2021年に劇場公開された『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の第2章の情報がついに解禁。長いこと音沙汰がなかったので、1章を鑑賞した人の多くはこの情報に思わず胸を撫で下ろしたことかと思います。かくいう僕も、突然の予告に驚きつつようやく来たか!と興奮を覚えました。また上の動画はわずか30秒ほどしかないものの、前作同様美麗な背景と人物作画が融合した映像に思わず息を飲みます。今回もクオリティはかなりのもののようなので、期待に胸高鳴りますね。
さてそんな新章のタイトルは『キルケーの魔女』。「キルケー」とは元々ギリシャ神話に登場する魔女の名前で、人間を家畜に変えて支配する恐ろしい力を持った存在として知られています。(FGOをプレイしているマスター諸兄もキュケオーン云々で知っていることでしょう)そして本作にはキルケーと因縁浅からぬ関係にある「オデュッセウス」と「ペーネロペー」の名を冠したMS(モビルスーツ)が登場しています。このタイトルが恐らくギギ・アンダルシアを指しているとして、その意味深なネーミングに思わず身構えてしまいそうです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター メガボルテージ
第101話「闘え!テラスタル対メガシンカ!!」
大復活を果たしたライジングボルテッカーズ最初の目的地として、オレンジアカデミーに訪れた今回。まずはクラベル校長やオモダカなど、風評に惑わされずリコたち自身に信頼を寄せてくれる大人たちにホッとさせられました。これまでと比べても協力的な人物が多く、リコたちのテラスタル研修が思わぬ形で実を結んでいることを実感しますね。他にもウルトが良い感じにトラブルを呼んで愉快な絵面に繋がるのも微笑ましかったです。
個人的にはドットとボタンのやり取りがここすきポイント。ラクリウムサインの資料を与えてくれるだけでなく、ラストにバトルを申し込むボタンを思わず二度見してしまいました。彼女もいつの間にか積極的になってきていると思うと嬉しくなりますし、ドットとの友情を深めたい意図もありそうでエモさを感じずにはいられません。(ボタンのへやでイーブイグッズを自然と褒めるドットも素敵)
そして今回のメインはロイVSネモのダブルバトル。パーモットだけでなくアブリボンも手持ちに加えたネモのコンビ戦術に、ロイが機転を利かしていたのが印象的です。アブリボンのかふんだんごをアチゲータに食べさせた時は笑いましたが、食いしん坊な相棒のことをよく理解しているロイらしいとも受け取れましたね。メガルカリオとテラスタルパーモットの直接対決においても、相方にしっかり活躍の場を与えるバトルが展開されていた点に好感が持てました。
薬屋のひとりごと(2期)
第47話「子の一族」
子晶と楼蘭が最期に見せたのは、悪役として散っていこうとするそれぞれの矜持。自身を討つように誘導して、笑いながら無様に死んでいく様は実に見事の一言。楼蘭(子翠)に至っては、ラストの軽やかな踊りを披露してくれたのもあって見入らずにはいられなかったです。反逆を企てた一族の代表としての責任を果たそうとする姿勢、それ以上に大切なもののために自らを犠牲にしてみせた瞬間を天晴!と評価せずにはいられませんでした。
それだけに子翠の最期はあまりにも切なく悲しかったです。大切な翠苓を庇うためとはいえ、母を欺き自爆させて最後は自分自身も……と本人の想いに反した結末を用意したことに何とも言えない歯がゆさを覚えます。娘として神美を慕う感情も少なからずあったことでしょうし、とことん報われない彼女の身の上にどうにかならなかったものかと考えずにはいられなかったです。(壬氏の顔に傷を付けたのは処刑される建前の他に、母の無念を形だけでも晴らす思惑があったかもしれませんね)
さらに神美がここまでに至るまでの過程も明かされましたが、こちらも救いがなさすぎてついため息が出てしまいます。プライドの高さ故逃げ出すことさえ出来なかった神美と、娘を子晶に託して呪いを残した先帝。この2人や奴隷の扱いといった全ての要素が現在の禍根を残している事実に呆れと憐憫を覚えます。それぞれに語り尽くせない思惑はあったのでしょうが、それが愚かしさによって埋め尽くされたと思うと何とも言えませんね。
mono
第12話(最終話)「POVホラーどうでしょう」
最終回は前回のさつきの宣言通り映画作りがメインに。編集が苦手でも作りやすい「POVホラー」に挑戦することになりましたが、その過程でついに登場した幽霊部員・田島さんに振り回される展開が何とも衝撃的でした。いざ撮影となった際にいなくなったと思ったら、そもそも彼女は同級生ですらなく……とまさかのホラー再びに慄かずにはいられなかったです。最後の最後にガチホラーを導入してきたのはあまりにも意外でしたね。
かと思いきやまさかのドッキリに内心ズッコケましたが。実際のホラー演出を多用してきただけにまんまと騙されました。田島さんもとい映画研究部のOG「猪俣風香(いのまた・ふうか)」先輩のノリの良さや、桜子の入念な計画と仕込みの数々には舌を巻くばかり。ただ最後の最後に牧之原先輩再登場というサプライズも待っていたので、2重の意味で驚かされた次第です。
何より牧之原先輩の登場で一気にこれまでを振り返る流れに入ったのが印象的。先輩目的で写真部に入ったさつきでしたが、今では彼女にこだわることなく友達と素敵な風景を収めていると思うと感慨深くなってきます。(先輩を確認した瞬間ノールック連続激写し出した時は笑いが止まりませんでしたがね)何気ない日常を写真や映像で記録していき、それを素敵な思い出に変えていくシネフォト部は今や立派なさつきの功績と言えるでしょう。
総評
『ゆるキャン△』作者によるもう1つのアウトドア漫画のアニメ化して以前から期待していましたが、写真をテーマにしながらもそれだけでない要素の数々に早くも魅了されました。女子高生たちの部活動の一環だけでなく、大人たちだけのちょっとした日帰りの旅としても楽しめるのは非常に興味深かったです。それでいてガチのホラー描写やゆるキャン△からゲストキャラが度々出てくるなど、同作者の他作品では見られない要素をこれでもかと詰め込んだ雑多さがクセになります。
写真や動画で訪れた場所を撮っていく過程はまさしく、思い出を形にしたものである点も素晴らしかったです。良くも悪くもやりたいこと優先で無軌道な旅が多かったからこそ、それを記録として残す意義は変化の多い思春期だからこそ。そうした思い付きと勢いの混じった旅の様子が、さつきの新しい生きがいになっていくのも当然と言えるでしょう。学生組の影が薄くなりやすかったなど気になる不満点もいくらかあったものの、最後にさつきと先輩のやり取りもあって概ねは大満足といったところですね。
SAND LAND: THE SERIES(サンドランド ザ・シリーズ)
第1話「悪魔と人間の旅立ち」
故・鳥山明氏原作のアドベンチャーアニメがついにテレビ放送開始!戦争によって一面砂漠や荒野と化した国で、幻の泉を求めて冒険に出る人間と悪魔の活躍を久しぶりに拝むことが出来ました。シンプルな世界観とキャラクターの親しみやすさは安定しており、ポストアポカリプスな舞台ながらコミカルでユーモア溢れているのが流石の一言です。また説明が口頭ではほとんどされていない分、劇中の描写や同情キャラ同士の会話で雰囲気を掴ませるなどわかりやすさにも安心感を覚えますね。
人間の保安官「ラオ」に悪魔の王子「ベルゼブブ」とその側近「シーフ」といった面々も華やかさはないものの、それがまた素敵ですね。特にベルゼは「ワル」を自称するものの言動の節々に善良さが感じられるので、近所の悪ガキのような微笑ましさで見られるのがグッド。これからの展開を知る者としては、そんなベルゼとラオの関係が深まっていく過程を改めて見ていくのが楽しみです。
また元となった劇場映画になかった追加シーンがいくつか散見されたのも本作の注目ポイント。今回に関しては一緒に連れていく魔物たちのオーディションがソレですね。本編では出番が序盤と終盤しかない連中ばかりだったので、こうした場面でそれぞれの個性を見られたのは非常にありがたかったです。(個人的にはついていきたくないあまり、低く飛んでみせるガーゴイルがお気に入り)
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ガンダムジークアクス)』の放送終了すぐの告知ではなかったものの、何だかんだガンダム熱の冷めやらぬ中やってきた閃光のハサウェイの特報。世界観は違えど同じ宇宙世紀を舞台にした作品がこうして続くのは珍しいですね。似通った世界観だからこそ、ジークアクスからガンダムに入った人たちに向けている意図もありそうです。あとマチュが親不孝と言われる中で本当に親不孝なハサウェイを出すタイミングの良さよ……この調子でドンドンガンダムコンテンツを活性化させていってほしいところですね。
あとはネタ余談ですが、サブタイや本編に「魔女」の要素を入れている閃光のハサウェイには最初二度見しましたね。一昨年の『水星の魔女』はタイトルからして言わずもがな、先週まで放送していたジークアクスにも「連邦の魔女」と呼ばれる人物が出てきたのは記憶に新しいです。そんな魔女だらけの最近のガンダム業界に、慌ただしくもどこか嬉しくなってきました。
ではまた、次の機会に。
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