倒すべきは、守るべきは
闇を裂く 雷光!まっすぐに その怒りを(「一触即発 ~Trigger of Crisis~」並感)
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- 誰かを守るエージェント(ヒーロー)として
今回のゼッツはゼッツルームに戻ってきた莫と、ゼロのやり取りからスタート。莫がようやくゼロに色々問いただしてくれたのもあって、初っ端から少々興奮してしまいました。まず相変わらずゼロは肝心なことは教えてくれませんが、ノクスが元エージェントである情報やCODEの目的について話してくれたのは良かったですね。世界平和のためにも時には手を汚すことも必要、とばかりにエージェントのグレーな側面を語るところもある意味で一貫していると言えます。胡散臭いのは否めませんが、決して私利私欲で戦っているわけではないのが司令官ゼロという人物なのでしょう。それはそれとして「あまり妹に心配かけるなよ」という言葉にどの口が……!!となったのは内緒。
そんなゼロの思惑も何となくわかってきたところで、莫が自分なりのエージェント像を貫いてみせたのが今回のここすきポイント。あくまで倒すべきは悪夢であり、ノクスを救うべき夢主として見定めるくだりに爽快感を覚えました。莫にとってエージェントは困っている誰かを助ける存在であることは、ここまでのストーリーを見ていれば言うまでもないことでしょう。どこまでもこの姿勢を崩さない莫のキャラクターには相変わらず感心するばかりです。(ゼロの言葉を受けてからのやや冷めた態度も、彼が当てにならないからこそ自分の信じるやり方を選んだように見えてきます)
また今回ノクスに対して、どちらかというと彼を小鷹賢政として見ているようにも捉えられました。CODEに運命を捻じ曲げられたエージェントの先輩として、ある程度寄りそってくれたのかもしれません。ともあれ「悪夢を憎んで夢主を憎まず」、罪を憎んで人を憎まずのゼッツ版とも言える独自の考えは頷かされるものがありましたね。そして所属している組織が信用出来ない中、ノクスのように離反するのではなくあくまでエージェントのまま戦う選択は応援したいところ。莫に対する好感度がますます上がってきた次第です。
- “加速”された力を手に、閃光となって燃え上がれ
ブースター
BOOSTER!
メツァメロ!
メツァメロ!
Good luck! Rider!
ゼゼゼゼゼッツ!
ブースター!!
司令官ゼロから渡されたコードゼロイダーの原動力にもなっている「ブースターカプセム」を回転させることで変身した姿「プラズマブースター」。前回登場したイナズマプラズマの派生フォームにして、新たな強化形態です。これまで基本的なシルエットが共通していたゼッツですが、このフォームのデザインはそれらから大きく変化しているのがまず特徴となっています。口元のクラッシャーやマフラー部分、両手両足などから稲妻を思わせる意匠が突き出てかなり印象が変わりましたね。色合いも金色から青色とカラフルになっていますが、どこか青い炎で焼け焦げた跡のようにも見えてきます。
戦闘においてはブースターの名前にもあるように、プラズマの加速力と馬力をさらにパワーアップさせている模様。変身時に手足の「ブーステッドプラズレムアーム」「ブーステッドプラズレムレッグ」から火を噴いていたことから、凄まじい出力を発揮しているのが伝わってきます。残念ながら今回は必殺技だけ披露して終わりでしたが、その必殺技の絵面は強烈。あまりの速さから攻撃が届く前に777の攻撃エフェクト&撃破した直後の様子が一瞬だけ挿入される演出は圧巻でしたね。さながら時間すらも超越したスピード故に、今後その力を活かしてくれる瞬間が楽しみになってきます。
(一方でプラズマ共々、使用中に苦しそうに呻いているシーンが目に付きました。あまりのパワー故の負荷かイレギュラーなカプセムなので悪夢の力を制御出来ていないのか……いずれにしても莫の身が心配になってくるデメリット付き強化フォームになりそうな予感がします)
- 夜を彷徨うエージェント(暗躍者)として
莫の一貫したエージェント(ヒーロー)っぷりを味わったところで、ノクスに関しても注目していきたいところ。彼も彼で「組織は憎めどエージェントに罪はない」と、莫のことを慮ってくれていることを明かしてくれてニヤリときました。(莫と同じような言葉から2人が似た者同士だと読み取れるのも良き)回りくどい言い回しもツンデレといいますか、素直になれていないと思うとどこか可愛げが出てきますね。予想していた通り小鷹もといノクスは態度と口調で誤解されやすいものの、本質的にはかなりお人好しなのかもしれません。
そんな彼の悪夢である「闇」についても、絶望的な心情の異化と考えると納得出来ます。ある時CODEに見捨てられた経験、目の前が真っ暗になったであろう体験を踏まえると「シャドウナイトメア」のような存在が生まれるのも無理はないでしょう。むしろ今回に至ってはねむが理解を示してくれたのでほっこりしましたね。自分は夢から目覚めることがない中で、同じような状況にあるノクスのことを想ってくれる彼女に感動させられます。ともかく敵同士なのは変わらないものの、ノクスに対する信用度はさらに上がったと感じました。
ただラストに登場した「ザ・レディ」の存在が不穏ですね。ノクスの上司と思われる人物であり、CODEがいない世界を作り出そうとしていることから本作の大ボスであることは間違いなさそうです。(演じている美村里江さんが本作のベテラン俳優枠であろう点も大きい)ノクスという個人はまだ信じてもいいものの、彼女の下に付いている限りは敵対勢力であることは変わらない。最後の最後にそのような忠告をされた気分に陥りました。
というわけで年内のゼッツ放送はこれで最後。例によって謎が謎のまま放置されているのでモヤモヤする部分も多いのですが、莫のエージェント像が感じ取れるエピソードを最後に見れたので気持ち的にはスッキリしました。莫が美浪にエージェントについて話したり、小鷹が目覚めて彼を追う富士見さんを突き放す(もしかしたら危険な目に遭わせないようにしているのかも)など、物語が着実に進行しているのも伝わってきます。むしろ明確な敵のボスが登場したことで、ここからが本番になるのかもしれませんね。
近年のライダーでは恒例となった新キービジュアル*1も公開され、今後の物語がどう展開していくのかの予感も湧いてきます。注目したいのはビジュアル上に並んでいる連中。ノクスナイトの派生フォームのようなビジュアルから同様の存在であることが伺えますが、それ以上に気になるのは彼らに「5」「3」「6」といった番号が割り振られている点です。ゼッツが「7」でノクスが「4」とあることからして、彼らがコードナンバーエージェントであることは確実。6以前のエージェントはみんな敵側に付いている可能性が出てきて、ワクワクとハラハラが止まりません。何だかんだで年明け以降のゼッツも楽しみになってきましたね。
さて新年最初のミッションは「Track the missing(失踪者を追跡せよ)」。ねむファンクラブ会員限定のファンミーティングが開催される中、肝心のねむが何者かに攫われる初夢が発生するようです。莫にとっては何よりも一大事ですが、さらにゼロから「組織の意に反した裏切り者」の烙印を押され協力を拒否される事態にもなるとのことでさぁ大変。自分なりのエージェントとして早くも苦難に立たされる莫が心配になってきます。
そしてノクスが新形態に変身!ノクスナイトが早々に出番が無くなりそうで残念ですが、その分ライダーとなったノクスへの活躍に期待がかかります。というか予告を見る限り莫ではなくゼロの方に襲い掛かってきているので、正直やってやれー!とか思ってしまったり……年明け早々波乱の展開になりそうですね。
ではまた、次の機会に。
*1:仮面ライダーWEB(https://www.kamen-rider-official.com/zeztz/case16/)を参照。
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