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気まぐれ漫画簡易感想 その1

 

ブッダ 手塚治虫文庫全集(1)

ブッダ 手塚治虫文庫全集(1)

 

 

 大したことではないのですが、僕メタレドは密かに、そしてマイペース気味に漫画を買っては読んでいます。ただしアニメなどの映像媒体ほど積極的ではなく、買い続けている作品の新刊が出ても諸々の事情でスルーしたり、ある時意外な作品にハマってそれを全巻購入したりするなど、非常に気まぐれな読書生活を送っています。「そうして読んだ作品がこんなに面白かったよ!」ということを伝えたい衝動に時々駆られるので、今回はそんな最近読んだ作品の感想をいくつか書いていこうと思います。

 

 

 

 というわけで以下、漫画の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点EX 深海電脳楽土SE.RA.PH 第2巻

 CCCコラボイベントのコミカライズ2巻。前巻のラストに原作のシナリオにはいなかったイシュタルが登場するなど1巻の時点で大胆な改変が行われていましたが、今回はカズラドロップというそれ以上の爆弾を持ってきて衝撃を受けました。しかも完全なBB側とは言い難い言動や行動をするなど本作のBB陣営は一枚岩ではないことを予感させてくれます。そしてこれはキングプロテアやヴァイオレット辺りも期待していいのでしょうか?

 作画は相変わらずの美しさ。戦闘だけでなく教会で藤丸が見つけた”ある残骸”に想いをはせるメルトリリスや、トリスタンやエミヤオルタの戦闘シーンはどれも絵になる構図ばかりで素晴らしいの一言です。またトリスタンはシリアスに振る舞う一方でパッションリップの脅威を擬音で説明するコミカルさも併せ持っていて楽しいキャラクターなのが見てて面白かったですね。そしてラストに登場した謎のセラピストさんは見た目通りの聖人なんでしょうねー(棒)

 

 

がっこうぐらし! 第12巻(最終巻)

 旧ブログでもアニメの感想を書き、長年追い続けてきたこの作品もついに完結。巨大な力や残酷な現実と戦ってきた学園生活部が巡り巡って最初の学校に戻ってくるという初っ端から最終盤らしくて好みの展開をやりつつ、各メンバーの行動が結果世界を動かす展開は本当に感動しました。ご都合主義とも捉えられるかもしれませんが、当初現実から目を背けて幸せな幻想に籠っていたゆきが「学校」とそこで出来た「仲間」を通じて誰よりも成長した姿にずっと彼女を見てきた身としては感慨深くなります。

 また個人的に印象に残ったのがみーくん(美紀)周りのエピソード。途中で道を違えた親友と衝撃の再会を果たした時にはまさかここで回収するのか!と驚きましたが、みーくんにとって彼女は学園生活部と同じくらい大切な存在だからこそ有耶無耶にしないという書き手の誠意が感じられます。他にも終盤で活躍する自堕落同好会や実質アニメオリジナルキャラなのに原作でも重要キャラだったかのように振る舞ってる太郎丸など見どころ満載で最後までハラハラしながら読んでいました。

 そんな素晴らしい作品と出会えた幸福に感謝を。そして原作、作画の皆さま、この作品をここまで書ききってくれて本当にありがとうございました!!

 

 

幸色のワンルーム 第7巻

 やばいメッチャ面白い。前回の時点で面白かったのですが、今回はそこから一歩踏み込んだ感じで面白かったです。逃亡生活を続けている幸とお兄さんの現状のを指摘し、新たな選択肢を示してきた松葉瀬も過去に虐げられていた者だからこそ彼女たちの関係にズケズケと踏み入って「このままでいいのか?」とストレートに言えることには納得しかありませんでした。こちらがおもっていた2人の関係の歪さを本編でズバズバ言ってモヤモヤを晴らしてくれる辺り、彼はトリックスターとしては非常に優秀なのかもしれません。

 そんな彼の提案を受け入れた方がいいと頭でわかっているものの、どこか否定したい幸の感情の揺らぎも非常に興味深いです。今まで「利害の一致」で共に行動してきたお兄さんと離れたくないという気持ちの正体がわからず困惑したり、母の幻影に再び苦しめられる様子は彼女がここにきて不安定になり始めているように思えます。後半死にたがりのように見えて、実は心の奥底では誰かに救ってほしいと願っている自殺未遂女とこれまた厄介な人物(この作品探偵コンビ以外変な奴しかいねぇ・・・・・・)まで出てくるわ飽きの来ない展開が続いて一気に読み進められました。

 

 

 

  こんな感じで今後も不定期に漫画の簡単な感想を書いていきたいと思っています。次回いつやるかも未定で、感想を書く作品のジャンルもバラバラで非常に読みにくいと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。