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2023年冬アニメ&特撮簡易感想 その1

 

 

 2023年の冬アニメも大分出揃ってきましたが、皆様はお好みのアニメを見つけられたでしょうか。僕は始まったアニメを片っ端から視聴し、その中からどれを見続けるかを考えている真っ最中です。今季もアニメの数が非常に多いので、その中からどれを見続け、どれの感想を書くかが悩みどころですね。
 というわけで今回から2023年冬アニメ感想も本格的にスタート。例によって週2回に分けて投稿する予定なのでよろしくお願いいたします。

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

スパイ教室

第1話「MISSION《花園》I」

 架空の国々を舞台に活躍するスパイをメインに据えた本作。「最強のスパイ」の異名を持つ男と、彼によって集められたスパイ候補生の少女たちのシュールな関係にまずクスっとさせられました。チーム「」を結成した最強スパイ「クラウス」はかなりの凄腕ですが、人に教える技術は壊滅的というギャップが何とも衝撃的でしたね。少女たちがそれぞれ落ちこぼれの烙印を押されているのもあって、笑いつつもこのチームは大丈夫なのか……という心配が早くも浮かんできました。

 しかし後半に入ってからは先立ってクラウスを倒そうとした「リリィ」の罠など、意表を突く展開が目白押しでした。リリィは当初こそお気楽な雰囲気の少女でしたが、特異体質持ちと毒のスペシャリストとしての一面を見せてからは凛々しくなるギャップが何とも魅力的です。(この時点で他の子たちもそれぞれ特別な技術・才能を持っていることを予感させてくれます)そんな彼女の罠も容易く凌駕するクラウスの実力も圧倒的で、この辺りの騙し合いには見入られるパワーが結構ありました。コードネームと合わせた「咲き狂う時間です」という口上も、ラノベ原作らしいケレン味に溢れていて一気に惹かれましたね。

 

 

お兄ちゃんはおしまい!

第1話 「まひろとイケないカラダ」 

 なんか、ヤベーアニメが始まったな……といった第一印象を抱いた第1話。近年数も増えてきたTS(トランスセクシャル)モノですが、初っ端から主人公の「緒山まひろ(おやま・まひろ)」がロリロリな女の子になっているシーンに驚愕しました。TS前の男の姿を映さないまま既に変化していたという展開には少々ギョッとさせられます。加えて妹の「緒山みはり(おやま・みはり)」が性転換の薬を作れるくらいの才能を持っているなど、事前の説明が一切ない状態で話が進むせいか序盤の置いてけぼり感が凄まじかったです。

 しかしその後は女の子の体に四苦八苦するまひろの様子に目を奪われることに。BL沼にハマりだしたくだりは笑えましたが、下着の問題などが出てくる辺りには何とも言えない気恥ずかしさを見ている側としても感じられました。何より無駄に美麗な作画と動き、そして艶めかしい女体表現もあって色々とヤバい感覚を覚えてしまった気がします。まひろが妹にコンプレックスを抱いている点に胸を締め付けられつつ、彼(彼女?)のギリギリな描写に悶えることになりそうです。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第25話「自由人の狂騒曲(ボヘミアン・ラブソディー) その1」

 グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所を脱獄し、今回から新シリーズがスタート!新OPもどこか壮大かつ悲壮感が溢れるものになり、クライマックスが近づいていることを意識させてきますね。対する本編の始まりは刑務所を「酷い場所だった」と笑いあう徐倫エルメェス、そして外の世界にウキウキしているエンポリオたちの様子が何とも微笑ましいです。

 一方今回の大筋であるウェザー&アナスイの男子ペアは、敵のスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」に翻弄されることに。空想の世界のキャラクターを実体化させるというのは魅力的な能力に見えますが、それにより肉体と精神が分離したり物語のキャラクターにされるなど都合のいいことばかりではないのがジョジョらしいです。また突然行動的になったウェザーについても気になるところ。星のアザが浮かんでいるなど、記憶を失った彼のルーツの片鱗が少しずつ姿を見せていく過程にワクワクさせられました。

 そしてボヘミアン・ラプソディーによって実体化したキャラクターも注目ポイントジョジョのテイストで描かれたピノキオや小人たちはともかく、鉄腕アトムマジンガーZ鉄人28号が出てきた時は思わず吹き出してしまいました。他にも名前だけながら登場したターミネーターバットマンなど、アニメ化する際の懸念点を見事クリアしたことに感動させれれる回でもありましたね。(ミッキーだけは名前が出てきませんでしたがまぁ仕方ないですね)

 

 

ブルーロック

第13話「TOP3」

 2クール目に突入して最初のエピソードでは、先に勝ち上がってきた3人の実力に潔たちが圧倒される展開にいきなり衝撃を受けました。驚異的なジャンプ力と手足のリーチを誇るナルシスト「蟻生十兵衛(ありゅう・じゅうべえ)」と、ネガティブながら恐るべきフィジカルとスタミナを魅せてくる「時光青志(ときみつ・あおし)」など、なるほどここまで勝ち上がってきたことも納得と言える実力者ばかりで何度も驚かされましたね。

 それ以上に潔を完全に翻弄した凛の実力には唖然となるばかり。ただでさえ技術力を持っているうえに、潔と同じ空間認識能力まで備えているらしい描写に開いた口が塞がらなかったです。主人公の上位互換とも言える最強のプレイヤー出現に、かつてないほどの危機感と高揚感を同時に覚えました。
 そんな個性の塊とも言える奴らの個人プレーに対し、潔たちのチームは絶妙なチームプレーを見せていたのが印象的でしたね。今回は通じなかったとはいえ、一次セレクションで覇を競い合った関係だからこそのコンビネーションには惚れ惚れするところがあります。しかしそのチームワークの中核となる蜂楽を奪われた今、潔と凪がどのようにして新しい武器を手にするのかにも注目したいです。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第40話「口上向上道場」

 ザ☆ルーグの一件を終えたことで今回はいつもの日常に戻ることになりましたが、遊飛が自分を鍛えようとする展開に早くも胸打たれました。自分の実力不足を恥じ、少しでも強くなろうと努力する姿勢には好感が持てます。

 しかしそうして始まった召喚口上の特訓のトンチキさに唖然となりました。手にしたモンスターに扮する辺りコスプレ大会なのでは?とか何で修行なのに優勝を競ったりしてるの?など内心ツッコミが止まらなかったです。(チュパ太郎なんかはメェ~グちゃんコスのユウディアスにときめいちゃってるし……)ただ元々の召喚口上をそれぞれのテイストに合わせてアレンジする様子は、和気あいあいしているのもあって見ていて楽しかったですね。

 何よりその過程でマナブとニャンデスターの2人の物語が収束していくのが見事でした。真実を隠してきたことへの負い目を覚えているニャンデスターにマナブが寄り添い、2人が本当の意味でバディになる瞬間が口上という名のレター(手紙)で結実する流れには不覚にもウルっときてしまいます。気がかりだった彼らの関係が無事修復されて本当に良かったです。それにしてもニャンデスターのカードは誰が作ったのだろうか……?

 

 

ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突

Episode7

 惑星バベルからの帰還後、ついに光の国がユリアン王女救出に乗り出した今回。誰が活躍するのかと期待していたところ、アストラが自身の能力で道を切り開く展開にまず興奮させられました。ゼロとの手合わせでコスモ幻獣拳を披露し、それを見せてくれた友の話をするなど、単なる“レオの弟”では留まらないキャラクターとして描かれていたのが嬉しかったですね。(そんなアストラとゼロの様子を「おぉーすげー!」といった感じに眺めるゼットやタイガ、グリージョたちのシーンもここすきポイント

 レスキュー隊のメンバーに関してもアンドロメロスゼノンセブン21ジャスティといったマイナーな面々が揃っていたのも魅力的。何よりマックスギャラクシーをようやく使ってみせたゼノンなど、それぞれに見せ場が用意されていたのが素晴らしかったです。中でも個人的なイチオシキャラがヒカリで、ハンターナイトツルギとなってアーリートレギアと戦うシチュエーションにテンションが上がりました。復讐に囚われトレギア闇堕ちの原因の一端を担ってしまったことに責任を感じ、かつての部下を救おうとするヒカリの覚悟に心奪われましたね。

 

 

ウルトラマンデッカー

特別総集編③「立ち上がれデッカー」

 今回の総集編はスフィアの大攻勢によって地球がかつてないほどピンチに陥っている中、TPU技術部特務3課の面々が見せた反応の違いが見られました。慌て喚くホッタさんとは違い落ち着いているマルゥルに驚かされますが、10年前の激闘を乗り越えたことを考えれば納得の対応とも言えます。それどころかカナタたちを信頼して待つ様子には貫禄すら感じられますね。

 それはともかく『トリガー』の終盤や『デッカー』の最近の出来事の他、『サーガ』にまで映像が飛んでウルトラマンの紹介パートにはびっくりしましたね。(ダイナ繋がりということでのチョイスなんでしょうが、正直見飽きているところがあります)また本編21話でのダイナ客演シーンでウルトラマンダイナ」の主題歌のアレンジ版が流れるなどニヤリとなる演出が見られたのは嬉しかったです。

 そんなデバン仕込みのウルトラマンの知識を披露するマルゥルによって、ホッタさんがどんどんウルトラマンマルチバース、光の国の事情について知っていく流れも面白かったポイント。「シズマ会長よりこの世界の真相について知ってるんじゃないか?」(マルゥル談)な自分が黒幕的な奴に消されるのでは……!?と怯えるホッタさんの面白おかしさのおかげで、本編のピリピリした空気が幾らか和らいだ気がしますね。

 

 

 上述の通り、新作のアニメが始まる度どれを見るのか悩んでしまうのが視聴者としては大変なところ。加えて当ブログで感想を書く作品はどれにするかなども考えなければならないので、毎回この時期は忙しい目に遭っている気がします。

 とはいえ「このアニメいいな」と直感で思ったものを見つけ、その作品の感想を書いた時の楽しさは何物にも代えがたいですね。何より先日書いた番外編のように後でまとめて感想を書く手段も覚えたので、これからは自分を追い詰め過ぎず少しだけ気楽にやっていきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。