僕のTwitterを覗いている人にとってはご存知のことかと思いますが、僕はジャニーズグループの1つ「嵐」が結構好きです。ファンクラブに入っている姉の隣で見ているだけというくらいでそこまで熱心なファンというわけではないのですが、『嵐にしやがれ』や『VS嵐』など彼ら5人が出演する番組はよくチェックしていました。メンバー5人の気取らない感じ、やたら濃いキャラクターと趣味、そしてどこにでもいそうな雰囲気が言いようのない愛着を抱かせてくれます。
そんな嵐も今年2020年12月末を以て活動を休止。以前から告知されていたことですが、いざその時が近づくと途端に寂しさが溢れてしまいます。前述の番組も終了してしまい*1、いよいよ12月31日に5人を嵐として見られる日は終わると思うと非常に悲しいです。しかし彼らがその道を選んだ以上、最後まで見届けたいと思います。
最後にこの場を借りて感謝の言葉をば。相葉雅紀くん、松本潤くん、二宮和也くん、大野智くん、櫻井翔くん、今まで最高の時間をありがとうございました。また会える日を楽しみにしています。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ご注文はウサギですか? BLOOM
第11話「にっこりカフェと七色の魔法使い」
OPで度々見せていた千夜&シャロ、加えてマヤ&メグのラビットハウスの制服姿をついに見ることが出来て感無量!毎年クリスマスシーズンに忙しくなるラビットハウスをそれぞれの手で支える彼女たちの奮闘ぶりに癒されました。特に千夜とシャロのツーカーのやり取りは幼馴染としての2人の仲の良さを存分に描いていました。
また前回でも書きましたがチノが他人に助けを求めるようになったことがはっきりとわかるエピソードでもありました。マメコンビに泣きついちゃうシーンなどは彼女が2人にここまで心を許しているのがよくわかります。1期の頃と比べて本当に感情豊かになっていましたね。
クリスマスパーティーもココアの手品が信じられないくらい上達するなど驚きの内容がわんさかありました。何より亡き母が夢見ていた以上の幸せな光景を築いた娘を見て微笑むタカヒロさんとティッピーの様子に涙が出てしまいます。前回以上に感動する良いクリスマス回でした。
戦翼のシグルドリーヴァ
第11話「富士ピラー再攻略戦!」
いよいよ始まった富士のプライマリー・ピラーとの決戦。今度はクラウら館山基地の4人が切り札的扱いになっていて驚きました。(それだけ彼女たちの実力が高いのか)彼女たちの出番までめぐみと萌のコンビ、そしてそれを支える老人のシールド隊の活躍が見れましたが、爺さんたちが長いこと退役していたとは思えないほどに見事な空中戦を繰り広げていてたまげます。戦闘前のめぐみとの軽快なトークもいい感じに和みました。
本陣の作戦ではアズズたちが立てた作戦が次々と上手くいっており、ガッツポーズを取ると同時にあまりの順調さに少々怖く感じてしまいます。何か手痛いしっぺ返しがなければいいのですが。しかしアズズの慎重に慎重を重ねた性格が上手いこと働いていること自体は盛り上がりますね。オーディンとトールもいよいよ動き始めた中、果たしてクラウたちは勝てるのか。次回が楽しみです。
池袋ウエストゲートパーク
第12話(最終話)「サンシャイン通り内戦(シビルウォー)・後編」
一般人が巻き込まれるまでの大きな規模となった抗争もついに終結。いつもと同じようにマコトが仲間の力を得て解決に導くものでしたが、黒幕の磯貝を上手いことハメた点やヒロトたちが助けに入ってくれるシチュエーションもあっていつもよりも盛り上がりました。マコトの人望の厚さが得た結果という感じで中々に熱いです。
また抗争を続けようとする不良少年たちに対し「自分たちで何が正しいか決めること」「他人を許すこと」を説くシーンも良かったですね。大人にも子供にもなりきれない半端者だからこそ誰かに頼るのではなく自分自身で考えるべきというギャングたちの流儀を描いており、この作品のテーマであろう「マイノリティはどうやって生きていくべきなのか」に対する誠実な答えと言えます。(許すという点において第10話にも繋がっているのがまた素晴らしい)タカシが女の子に自ら刺されにいったのもキングとして彼女を許すという彼なりの選択だったのでしょう。
ラストにドラマ版でタカシを演じた窪塚洋介(くぼづか・ようすけ)がまさかのサプライズ出演を果たすなど最後まで見逃せない要素ばかりの最終回でしたね。
総評
ドラマにもなった大人気小説シリーズがまさかのアニメ化となった本作。池袋に住むトラブルシューターが様々な事件を解決していく内容で現実でもあり得る問題を積極的に物語で扱っていく展開に驚かされました。(ドラマなどではともかくこの手の深夜アニメではあまり触れられない内容ばかりだったので尚更)リアルな内容をストレートに描いているだけに考えさせられるものばかりだったのが印象的です。
また何よりも現代社会での生き辛さを感じているはみ出し者・マイノリティに寄り添った作風になっている点が素晴らしいと感じました。前述の大人にも子供にもなりきれないギャングたちを筆頭に今の社会に自分たちの居場所はないと袋小路に入ってしまっている人たちに対し、優しく手を差しのべてくれる世界観に暖かさを覚えます。「どんな人も受け入れる自由の街・池袋」を舞台にちょっとした人情が沁みる内容になっていたのが良いですね。
しかし基本1話完結のせいか少々駆け足気味のエピソードが多めだったのが残念なポイント。事件発覚・調査からトラブル、そして解決までの流れをその回のうちに収めようとしているせいか特に解決パートがあっさり気味になってしまい、カタルシスに欠けてしまった印象は否めません。その分6&7話や11&12話のような前後編はボリュームもあって面白かったですね。ともあれ昨今では珍しい「社会派エンタメアニメ」として何だかんだで楽しめました。
ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN
第12話「それでも私は守りたい」
501大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!!
といった感じに芳佳が覚醒し、仲間と共に戦って見事ベルリンを奪還した最終回。ご都合主義とも取れそうですがこれぞストパンと言うべき熱さと勢いで見事押し切った印象です。傷ついた静夏を助けるために復活するというのは想定の範囲内でしたが、復活後の無双っぷりにはびっくりしました。何あのバカでかいシールドでの特攻。3期ではあまり力を発揮出来なかった分大暴れしてやった感じですね。
そして芳佳の復活に貢献した静夏も活躍の場があって一安心。命令よりも大切なもののために戦うことを選択した辺り彼女の成長が読み取れます。芳佳にしか乗りこなせない震電をわずかながら使って見せた場面などもあって良かったです。(ただその後のラストバトルに参加出来なかったのは正直残念で仕方がなかったですね。みんなが空で戦っている中で1人座り込んでいる姿が物悲しい・・・・・・)ともあれ1つの大きな戦いを終えましたがネウロイとの戦い自体はまだ続いていくオチに。次回作があるか気になるところです。
総評
外伝や短編などを経て久しぶりの新作となったストパン3期。ストーリーはどのエピソードも安定した「いつも通りのストパン」とも言うべき内容で、安心して見ることが出来ました。登場人物もこれまで積み上げてきたキャラクターを存分に活かしきり、さらに一歩発展させた物語を展開させていく手腕には舌を巻きました。彼女たちを主体としたエピソードがまだまだ作れるという501のポテンシャルの高さに震えます。
中でも個人的に最も印象的だったのがバルクホルン。故郷ベルリンの奪還に燃える激情家としての一面の他にシャーリーやルッキーニ、エーリカやミーナに対して冷静な態度を見せる姿にはかつての「お堅い軍人気質」から大きく変わったことを実感しました。特にシャーリーと喧嘩したルッキーニを諭すシーンなどは最高にお姉ちゃんしていましたね。すげぇやトゥルーデお姉ちゃん。
戦闘シーンは従来の手書きと新しいCG技術を上手く組み合わせていました。何といってもそれぞれの切り替わりが非常に自然で、見ていて違和感が全くなかったのが素晴らしいです。敵ネウロイもこれまで以上に強敵揃いだったので“如何にして攻略するかという点”で見応えがありました。来季から短編が始まりますが、その内本編の続きもまたやってほしいですね。
おそ松さん(3期)
第10話「ZANSU」「人狼」
前半は※ただしイケメンに限るに尽きる内容でした。突然SASUKEもどきが始まってイヤミたちが活躍すのかと思いきや、F6が出てからは明らかな反則をしまくっても許されるので何だかよくわからない空気に。話が進むうちに熱い感動話のようになっていき、終わるころにはよくわからないままにどうでもよくなってしまいました。いやマジで何なんだろうこの話・・・・・・
後半は「人狼ゲーム」をベースにした物語。人狼ゲームにおけるセオリーを六つ子がぶっ壊し続ける内容になるかと思いきやまさかの「なごみ探偵」再登場に驚かされました。そこからはなごみ探偵の力で人狼などどうでもよくなっていき、最終的に人狼たちに人間が全て食べられるオチに収まっていき笑ってしまいました。特にどう見ても人狼の一松が途中から普通に人狼呼ばわりされているシーンのさりげなさの破壊力は高かったです。前半と後半、ともに「細かいことは気にしない」といった感じの内容でしたね。
早いもので今年もあとわずかとなってまいりました。果たして僕は来年を無事迎えられるのだろうか、という不吉な心配をしつつ、今年を無事終える準備を完了させていきたいと思います。
ではまた、次の機会に。
*1:ただし後番組でそれぞれ元メンバーが出演するとのこと。