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仮面ライダーゼロワン 第37話「ソレはダレにも止められない」感想

彼らを信じたお前を信じろ

副社長がいきなりカッコよくなってて困惑しながらも感動してしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 信じぬく者たち

 前回アークゼロに一方的にやられてしまった或人から始まった今回のゼロワン。その力の凄まじさに打ちのめされてしまい、その結果人工知能に対して恐怖を感じるようになった或人を見た時は驚きました。これまで誰よりもヒューマギアの可能性を信じてきた彼がこうして信じていたものを恐れるようになってしまう光景はかなり新鮮でしたね。

 そんな或人と救ったのが福添副社長というのもまた意外性があって良かったです。序盤では社長の座を奪った(?)彼を蛇蝎の如く嫌い貶めようとし、中盤のお仕事勝負のラストでは先代社長の教えを守るために会社に残るという男気のある決断をしてみせた副社長がこうして或人の考えを認め、叱咤激励してくれるシーンは情熱的で地味に感動してしまいました。ここに至るまでの或人との自然なやり取りがあまりなかったうえ関係ない市民に被害を与えようとする垓を失脚させるために接触してきたため若干唐突感が否めませんが、当初は主人公の邪魔ばかりしていた人物がデレる展開は本当に好きでついに来たか!という喜びのほうがデカいので個人的にはあまり問題ではないです。むしろ今後この2人がどうやって協力しあうようになるのかが重要だと思うので温かく見守っていきたいですね。

 

 

  • 瞬足の孤狼

 アークゼロの復活に反応して滅亡迅雷.netメンバーも本格的に始動。その中で注目すべきはやはり亡の初変身でしょうか。

 

ジャパニーズウルフ!

フォースライズ!

ジャパニーズウルフ!!

 

Break Down.

 

 というわけでついに登場した「仮面ライダー」。滅ら他の3人と比べて遅めのお披露目となりましたが、ようやく変身してくれたことにほんの少しだけ興奮しました。

 外見は非対称なマスクや薄そうな装甲など他の滅亡迅雷のライダーと異なっていますが、軽装なため他と比べて身軽そうな印象を受けます。両腕からオオカミの爪を出し、俊敏な動きで相手を放浪しつつ切り刻むというスピーディーな戦闘スタイルはゼロワンではバルキリー以外あまりいない珍しい部類だと思うので*1面白そうです。(ニホンオオカミがモチーフなのもかつて体を共にしていた不破との関連性を感じてついニヤリとしてしまいます)ただ変身して1番最初にやったことが垓の服をすれ違いざまに切り落としてパンツ一丁にするというかなりしょぼい内容だったのは残念でした。結局あのシーンの亡と雷は何しに来たんだろうか・・・・・・宣戦布告?

 

 そんな挑発のおかげでZAIAと滅亡迅雷との対決がついに勃発。しかしZAIA側はA.I.M.Sの隊員のほとんどがアークゼロの覇王色の覇気威圧によって気絶させられ、残ったバトルレイダーも早々に片づけられてしまったので結局サウザーが1人で相手をすることになっていましたが、それでも4人相手にそれなりに善戦していたサウザーには感心しました。

 そんなサウザーですら一方的に蹂躙し、戦う意志を取り戻したゼロワンとの対決でも苦戦することなく勝ってみせたアークゼロにはただただ驚愕するしかありません。今回だけで必殺技を3回も披露しましたし、前回に引き続きボスキャラとしての圧倒的な存在感を示してくれたかと思います。

 

 

 今回は他にも不破と唯阿の和解シーンがあってほっこりしました。ただ唯阿が不破に心を開くようになったきっかけにまたもやアイちゃんが絡んでいることに若干苦笑いしてしまいました。人類に必要なのは実はヒューマギアではなく全肯定してくれるAIなのでは・・・・・・?という疑惑がつい浮かんでしまいます。しかし今回は上記の副社長の言葉や亡の変身など、以前から見たいと思っていたシーンを連発してくれたので全体的には大満足です。

 

 

 そして次回はまさかの垓との共闘が展開されるようで少し驚きです。或人とは徹底的に敵対していた垓がどのようにして手を組んでくれるのでしょうか。ここまで視聴者へのヘイトを集め続けてきた以上味方になるならそれなりに納得出来る理由がほしいところですが、現状どうなるのか全く予想がつかないので気になるばかりです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:個人的にですが、ゼロワンに登場するライダーはどっしりと構えて戦うようなイメージを持った者が多い印象があります。