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デュエル・マスターズ キング 第12話「SOS、紙飛行キング!ナゾのMOMOタウンに潜入ぅ!」感想

ももを尋ねて三千里

MOMOタウンはなんか怖くてあまり行きたいとは思えないですね・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 狂気に満ちた世界で繰り広げられる因縁の対決

 前回突然やって来たミノマルからももちゃんがさらわれたことを告げられたジョー。というわけでキラたちと協力してももちゃんの行方を探すことになる中、彼女が飛ばしたと思われる紙飛行機を頼りに謎の遊園地「MOMOタウン」に突入することになりました。

 とここまでは基本的に順調だったものの(モモキングがちょっと面倒くさかったけど)、MOMOタウンに辿り着いてからはかなり恐ろしい世界が展開されて驚きました。まずMOMOタウン自体がももちゃんを模したアトラクションで埋め尽くされているという狂気の産物であり、それらをももちゃんと認識して楽しみだすジョーたちの姿にも愕然としてしまいました。まるで世界が少しずつおかしくなっていく様子をまざまざと見せつけられたかのような気分です。(遊園地自体に洗脳装置でも設置しているのでしょうか)

 そのMOMOタウンを管理している「門番鬼の助」もこれまた曲者。自身を「ももちゃんの恋人」と言い張るそのストーカーっぷりは絶妙に気持ち悪くてしばらく脳裏に焼き付いてしまうほどでした。それでいて手持ち無沙汰になった途端キラたちのデュエマを実況するなどノリが良い点は面白いですね。

 

 一方で今回鬼の助とデュエマする権利を得るために始まったキラVSボルツの因縁のデュエマは良かったです。この2人はジョー編初期から何かと因縁があり、1年目は何度か激戦を繰り広げてきましたがそれ以降はあまり戦うことがありませんでした。それ故に久しぶりにライバル的関係の2人が全力でデュエマをする様子をしっかり見れたことに喜びを感じます。

 肝心のデュエる描写もキラの≪正義≫がシールドになった瞬間そのシールドを先にブレイクすることでトリガー化と防ぐボルツ、それに負けじと≪絶・拳・一・番≫でボルツのクリーチャーを除去しつつギャラクシールドを再利用するキラと、参考になるテクニックを披露しながら一進一退の攻防を繰り広げる2人のデュエマは非常に見応えがありました。最終的にボルツが勝利しましたが、どちらが勝つのかわからないドキドキの対決を見れて大満足でしたね。

 

 

  • 爆熱!ゴッ○フィンガー!!

ダイナボルト・ブラスター 火文明 (4)
呪文:チームボンバー
▪️このターン、自分のクリーチャーすべてに「パワーアタッカー+4000」「パワード・ブレイカー」「スピードアタッカー」を与える。(それぞれ、攻撃中のパワーを+4000され、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクし、召喚酔いしない)

  ボルツがキラとのデュエマのキメとして唱えた必殺呪文。イラストと名前からして≪爆龍皇 ダイナボルト≫の必殺技のようです。ただ後述の理由からダイナボルトと併用するのは難しそうなのが気になりますね・・・・・・

 効果は自軍のクリーチャー全てに「パワーアタッカー+4000」「パワード・ブレイカー」「スピードアタッカー」を付与するというもの。これらの3つの能力を与えるのにコストが4もかかるのは若干コストパフォーマンスが悪いように思えますが、≪ダイヤモンド・ソードがコスト3であることを考えるとそう悪いものではありません。味方全員に付与出来るためあらかじめ展開すればするほどお得になりますし、何よりパワーが最低2000のクリーチャーを攻撃時W・ブレイカーの中型に変えるのは十分強力と言えます。小型クリーチャーを大量に並べるウィニーデッキではダイヤモンド・ソードと同じような感覚で使用出来るかと思います。

 類似カードにはこちらよりコストが2重い≪カンクロウ・ブラスター≫が存在しています。*1あちらはパワーとブレイク数増加の安定性が上の他、ブロック貫通と呪文限定のアンタッチャブルも付いてくるなど攻撃性能で勝っているもののスピードアタッカー付与がない分速効性ではこちらに分があります。

 またこのカードはチームボンバーの種族を持っていますが肝心の他のチームボンバーとの相性はそれほど良くありません。というのもこの手の呪文の効果は「唱えた時点でバトルゾーンにいるクリーチャー」にのみ適用されるもので、その後出てきたクリーチャーには付与されない場合がほとんどです。当然このカードの効果もその時点で場にいるクリーチャーにしか作用しないため、マジボンバーで攻撃中に展開するのが基本のチームボンバーとはいまいち噛み合っていません。

 とはいえ使い方によってはかなりの爆発力を秘めたカードであることは確かです。種族に囚われず、様々なウィニーで使ってみたいですね。

 

 

 ボルツが勝利したことにより彼と鬼の助のデュエマはついに始まるのかと思いきや、結局相手を物理的に排除してしまったのは少し残念でした。鬼の助は見た目と名前からして鬼札王国を使ってくるであろうと考えているのですが、この男がデュエマをする時が来るのか気になるところです。

 次回はいよいよももちゃんのいる城に突入するものの、何故かゲーム的なロールプレイをさせられる模様。「ピーチ姫(ももちゃん)を助ける」ということからマリオかと思っていたんですけどドラクエの方だったか~謎の大魔王なる人物が果たして何者なのか、というかももちゃんをさらった目的が本当に彼女を独り占めするだけなのかという疑問が湧いてきます。鬼の助の背後にいる人物は果たして何者なのでしょうか?

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:カード名が酷似している点からこのカードを意識していることが伺えます。