新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2020年春アニメ簡易感想 その22

 

 

 今更ですが今年のアニポケ映画である『ココ』が今年の冬公開することが決定したようですね。毎年の夏の風物詩と化していた映画の延期が発表された時はショックを受けましたが、遅れてもキチンと公開してくれることがわかって良かったです。今年の冬の楽しみが出来たのでその日まで頑張っていきたい所存です。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

アルテ

第11話「ファリエル家の肖像画家」

 ここまで順調だったアルテに精神的なスランプが見られた回。これまで画家を目指すアルテにとってマイナス要素でしかなかった「女であること」「貴族であること」がプラスに見られるようになったことでどうすればいいのかわからなくなる、と意外性に溢れた内容でした。話が進むにつれ自分の性別や生まれを仕事に利用していきアイデンティティになった結果彼女の思考を縛る枷と化してしまうのは予想していなかったので中々に興味深いです。

 そんな中前回自身の生まれを受け入れたカタリーナが打開策になるのも良かったです。アルテの絵を持ちだす危なっかしさも見せたものの、彼女は女だからとか関係なく努力していることを見てきたからこその行動は子どもながらに他者を想う「無鉄砲な優しさ」に溢れていて感動しました。

 

 

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

第10話「白銀圭は話せない」「白銀御行は踊りたい」「大仏こばちは取り締まりたい」「白銀父は聞き出したい」

 白銀家が全体的に濃かったな今回・・・・・・かぐやに避けられている疑惑から花占いに逃避するわ今度はソーラン節で藤原書記を困らせるわ(ただし藤原書記もめんどくさい親みたいになってきてますが)相変わらずカッコいい時とそうでない時の差が激しい会長が前半非常に目立ちましたが、彼以外にも罵倒でしか兄と話せない妹の圭ちゃん、そしてフリーダムな白銀父と一家揃って愉快な要素てんこ盛りでした。特に白銀父はかぐやを一方的に翻弄したりと強キャラ感が半端ないです。

 中盤ミコの親友の大仏(おさらぎ)視点で石上の過去と現在が語られましたが、1年の女子たちに蛇蝎の如く嫌われる原因となったストーカー事件にようやく触れられたおかげで既に胃がキリキリと痛み出してしまいました。同学年からは今なお白い目で見られている中、引き籠ることなく自分なりに学園生活を懸命に送ろうとする石上の姿を見ていると涙が出てきます。彼の頑張りを理解して受け入れてくれる応援団の団長たちもいい人でほっこりしますね。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・

第11話「破滅の時が訪れてしまった・・・後編」

 あっちゃぁぁぁぁぁぁん!!

 前回のラストで眠り姫と化したカタリナを救う鍵となったのが前の世界の親友という今回の内容にボロ泣きしてしまいました。「せっかくまた出会えたのにもう失うのは嫌」「今度こそあの子を助けてみせる」と奮闘するあっちゃんの姿は実に健気で、またかつての世界で共に過ごした友達ではなく今の世界に暮らすカタリナ・クラエスとして彼女を大切に想っている人たちのことを思い出させてくれるいじらしさには涙が止まりません。あくまでこの世界での彼女の幸せを願うところにあっちゃんの想いの深さが読み取れます。

 他にも一度は失意に陥るものの、あっちゃんの声に導かれるように奮起するソフィアたちも良かったですね。かつてカタリナに救われたからこそ今度は自分たちが彼女を救うという気概を見せる場面は感動しました。主人公が築き上げてきた絆がこうして主人公を救う力となる展開は創作では割とありきたりですがだからこそ個人的に大好きだと言えます。

 

 

ポケットモンスター

第24話「休め!ロケット団!」

 5話ぶりのロケット団主役のエピソード。休暇を貰ってエンジョイ出来ると思ったらサトシたちと遭遇して、何だかんだで彼らを助けてくれる2人と1匹は味わいのある腐れ縁だと思います。サトシたちのポケモン奪還の手助けをしてくれる理由が「ずっと狙っていたピカチュウを横取りされるのが癪だから」と生々しい点も彼ららしくてついニヤッとしてしまいますね。またこれまでサカキの側で指令を下すだけだった「マトリ」が本格的に作戦に乗り出したのは新鮮でした。ただサトシを子どもだからと侮った結果苦戦する様子を見て時は思わずムサシのように「わかってないなぁお前・・・・・・」と後方宿敵面してしました。

 他にも今回ゴウがゲットしたデカいコイキングがやたら印象に残りました。図鑑では「世界で1番弱くて情けないポケモン」と紹介されている(てか未だに図鑑説明がこれなのか・・・・・・)のに反してはねるだけで周囲を吹っ飛ばす姿はかなりのインパクトでした。

 

 

 今回のアニポケやドラえもんのように、延期した作品をいつ公開するのか発表してくれるのは待っている側としても非常にありがたいです。未だ公開未定の作品(タイガとかヘブンズフィールとか)も気長に待つつもりですが、やっぱりいつ頃になるのかをはっきりさせてくれるほうが気持ち的にも安心出来ますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。