先日型月ことTYPE-MOONの情報誌「TYPE-MOONエースVol.13」を購入しました。大晦日の特番のラストで発表された『月姫』リメイクの情報や『FGO』の情報、果てはインド兄弟のグラビア(?)や呪腕先生が若干不憫な漫画など色々てんこ盛りで見応え抜群でした。
中でも驚いたのが格闘ゲーム『MELTY BLOOD(メルティブラッド)』の新作情報が載っていた点ですね。「メルブラ」の愛称で知られている本作も月姫に合わせて作られるという情報は衝撃的でした。僕は友達の家に遊びにきた時にメルブラを数回遊ばせてもらったきりの記憶しかないのですが、新作が出てくるということに興奮するくらいには思い入れがあります。製作も当時と同じ「フランスパン」ということで期待が高鳴ります。『UNDER NIGHT IN-BIRTH(アンダーナイト インヴァース)』(以下「UNI」)で培った技術で再びメルブラが作られると思うとワクワクしますね。月姫リメイクと合わせてこちらもチェックしておきたいです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
のんのんびより のんすとっぷ
第11話「酔っぱらって思い出した」
れんげ大好きな駄菓子屋こと楓の主役回。後半酔っぱらって絡み酒になりかけていた(この辺りで後輩をみんな褒める中夏美だけ褒めるところが見つけられなかったのがここすきポイント)のに、れんげが起きてきた途端いつもの気丈な態度で振る舞うシーンでクスリときました。その後の回想シーンで幼少期のれんげがこのみたちに懐いてしまったことに拗ねるなど大人げない一面が見られたのも良かったですね。れんげにとっていいお姉さんでいたい駄菓子屋のいじらしさに胸打たれます。
対するれんげは前半しおりちゃんと遊ぶシーンで彼女をしっかりとリードしていたのが印象深かったです。今まで年上たちに引っ張られる側だったれんげが引っ張る側になるために少しずつ成長している様子が感じられました。ここだけでも感動的なのに、ラスト酔いつぶれて眠る駄菓子屋に布団をかけてあげるシーンで感極まって泣いてしまいましたよえぇ・・・・・・
アズールレーン びそくぜんしんっ!
第11話「楽しい遊園地ハプニング?!」
幸運艦雪風が当ててくれたチケットで遊園地に遊びに行く回。長門&陸奥のロリ姉妹(とナズェミテルンディスしてる江風)も加えての遊園地での遊びは見た目相応に楽しむ少女たちの光景が見られてほっこりしました。天真爛漫にはしゃぐ陸奥に対し厳格な態度を取ろうとしても上手くいかない長門の対比が微笑ましかったですね。
遊園地のアトラクションもスタンダードなものが揃っているだけかと思いきや水上ボートレースがあった点が新鮮でした。元々船である彼女たちが船に乗るとはこれ如何に。あとはジェットコースターのシーンで描かれたジャベリンたちの崩れた作画が可愛らしかったです。あの崩れっぷりはツボにハマりますね。
ワールドウィッチーズ発進しますっ!
第11話「501、また、あの空行っちゃいます?」
ついにと言うかようやくと言うか、長いことかけて501が再結成されました。静夏ちゃんはどこ・・・・・・?ここ・・・・・・?メンバーが中々揃わず再結成の話は無しになるのではないか、という心配にどう対処するのかと思っていたら、ミーナ隊長の交渉(拳)で解決したと明かされて爆笑してしまいました。何事も暴力が一番だ!
そんなミーナの尽力で結成が決定したものの、「解散させるのは簡単だけど結成させるには手間と時間がかかる」という言葉が印象に残りました。現実の世界にも当てはまる問題である他、本作で501が再結成されるまで本当に色々あったので実感が籠っていましたね。
他にもシャーリーとルッキーニがネウロイ出現を願うシーンも笑えましたね。人類の宿敵をも利用しようとする業の深さに変な声が出てしまいます。(そして実際にネウロイが出現して急遽出撃するラストになるのがまた・・・・・・)最後までドタバタしていて楽しかったです。
Re:ゼロから始める異世界生活
第50話(最終話)「月下、出鱈目なステップ」
見事な大団円だった・・・・・・!!前回のラストで上がったテンションをさらに上げてきちんと決着を付けてくれて大満足。序盤の大兎との決戦はスバルにベア子、そしてエミリア全員で力を合わせて解決したこともあってスカッとしました。何よりスバルの名前を連呼したり恥ずかしがったりするベア子がメチャクチャ可愛かったですはい。(「スバルがベティの1番になった」いいよね・・・・・・)エミリアも大活躍していて非常にカッコよかった反面、ロズワールにごめんなさいさせようとするところや「キスしたら赤ちゃんが出来る」と思っている件など子どもっぽいギャップがたまりません。
そしてロズワールの件は思った以上にさっぱりとした懺悔になりましたが彼の事情や今後のことを考えるとまぁ妥当といったところ。周りが彼のケジメに納得する中1人だけ「許さない」ことをはっきりと伝えるペトラの健気さもあって個人的には納得いきましたね。それどころかエキドナの件に関しては全く諦めていないっぽい雰囲気を出すロズワールを見て安心している自分がいます。ともあれ長く苦しかった聖域での戦いもようやく終わったのでホッとしました。
総評
初っ端から衝撃展開の連続で始まった『リゼロ』の2期は前半1クールと後半2クールで印象が大きく変化していく内容でした。前半は何と言っても「スバルの受難」とも言うべきもので、数々の困難と悲劇に対応しきれず体と心が死に続けていくスバルを延々と見せられました。現実世界の彼の生活と両親の掘り下げをやったのちに少しずつ心が壊れてすり減っていく様子を見ていくのは非常に辛かったです。なまじ1期で上手くいっていた分1人で抱え込んでいくスバルに加え、エミリアの心の弱さにも触れていくので前半は本当に大変でした。
しかし後半からはスバルがしっかりと仲間に力を頼るようになり、エミリアも自分の過去を見つめて成長していったので一安心。そこからトントン拍子で事態が解決していく展開も前半の苦難があったのでカタルシスに満ちていました。特に47話から48話までのスピード感はここまでキチンと見続けて良かった!と思えるものでしたね。
スバルやエミリア以外の登場人物たちの印象も大きく変わったのも特徴でした。ひたすら胡散臭かったロズワールは過去の執着が明かされてから感情移入してしまいましたし、影の薄かったラムはスバルに対する信頼やロズワールへの一途な愛を見せつけてきて一気に気に入りました。中でもガーフィールは序盤の粗暴な喧嘩っ早さが臆病で繊細な内面を守るためのものと知ってからはかなり惹かれました。年相応の心の弱さと打ち解けてからの気さくさもあって個人的なお気に入りになりましたね。3期をやるかどうかは未決定ですが、是非やってほしいです。
おそ松さん(3期)
第24話「帰って来た新おそ松」「A-1グランプリ」
もうすぐ3期も終わり、というところで1話に出てきた新おそ松が復讐しに来る展開に早速驚かされました。しかも八つ当たりであることで理解しているうえでおそ松を抹殺しようとしてくる辺り彼も別ベクトルでおそ松なんだなぁ、と実感します。その後の旧6つ子と新6つ子の対決は壮絶なパロディの連発でこれまた大爆笑。様々な作品をひたすらおちょくり倒すスタイルは幻の1期1話を彷彿とさせましたね。
後半は待ちに待ったA-1グランプリ決勝戦が開催。番組のノリやテロップ、ロゴなどがまんまM-1グランプリそのものとなっていてやたら気合が入っていることにびっくりしました。順番というありそうな問題を抱えながらオムスビたちがどうやって勝ち上がるのかと思って見ていたら、電波ジャックによって周囲を無理矢理笑わせて優勝→無効、そのうえ大会中止というオチには唖然となりましたね。ある意味でオムスビたちの意地汚さなどの人間臭さを描いていたと思います。
SDガンダムワールド 三国創傑伝
第9話「正義のバランス」
第10話(最終話)「新たなる始まり」
曹操との決戦がついに開始。憧れの人物が突然凶行に走ったことに愕然としながらも、曹操の誘いに一切乗らずに自分の守りたいものを守り抜こうとする劉備がカッコよかったです。対する曹操の考えも民を守ろうとする責任感からくるものもあって納得いきます。互いの信念と正義が真っ向からぶつかり合う様子はどこか気持ちいいと感じられますね。(ここまでで1番本作で「三国志」やっていた印象です)
やっぱり生きていた趙雲の加勢もあって後半のバトルも実にすごいの一言。それぞれの武装を強化してパワーアップした状態での必殺技対決はCGのクオリティもあって最後まで迫力満点でした。それぞれの強化形態が『三国伝』の最強形態の面影があったのも嬉しいファンサービスです。
戦いの末曹操を止めることは出来、黄化ウイルスも修正パッチで解決したものの、未解決な点が多いので若干消化不良でした。(トリニティ枯渇問題は実際どうするのだろうか・・・・・・)特に曹操をそそのかした司馬懿との決着が未だに付かなかったのは意外でしたね。彼の発言からして背後に大きな黒幕がいるのは間違いないようですし、この辺りは『ヒーローズ』で明かされるようですしそれまで待っていたいと思います。
総評
約10年ぶりとなるSDガンダムの新作はかつて『三国伝』でも使われた「三国志」モチーフの話、ということでどうなるか期待半分不安半分でしたが、蓋を開けてみれば三国伝とは大きく異なる内容で問題なく楽しめました。近未来的な都市が立ち並ぶ世界観に加え、バイクアクションなど差別点をキチンと用意しているのもあって別の作品として見ることが出来たのは大きいです。
ストーリーも三国志の史実に基づきながら「劉備の成長」に焦点を当てているおかげでかなり見やすかったです。各キャラのキャラクターもわかりやすく印象に残りやすく、かつ毎回詰め込めるだけ詰め込んだ内容だったため1話15分という短さながら毎回濃い怒涛の展開で見応えがありましたね。しかし一方で尺の身近さ故に掘り下げ不足な要素もあった印象は否めません。(特に曹操は漫画『蒼龍記』を事前に読んだかどうかで印象が大きく変わりますね)
アクションに関しては文句なし。自然なCGの動きからくる戦闘シーンの数々は非常に素晴らしかったです。派手なエフェクトとやりすぎなくらいの見栄は眺めていて「今SDガンダムを見ているなぁ」と興奮出来るほどのものでした。4月からスタートする『ヒーローズ』も楽しみです。
ところでメルブラ新作発売に合わせてもう1つ、「『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(ブレイブルー クロスタッグバトル)』にメルブラが参戦しないか」という期待を密かに抱いています。上記のUNIを含めた様々なゲーム(と何故か海外アニメの『RWBY』までも)が参戦した格ゲー版スマブラのような本作にメルブラ出ないかな~と前々から思っていたのでその可能性がちょっとだけ高まったことに嬉しさを覚えます。
ブレイブルーは現在ソシャゲの方に力を入れているようで格ゲーとのしての新作はしばらくなさそうに思えますが、それでもとつい考えてしまいます。どうせなら弟分のUNIのキャラとの共演見たい!と思いつつ気長に待ってみようかなと思います。
ではまた、次の機会に。