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2025年冬アニメ簡易感想 その13

 

 

 

 現在公開中の映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』に関して、キャラクターやメカ情報が先日一度に公開されました。公開当初から公のネタバレ厳禁をお願いしていた公式が、ついにその詳細を解禁したというわけです。映画を観に行ったものの中々話せなかったであろう人たち、何より僕自身SNSなどで話せる機会がやってきたのは素直に嬉しいですね。

 といった感じでようやく作品についてネタバレ注意と書かなくても触れられるのですが、上のリンク先を見ればわかる通り、Beginningとジークアクス本編のキャラデザの幅の違いにまず注目したいところ。マチュたちをはじめとした本編キャラはキャラクターデザイン担当の竹氏らしい、丸っこい体つきになっていますが、Beginningは一転してファーストガンダムの安彦良和氏っぽい細く四角いデザインになっているので思わず面食らってしまいます。明らかに別作品の雰囲気なのに、一応は同じ世界観という事実が変な笑いを誘ってきます。

 何よりBeginningの実質的な主役であるシャア・アズナブルの存在が本当に面白いです。「赤い彗星「ラスト5秒のアホ」「赤いほうのすいせい」「オリチャー発動おじさん」「マチュちゃんに変な仮面呼ばわりされた人」の異名を持つ有名キャラが、平然と美少女キャラたちと同じグッズに収録されている絵面は中々にシュールの一言。令和になってまだまだネタになるシャアのポテンシャルを、ここにきて実感した次第です。(下に続く

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター レックウザライジング

第82話「光り出した虹の先で」

 ウガツホムラからの連戦で始まった黒いレックウザ戦。前回の感想でも触れましたが、既に味方のほとんどが消耗しきっているので勝てる気がしないというのが序盤の印象でしたね。しかしキャップがライジングボルテッカー(18話の過去編で見せた空を飛ぶ技)を披露したり、普段バトルに参加しないテブリムも参戦するなど、あの手この手で必死に戦うリコたちに手に汗握りました。特にパゴゴがついに戦力になるシーンは、まさに総力戦の様相を呈していたと思います。

 中でも今回はロイとアチゲータのコンビが実質主役のような扱いを見せたのが驚きのポイントでした。レックウザの頭に乗って攻撃したりと、劇中でも特にダメージを与えることに貢献しているのが目に付きましたね。さらにパゴゴのおかげでもう1度テラスタルを使えるようになってからの決着は、ここまでみんなが繋いでくれたバトンをしっかりを受け取ってみせたロイの奮闘が表れていたと感じます。言うことは聞いてくれなかったものの、「レックウザとバトルしてゲットする」という彼の夢は断片的に果たされたと言っていいかもしれません

 そしてレックウザゲットで六英雄がついに集結!ということでラクアに早速向かうスピード展開には思わず面食らいました。とはいえレックウザもラクアに連れていけるトレーナーを見定めるためにここまでしてきたと思えば、この即行動に移したことにも納得がいきますね。何より以前のOP「ハロ」が流れる演出で不思議と感動させられました。若干駆け足ながらも、ここまで来たことに本当に感慨深く思う回だったと思います。それだけにこのクール中にラクアに関する物語は完結しそうだな……

 

 

Dr.STONE(4期)

第4話「Dr.X」

 アメリカ大陸にて活動する敵の科学チームとの初戦が描かれた今回。前回のマシンガンに続いて、今度は飛行機まで持ち出す敵の殺意の高さには大いにビビりました。これまでは千空が圧倒的な戦力差を科学で埋めてきただけに、その科学力で上回る相手が出てくることの絶望感が表現されていたと思います。(ただ千空が飛行機を前にした時の感嘆しているかのような表情はここすきポイント)さらにアメリカ側の科学者「Dr.ゼノ」と相棒の「スタンリー・スナイダー」も、一目見ただけでヤバい相手だという雰囲気を纏っているのがわかりましたね。これまで以上に小細工が通じない、現代知識を持ち合わせた大人が敵というのは恐ろしい話です

 そんなわけで危険なゼノ相手に果敢に挑んだのが我らがメンタリスト・ゲン。探索チームを率いるだけでなく、敵の懐に潜り込むことで千空の力になろうとする度胸な流石といったところ。さらに向こうの嘘発見器にも即座に対応するなど、これまで嘘八百で生きてきたからこその説得力のある活躍を見せてくれました。科学王国のリーダーをDr.大樹にするセンスはアニメでもやはり吹いてしまいますが、ある意味で大樹の頑丈さを信用しているとも取れるので悪い気はしません。何より咄嗟の判断でここまで機転を利かせられる、ゲンの頼もしさは今季でも健在だと改めて感じました。

 

 

チ。-地球の運動について-

第19話「迷いの中に倫理がある」

 前回ラストで衝撃的な最登場を果たしたヨレンタに続いて、今度はノヴァクの現在の姿も判明。娘を失ったショックで酔いどれに成り果てていた事実だけでもショッキングだったのに、またもや立ち塞がる地動説への敵意を燃やす瞬間にハラハラさせられました。老いてもなお審問官としての考察力は健在だったのは見事ですが、死んだと思っている娘が異端解放戦線にいる事実は未だに知らないままなので何とも苦々しい気分になってきます。「自分たちを含め大勢の人生を狂わせた地動説をぶち殺す」という信念を獲得した先に、何が待っているのかと思うと今から戦々恐々せずにはいられません

 一方その娘の方は、ドゥラカとの取り引きや信念の駆け引きを繰り広げていたのが印象に残りました。彼女が人を殺した時の話など、わずかな語り口からこの25年の間に何があったのかをそれとなく察しますね。また友だけでなく父のための復讐を原動力にしている様子は、上述のノヴァクと重なるものがありました。「信念はすぐ呪いに化ける」のセリフの通り、目的のために手段を選ばなくなったという点ではヨレンタは父親と同じ穴の狢になってしまったのでしょう。だからこそ同じように迷いのないドゥラカに対して、“迷う”ことの大切さを説いたのかもしれません。

(とはいえドゥラカの暗記から本の内容を書き留めるシーンで、かつてのヨレンタらしい表情と声色に戻ったのは嬉しかったです。ドゥラカのシルエットがオクジーに見える演出も相まって、彼女の変わらない心の奥底が読み取れたと思います)

 

 

メダリスト

第5話「名港杯 初級女子FS(後)」

 いのりの次はいよいよミケ太郎の番と期待していた中で、本番中の致命的なミスに思わず声が出てしまった前半。ミケちゃん自身力を入れていたパートが失敗したことで動揺し、演技中死んだ目で「やりなおしたい」と後悔するシーンに胸が締め付けられました。それ故彼女のコーチ「なっちん」こと「那智鞠緒(なち・まりお)」の叱咤激励が、ミケちゃんの心を氷解させる展開は素晴らしかったですね。大人への不信感からくる敵愾心と自分が間違っていると理解しているからこその不安……それらをまとめて「あなたは強い・間違っていない」と言ってあげる大人の存在が、彼女には必要だったことが伝わってきます。おかげでいのりたちに心を開いてからべったりなミケちゃんにニヤニヤ出来ました。

 そして満を持して登場した光の演技では一転して驚愕。出だしから空気感の異なる演目に、思わず見入ってしまいました。劇中でも説明されていますが、トリプルルッツ→トリプルループからの動きは本当に小学生なのか!?と驚きを隠せないレベルの技量でしたね。何より光の演技中に観客の声やモノローグが一切入らなかったのも印象的。いのりやミケちゃんの時と違い、登場人物が雑念を抱くことなく光の動きに注目していたことがわかります。これだけでいのりが目指す相手が、どれほどの高みにいるかが伝わってくるわかりやすい演出だったと言えるでしょう。

 さらに光のコーチである「夜鷹純(よだか・じゅん)」もようやく喋ったところで、司が彼に宣戦布告するラストにも興奮しました。容赦のない現実をズバズバ決めてくる夜鷹コーチに対して、ここまでハッキリ言い返してみせる瞬間には感服するばかり。「人生2つ分の勇気」の言葉通り、いのりの人生も背負って彼女と共に頂点を目指していく覚悟が感じ取れてグッときましたね。(夜鷹コーチに関しても、歯に衣着せぬ正確なだけで悪意とかは一切持っていないのがわかるのがグッド。個人的には転びそうになったいのりを体を張って助けるシーンだけでも好感が持てます

 

 

 ジークアクスと言えば劇中に登場する「緑のおじさん」ことシャリア・ブルの話題も欠かせません。名前を言うと即ネタバレになってしまうので鑑賞者はみんな緑のおじさんのあだ名で呼ぶしかなかった人物ですが、その圧倒的な人気を獲得していることに改めて驚きを覚えます。上のリンク先で見れる商品情報にある、アクリルスタンドの中でもシャリアのアクスタだけが数時間で予約完売したのも衝撃的でしたね。

 何よりファーストガンダムではほんの少ししか登場しなかった脇役が、新作でメインキャラに抜擢されることで途端に人気キャラになった現象には舌を巻くばかり。(近年の似たような現象だと『ウルトラマンZ』で一躍人気ロボット怪獣の仲間入りを果たしたセブンガーを思い出しますね)テレビ放送が始まった時には、緑のおじさんの人気はどうなってしまうのかも楽しみにしているポイントです。

 

 

 ではまた、次の機会に。