンシリーズの2つの新作『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』『LEGENDS アルセウス』の特報映像が公開されました。それぞれの動画時間は短いものの、2作の情報を同時に公開してくれる辺り太っ腹だと感じます。

 個人的に気になるのはやはりダイパリメイクであるBDSP。こちらはダイパにも存在していた要素を如何にして受け継いでいるかが中心の内容でした。中でも「ポケッチ」の情報が印象に残りましたね。当時最新機種だったニンテンドーDSの2画面機能を最大限活かせるように編み出されたポケッチですが、本作では常に右上に表示させたり、拡大して使えるよう模様。1画面でも使えるように上手いことアレンジしたなぁ、と感心します。ポケッチは相性チェッカーなど好きな機能が多くてお気に入りだった(ただダウジング機能だけは妙に使いにくかった思い出)ので、こうしてまた使えるようになるのは嬉しい限りです。

 もう1つ驚いたのが「ひでんわざ」の復活ですね。『サン・ムーン』以降削除された要素が今になって再び使えるようになるのは意外でした。しかし自分のポケモンに覚えさせるのではなく、ポケッチの機能として使えるようにした変更点があります。これに関しては正直良いアイディアだと思いましたね。最近のシリーズの手軽さを失わずかつダイパの当時の雰囲気を損なわずにプレイ出来るのはいいことです。技をポケッチに収めるという方式もポケッチを有効活用しており実に素晴らしいです。あのビーダルを秘伝要員として使えないのは残念ですが(そうしなくても普通に連れていけばいいだけですし)、今の世代と昔の世代の人の双方を配慮したアレンジはとても大切なことだと思います。

 他にもポフィンをはじめとしたお楽しみ要素がてんこ盛りですが、どれも懐かしさを覚える作りになっているのが素晴らしいです。リメイク前の特色を可能な限り現代の形に落とし込もうとする気概が感じられます。こうした気合の入った映像を見ていると、ますます発売が楽しみになってきますね。

 

 そしてもう1つ、LEGENDSの方はモンハンのようにポケモンの技を避けたりする映像に目がいってしまいます。ポケモンが人間に直接攻撃していくる描写にどこか不思議な感覚を覚えたり、電撃などを喰らっても即座に動ける辺りやっぱりポケモン世界の人間は何かがおかしい・・・・・・などと考えてしまいます。しかしそれ以上にポケモンについての情報にびっくりしましたね。

 

 

 この新ポケモンバサギリ」は何とストライクの進化形というのですから驚きです。既にハッサムという進化形が存在しているストライクに新たな分岐進化が与えられるとは思っても見ませんでした。何よりスタイリッシュだったストライクがこのような厳つい顔と腕を持ったポケモンに変化するというのですからギャップが凄まじいです。このカマキリというよりカミキリムシのイメージが強いバサギリがストライクから進化するという情報は未だに信じられませんが、一方でストライクのイメージを大きく覆すようなデザインを出してくるチャレンジ精神には胸が躍りますね。

 かつてダイパをプレイした人々に当時の思い出を呼び起こさせるBDSP、一方でこれまでにはなかった多くのモノを取り入れて異なる世界観を作ろうとしているLEGENDS。“懐かしさ”と“新しさ”をそれぞれ追求した内容にはついワクワクしてしまいます。時代ごとに様々な要素を取り入れて20年以上続けてきたポケモンらしさを感じさせる新作の発売が楽しみです。

 

 

櫻井翔さん&相葉雅紀さん、それぞれ結婚おめでとうございます!!

 

 

 去年活動休止した「嵐」のメンバーである櫻井翔(さくらい・しょう)」さんと「相葉雅紀(あいば・まさき)」さんがそれぞれ結婚されたことが先日発表されたことは記憶に新しいことかと思います。1人が結婚されただけでもめでたいニュースなのに、2人同時に発表というのですから衝撃的です。嵐好きを密かに公言している身としてはとても喜ばしいことです。

 しかしこのニュース、最初ネットニュースなどで「櫻井&相葉が結婚」などといった紛らわしい文面で発表されたせいか「2人が結婚するのか!?」と勘違いする人が続出する珍事態に発展したのもあってちょっと笑ってしまいます。(かくいう僕も勘違いしそうになってしまったので人のことは言えないのですが)後々「それぞれ結婚」と改めさせた記事のおかげですぐ沈静化しましたが、はじめのざわつきは忘れられそうにありません。

 

 

 ただこういったコミカルな事態のおかげか2人の結婚ニュースがすんなりと受け入れられたのではないかと思うところもあります。何だかんだで2人のファンにとっては少なからずショッキングなこともあったでしょうし、それを緩和させられるジョークとしては適切だったかな~など思ったり。ともあれそれぞれの結婚はとても嬉しい話なので、櫻井さんと相葉さんにはそれぞれ長く幸せになってほしいですね。

 改めまして櫻井さん、相葉さん、それぞれご結婚おめでとうございます。お2人のそれぞれの末永い幸せをお祈りいたします。

 

 

輝く金色の光&宇宙より来る巨人

 

 

 現在絶賛ハマっているウルトラマントリガー』のちょっとしたネタバレ情報も先日発表されました。大きく分けて2つありますが、どちらも中々に惹かれる情報です。

 まず1つ目はトリガーの新形態である「グリッタートリガーエタニティ」。トリガーの最強形態であろう姿が公開されましたが、やはりというべきか名前に「グリッター」のワードが入っています。ティガの要素を思わせるのに最適なワードで、最強形態に相応しいかと思います。

 しかしながらその姿そのものは非常にシンプル。装飾が少なくスラッとした姿は人によっては物足りなく感じることがあるかと思われますが、個人的には結構好みですね。またグリッターを冠している割にはあんまり金色っぽくない配色も意外です。どちらかと言うと赤と金色をほどよく混ぜ合わせたような印象を受けます。

 他にもカラータイマーが3つに分割されていたり(それぞれマルチ、パワー、スカイのタイマーなのでしょうか)特殊な剣を装備していたりと気になる要素が多めで、如何にして強さを発揮してくれるのか期待させてくれます。あとはこの形態になるまでの経緯が本編でどう描かれるかですが、「エタニティ」というワードからしてエタニティコアが絡んでくるのは間違いなさそうですね。

 

 そしてもう1つ、『ウルトラギャラクシーファイト』の実質的な主役であるリブットがトリガー本編にゲスト出演決定。これまではネットムービーでの出番が中心だったリブットもついにテレビに登場するとのことで驚きました。マレーシアの子ども番組から始まったリブットの歴史もここまできたかと思うと感慨深いです。

 トリガー出演にあたって人間体も設定されましたが、人間の姿を演じるのは土屋神葉(つちや・しんば)」さんとのこと。土屋さんは声優と俳優を共に幅広くやっている人で、個人的には『トクサツガガガ』でシシレオーの声を担当したことが印象深いです。姉に土屋太鳳さんがいることでも有名ですね。(太鳳さんは『ベリアル銀河帝国』でエメラナ姫を演じていました)彼が演じるリブットがどうなるのか、純粋に興味が湧いてきます。

 シリーズも半ばに差し掛かってきたところでさらなる情報が明かされたトリガー。本作がどのような展開を迎えていくのが実に楽しみです。

 

雷光纏いし貴公子&惑いの歌を奏でる者

 

 

 上述のトリガーの新情報が公開されたのと同日、『仮面ライダーセイバー』のVシネクト『深罪の三重奏』に登場する新フォームと新ライダーも公開されました。

 まずはエスパーダの新形態「アラビアーナナイト」。待望のエスパーダの強化フォームです。ランプドアラジーナから正統進化したような姿をしており(「アラビアンナイト」から「千夜一夜物語」へとグレードアップしている感じですね)、これまで同様黄色を基調としている中で青をアクセントに加えた色合いが非常に涼しげでカッコいいです。

 聖剣も「月光雷鳴剣黄雷(ゲッコウライメイケンイガズチ)」とパワーアップしています。聖剣そのものが強化されているのはセイバーやブレイズにはなかった例で非常に興味深いですね。

 

 そしてもう1つ明かされた新ライダーがファルシオンの新フォーム「アメイジングセイレーン」。ファルシオンが色が落ちたような真っ白な姿と化しているのが中々に衝撃的です。白黒の見た目から最早別ライダーのような印象を受けます。

 さらにこのライダーに変身するのが倫太郎の父親を名乗る「篠崎」という男というのですから驚きです。「セイレーン」という名前からして女性が変身するイメージばかり抱いていたので意表を突かれた気分です。それよりもかつて組織を家族としていた倫太郎に今になって父親が出てくるというのはかなりの厄ネタの気がします。あくまで名乗っているだけで本当の親ではない可能性がありますし、もし本当の親だとしても何を目的に倫太郎たちに近づいてきたのでしょうか。倫太郎が不憫な目に遭いそうで怖いですね。

 倫太郎の父親の件に限らず、Vシネのストーリーはかなり不穏な要素が多めです。飛羽真が面倒を見ている両親を失った少年や、まさかの賢人の結婚相手の女性など、新キャラが軒並み怪しく見えてしまいます。というか例によって色々な要素が渋滞しているのが実にセイバーらしいです。来年限定上映されるこの特別編がどうなるのか、楽しみになってきましたね。

 

 

 というわけで今回の雑記記事でした。今の社会では普段は新しい情報がなかったかと思いきや、突然気になる新情報が来るなど油断も隙もありません。それぞれの情報をチェックしたり、飲みこんで咀嚼するだけでも一苦労です。しかしながら新しい情報を得てワクワクしたりドキドキしたりする気持ちは十分にあるので、何だかんだで日々楽しんでいます。次はどのような情報が明かされるのか、期待したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2021年夏アニメ簡易感想 その26

 

 

 

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 ついに本日発売されました『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』。『月姫』のキャラを操作して遊べる格ゲーが令和の時代に世に出たという事実は今になっても衝撃的です。

 しかしそれ以上に衝撃を受けたのが先日発表された「セイバー」の参戦。『Fate』シリーズの顔にして型月のドル箱が作品の垣根を越えて登場してきてかなりびっくりしました。FGOではコラボが頻繁に行われているのであまりFate側としては新鮮味がありませんが、月姫側としてはかなり珍しい事例だと思います。

 そして参戦発表と同時に公開されたセイバーの紹介動画を見てみたのですが、そこでちょっとした発見がありました。動画に映されたセイバーのモーションは思わず既視感を覚えるものばかりで、何故なのかを小1時間考えたところ、Fateの格ゲーである『Fate/unlimited codes』のセイバーと動きがほぼ同じだからということに気付きました。

 「アンコ」の略称で知られているこのゲームは3Dの格ゲーなのですが、その動きを2Dのゲームで見事に再現していることに驚きを隠せません。アンコを学生時代に遊んだ者としては特に「風王結界」のモーションがほぼそのままであることに感動します。アンコのセイバーとは厳密には異なるのですが、こうしてセイバーをまた格ゲーで動かせると思うと嬉しくなっちゃいますね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ジャヒー様はくじけない!

第8話「ジャヒー様はお風呂に入れない!」

 久々登場のドゥルジにジャヒーが振り回されまくった今回。前半の演説はドゥルジにセリフを全て取られ、後半のパーティーは現実の会社の存在をチラつかせられるなど、肝心なところで思い通りにならないジャヒーの不憫さに泣きながらも笑ってしまいます。ドゥルジはドゥルジでジャヒーのことを慕っていながらも邪魔ばかりしてしまう空回りっぷりが板についてきましたね。そしてラストのジャヒーぬいぐるみは彼女の狂気の崇拝ぶりが形になっていたように思えます。

 そんな感じでいつも通りギャグ一辺倒でしたが、一方でジャヒーが後半から度々しんみりする展開が印象的でした。最初は銭湯や魔界を思わせるパーティーを満喫するものの、現在の自分の生活と比べてテンションがダダ下がりする様子が克明に描かれていました。理想と現実のギャップに打ちのめされそうになりながらも、最後に負けじと叫んだジャヒーのことを改めて応援したくなりましたね。

 

 

ラブライブ!スーパースター!!

第9話「君たちの名は?」

 タイトルにもあるラブライブ出場に向けての準備回。グループ名や曲をどうするか、どうやってアピールしていくかが取り上げられましたが、答えに至るまでのワチャワチャぶりに思わず笑い転げてしまいました。メンバーが5人になったことでより賑やかになったのもそうですが、箱入りお嬢様の恋や突然熱烈な丸押しを始める千砂都など、それぞれがはっちゃけ始めたのもあっていつになくギャグにキレがありましたね。動画配信時のカオスっぷりは見ていて何とも言えない気持ちにさせられます。

 しかし彼女たちが吹っ切れてからの展開は非常に心地いいものでした。答えを見つけたかのんと彼女にばかり任せていた仲間たちがそれぞれ動き始めてからのテンポの良さは、挿入歌の演出と相まって見やすかったです。そしてグループ名である「Liella!(リエラ)」が決まった経緯も良かったですね。まだ始まったばかりの無個性を活かし、それぞれの個性を“結んで”染め上げていく考えは初々しさを感じさせてくれます。文字通り仲間たちとの結束を強めた彼女たちの今後が楽しみになってきました。

 

 

かげきしょうじょ!!

第13話(最終話)「かげきしょうじょ!!」

 ついに始まった最終回はいきなりファントムとの一騎打ち、とも言うべき展開でした。安藤先生の圧倒的な演技力に気圧されることなく、自身の最高の演技をしてみせたさらさは見事の一言。散々悩んでいた“自分”を出すことに関しても、叶わなかった夢への儚き感情、“切望”とも言える表情を見せたのが印象深いです。何より前回の演技の時は足を引っ張ってしまった歌舞伎の経験が、今度は彼女の演技に最高のアシストをしてくれた展開にウルッときましたね。

 オーディションの結果に関しては選ばれたネームドキャラはさらさと彩子のみというのが意外でしたね。(メインキャラ以外のキャラも頑張っていることがわかるのはいいことですが)その分選ばれなかった者たちが悔しさを糧にしていく様子が見られたのも面白いです。特に泣きじゃくる愛の姿は彼女が本格的に紅華に打ち込んできていることが伝わってきてつい嬉しくなります。

 そしてラストは沙和がメインと言ってもいい内容でした。『アマデウス』を例に出して選ばれなかった自分と選ばれたさらさの違いに苦悩する様子は彼女の真面目さを知っているが故に見ていて辛くなります。しかしそこから本科生の委員長といった面々との会話を経てゆっくりと受け入れていく様子が描かれていたので、見ているこちらもゆっくりと心が癒されていきました。「萌え」の要素に驚愕を受けるギャグなどもあって最後まで非常に楽しめましたね。

 

 

総評

 夏アニメの中でも特に素敵な一作。事前情報から期待して見ましたが、予想以上の内容に思わず見入りました。歌劇の世界に足を踏み入れた少女たちの苦悩と成長を丁寧に描いていく内容は非常に面白かったです。生々しい描写や鬱屈とした感情などをしっかりとリアルに扱ってくれたからこそ、そこから乗り越えて進み始める彼女たちの姿に一気に感情移入出来ましたね。

 何と言っても主人公のさらさが物語の大きなスパイスでした。よくある天然でかつ才能に溢れている活発少女でありながら、その背景には大きな夢を諦めざるを得なかった仄暗さを秘めているギャップが実に魅力的です。歌舞伎とミュージカルの違い、女性ならではの劇の世界の苦難、そしてそこからくる複雑な想いを抱えながら夢を見つけるまでの彼女の姿に何度も惹かれました。(もちろんそんなさらさに影響を受けていく愛たちも見逃せません)「夢」の正と負の両面と真摯に向き合わせてくれる本作は、間違いなくおすすめしたい良作となりましたね。

 

 

うらみちお兄さん

第13話(最終話)「Forever『ママンとトゥギャザー

 前回兎原が危惧していた裏道の「やめる」発言はやはり仕事のことではなくてホッとした件。予想通りだったものの序盤の内に解決させるスピード展開に笑ってしまいましたね。

 そうして始まった最終回前半は演出さん無双とも言うべき内容でした。「忍びのやくみ」に続くヒットがほしいからとはいえ、裏道をストーカーする創作家の執念にゾッとします。そうして生まれた「こんにちは隊」は例によって裏道だけ「ボンジュールマン」とかいう謎のキャラをやらされるので笑いが止まりませんでした。いらないフランスパンクッションといい、裏道の不憫さがいつにも増して多かった印象です。

 後半は最終回特有の展開が起こりそうで起こらない、という肩透かし感が強いものでした。ドラマの話から若干メタ発言に片足突っ込みはじめる兎原が妙にシュールです。内容としては物足りなさがありましたが、前回の裏道の過去を知ったうえで見ると彼の笑顔のぎこちなさが消えていることに気付いて驚きました。(ただし撮影中の芽が相変わらず死んでいる)あの体操以外のアイデンティティがなかった歪な青年が何でもない日常を過ごせるようになったことにはちょっとだけ感動を覚えますね。

 

 

総評

 非常にシュールなお仕事アニメ。辛い仕事に打ちのめされそうになる大人たちを描く内容は最近多いものの、それを教育テレビのおにいさんたちでやるというセンスがまず凄まじいです。子どもたちを前にしている時とそれ以外の大きなギャップ、監督たちスタッフやお偉いさんの無茶ぶりに目が死んでいく様子など、とにかく心が穿たれそうな光景ばかりで胸が痛みました。それでいて見ていて辛くなりすぎない塩梅がギャグとしては良かったと思います。

 主人公の裏道に関しては上述のギャップが最も大きく、最も情緒不安定でした。含蓄ある言葉を死んだような目でひたすらに言っていく様子は彼の「“歪”な大人」としてのシルエットがよく表れていたと言えます。終盤暗い過去が明かされていくのと同時に、彼に恐怖を抱いていけるのが面白かったですね。

 そんな重苦しさもありながら、登場人物の多くが子どもたちのないがしろにしなかったのが素晴らしかったです。中でも裏道はヤバいことを子どもに教えながらも彼らに自分の不遇を押し付けない思いやりに溢れていました。世の中の理不尽に呑みこまれそうになりながらも、背を向けずに子どもたちと向き合う・・・・・・そんな大人たちの“矜持”が描かれていて何だかんだで楽しめましたね。

 

 

 しかしメルブラが発売されたことでアンコがちょっとだけ注目される今の状況は個人的には結構嬉しかったです。アンコは格ゲーとしてかなりの世紀末でしたが、Fateキャラゲーとしては非常によく出来ていたので当時かなりハマった記憶があります。

 アーケードモードのストーリー制覇に躍起になったり(特にランサーのストーリーが素晴らしかったです)、「衝撃のマーボー」といったミニゲームばかりやりこんだりと色々ズレている気がしますがとても楽しめました。格ゲー以外にも楽しめる要素があるゲームだったので、また引っ張り出してやりたくなってきましたね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーリバイス 第4話「足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!」感想

その目で“見る”べきものは

幸実母さんマジ賢母

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 愛情を以て“見る”べし

 前回起こった事件についてのもやもやを抱えたまま始まった今回のリバイス。何と言っても序盤から展開された一輝と大二の口論が見どころでした。フェニックスに入ろうと勧誘し続けるものの大丈夫の一点張りの一輝に苛立つ大二、そんな大二に困惑しながらも突っぱね続ける一輝と、互いに自分の意見を相手に押しつけようとする様子が見ていて辛かったです。

 中でもデッドマンと一体化してしまった彩夏の件でぶつかり合うシーンは印象に残りましたね。大二は一輝の必死さを知らずに彼の行為を能天気となじった点で非がありますし、一輝は一輝で大二の「変身出来ない」コンプレックスを指摘してことはいただけません。どちらも相手の事情を考慮せず自分の都合ばかり言ってしまっているので、劇中でバイスが「愛情が足りない」と呟いたのも納得です。(バイスは毎回言うことが妙に的を射ていますね

 

 それ故に「幸実(ゆきみ)」母さんの言葉が響く内容でもありました。人はみんな弱さを抱えていることを知って、それを寄り添える人間になりなさいと一輝を諭すシーンは実に感動的でした。一輝と大二それぞれの性格を見てしっかり把握しているからこそそれぞれを叱咤出来る立場にある辺り、本当に素晴らしい母親だと思います。妻の方は人間が出来ているのに何で夫はああなんだろうか・・・・・・

 母の言葉を理解してからの一輝と大二のそれぞれの行動がまた良かったです。大二は彩夏の母親を連れてきた一輝をしっかりフォローし、一輝はついにフェニックスと契約するなど目に見えて関係が進展しているのがわかりました。互いのことを尊重したうえで、自分のわがままを通そうとするようになったのは立派な成長だと言えますね。最初は危うかったものの、相手のことをきちんと“見る”ようになったことで修復された兄弟の仲にほっこりしました。一方で銭湯に飾ってある写真から一輝だけが消えたラストが不穏で怖いですね・・・・・・

 

 

  • 愛することと憎み合うこと Dilemmaは終わらない

 

プテラ

 

Come on!プ!プ!プテラ

Come on!プ!プ!プテラ

 

バディアップ!

 

上昇気流!

一流!

翼竜

 

プテラ!!

 

Flying by! Complete!!

 

 大二より託された「プテラバイスタンプを押印して変身した派生形態「プテラゲノム」。白亜紀に生息していたとされる翼竜プテラノドンと『仮面ライダー555(ファイズ)』がモチーフとなっています。プテラノドンの尖ったイメージとファイズの流麗なフォルムが上手いこと融合したような姿が非常にカッコいいです。さらにこのファイズはアクセルフォームのイメージが含まれているのもポイントで、胸部の装甲が展開されコアが露出しているかのようなデザインに惚れ惚れします。

 そしてそれ以上のインパクトを誇るのがバイスの姿。何とこれまでの人型から大きく変わりエアバイクと化しています。本作のバイク要素をここで使うというのは中々に予想外でした。(余談ですが映画で先行登場した際、バイスはこのエアバイク形態になったこともありこちらのみ知っていたのですが、まさかフォームチェンジの1種であるとは思っていませんでした)前面に設置されたバイスの頭部の意匠や全体のシルエットはプテラノドンらしく飛行能力も高いのが魅力的です。

 戦闘ではリバイ単体は空中でも自在に動き回る高速戦闘が基本。中でも空中を走るように動く様子は印象的で、赤い光の軌跡を描く演出などはアクセルフォームを彷彿とさせます。エアバイクのバイスに乗って縦横無尽に飛び回る姿も面白いです。

 個人的に同じ飛行形態として既に登場しているイーグルゲノムと明確に差別化出来ているのは好印象。また今回の戦闘シーンはCGを多用した大迫力戦闘だった他、一度レックスゲノムにチェンジすることで敵が投げつけてきた車の間をすり抜けるなど見栄えの良いシーンが目白押しで非常に興奮しましたね。

 

 

  • 上級契約の恐怖、愛すべき家族

 一輝たち兄弟以外にも前回から登場した彩夏の物語も今回の見どころ。前回の感想にも書いた懸念通り、妹ばかりを気にする母親に対する鬱屈とした感情を燃やす彩夏が描かれるなど、序盤からクライマックスです。前回登場した「コング・デッドマン」を再び生み出し、さらに「上級契約」して一体化するシーンは衝撃的でした。

 デッドマンズを束ねる「アギレラ」によると上級契約することでフェーズ2もとい「ギフテクス」になるとのことでしたが、これまでのデッドマンとは異なりより人型に近づいた姿が特徴的。顔もリアルな人間のシルエットになっている分、より不気味で目に焼き付けられます。(また一度上級契約してしまうと元の姿に戻れなくなると言われていましたが、ライダーキックで分離させられると早めに提示されて良かったです

 

 そんな怪物となり果ててしまった彩夏を如何にして救うのか、という問題を彼女の母親を連れてきて説得する展開で魅せてくれたのが興味深いです。自分を見てくれないことに対する娘の疎外感は母親が解決すべきことなので、その辺りをきっちりやってくれたのは素晴らしいです。

 さっきまで彩夏に見向きもしなかった母がいきなり「愛している」と言うシーンは一見すると急すぎて首を傾げそうになりますが、今回一輝や大二が見せてくれたように「表に出している感情が全てではない」ことが示されているのでこの本音も納得がいきます。何より「母が私のことを見てくれない」と言っていた彩夏も母のことを見ていなかったのは確実なので、この説得によって彼女が母の愛にしっかりと目を向けるようになったのは見事な展開だと思いました。

 今回の件で母も娘も互いに相手を尊重出来るようになったと思うとちょっと涙ぐんでしまいますね。一輝や大二と同じように、相手のことをきちんと”見る”ようになった親子の絆がそこに描かれていたと言えます。

 

 

 というわけでバイス4話の感想でした。ここまで書いた通り、今回は「愛情」即ち「相手の想いを“見る”こと」こそがテーマだと感じました。自分の想いを一方的に通すだけでは他者との不和を起こしてしまうからこそ、相手が何を考えているのかをしっかりと考慮したうえで自分の考えをぶつける「相互理解」のメッセージが込められていたかと思います。上述にもあるように、家族のことをよく知る幸実母さんの言葉が一輝に、さらに大二や彩夏の母へと伝播していく流れが見事だったと感動しましたね。個人的にかなりの良回でした。

 

 さて次回は問題の父親によるお悩み相談、そして動画投稿者が巻き起こす波乱が中心となる模様。これまた問題を起こしそうな父はともかく、動画投稿のエピソードはネット社会の闇の一部を描くことになりそうでドキドキします。

 リバイ&バイスの新フォームラッシュは引き続き行われる一方、次回登場する新ライダーに注目してしまいます。前回大二が見つけたベルトで変身したライダーなのでしょうが、果たして誰が変身しているのでしょうか。大二は今回コンプレックスを乗り越えたようなのでないとして、個人的には「変身失敗おじさん」こと門田ヒロミではないかと予想しています。はてさて正解がどうか、次回明らかになる時が楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。