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2020年夏アニメ簡易感想 その12

 

ポケットモンスター M-094 モンコレ ヌマクロー

ポケットモンスター M-094 モンコレ ヌマクロー

  • 発売日: 2011/06/18
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 アニポケが10月からゴールデンタイムに戻ってくるのに対応してか、ガラル編が始まる模様。リオルがルカリオ、ラビフットがエースバーンに進化しているのも含めて早くないか?とも思いますが『サン&ムーン』もこの辺りの時期にほしぐもちゃんが出てきて話が動き出した印象があるので割といつも通りなのかもしれません。27話で説明されたガラルの伝説などの伏線がいよいよ回収されるようでワクワクします。

 新ビジュアルにはミュウにミュウツー、サンダーにスイクンなど懐かしの伝説ポケモンも映っていてこの面子がガラル地方とどう絡むのか興味深いです。しかし個人的にはそれ以上にやたら存在感を放っているヌマクローが気になって仕方がありません。場違い感もすごいしお前は一体何なんだ・・・・・・!?

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第36話「死の味」

 前回スバルが「地獄を味わうのは俺だけでいい」って決意した矢先にこれだよ!!死にたがっているベアトリスや2章で暗躍した魔獣使いの正体がメィリィであることがわかるなど問題がどんどん積み重なっていき彼の周りの人々がどんどん死んでいく様子があまりにもエグすぎました。ロズワールに至っては目的達成のためならば自分を慕うラムや、それどころか自分自身さえも犠牲にする様子に恐怖を感じます。死に戻りを持っているわけでもないのに簡単に「今」の自分を切り捨てて「次」の自分に望みを託す姿は狂気に満ち溢れていてゾッとしました。

 何より、今回特にヤバかったのは心が壊れたエミリアですね。スバルに対して好意を振りまいていて最初サテラが乗り移っているのかと思いましたがそんなことはなくただ周囲の人々と環境に追い詰められて精神が崩壊したからだというのが恐ろしいです。唯一の支えであるパックがいなくなるだけでこうも簡単に折れるほど彼女の心が脆いとは・・・・・・スバルもスバルで「エミリアが俺に好きだなんていうはずがねぇ」とブチギレるなど自己評価が低すぎて見ていられません。さらに本章ではもう5回くらい死んでいますが解決の糸口すら見つけられていないことに絶望を覚えます。この地獄は一体いつまで続くんだろうか・・・・・・・・・・・・

 

 

デカダンス

第11話「engine」

 システムに支配されないまま暴れまわるガドル「オメガ」の恐ろしさが存分に発揮された前半。状況に応じて進化を続けてあらゆる対抗手段を受け付けなくする様子は『シン・ゴジラ』を彷彿とさせます。さすがのシステムも匙を投げてゲーム終了を判断することになりましたが、そのおかげでカブラギたちが好き勝手に行動出来ると考えると中々にスカッとする展開です。

 ジルが元々デカダンスの開発メンバーだったこともわかり、彼女の発言の多くが意味深に聞こえるのが印象的でした。特に彼女の語るシステムとバグの話はシステムを「一般社会」に置き換えるとこの作品におけるバグに関しての考えが何となく伝わってくるので興味深いです。彼女がボソッと呟いた「デカダンスに残したバグ」が何なのかも気になるところ。

 そして終盤のカブラギとミナトの会話が印象的でした。ナツメやサルコジのように「自分は何をしたいのか」がわからずシステムに従い続けていたミナトがカブラギの「自分が正しいと信じることに突き進む姿」を見て吹っ切れる様子は本当に良かったです。司令官として「デカダンス起動!」と叫ぶ姿が最高にカッコよかったです。他にもついにタンカーに遭遇したもののすぐに受け入れる圧倒的なコミュ力を発揮するナツメなど最終回に向けて一気に盛り上がってきたので次回が待ちきれません。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第46話「氷上の端末争奪戦」

 今回は未だに続く端末を巡る戦いが新帝国(構成員2名)の介入によって余計ややこしい小競り合いになってしまった印象でした。シーガルは端末を人質に無茶な取引を強引に成立させようとするなどやりたい放題でしたが、強い帝国を夢見て反乱を起こしたことを話す様子が実にロマンチストで憎めないキャラクターに仕上がったと思います。このおじさんがここまであざとい萌えキャラに変貌するとは思いもしませんでした。

 一方で彼に付き従っていたスピーゲルは冷静で地球崩壊の危機が迫る中即座にシーゲルと手を切る判断の早さを見せるなど全体的にカッコよかったです。搭乗ゾイドを最終的にドライパンサーに戻している点も好感が持てます。アルドリッジ含めて新帝国の3バカの出番はこれでもう終わりかと思われますが、本編後のコーナーでの微笑ましいコント含め最後の最後に愛されキャラになって良かったですね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第16話「デュエルを洗う男」

 ロミンとルークの本格的な和解が描かれた回。ロアに言われるがままに遊我を利用してきたことを悔やみ、謝りたいと思っているロミンは実に健気で可愛らしかったのですが、勝手なルークにキレてそのノリでデュエルに勝つ展開には笑ってしまいました。一方ルークはロミンのことを未だにスパイ呼ばわりしている様子が少しウザかったものの、最終的に彼女の頑張りを認めてくれたのは良かったですね。久々に彼のパウリエフェクトが活躍したのも面白かったです。

 今回のゲストキャラ「洗井新太」は皿洗いに関しては綺麗好きであるのに反してデュエルではディスクに細工してイカサマチートを行う汚い男でした。遊戯王でインチキをしてくるプレイヤーというと『ZEXAL』の陸王&海王を思い出しますが、こういった反則行為をする相手を正攻法で叩きのめす展開はやはりスカッとしますね。そんな彼をけしかけた張本人「西園寺ネイル」もいよいよ登場。彼の目的など非常に気になります。大物ぶっているけど負けたらネタ要員になるんだろうな

 

 

ポケットモンスター

第38話「奇跡の復活、化石のポケモン

 「ポケモン交換」と同じように最近のアニメではあまり取り上げられなかった「化石」にスポットが当たった回。ほんの少しの化石や琥珀だけで当時のポケモンを蘇生出来るこの世界の技術力には改めて驚かされます。ストーリーでは復活した途端暴れまわるプテラに寄り添うゴウが印象的でした。プテラが「気が付いたら知らない場所にいたため怖がっている」ことを見抜き、怯える相手に手を差し伸べるゴウの優しさに涙が出ます。前々回と前回に続いて彼が少しずつ成長していることが実感出来るのが良いですね。

 また今回は何といってもゴウのゴルーグの活躍が最高の見所でしたね。プテラの攻撃を耐え抜き一撃で勝負を決める”肉を切らせて骨を断つ”戦法を見事に成し遂げた時はそのカッコよさに惚れ惚れしました。ゴウの指示に冷静に対応する様子といい今後の彼の主戦力になってもいいくらいです。また14話で登場した隊長さんそっくりの団長さんが登場したのも興味深いです。このおっさんはもしかしたらジョーイさんやジュンサーさんと同じ「そっくりさんが複数存在する」枠なのかもしれませんね(団長さんは隊長さんのことを知らないみたいだけど)

 

 

 アニポケもどんどん盛り上がっていている中、物語がハイペースで進んでいることにちょっとした不安も覚えます。そんなに話のネタを消費していったら3年目くらいでネタ切れにならないか?とついつい考えてしまいますが、今回のサトシの目標が「ダンデと戦うこと」だと考えると最後にチャンピオンワールドシップを描けばいけるのかなとも思いました。何にせよ今後も楽しんでみていきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。