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2020年春アニメ簡易感想 その2

 

遊戯王OCG デュエルモンスターズ ストラクチャーデッキ 混沌の三幻魔

遊戯王OCG デュエルモンスターズ ストラクチャーデッキ 混沌の三幻魔

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 遊戯王のアニメシリーズがついに再開され、今年のTCGアニメも出揃いました。一時期は『バトスピ』『バディファイト』『WIXOSS』などの作品が同時期に始まり、TCGアニメが群雄割拠していたのですが、今は半分くらいにまで数を減らしていることに時代の流れというものを感じます。紙のカードゲーム自体この先どうなっていくのかわからないという不安が付きまといますが、残っているTCGアニメには今後も頑張って続けて欲しいところですね。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第1話「いくぞ!ラッシュデュエル!」

 『遊☆戯☆王』シリーズ7作目として始まった本作ですが、製作会社が変わった影響もあってかキャラデザが以前のシリーズとは大幅に変わりかなり困惑が大きいです。(デュエマといい今年のTCGアニメはデザイン面で挑戦的だな・・・・・・)しかしこちらのデザインも慣れてしまえばどうってことなさそうですね。今作の特徴である「ラッシュデュエル」は1ターンに複数召喚可能&手札が5枚になるように何枚でもドロー可能と爽快感はありそうですが非常に調整しにくそうなルールでこれ大丈夫なのだろうかと期待不安の未来が今動き出す感じです。

 ストーリーは主人公の「王道遊我(おうどう・ゆうが)」が自分で考えた「ラッシュデュエル」を広めていくというもので、遊我と仲間たちの仲が現時点でそこそこ良く見えるのが面白いです。キャラクター含め一見すると明るそうに見えますが、これまでの遊戯王の方向性からしてただ楽しくデュエルするだけでは終わらなそうですね。デュエリストが徹底的に管理された社会、遊我の言う「キュークツな世界」という背景も”ディストピア”としての側面を持っている可能性がありそうで中々に不穏です。

 

 

アルテ

第1話「弟子入り志願」

 ルネサンス期のイタリアを舞台に女性で画家になろうとする主人公の話で、放送前の告知から「NHKの朝ドラみたいだな」と感じ、いざ始まってみると本当にそんな印象でした。

 最近の作品にしては割と珍しいストレートな女性軽視の表現が入っていますが、主人公の「アルテ」の負けん気の強い快活な性格のおかげであまり悲惨に感じないので非常に見やすいです。それでいて彼女自身「女のくせに」と虐げられてきたことに対する憤慨を隠さない辺りに好感が持てます。中々にベタな展開が目白押しで見ているだけで展開のほとんどが読めてしまうのですが、それでいて退屈に感じない点は素直にすごいと思います。こういった王道を往く作品は非常に好みです。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・

第1話「前世の記憶を思い出してしまった・・・」

 ストーリーに関しては説明するまでもなくタイトルが全てを語っている作品。(いわゆる「悪役令嬢もの」というジャンルなのですが、個人的に悪役令嬢が出てくる作品が実際にあるかどうか不明瞭なのにそういった認識が出来上がっていることに世の不思議を感じます)補足しておくと主人公の「カタリナ・クラエス」が前世の女子高生としての記憶を取り戻した結果、この世界が自分がかつてプレイした乙女ゲームの世界で自分がゲームの主人公をイジメる悪役令嬢になったのだとわかり、このままだと破滅の末路しか存在しない自分の運命を変えるためにあれこれ努力するという中々に突飛な設定で個人的にかなり引き込まれました。悪役とはいえほとんどのルートで追放か死亡の末路しか用意されてないとかヒデェなこのゲーム!

 カタリナはいちいち脳内会議で複数の自分と今後の方針を決めたり畑作業など傍から見るとおかしい行動に出たりと中々に愉快なキャラクターで、一方で自分の破滅フラグ回避のためとはいえ傷ついた義弟に土下座する辺り誠実な面もあって素敵です。しかし部屋に閉じこもった義弟を引きずり出すために扉をぶっ壊す思い切りの良さから前世でどのような女子高生だったのか少し伺えますね・・・・・・

 

 

 さて4月に入って今季のアニメも大分揃いましたが、いくつかの作品が延期を発表したことに驚愕すると同時に新型コロナウイルスの件を考えると仕方ないと思うところがあります。それどころか今やっている作品も今後続けられるかどうかも怪しいかもしれません。この危険な状況が続く中、アニメなどの作品制作に携わる方々が健康でいられることを願うばかりです。

 

 

 ではまた、次の機会に。