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2020年冬アニメ簡易感想 その23

 

ZOIDS ゾイドワイルド ZW26 キャノンブル

ZOIDS ゾイドワイルド ZW26 キャノンブル

  • 発売日: 2019/07/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 『ゾイドワイルド ZERO』、毎週楽しく見ているんですが、劇中の本能解放(ワイルドブラスト)の描写を見るたびに思うことが1つあります。それは進化解放(エヴォブラスト)と兵器解放(マシンブラスト)の違いとは何か?という疑問です。進化解放は前作における主人公勢の本能解放の延長線上のようなもので、兵器解放はその名の通り兵器を持ったゾイドの本能解放なのはわかります。しかし劇中では明らかに逆ではないかと感じる場面が多いのです。

 名前からし銃火器をフル装備したゾイドであるガトリングフォックスが兵器解放ではなく進化解放なのはかなり変に感じますし、またアルドリッジ仕様のファングタイガーも見るからにライガー系統と同じ進化解放なのに兵器解放と叫んで使用することに違和感がありまくりです。現状進化解放は共和国軍(とその協力者たち)側、兵器解放は帝国軍側という風に分けられているのでそれ以上の深い意味はないのだろうなとも思います。でも個人的にはこの世界における本能解放の認識も含めて、そこらへんをハッキリと分類してほしいなぁ、ともつい思ってしまいます。

 あと仮に、もし帝国軍所属のリュックが帝国を裏切って共和国側についたとして、相棒のキャノンブルの本能解放を進化解放に言い換えるのだろうか?などどつい妄想してしまいますね。

 

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ゾイドワイルド ZERO

 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」

 前回の時点で暴走気味だったレオでしたが、サリーを助けられなかったギレルに噛みつくわ軍の命令を無視して1人で基地に向かうわと今回もやりたい放題でした。以前「レオは目上の人に対する口の利き方が丁寧すぎて心配になる」と書きましたが、こうして頭よりも先に体が動いてしまうところを見ると彼も年相応の男の子なんだということがわかりました。それでいてキチンとサリーを救いに来れる実力の高さは軍人顔負けですが。(それはそれとして今回壊れた橋を渡るために進化解放していたんですけどあれ意味あったんですかね?)

 一方サリーはランド博士が思い出の父親と同じという事実に苦悩していましたが、今回明かされた彼女の回想シーンでこの頃からゾイドを強くすることに固執していたみたいだしあんまり変わってないのでは?とちょっと思ってしまいました。ここまで来ると幼少期のサリーに優しくしていたのも本当か怪しく感じます。さらにメルビル少尉が博士に育てられたという事実も判明し、父親を止めようとする実の娘(サリー)VS父親を助けようとする義理の娘(メルビル)という構図に今後なっていくのだろうと感じましたね。

 

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

第13話「たったひとつの道しるべ」

 鶴乃ら仲間たちが敵の手中に落ち、さらにいろはまでも生死不明になりみかづき荘メンバーがほぼ全滅するという衝撃の第1シーズン最終回でした。これまで彼女たちが日常の中で少しずつ絆を深めてきたからこそ、今回仲間を失ったことによる喪失感が凄まじいことになっています。特に過去に2度も仲間を失ってきた故にチームを作ることを躊躇うやちよさんのために、いろはが自分が強くなったことを示して「いなくなったりしない」と安心させた後にこのラストとは・・・・・・やめて!やちよさんのライフはとっくにゼロよ!

 また前半のラスボスとしてなんか変な格好になったマミさんが立ちはだかるのは意外でしたが、それ以上にさやかが参戦した時の盛り上がりが半端なかったです。腕が飛ばされようともマミさんを止めるために戦う姿は非常にカッコよかったです。やちよさんをさりげなく助けた場面といい、メンタルさえ安定していれば非常に強くて頼れる存在なのだろうと感じます。(あとマミさんの口ぶりからしてまどかも既に魔法少女になっているようですね)

 かえでや洗脳された(ように見える)鶴乃たち、さらに1話以来全く出番がなかった黒江までもがマギウスの翼に入り灯花たちの思惑通りに進んでいる感じが何とも言えない気分にさせられます。マギウスたちの「魔法少女の救済」の果てには何が待つのか?ラストでアリナが口にしていた「ワルプルギスの夜」と何か関係があるのか?そして現状全く明らかになっていないういの行方は如何に?多くの謎を残したまま、第2シーズンに続いていくことになりました。いつ始まるかはまだわかりませんが、楽しみにして待っていたいと思います。原作のゲームをやれって?FGOデュエプレアズレンと3つもソシャゲ掛け持ちしてて忙しいのにこれ以上増やせませんよ・・・・・・

 

総評

 物語は第2シーズンに続きますが、いつ始まるかは今のところ未定らしいので現時点での総評をば。

 『まどか☆マギカ』の外伝ということでどんな陰鬱な物語になるのかと戦々恐々しながら見始めましたが、妹の行方を探す主人公が街に広がる「ウワサ」に遭遇しながらこれを退治していくというオカルトミステリー路線で少し意表を突かれましたね。それでいて本家のテーマの1つである「思春期の少女の心の不安定さ」を余すことなく描写し、同時に彼女たち魔法少女の過酷な運命にもキチンと切り込んだ内容になっていました。しかし主人公のいろはを取り巻く仲間たちの日常を盛り込みなど彼女たちが少しずつ仲良くなっていく過程も描くことで本家以上に見やすく取っつきやすい作風に仕上がっていたと思います。(あとキュゥべえがあんまり出てこないのでかなりストレスフリーで見れました)本家の要素を引き継ぎつつ、全く新しい間口を開いた外伝に相応しい作品で楽しんで見れました。第2シーズンも楽しみです。

 

 

理系が恋に落ちたので証明してみた

第12話(最終話)「君に恋ができる事を証明してみた」

 氷室が突然いなくなり2人の仲はどうなるのかと心配しましたが、何だかんだで仲直りして最後にキスまで出来て良かったです。雪村が氷室を見つけ出して場面でOPが流れた時にはテンションが上がりましたが、直後にOPが止まっていつものギャグが始まり、かと思いきやまた甘酸っぱい雰囲気になっていくラブとコメディのジェットコースターには色々と困惑しつつも笑いながら見てました。やはりこの2人はこうでなくては!と思えるくらいには雪村と氷室のことが気に入っているのだと感じましたね。

 しかし氷室のプレゼントを破壊した犯人であった山本さんに関して特にお咎めがなかったのは気になりました。登場人物との人間関係をドロ沼にしないための配慮とはいえ少しモヤモヤしてしまいます。(一応大量の請求書という制裁は受けましたが)まぁ面白い漫画を描くためなら自分だろうと他人だろうと利用するというキャラクター自体は嫌いではないのでほどほどにしてくれればいいですけどね。

 

総評

 1話の感想で語った通り「頭のいいバカたち」の物語でした。「好き」という気持ちを証明するためにどこか的外れに見える実験を繰り返すズレたキャラクターたちのやり取りは最初から最後まで安定感があって、本当に楽しくみることが出来ました。しかもただ単にズレた奴らばかりにするのではなく、奏ちゃんや虎輔のような常識人寄りのツッコミ役を配置することで主人公たちの変な部分を面白おかしく描写していたので、実はかなりコメディものの基本に忠実な作品だったと思います。昨今のアニメでよく見られる「学べる要素」についても理系用語など普段耳にしないものをそこそこ丁寧に解説してくれていたのでちょっとだけ勉強になりました。まぁ詳しいことはググれみたいな丸投げ解説が結構あった気がしますけど。

 そして今作で特に気に入ったのが虎輔と棘田の関係ですね。幼馴染の延長戦で憎まれ口を叩きあう気やすい関係ながら、絶妙に悶えさせられる要素がてんこ盛りで見てて何度も壁を叩きたくなりました。この2人は今の関係を維持したままそこそこ進展してほしいところですねぇ。

 

 

 見ているアニメが次々と終了し、もう3月も終わりに差し掛かってきたことを感じます。4月からは新年度ということで様々な作品が始まるので、これからどの作品を見るか、どの作品の感想をブログに書いていくかで悩むことになると思いますが、これからもよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。