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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第13話「この宇宙(そら)のどこかで」感想

約束の場所へ

4月まで待ちきれないよぉ!!

Re:RISE -e.p.-(通常盤)(特典なし)

Re:RISE -e.p.-(通常盤)(特典なし)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 異なる星(せかい)の現実(リアル)

 突然GBNどころか各所で通信障害が起こるという異常事態が発生して終わった前回。GBNにログイン出来ない中、メイの呼びかけでリアルで集まることになったビルドダイバーズ(仮)ですが、ゲームとリアルであまりビジュアルに差がないヒロトはともかく、

  • モビルドールのボディと謎のゴスロリ衣装を身に纏ったメイナナミさんグラサンとスーツ姿で何してるんすか
  • 実はヒロトよりも小柄な漁師の家の息子であるカザミ(トリマチ・カザミ)
  • 足が不自由で車いすを使用している大富豪の少年パル(パトリック・アレクサンドル・レオナール・アルジェ)

と各メンバーのゲームとは大きく異なる容姿には中々驚かされました。この辺りは「リアルとは全く違う自分になれるゲームの世界」ならではの面白さがありますね。また「海の男」発言をしてきたカザミの実家が漁師なのは予想通りでしたし、これまでパルが何度も発した「飛べない」発言に隠された意味が今回見せた車いすの姿から何となく察することが出来るなど、様々な予想が出来ます。

 そして仲間たちを集めたメイの口から衝撃の真実が一気に判明。「シドー・マサキ」という凄腕のSランクダイバーがかつてエルドラのミッションに関わっていたものの、半年前にログインしたまま意識不明に陥ったこと。GBN内に残されていると思われる彼の意識を探す仕事を請け負っていたメイの調査の末、彼こそがゼルトザームのパイロットで間違いないこと。そして何より、あのエルドラの世界はゲームのミッションの世界などではなく、地球から30光年先にある別の星で現実に起きていることだということ。(現在世界規模で発生している通信障害も前回静止衛星から放たれた極大のビームが原因の可能性があるっぽい)と、信じられない内容が次々と語られました。自分たちが今までやってきたのはゲームではなく、実際の戦いだという事実はガンプラが好きなだけのただの子どもに過ぎない彼らが受け止めるには重すぎてこれまでのビルドシリーズにはなかった緊張感を視聴者に味合わせてくれますね・・・・・・

 

 

  • 守るもののために立ち上がる者たち

 上記のショッキングな事実に、さらにシドー・マサキのようにログインしたまま戻れなくなるかもしれないという危険性をメイの説明から知ってもう一度エルドラに行くことを躊躇ってしまうヒロトたち。先程も書きましたが、彼らはただガンプラで遊んでいただけの子どもに過ぎないのでここまでの重荷を背負うのをやめてしまうことを責めることは出来ないでしょう。最初からあの世界とシドー・マサキを救おうとしているメイ以外は悩み続けますが、それぞれの答えを出して助けに行く決心をするシーンが今回とても良かったです。特にヒロトはこれまでずっと背負っていたイヴの死(さらっと目の前で消滅したっぽい事実が判明してこれは・・・・・・辛い)を思い出しながらも、ヒナタの励ましとイヴが残した「誰かのために頑張れるヒロトでいてね」という言葉から立ち上がる場面は劇中でヒナタが言ったようにこれまで経験してきたことは全てヒロトを形作っているのだということ、そしてその時の思いは本物であるということがよくわかります。

 他にもパルは村の子どもたちとの約束を果たしてもう一度飛ぶために、カザミはあの時泣かせてしまったままのあの少女のために、と各々の決意を見せて集結していくシーンは最後の最後に流れたOP演出も相まって最高でした。特別でも何でもない子どもたちが一度何かにつまずき、挫折しても大切なもののために再起(リライズ)を果たしていく・・・・・・ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』とは、そういう物語なのだと改めて理解することが出来ました。

 

 

 とまぁ再集結を果たしたビルドダイバーズ(仮)がフレディの助けに再び応えるところで今回は終わりましたが、次回はなんと2020年4月から、まさかの分割2クールであることが判明して驚きました。なまじ引きが最高すぎただけに、ここから3か月も待たされるとは生殺しにもほどがあります。しかしその3か月の間にここからより面白くしてくれると考えれば耐えられるかもしれません。

 何故GBNと別の惑星が繋がったのか?何故シドー・マサキは敵の手に堕ちたのか?そもそもエルドラの住人を襲う「一つ目」たちとそれを操るアルスとは何者なのか?様々な謎を残しつつ、物語はセカンドシーズンへ・・・・・・始まったらまた感想を書きあげるのでその時はよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。