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“おかし”なライダー、始動(雑記 2024.7.1)

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www.tv-asahi.co.jp

 

仮面ライダーシリーズ最新作

仮面ライダーガヴ

9月より放送スタート!!

 

 というわけで現在放送中の『仮面ライダーガッチャード』に続く令和新ライダーの最新情報が公開されました。7月に入ってからいきなり発表と、例年と比べても早い情報には意表を突かれましたね。何より今回のライダーのモチーフが「お菓子」という異色っぷりにも注目が止まりません。最初こそお菓子ライダーとかマジで!?と驚きましたが、まぁ果物がモチーフの『仮面ライダー鎧武』もありますし、何だかんだでこれもアリだなと受け入れています。(そういった変な部分もOKになる様子から、ライダーの歴史の積み重ねを感じますね)むしろあの奇天烈なCMで有名な「仮面ライダーグミ」が現実になったような不思議な感覚を覚えたり覚えなかったり……*1

 

 さてそんなガヴのビジュアルですが、お菓子ライダーの名に偽りなくグミをモチーフとした基本フォームのデザインが衝撃的。全身にクリアで色鮮やかな装甲を纏っており、ドギツいようでいてその実オレンジ・黄色・紫の配色は中々に綺麗です。何よりその丸っこい形状から一目でグミの装甲だと感じ取れる絶妙さに舌を巻きます。それでいて頭部はカブトムシのツノのような、あるいは犬の尖った耳のようなシンプルなマスクに仕上がっているのが面白いところ。

 そしてこの姿の至るところに“口”の意匠があるのが非常に興味深いですね。ベルトの「ベルトガヴ」は唇が変身アイテムにしてマスコットの「ゴチゾウ」を咥えているイメージの絵面を作っており、さながらお菓子を口に入れる瞬間を形にしているのかよう。他にも胸部の装甲はグミであると同時に綺麗に並んだ歯にも見えますし、まさに全身で“お菓子を食べる”ことを表現したデザインと言えます。(ガヴという名前も「お菓子をガヴっと食べちゃうぞ!」みたいなニュアンスがありそうですね)このフォーム意外にも様々なお菓子をモチーフにしたフォームがあるそうですが、チョコだったりポテチだったりといったフォームもありそうで早速楽しみになってきました。

 

www.toei.co.jp

 

 続いては多くのライダーファンが注目しているであろう製作スタッフの情報について。こちらは脚本を除くメインスタッフが解禁されましたが、例によって中々に豪華な面子が揃っています。特にアクション監督の名前に藤田慧氏があったのが個人的には嬉しいポイントです。スーツアクターとして多くの戦隊・ライダーで活躍し、令和になってから監督として活動することも多くなった藤田氏。『仮面ライダーギーツ』でのド派手なアクションも氏によるものですし、ガヴでも同様の見応え抜群な絵を見せてくれるのではないかと期待せずにはいられません。

 そして脚本家についての情報が伏せられているのがちょっと気になりますね。敢えて今明かさないのは、後々大きなサプライズとして発表する予定があるからということでしょうか。なら本作の脚本家は結構すごい人が来るのではないか?と既にワクワクが止まりません。井上敏樹氏のような大物か、もしくは虚淵玄氏のように外部から依頼した人物か、はたまた東映の秘蔵っ子か……と言った感じに現時点で様々な妄想を捗らせてしまいますね。とはいえ過度に期待しすぎるのも良くないですし、脚本家の情報が出るまでしっかりと待つ所存です。

 

 

 というわけで新ライダー・ガヴに対するちょっとした所感でした。グミの質感のライダーがホップに戦うという奇抜さもある意味で面白そう、と思えるくらいにライダーの“何でもあり感”を実感させてくれる発表になっていましたね。そして美味しいけど食べ過ぎると虫歯になったり健康を害したりする危険性も秘めた、お菓子という身近なテーマでどんな物語を魅せてくれるのかも楽しみになってきます。この調子だと敵怪人は虫歯菌だっだりして……今回の発表は本当に触り程度なのでそこまで話すこともないのですが、それがむしろ妄想の余地を生んでいたと感じました。そのため今後の情報開示で少しずつ明らかになってくるであろう、ガヴの全貌に期待が持てるくらいの内容だったと思います。

 あとは上のポストにもある通り、ガッチャードの夏映画に先行出演するのも地味に楽しみです。毎年先輩の話にいきなり入り込んでくるサプライズ感が本当に面白いので、本作でも是非ガッチャードを派手に手助けしてほしいところ。入場者特典でカードにもなっていますし(グミを配るガヴとカレーを振る舞うブンドリオのイラストが並んでいるのがじわじわくる件)、ガッツリ関わるといいですね。そしてもうすぐガッチャードが終わってしまうことに一抹の寂しさを覚えつつ、次なるガヴへのワクワクドキドキを胸に秘めて日々を過ごしていきたいです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

*1:またお菓子がデザインに入っているライダーには『仮面ライダーセイバー』の仮面ライダースラッシュが既に存在しているが、向こうはスイーツ系でこちらは駄菓子系とある程度差別化がされていると考える。