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2020年秋アニメ簡易感想 その4

 

 

 

岸辺露伴は動かない』まさかの実写ドラマ化決定。

 これには意表を突かれました。4部の実写映画とはまた別に『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化、しかも岸辺露伴が主人公の人気スピンオフの方を取り上げるという選択肢は意外でしたね。NHKで放送、しかも脚本を務めるのはアニメジョジョのシリーズ構成でお馴染み小林靖子(こばやし・やすこ)氏とかなり気合が入っていることが伺えます。高橋一生(たかはし・いっせい)さんが演じる露伴が映ったキービジュアルの”わかっている感”からしても期待出来ると思います。

 ちなみに放送するエピソードは「富豪村」「D.N.A」「くしゃがら」の3編とのこと。個人的には最初に公開されたエピソードである「懺悔室」が好きなのでそっちもやってほしいのですが、あちらは本当に露伴が動かないうえ話にも関わらないのでドラマでやるのは難しいかな、とも思っています。そう考えると露伴が適度に事件に巻き込まれていく富豪村などは確かにナイスなチョイスだと言えます。そういった意味でも放送が楽しみですね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第1話「にっこりカフェの魔法使い」

 

 難民よ、ごちうさは帰って来た!!(5年ぶり2度目)

 

 はい、というわけで三度この癒しの時がやってきました。製作会社が変われども、ココアやチノたちの可愛さは決して変わらず!この「可愛さ」の暴力でぶん殴りにくる内容であまりにも懐かしく、そして心地がいい。この優しい世界は本当に癒されますね。

 また今回注目したのがチノの数々のシーンですね。ラビットハウスの新制服製作の内、ココアに合う色の生地を探すのに必死になる場面は彼女も自分の感情を積極的に出すようになったなぁと実感します。他にも後半泣きじゃくる迷子を泣き止ませようと四苦八苦している様子も微笑ましかったです。つっけんどんな態度が多かった1期の頃と比べると全体的に丸くなった印象がありますね。そんな彼女を励まそうとするココアが彼女の母の遺した生地や手品セットを使う構図も素晴らしいです。今季屈指の癒し枠として楽しめそうですね。

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第2話「海ほたる海上突撃戦!」

 前回に引き続きクラウが館山基地の面々と打ち解けるまでが描かれましたが、個性の強いキャラクターとのそれぞれのやり取りを相変わらずの良テンポでやってくれるので1話と同じように楽しく見ることが出来ました。特に宮古のムードメーカーぶりは素晴らしいですね。彼女がいるだけで作品の空気が一気に明るくなります。また普段はだらけているのに対してピラーが現れるや否やすぐさま仕事モードに入る一般職員たちの切り替えの早さも素敵です。

 戦闘シーンではサブタイトルにもある海ほたるを戦場に空戦が繰り広げられる前に「海底トンネルを通って敵の懐に潜りこむ」作戦が展開されたのが面白かったですね。暗いトンネルで英霊機が飛び回るという他作品では見られないような貴重な絵面にはワクワクしました。各キャラの戦法もそれと合わせた個々の活躍もしっかり用意しているところに好感が持てます。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第2話「西一番街ブラックバイト」

 前回から登場しているタカシ率いる「G-Boys」と新興の「レッドエンジェルス」という2つのカラーギャングの勢力を描いた第2話。若者のみで構成された不良集団ながら組織力が高いのはそれぞれのリーダーのカリスマ性があってこそでしょうか。一応は互いに牽制しあいながらもいざという時は即座に協力出来る関係はどこか若者らしいとも感じられます。(またマコトはどちらにも属さない一方で双方に顔が利くのが流石ですね)

 そして今回は現実でも度々取り沙汰されている「ブラックバイト」が取り上げられました。罵倒や不良たちを使った暴力で徹底的にバイトたちの心を疲弊させていく様子はとても生々しくて見ていて辛かったです。その問題もどうにか裁判に持ち込むことで解決出来たものの喧嘩のシーンはタカシたちが強すぎるせいかあっさり決着がついてしまい若干カタルシス不足に感じました。

 一方でレッドエンジェルスのヘッド「キョウイチ」が冒頭で見せたダンスシーンは非常に良かったですね。レッドエンジェルスの宣伝にもなっている彼のモダンダンスを綺麗な作画で見事に表現し切っていました。こういった芸術的なシーンにも力を入れてくれるのはとてもいいことだと思います。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第2話「結成ストライクウィッチーズ

 奮闘するもピンチに陥る芳佳、そこに駆けつけるかつての仲間たち!そして再結成、ストライクウィッチーズ!!と王道をまたもややってきました。2期でもやっていた流れなので既視感が強いですが、彼女たちが集結した時の安心感と盛り上がりはやはり半端ないです。久しぶりの再会でありながらすぐさま抜群のチームワークを発揮する辺り501の練度の高さが伺えます。

 また仲間たちの救援が来るまでの間単身で戦う芳佳の成長も今回の見どころでした。氷山で身を守る敵ネウロイの本体を探すべきだと判断する様子は考えなしで突っ込んでいたあの頃と比べるとちょっと思慮深くなったんだなぁ、と感動します。まぁ前回1人で救援に向かう時点で根っこは全く変わってないけど

 さらに今回のラスト、劇場版にて初登場した「服部静夏(はっとり・しずか)」の加入が正式に判明。劇場版では芳佳の無茶苦茶ぶりに振り回された彼女ですが、今回こそは活躍出来るのか楽しみですね。

 

 

おそ松さん(3期)

第1話「降板」

 あの”無責任アニメ”もついに3期に突入。これまでに様々な作品と関わってきたりこなかったりした本作ですが謎黒箱で他のカードを差し置いてコラボカードがむやみやたらと出てきた件はまだ許してないからね、まさかの6つ子降板といういきなり飛ばしてきたことには驚きました。特に本家おそ松たちを追いやった「新おそ松」たちの”形だけ綺麗に整えた感”はかなり攻めているなと感じました。それだけに彼らを恥も外聞もなくぶっ壊すシーンはかなり爽快感がありました。(CV.花江夏樹のキャラを『鬼○の刃』パロディの技でぶっ飛ばすシーンは悪意しか感じませんでしたが)

 他にも監督が「お前ら下ネタ多すぎ」とダメ出しした矢先にウ○コにされる6つ子の流れには正直引きました。ネタのキレは1期2期と比べると若干落ちている感じは否めませんが、それでもいつものおそ松さんという安心感はあるので今後に期待ですね。

 

 

 岸辺露伴は動かないのドラマ化のおかげで今年の年末の楽しみが1つ増えたのは喜ばしいこと。個人的には今年の新年にやったように『きのう何食べた?』や『義母と娘のブルース』などの漫画原作のドラマ作品のスペシャル特番をまたやってくれないかなとつい欲が出てしまいます。他の局の発表に期待したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。