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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第11話「ラストミッション」感想

月面での邂逅

cv.石田彰のキャラの胡散臭さは異常

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前回のお祭りでの小休止を経ていよいよ次のストーリーミッション、に入る前に準備を始めることにしたヒロトたち。ここでミッション当日までの間別のミッションをしながらも普通に集まるようになったヒロトたちの姿から、この4人の関係に変化が訪れてきたことがわかります。劇中でパルが言っていたように、元々知り合いでもなんでもなく、たまたま同じミッションに参加したから結果的にチームとして組むことになった4人ですが、今やレジスタンスを助けるという同じ目的を果たすために協力しあえる仲間と化していて各メンバーの成長を感じます。例えばヒロトはまだ周りとの会話にぎこちなさを残していますが、それでもハッキリと自分の意見を出すようになっているのでかなり進歩していると言えます。

 また面白い変化をしていると思ったのがカザミですね。最初は普通のストーリーミッションとして村の住民やレジスタンスをただのゲームのキャラクターとして見ていましたが、いつの間にか彼らと友人のように接していることに彼の心境の変化を感じます。彼らのやりとりをイベントパートとして捉えている点は相変わらずですが、それでも村の子どもたちなどには本人も知らず知らずのうちに感情移入しているように見えます。しかし今回の終盤、レジスタンスのメンバーのことも認めていることがわかる発言もしていてそれ自体はとても素晴らしいことなんですが、まさかそれがあんな事態を引き起こすことになろうとは・・・・・・

 

 

  • 待ち続けるモノ

 ラストミッションの舞台と思われる宇宙に向かうため、軌道エレベーターを使うヒロトたち。そうして辿り着いた月面の施設にて、謎の存在「アルス」と遭遇します。一つ目たちを送り込んでいる張本人と思われるそのホログラムなんですが、意味深な発言を一方的に喋ってはヒロトたちを見て一方的に落胆して攻撃してくるなどかなり面倒な存在で重要キャラによく見られる主人公たちと視聴者置いてけぼりの展開を与えてくるので何とも言えない気持ちにさせられます。(特に石田彰さんの演技のせいで何だかすごく胡散臭い・・・・・・)ただ発言の節々から「何者か」の帰りを待ちながらこの施設を守り続けている、ということはわかります。この存在が待ち続けている者と村の住民たちが語る創造主。これらが関係あるのかどうか、もしかしたらこの両者は同一人物ではないのかという考えがよぎります。

 また個人的に気になったのがこの世界の住民を何故襲うのかということ。注目すべきは軌道エレベーターで向かう途中、宇宙の景色を眺めたフレディが先程までいた自分たちの惑星のことを「エルドラ」と呼んだことですね。地球が舞台だと思いきやここにきて地球とは別の惑星での出来事である可能性が出てきたので、「この世界が創造主が作り出したもので、アルスはこの世界の管理を任されているのでは?」「アルスが何らかのバグで暴走、もしくはこの世界の住民が予想外に成長したから削除しようとしているのではないか?」といった想像が次々出てきてしまいます。そしてゼルトザームを操るダイバーは創造主の関係者かもしれないとも思えてきました。いずれにせよ、この世界の根幹に関わる話になってきそうです。

 

 

 前述の通り、カザミの迂闊な発言によってアルスにレジスタンスの居場所を知られてしまったヒロトたち。脱出するも待っていたのは大群を引き連れたゼルトザーム、そして月だと思われていた静止衛星と巨大な砲塔という衝撃的な絵面に度肝を抜かされました。謎が謎を呼ぶ中、今まで以上に絶望的な状況に彼らはどう立ち向かうんでしょうか。気になるのは予告映像にて苦い顔をしたカザミの姿が映った場面で、ただでさえ前回不穏な空気が作られていたのにこの予告のせいでさらに不吉な想像が頭をよぎります。早く続きを見てみたいものの、見るのが怖くなってくるという矛盾した感情になってきてしまいますね・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。