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2021年冬アニメ簡易感想 その21

 

 

 

 いよいよ始まりました『SDガンダムワールド 三国創傑伝』。約10年ぶりとなるSDガンダムのアニメということで心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。かくいう僕も再びSDガンダムが見れる喜びで心がいっぱいになっています。

 10年前の『SDガンダム三国伝』と同じ三国志モチーフの作品ながらどのような点が異なるのか、またどんな魅力があるのかなど気になることが非常に多いこの作品の感想を早速簡易感想に加えて書いていきたいと思います。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

のんのんびより のんすとっぷ

第7話「ハラハラする秋だった」

 授業参観という人によって天国だったり地獄だったりするイベントにて繰り広げられた夏美とかず姉の共同戦線には大笑いしました。今までは夏美の怠慢を眺めるだけだったかず姉も普段の授業態度が越谷母に知られたらまずいと焦る辺りこの村における上下関係がよくわかるのが面白いです。授業内容から越谷母のどんどん顔が穏やかになっていくものの、怒っていることがはっきりと伝わってくる演出も結構良き。

 そんな感じで勉強が苦手な夏美もそれ以外では優秀なところを見せる後半もまた楽しかったです。れんげのために水槽を用意してあげるなど末っ子ながら年下相手にはいいお姉ちゃんでいてくれるので見ていてとても癒されました。一方れんげはしおりちゃんと遊ぶ中で彼女の奔放さに振り回されるのが実に微笑ましかったです。彼女の素朴な疑問から「丸とは一体何か」という哲学的な問いにまで発展した時は変な笑いが出ましたね。

 

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!

第7話「整理整頓、要注意!」

 アズレンを代表するヤンデレおっぱいの1人大鳳が登場。(私事ですがゲームの方で初めて引いたSSRだったので個人的に思い入れの強い1人です)隙あらば指揮官の操を狙おうと画策するのは相変わらずですが、駆逐艦の子たちに(親密度的な意味で)先を越されたりこっそり作った合鍵を没収されたりとどこか抜けているところがあって愛嬌がありました。天敵であるアルバコアの存在に怯えたりと見境のない厄介ヤンデレにはとどまらない魅力があります。

 さらに重桜の三笠大先輩の掃除シーンも面白かったです。非常に勇ましく掃除の心得や豆知識などで頼りになる一方で、横文字に弱いおばあちゃんのようなキャラクターが魅力的。大鳳とのアンジャッシュなども披露しつつ当人の清純さがよくわかりましたね。(余談ですが、三笠が見つけた指揮官のエロ本らしきものにワクワクするものの、そうではないとわかった途端にテンションが下がるむっつりジャベリンがここすきポイント)

 

 

ワールドウィッチーズ発進しますっ!

第7話「501、想いすれ違っちゃいます?」

 今回は天然たらしのもっさんにヘタレのエイラが負ける話。仲良く行動する2人に坂本少佐が加わり焦りを覚えるエイラが実におかしかったです。というかムーミン顔を披露した時は思わず吹いてしまいました。他の人には歯に衣着せぬ態度なのに対してサーニャを前にすると途端にヘタレるのは本編そのままで流石俺たちの知っているエイラだぜ!となりました。

 そんな中でもサーニャは相変わらずの癒しキャラっぷりで感動します。両親を探すという最早視聴者も忘れかけていた目的を果たすためにひたむきに前に進み、かつエイラたちを気遣う姿はまさに天使でした。また何気に「何故エイラはサーニャの未来を占うことをしないのか」という疑問にも触れていたのが面白かったですね。まぁ結局いつものヘタレ部分が関係しているのである意味予想通りでしたが。

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第46話「咆哮の再会」

 スバル陣営の本格的な反撃が始まった回。ついにラムまでも味方に付け、未だに余裕を持っているロズワールに一泡吹かせる時がやってきて大いにテンションが上がりました。今までロズワールに盲目的に付き従っていたラムに“慕っている人を魔女の妄執から解放するため”協力をとりつける展開にはグッときました。彼女にとっての望みを果たす力になってあげるスバルとオットーの手腕には相変わらず感心させられます。

 エミリアエミリアで見事な啖呵を切ってくれたのでスカッとしましたね。自分とスバルは同じだと思っているロズワールに対し「それは違う」とはっきり言えるようになった辺り彼女も本当に強くなったなぁと思います。何よりペトラの元に駆けつけるスバル、ガーフィールとフレデリカの姉弟の再会など終盤の盛り上がりが半端ではなかったです。これでもエルザに勝てるか怪しいところですが不思議と不安はありませんね。問題は次回ベア子をどうやって外に連れ出すか、そこが気になるところです。

 

 

おそ松さん(3期)

第20話「買おうぜ」「チョロ松記念館」「耳かき」「柿」

 冒頭の迷惑な客と化した長男と末っ子は置いておき、前半の「チョロ松記念館」に恐怖を覚えた前半。過去の栄光(?)を捏造して展示するのはまだ可愛げがありましたが、未来の栄光というありもしないものまで展示して自分の素晴らしさをアピールする様子は痛々しくて見ていられませんでした。「自分だけはまとも」だと思っているチョロ松の自意識が暴走するとこうなるんだなぁ、ということを改めて知りましたね。

 後半はカラ松の耳かきの様子に笑いましたが、途中から中身がどんどん出てくる展開にはありがちと思いながらもこれまたゾッとしましたね。耳かきをしてあげようとするおそ松とそれを怖がるカラ松の関係が途中から逆転するのも面白いです。

 そしてラストのエピソードは意外にも良い話で驚きました。「枯れ葉ならぬ柿が落ちた時に自分は死ぬ」と思っていたハタ坊が、イヤミの攻撃を受けても絶対に落ちない柿を見て自分も生きようと気力を取り戻す流れはこれまたベタながらもちょっと感動しましたね。ハタ坊が元気になった瞬間役目を終えたとばかりに柿が落ちるラストも素敵です。イヤミはどうだって?あいつはまぁどうでもいい。

 

 

SDガンダムワールド 三国創傑伝

第1話「龍の矜持」

第2話「星を読む者」

 というわけでいきなり2話連続で配信された本作ですが、最初に抱いた感想は「三国志かと思ったらマッドマックスだった」といったところでしょうか。「黄化ウイルス」なるものに感染してしまうと「バグ」となって人々を襲ってしまうという中々にハードな世界観ですが、ゾンビポジションであるバグが巨大な装甲車を駆ったり尾行したりとやたら理性的な行動をしてきたので驚きました。(暴走しているように見せかけて誰かに操られている可能性がありますね)それでいて無言なのが非常に不気味でギャップがあるのが面白いです。他にもSF染みたバイクやハイテク技術が浸透しているなど『三国伝』と大きく異なる要素が目白押しであり、「全く違う世界を作っている」ことがよくわかります。

 ストーリーは1話でいきなり趙雲が死んだのでまぁ確実に生きているんだろうけどそちらもハードなものになるかと思いきや、2話ではコミカルなやり取りが一気に増えて一安心しました。(特にガチャポンで黒い三連星ネタはフフッとなりました)SDガンダム特有の笑顔やギャグ顔を早くも堪能出来て嬉しいです。他にも向こう見ずだけど義に熱い劉備や知的ながらユーモアがある諸葛亮など各キャラの性格がはっきりしているのもあってとても見やすかったです。

 さらにCGの進化もあって戦闘シーンが大迫力だったのも素晴らしかったですね。必殺技のエフェクトマシマシの演出などカッコいいシーンだらけで興奮しました。また怒りでサイコフレームが起動したように体を輝かせる劉備など、各キャラが元ネタであるガンダムの設定に準じた特徴を見せてくれる点も興味深いです。三国志から大きなアレンジを加えた本作が早速週1の楽しみになりました。

 

 

 日本でもようやく配信が始まった創傑伝ですが、4月から始まる『ヒーローズ』も気になるところ。創傑伝のキャラだけでなく様々な世界のSDガンダムが集結するという触れ込みからしてワクワクが止まりません。ヒーローズの方も早く見たいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。