新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

FGOの推しを語りたい その16(雑記 2020.10.10)

※最終再臨絵のネタバレ注意

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約2か月ぶりのFGOの記事。ボックスガチャが終了してから既に1週間以上経ちましたが、皆様は無事開封は済んだでしょうか?今回は手に入る素材がどれも美味しいことから僕も非常に力が入り気が付けば100箱を超えていました。これで当分は育成に困ることはなさそう・・・・・・・・・・・・な気がします。

 

 

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 さてボックスガチャとは別に印象深かったのが「聖杯戦線」。マップ上でサーヴァントやマスター自身を進行させていく軍人将棋みたいな内容でしたが、これまでになかった形式のゲームで新鮮でした。普段使わない子とかも意外な形で活躍させられる機会があって結構楽しめました。

 ただ敵サーヴァントの配置や数、それにレベルが妙に高く面倒で、それでいて同じ場所を往復するなど謎の行動を繰り返すCPUといった問題点が非常に多かったのも事実。システム的にはとても面白いと思うのでそれらを解決したうえでまたやってほしいですね。

 

 

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 そして今は昨日開催されたばかりの新イベント「ぐだぐだ邪馬台国2020」をプレイ中です。例年とは異なり秋ごろの開催となってしまいましたが、今年も無事ぐだぐだイベがあったことは嬉しいですね。冒頭のTVスペシャル風の茶番劇に闇の新選組、そして上の画像にもある新種のチビノブとぐだぐだらしいカオスぶりですが、至る所に貼られている伏線からし終盤かなりのシリアス展開になるであろうことが予想されます。未来を予告!邪馬台国!な卑弥呼やどう見ても四乃森蒼紫な斎藤一&儚げイケメンの山南敬助(未実装)新選組メンバーと新規キャラがみんな濃いのも素晴らしいです。もう~またぐだイベは魅力的な未実装鯖を増やしちゃって~

 

 

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 しかしそれらを上回る衝撃だったのがカッツこと「織田信勝」のサプライズ実装ですね。これまでぐだぐだに何度も出演している中ゲームキャラとしての登場は全くされなかったので半ば諦めていましたが、今回まさかの告知なしでの実装には度肝を抜かされました。待ち焦がれていた分本当に嬉しいです。声優も山下大輝*1さんと個人的にピッタリだと思う配役でテンションが上がりまくりです。本当にありがとう・・・・・・・・・・・・!!

 

 

 

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 そして今回紹介する推しはボイジャーくんです。

 

metared19.hatenablog.com

 

 前回の記事にも書いた通り今年の5周年福袋で引き当てたサーヴァント。『Requiem』1巻にて登場した「謎のサーヴァント」として以前から注目していましたが、「星の王子さま」風の相貌からまさかの無人探査機ボイジャーのサーヴァントというオチにはやられました。どこか儚げで掴みどころがない性格である一方で、お風呂を嫌がるなどの子どもっぽいところがあるのも魅力的です。まだまだ始まったばかりのレクイエムの物語でエリセとどのような旅路を紡いでいくのか、今後が楽しみなキャラクターです。

 バトルではクラスがフォーリナーということもあってバーサーカーを相手にした編成で連れ出しています。スターをたくさん作ってくれるうえ、宝具で味方全体にNPチャージまで施してくれるサポートも可能なアタッカーとして中々に器用な立ち回りをしてくれるナイスな少年です。個人的にランスロットのようなスターを集めてクリティカルで殴ってくれるアタッカーとよく組ませていますね。(一方で前回の記事に書いたスカスカシステムの周回は思ったように上手くはいきませんでした・・・・・・残念・・・・・・)

 

 

 さて今年もあとわずか、この情勢下でトラブルがありながらもFGOに何だかんだで楽しませてもらいました。真っ最中のぐだぐだにこの先控えているであろうクリスマスイベなどの今後の予定にも胸をはせながら今日もプレイしていきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:今だと『アニポケ』のゴウ役で有名ですね。

2020年秋アニメ簡易感想 その2

 

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ ゴジラ・アース熱線放射ver.

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ ゴジラ・アース熱線放射ver.

  • 発売日: 2018/04/28
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

完全新作TVアニメシリーズ「ゴジラ シンギュラポイント Godzilla Singular Point」公式サイト

 

 ゴジラの完全新作アニメがテレビシリーズで製作決定!!

 まさかの情報に衝撃を受けました。劇場アニメである”アニゴジ”ことGODZILLA』三部作以降途絶えかけていた日本のゴジラ展開がこうして新たな兆しを見せたこと、しかもアニゴジと同じアニメ作品であることに喜びを隠せません。

 アニゴジはファンの間での評価は低いのの僕と母にとっては非常に面白い作品で(特に母に至っては「『ギャレゴジ』以降の新世代ゴジラの中ではアニゴジが1番好き」とのこと)三部作ともに楽しんで観ていました。ゴジラをはじめとした怪獣たちを”カウンター”として描いた独自の解釈に膝を打ち、主人公のハルオの復讐と苦悩を中心としたドラマに息を呑んだ思い出は今でも忘れません。この作品の公開が上記の新作に繋がったのだと思うと応援していた甲斐があったというものです。

 

 そんな新作アニゴジの脚本を担当するのは「円城塔(えんじょう・とう)」氏。芥川賞を受賞した作家とのことですが今のところあまり知らない方なので、今度著作を読んでみたいと思っています。そして作品タイトルにある「シンギュラポイント(技術的特異点)」というワードが気になります。上記の円城氏がSFを得意としていることから人類の文明と密接に関わってくる物語になりそうな予感がしますね。公開された本作ゴジラの”獣感”溢れるビジュアルといい、ワクワクが止まりません。来年の放送開始が待ちきれませんね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第1話「館山基地へようこそ!」

 『リゼロ』の長月達平がシリーズ構成を務めているとのことで興味が湧き、初回から1時間という気合の入った内容に驚いた作品。人類を襲う謎の敵対勢力とそれらに対抗出来る力を備えた美少女たちの戦いを描くという今となってはありふれた世界観ですが、本作は敵の「ピラー」についての描写を除いて説明不足な部分がありました。特に「ワルキューレ」「英霊機」「ネームド」といった人類側の勢力の固有名詞が出てくる中、それに対する説明がほとんどないため不親切さを感じずにはいられませんでした。

 一方で登場人物の描写に関しては見事。ネームドワルキューレの1人「クラウディア・ブラフォード」が戦いの中で自分だけが生き残ってしまうことに苦悩していく姿を見せながら、派遣先の館山基地で出会った仲間たちの触れ合いを経て少しずつ心を開いていく過程をじっくりと描いており、終盤は館山基地のみんなあったけぇ・・・・・・という気分に浸れました。キャラ同士の掛け合いも軽快かつコミカルでテンポよく進むので楽しんで見ることが出来ました。メインの女子だけでなく戦闘機部隊の男3人に整備士の爺さんと男キャラも濃い面子ばかりで見ていて飽きません。

 作品の要となる空戦シーンも素晴らしかったです。よく動くCGで描かれた機体が空中をビュンビュン飛び回る様子や着弾の際などの重い音響は迫力満点でした。またワルキューレたちが駆る英霊機はそれぞれ特徴的な装備が施されている他、各キャラの性格に沿った戦い方を披露してくれるので空戦ミリタリーに詳しくない身でもどれがどの機体か、などの区別が付きやすくなっていて小気味よく見れましたね。機体に翼が生えるシーンとヴァンドランデ(ピラーの急所)を刀で斬るシーンには笑い転げましたが思った以上に見やすく楽しい作品だったので今後も楽しみです。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第1話「北口スモークタワー」

 石田衣良氏の小説がまさかのアニメ化。舞台となる池袋を現代の情景にアップデートしているものの「池袋の秩序を守ろうとする若者の物語」という話の筋は変わっておらず思ったよりもわかりやすく描かれていました。ただ話が淡々と進んでいくのであまりのめり込むことが出来なかったのが残念です。今回に至っては特に大きな山場がないままあっさりと事件を解決してしまったので「え、もう終わり?」といった肩透かし感がありました。

 また主人公の「マコト」に”キング”こと「タカシ」以外にも主要メンバーをバンバン出してくるのでかなり若干ゴチャゴチャした印象を受けました。(まさか吉岡さんやゼロワンまで1話で出してくるとは・・・・・・)全体的に登場人物紹介回といった感じだったので本格的な物語は次回以降になりそうですね。

 

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第1話「アルプスの魔法少女

 ストパン2期がもう10年前だと・・・・・・!?と別の方にショックを受けましたが、それは置いておき久しぶりの続編に興奮せずにはいられませんでした。冒頭のネウロイ出現とウィッチの配属といった説明を聞いた時点で既に懐かしさに溢れる事態に。空戦シーンにCGが多用されていることに時代を感じつつ、かつての501部隊の活躍を再び見れたことについ感動してしまいます。お尻にこだわったカメラワークとかも懐かしいな~

 登場人物に関しても当時と全く変わっておらず安心感がすごいです。もっさんこと坂本さんが本格的に501から外れることが決定したことに一抹の寂しさを覚えますが、OPの映像を見る限り今後も出番自体はありそうでホッとしました。そして主人公の芳佳に関しては相変わらずの前向き暴走特急キャラだったので安定感があります。友達の父の危険を知って後先考えず今すぐ助けに行こうとする無鉄砲ぶりやろくに整備されてないストライカーユニットを持ち前の魔法力でカバーする力技には「さすが宮藤!!」といった気分になりましたね。

 そして久しぶりの敵がネウロイではなく氷山・・・・・・と見せかけて氷山型のネウロイだと判明したラストには度肝を抜かされました。劇中でも語られていたように水が苦手なはずのネウロイが海中を動き回るシーンの衝撃はシリーズを見続けてきた人ほど大きいと思います。今回の話を見る限り本作は「新たに進化したネウロイ軍団」が相手になりそうですね。(そういえば1期のネウ子との件はどうなったんだろうか・・・・・・?)

 

 

 ゴジラといえば来年の5月に公開予定のハリウッド映画『ゴジラVSコング』の方も非常に楽しみです。本来は今年公開されるはずだったのが現在の情勢により延期になってしまったことが残念だっただけに、来年やってくれると発表された時の喜びは計り知れません。『キングオブモンスターズ』で”王者”としての威厳を見せたゴジラ相手にコングがどのような戦いを繰り広げるのかという期待が湧きます。

 2014年以降、様々なクリエイターの手によってゴジラ作品が作られ続けていますが、作り手によって異なる「ゴジラ、ひいては怪獣に対する独自の解釈・描写」を見せてくれるのは見ている側としても楽しいものです。個人的には今後も様々な人にゴジラに関わってもらい、それぞれが抱いている尖った「ゴジラ」を見せてほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーセイバー 第5話「我が友、雷の剣士につき。」感想

迷いを断ち切る一閃

主人公の友情とかコミカルなやり取りとかすごいハイペースで話が進むな・・・・・・

仮面ライダーセイバー RKF 仮面ライダーエスパーダ ランプドアランジーナ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 友としての信頼

 今回のセイバーは賢人を中心としたエピソードでした。以前から飛羽真に対して何かを隠している素振りを見せていた彼は一体何を考えているのかと思って見ていたら、メギドたちに協力しているカリバーの正体が彼の父「富加宮隼人(ふかみや・はやと)」だという事実が初っ端から明かされて少々意表を突かれましたね。(隼人を演じているのが唐橋充(からはし・みつる)さん*1であることにも驚きです)賢人はそんな父のことを大いに慕っていたことから、彼の心情の一部が見えてきた気がします。

 信じていた父親に裏切られただけでなく「裏切り者の息子」という汚名まで被せられたうえ、飛羽真が記憶を失ったのも父が原因の可能性があるという三重苦。思っていた以上に賢人が重いものを背負っていたことにちょっとした悲壮感を覚えます。飛羽真に対するぎこちない態度も彼を傷つけてしまったことに対する後ろめたさからきているのは明らかです。しかも今回ようやく変身した賢人がカリバーを前にして怒り狂うシーンはそれでも父親のことを信じたい心が残っているように見えて痛々しく感じました。飄々としているように見えて心に大きな傷を秘めているのが賢人という青年なのでしょう。

 

 それだけに今回賢人のことを支える人たちとの関係が描かれたのが良かったですね。尾上さんは序盤から賢人のことを気にしていて冗談めかしたことを言いながらフォローも欠かさず、なおかつ戦闘では我を忘れた賢人を叱咤するなど大人な一面を見せてくれました。登場当初は息子のことで気が気でない態度を見せていた彼がこうして年長者らしい振る舞いを見せてくれるのは見ていて非常に気持ちがいいです。飛羽真を守ろうとしている賢人に対して「あいつは守らなきゃならないほど弱いのかね」と返すシーンも前回の一件で彼のことを認めてくれたことを実感してグッときます。

 そして渦中の中心にいるものの状況を把握していない飛羽真の方は”敢えて自分からは聞かない”という対応をしてきて驚きました。さらに助けを求めてくれたら全力で応えることを約束することから、もしかしたら飛羽真は自分の友が何かを抱えていることを直感で理解しているのかもしれません。それでいてあくまで賢人の意思を尊重する辺りに友としての信頼を感じます。賢人も飛羽真が記憶が取り戻したら話すことを約束するなど互いのことを信じているからこその絶妙なやり取りに舌を巻きました。今回は賢人だけでなく飛羽真のことも一気に好きになりましたね。

 

 

  • 幻想なる雷を轟かせし黄金の貴公子

 

 ランプドアラジーナ!

『とある異国の地に、古から伝わる不思議な力を持つランプがあった・・・・・・』

 

黄雷抜刀!

ランプドアラジーナ!!

 

『黄雷一冊! 

ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣(つるぎ)が光り輝く!!』

 

 賢人がソードライバーと「ランプドアラジー」(モチーフとなっているのは恐らく「アラジンと魔法のランプ」ですね)のワンダーライドブックを使って変身した「仮面ライダーエスパーダ ランプドアラジー」。円を描く稲妻のようにも月のようにも見える不思議な形状のマスクが目を引くライダーです。セイバーとは対照的に左半身にマントなどの装飾が施されていて、その立ち振る舞いからどこか「優雅」や「高貴」といったイメージを抱かせてくれます。

 戦闘スタイルは「雷鳴剣黄雷(ライメイケンイカヅチ)」を駆使したスピーディーな攻撃が特徴的。通常の戦闘でも突きや斬撃を素早く繰り出しているほか、必殺技が高速で敵に近づいて連続で斬り伏せる”居合い”であることから相当の早業であることが伺えます。雷・・・・・・居合い・・・・・霹靂一閃・・・・・・うっ頭が現状本作のどのライダーとも異なるタイプなので今後の活躍が楽しみです。

 

 

  • 大空を翔る暴風の荒鷲

 

ストームイーグル!

『この大鷲が現れし時、猛烈な竜巻が起こると言われている・・・・・・』

 

烈火抜刀!

竜巻ドラゴンイーグル!!

 

『烈火二冊!

荒ぶる空の翼龍が獄炎を纏い、あらゆるものを焼き尽くす!!』

 

 尾上さんがデザストから奪い返した「ストームイーグル」のワンダーライドブックで変身したセイバーの派生形態「ドラゴンイーグル」。ワシの力が宿った生物のライドブックであり、それとドラゴンというカッコいい神獣×カッコいい生物の組み合わせがたまらなく素敵です。変身音がジャッ君やピーターを使ったものとは異なっていますが、これはドラゴンとイーグルの”相性がいい”ことを示しているのでしょうか?(ライオンファンタジスタといい、色合いが似ているライドブックほど組み合わせの相性がいいのかもしれませんね)

 実際戦闘でも炎の威力と範囲をアップさせてくれる風との相性はピカイチであることがわかりやすく描かれていました。必殺技で竜巻の中に突っ込み、炎を放つことで火災旋風を発生させるシーンは迫力満点です。最後はセイバー自身目を回して倒れてしまうという締まらないオチでしたが、他の派生形態と比べても強力そうな印象がありましたね。

 

 

  • 親切なデザストと怒れるズオス

 また今回は飛羽真と賢人が互いの友情を確かめ合った一方で倫太郎と芽依のコミカルな珍道中が描かれていました。商店街などで見られるガラガラを「新井式回転抽選機*2という正式名称で呼ぶなど相変わらずの倫太郎についついほっこりしてしまいます。

 そんな中デザストが2人の前に現れたので戦闘に入るのかと思いきや、意外にも「ワンダーワールドを侵食し乗っ取る」という目的を明かしてくれて驚きました。直後に現れたメギドの幹部の1人「ズオス」が彼の勝手な行動に怒ることからあちら側としても知られたくない情報だった模様。それをデザストがあっさり明かしてしまう辺り、敵も一枚岩というわけではないようです。(というよりもデザストがただの享楽主義者なだけということもありそうですが)それよりも怪人態も見せたズオスを前にして倫太郎が険しい表情をしているラストが印象的でした。倫太郎とズオスにはどのような因縁があるのか非常に気になりますね。

 

 

 さて次回は本作5人目(敵側のカリバーを加えれば6人目)となるライダーが登場する模様。予告を見る限り力が全てと考えている軽薄そうな若者のようですが、彼が飛羽真たちとどのような会話を繰り広げるのか興味が湧きます。変身するライダーも最近増えてきた「忍者」モチーフのようですしとても楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:俳優。『555』の海堂直也をはじめとして、『ゴースト』や『シンケンジャー』『大怪獣バトル』など多くの特撮作品に出演していることで有名。イラストレーターとしても活動している。

*2:東京で帽子屋を営んでいた「新井卓也」という人物が考案したことからこの名称がつけられたとのこと。

2020年夏&秋アニメ簡易感想 その1

 

 

 いつの間にか10月、アニメで言うところの秋アニメのシーズンに突入しました。今季は延期といった事情もあり様々なアニメが集結した結果、群雄割拠の様相を呈しています。見たいものがたくさんあって大変!というのは贅沢な悩みというものでしょうか。

 しかし『ひぐらし』や『ダイ大』、『ストパン』の再アニメ化に『犬夜叉』の続編、ささらには『ウエストゲートパーク』のアニメ化と懐かし作品のラッシュを前に今は本当に令和なのだろうか?と脳の認識がバグってしまいそうになります。色んな意味で懐かしさと新しさを味わうことになりそうですね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

(※今回は前季の『Re:ゼロから始める異世界生活』の感想も加えて書いていきます)

 

 

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第38話「泣きたくなる音」

 これまでやけくそになっていたスバルが今回を経てようやく自分の命に目を向けるようになって感動しました。どこまでも自己評価の低い彼が「死にたくない」という願いを出したことでようやく前に進めた気がします。魔女たちもサテラが加わり一触触発の雰囲気になるかと思いきやスバルの考えを尊重したり或いは説教してくれて意外でした。彼女らも人でなしであっても外道というわけではないのでしょうね。(一方で自分のことを棚に上げてスバルの歪さを指摘してくる辺りは魔女らしいですが)

 そんな中サテラが突然ヒロイン度を上げてきてびっくりしました。「いつか私を殺しに来てね」という発言からして生きているのは確定らしいですし、最終的に真ヒロインになりそうな予感がしますね。

 そうして今回からようやく解決の一歩を踏み出せるかと思ったのにロズワールの野郎!!エルザたちに屋敷を襲うよう依頼していたことは薄々気付いてはいたものの、全てはスバルを「ぼくがかんがえるさいきょうのきし」にするためだったという事実にゾッとします。他者やエミリアの心を踏みにじってでも彼女を生き残らせようとするスバルこそが理想としているのが本当に救えません。これでスバルのことが普通に好きな辺りこの男もしや作者の分身なのではなかろうか・・・・・・

 そして物語は一旦中断し、続きは来年の1月に。絶望的な状況で終わってしまいましたがラストにスバルのことを殴って叱ってくれるオットーには幾らか救われました。やっぱり持つべきものはユージンだな!

 

 

ひぐらしのなく頃に

第1話

 平成のサブカル文化を代表する作品の1つがまさかのリブート。キャラデザが全体的に丸っこく可愛い絵柄になり、見始めた当初はかなり違和感がありました。がメインキャラを演じる声優陣の変わらない演技(特に梨花ちゃまは当時のまんまで田村ゆかりスゲェ!となりました)に和やかな日常の中に潜む不穏な作風などかつての雰囲気を思い起こさせる要素満載で見終わるころには「ひぐらしだった」という認識に変わりましたね。リメイク前のアニメのOPが流れ出した時なんか衝撃と興奮に包まれましたよ。

 一方で部活のゲームとして登場した「宝探し」など原作になかったと思うシーンもちらほら見かけました。ラストの梨花のシーンも何だか気になります。というか鬼隠し編のようなエピソード表記も見当たりませんし、もしかしたら原作にはない新しい展開を見せてくれるかもしれませんね。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第48話「三大破壊龍!地球最大の決戦!」

 体長が一回り大きい完全体と化したゼログライジスの本気がようやく判明。口から破壊光線を出すだけだった以前とは異なり、背中のドーサルキャノンや原始解放(ゼロブラスト)によって胸のコアから放たれる「Zi-END(ジ・エンド)」など攻撃方法が多彩になり見ているだけで楽しいです。何より疑似ブラックホールを作り出した時の衝撃からラスボスとしての風格が出てきたと感じましたね。それだけに負けじと作戦を立て、ゾイド総動員で迎撃の準備をするシーンはグッときます。(個人的にオーライオーライしているナックルコングのシーンがここすきポイント)

 そしてレオ陣営はイレクトラの本体と対面。自分のことをずっと前から見ていたことをサラッと明かしつつ仲間に引きこもうとするショタコンイレクトラにレオが触手で縛られそれだよ視聴者が求めているモノは!さらに半分ゾイド人間化されるというハードな目に遭う展開は中々にショッキングでした。上記のゼログライジスも含めてこの絶望的な状況を残り2話でどう解決していくか見ものですね。

 

 

呪術廻戦

第1話「両面宿儺」

 今をときめくジャンプの人気連載作の1つもついにアニメ化。「呪い」をキーワードにしているだけあってホラーチックな演出が至る所に散りばめられていて、平穏な日常の中に潜む非日常が上手いこと表現されていました。アニメの制作会社がMAPPA*1なだけあっておどろおどろしい呪霊たちとそれを相手にしたバトルが迫力ある構図と作画で描かれており満足度も高いです。

 主人公の「虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)」は平凡な高校生と見せかけて身体能力がデタラメに高かったり呪いや怪物に一切物怖じしない辺りが異質で、彼の態度を見ているだけで不思議な感覚に襲われます。しかし祖父の遺言から「自分が知っている人間には正しく死んでほしい」という考えで友人たちを救い出すシーンはカッコよかったです。誰かを助けるために一生懸命になれる主人公は何だかんだで好感が持てますね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第18話「ごめんねゲッタチャンス」

 序盤のカイゾーを作り直す気満々の遊我の純粋な恐ろしさを再確認した今回、まさかのロアの主役回であったことに少々びっくりしました。以前から名前は判明していたものの影が薄かった「平月太(たいら・げった)」とロアのデュエルを通じて2人の友情が描かれましたが、これまで自分のことしか考えていなかったように見えたロアの意外な一面が明らかになったのはかなり意外でしたね。

 自分勝手なところは相変わらずな一方、月太に対する全幅の信頼を寄せている言動の数々は彼なりに友のことを想っているんだなと感じました。月太が裏切ったのもロアに自分のことを見てほしかったという感情からきていることが一目瞭然でしたし、互いに互いのことを強く意識しているのがよくわかります。俺様な暴君でありながらも、自分を支えてくれる相手のことをよく見ているカリスマ性も兼ね備えているのが霧島ロアという少年なのかもしれません。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第1話「小さな勇者、ダイ」

 待っていました、あの往年の名作がついに再アニメ化です。いきなりアバン先生とハドラーの対決に加え、バランの過去まで描く一連の冒頭シーンに早速テンションが上がりました。この時点で「本作は原作の最後までをアニメ化してくれるだろう」と確信しましたね。

 1話ということでニセ勇者一行に攫われたゴメちゃんを救うために島のモンスターたちと協力して戦うダイの様子が描かれましたが、原作も当初はこういうテイストだったことを改めて思い出しました。「デルパ、イルイル」とかそういえばあったな~と懐かしい気分に浸りながらも気合が入った戦闘シーンは見ていて惚れ惚れします。こういった序盤の序盤も丁寧にやってくれる辺り本当に気合を入れて作られているのだと感じますね。次回はレオナとのイチャイチャが見られるようですしこれから毎週楽しみです。

 

 

 さて今季に限っては他にも見ているアニメは多数。簡易感想も久しぶりに2分割にして書くことになりそうですね。感想を書くのも一苦労だなと思いつつ、楽しんで見ていきたい所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:牙狼GARO> -炎の刻印-』や『ユーリ!!! on ICE』、『ドロヘドロ』などを製作したアニメ会社として有名。

デュエル・マスターズ キング 第23話「アバクもチェッキング!黒いカードのデュエリスト、再びぃ!」感想

零との邂逅

視聴者にとっては周知の事実を衝撃の真実の如く明かすシーンは中々にシュール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ボルツを励まし隊

 今回のデュエマキングは序盤から中々にショッキングな展開が待っていました。キング・オブ・デュエマッチ第2次予選でジョー、キラ、キャップらが順調に勝ち上がっていく中(スマイル王子がまた出てきてちょっとびっくり)、ボルツだけが負け続けるという事態に。20話でチョウキに敗北したことがきっかけで絶不調になっているとのことですが、正直違和感がありました。というのも20話においてチョウキに負けた後もケロッとしていたボルツが今さらになってスランプに陥るというのも変な話だからです。あと今回で2次予選敗退という結果に終わったのもあんまりですね。メインキャラである以上負けるとしても何かしらちゃんとしたイベントを用意してほしかったです。

 一方でその後ジョーたちが敗退したボルツを慰めようとする展開は良かったですね。サンバを踊りながらじりじりとボルツを追い詰めていく様子は若干押しつけがましかったですが、ジョーなりの優しさが感じられました。他にも「あいつ自身の問題だ」と厳しく突き放しておきながらジョーの提案にはノリノリになるキラや、スマホンに頼んでGPSでボルツの居場所を特定するなど相変わらず倫理的にどうかしているキャップなど、各キャラの行動がらしくてわかりやすいのも高評価です。(個人的に「HAPPY予選落ち記念日」と書かれたケーキを出してくるナチュラル鬼畜のキャップがすごいらしくてここすきポイント)良くも悪くもジョーたちのボルツへの想いがわかるシーンだったので今後のボルツの再起に期待したいです。

 

 

  • その名はJr.(ジュニア)

 今回もう1つの見所だったのがボルツを探している途中のジョーたちの前に現れたゼーロJr.とのデュエマ。冒頭宇宙から飛来する衝撃的な登場シーンを見せ、ジョーを連れ去りデュエマを申し込む中で彼が「ゼーロの息子」というとっくの昔に視聴者にはバレバレな衝撃的な真実が明かされるシーンは待ってました!といった気分で見ていました。キラたちからデュエマをやめるよう言われる中ゼーロの息子と知ってなおさらデュエマをやめるわけにはいかないと意気込むジョーを見ていると、彼にとってもゼーロの件は何かしら思うところがあるでしょう。前作のラスボスに対してジョーがどんな感情を抱いているのか非常に興味があります。

 他にも注目すべきはJr.の目的。父であるゼーロを討ったジョーに復讐をしにきたのではないかと劇中のキャラのほとんどは考えていますが、今回のやり取りを見る限りそうでもなさそうです。気になるのはJr.がジョーに対して放った「お前は俺の始まりであり、終着点だ」というセリフ。今回ジョーが生み出した新ジョーカーズ≪がんばれ!ガンバンジー≫に対して興味を示した描写からして、もしかしたらゼーロJr.の誕生にはジョーが関わっているのではないでしょうか?*1その場合Jr.にとってジョーもまた自分の生みの親になるのですが、自分の親の1人を倒そうとするJr.の目的がますますわかりません。現状何を考えているのか全く読めない彼の動向には目が離せませんね。

 

 

  • 那由多の宙(そら)に飛び立つ宇宙小僧

那由多(ナユタ) アストロ宙(チュウ)ノ 水/闇文明 (4)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零
パワー5000
▪️<ムゲンクライム>2(自分のクリーチャーを2体タップし、[水/闇(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のタップしているクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。その後、こうして引いたカード1枚につき、自分の手札を1枚捨てる。

 19話に続いてゼーロJr.が出してきたチーム零のカード。宇宙飛行士のような格好をしたクリーチャーで2等身のボディが非常に可愛らしい一方で、バックパックから鎌や鉄球、回転ノコギリなどの物騒な武器を構えているギャップが素敵なデザインです。ちなみにカード名にある「那由多」は漢数字の1つで”10の60乗”という途方もない数字を意味します。

 スペックはコスト4、パワー5000と平均的ですが、ムゲンクライム2を持っているため最速で2、3ターンで召喚することが可能です。パワー5000のクリーチャーを早期に出せるというだけで既に魅力的ですが、残りの2つの能力がさらに魅力を高めてくれます。

 まずは登場してから次の自分ターンの始めまで自分のクリーチャーにスレイヤーを付与する能力。ムゲンクライムの性質上小型を複数並べることが重要なチーム零にとって相手の大型クリーチャーを討ち取れるスレイヤー化はかなり有用です。また次の相手のターンにもスレイヤー化が適用されるため、ムゲンクライムのコストとしてタップしたクリーチャーが殴り返されるのを抑制したり並べたブロッカーで攻撃を防ぐなど、どちらかというと相手ターンでの活用が主になりそうです。

 もう1つの能力が手札交換。タップされている自分のクリーチャーの数だけカードを引けるため、ムゲンクライムでこのクリーチャーを召喚すれば最低でも2枚ドローしてさらに2枚墓地に送ることが出来ます。墓地肥やしとして活用するのはもちろん、墓地からでも出せるムゲンクライム持ちのカードを捨てておくのもいいでしょう。

 まとめると自軍の強化に加え、次のムゲンクライムへの布石も立てておける優秀なサポートカードと言ったところ。他にも墓地を活用したデッキでの活躍も見込めるのでそちらにも投入してみたいところです。

 

 

  • 夢の道を突き進む新OP新たな始まりを切る新ED

 そして今回からOPとEDが一新。OPの方は「アニソンの女王」とも呼ばれる水樹 奈々(みずき・なな)さんが歌う「No Rain, No Rainbow」。長年アニソンを歌い続けてきた奈々さんの圧倒的な歌唱力から出される曲の美しさは流石の一言。いつもの水樹奈々といった感じの曲調で色んな意味で”デュエマらしくない”のですが、そのテンポでジョーたちが動いている様子は非常に新鮮でこれもまた面白いです。歌詞も「夢」や「未来」といったワードを多用しており「自分だけの夢へと突き進む少年たちを応援する」内容に仕上がっているのがいいですね。(それでいて「切札」といったカードゲームらしいワードも入っているのが好印象)

 映像の方は前半ジョーとその仲間たち、そして彼らと戦うライバルたちを紹介したオーソドック構成。チラッと映ったサイキのキングマスターにヤベーことが書かれていた気がするけど今回はスルーそして後半からはクリーチャーたちのスピーディーな戦闘が高クオリティのCGで展開されており迫力満点です。これらの組み合わせにより、今後のジョーたちの戦いを大いに盛り上げてくれること間違いなしの王道アニソンに仕上がっています。

 EDはジョー編ではお馴染みの佐々木 李子(ささき・りこ)さんが歌う「スタート!」。佐々木さんの繊細な声から紡がれるどこか儚げで切ない曲調はそのままに、サビに入ってからはエンジンがかかったかのように盛り上がっていくのがこれまでとは違った曲に仕上がっていることを実感させてくれます。歌詞も「新しい始まり、その一歩を踏み出す勇気」を称える応援ソングになっており聴いているだけで励まされます。

 映像はシリーズ恒例となるクリーチャーたちが動き回る内容で、美麗なCGで表現されたクリーチャーたちが立場を超えて仲良くしている様子は見ていてほっこりします。それでいてサビに突入してからは鬼札王国の軍勢とモモキングたちが合戦を繰り広げているのが今までと異なっており面白いです。(OPの映像と同じように見せかけて微妙な違いが見られるのもポイントです)特にモモダチ3匹がモモキングと共に走り出す一連のシーンは歌詞も相まってどこかウルッときてしまいます。

 今回の新OP&新EDに対する期待と想いは下の記事で語りましたが、やはりいざ実物を聴いて見てみると非常にテンションが上がります。今後のアニメの展開も含めてますます毎週楽しみになってきましたね。

 

metared19.hatenablog.com

 

 

 

 さて次回はジョーVSゼーロJr.のデュエマ後半戦。今回のラストでデッキーが突然苦しみだしましたが、中盤道端に生えていたキノコを食べたことが原因であることは明らかなのでこの際あまり言及はしません。

 一方でジョーとJr.の戦いの行方は非常に気になりますね。話の流れからしてジョーが勝ってもJr.が勝ってもおかしくない状況なので勝敗が全く読めません。それだけに次回どちらが勝つのかとても楽しみです。Jr.のことをマークしているアバクの介入もあるようですし次回も重要なエピソードになりそうですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:前作『ズ!!』でジョーは零龍に生命の力を与えて勝利したのでそれが関係しているのかもしれません。