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2021年秋アニメ簡易感想 その18

 

 

 

 今月中旬に発売予定のデュエマ王来篇第4弾。先日、その4弾に収録される「20thレア」の一部が発表されました。毎回豪華な再録に加え、漫画家やイラストレーターなど意外なクリエイターにカードを手掛けてもらっているこのシリーズですが、今回も意外な人たちが呼ばれていて大興奮する内容でした。ネット上の多くのDMPの間では広江礼威氏の《ウマキン☆プロジェクト》が特に話題になっていますが、個人的には雨宮慶太氏の《∞龍 ゲンムエンペラー》に衝撃を受けました。

 雨宮氏といえば氏が原作・監督として手掛けた深夜特撮シリーズ『牙狼〈GARO〉が有名。牙狼は僕も昔から大好きなシリーズで、当ブログでも度々取り上げてきたほどです。(余談ですが、当ブログがYahoo!ブログ時代に最初に書いた感想記事が牙狼だったりします)当然雨宮氏のイラスト、クリーチャーデザインも大好きで、氏が関わった作品は牙狼以外でも結構チェックしていたりします。そんな雨宮慶太デザインのカードがデュエマから排出されるという事実は、ファンとしては信じられないくらい喜ばしいニュースです。

 そんな歓喜の気持ちを抑えながら雨宮氏の描いたゲンムエンペラーを見て結局テンションが上がってしまう始末。一見魔戒騎士のようでいてホラーの亜種にも見える、神々しさと禍々しさが同居したようなデザインは見るだけで雨宮デザインであることを認識させてくれます。何より“ゲンムエンペラーが人型になったら”というイメージを的確に表現している絶妙な塩梅が見事です。デュエマと牙狼、両方が好きな身としてこれほど欲しいと思ったカードはありません。第4弾が発売したらこの雨宮ゲンムエンペラーを確実に手に入れておきたい、そう思える発表でした。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ジャヒー様はくじけない!

第17話「ジャヒー様は眠れない・・・」

 前回に引き続きドゥルジときょうこのマウント合戦が繰り広げられた前半。バイト先が同じという立場をこれでもかと見せつけるきょうこと、歯噛みするドゥルジが実に愉快でした。特にドゥルジは顔芸&ドスの利いた声も相まってインパクト抜群でしたね。当初ジャヒーに構ってもらえないことに寂しさを抱いていたものの、「放置プレイ」と勝手に勘違いしてからは勝手に満足していく様子には笑いながらも戦慄しました。ジャヒーに関するあらゆることをほぼ自己完結していく姿はまさに「無敵」と言ったところです。

 後半は新しい布団を購入するジャヒーや、店長たちの家に泊まるといったエピソードが展開されました。生活向上を目指す中、誰かと過ごす日々に愛おしさのようなものを抱いていくジャヒーが印象的です。大家と布団の取り合いになったり店長たちと一緒に川の字になるなど、「一緒に寝る」ことの満足感を覚えていく様子にはほっこりしましたね。(店長の寝相のせいで眠れないオチには笑いましたが)

 そしてCパートは自称悪人(実際はめっちゃいい子)のサルワが謎の存在から力を貰う衝撃展開が。きょうこを魔法少女にしたものと同一人物のようですが、シルエットが魔王と似ているのはどういうことでしょうか・・・・・・?

 

 

境界戦機

第9話「自治区

 まさかのガシン曇らせにこちらのメンタルも大ダメージを負った今回。彼にとっての兄貴分である「末永ユウセイ(すえなが・ユウセイ)」に朗らかな表情を見せるガシンに癒されたのも束の間、かつての仲間を売ろうとした兄との決別が展開されてショックを受けました。序盤から中盤にかけての丁寧な布石もあって予想はしていたものの、実際ガシンの想いが裏切られる様子を見ていると胸が苦しくなります。

 一方ユウセイは上述の通りガシンたちにひどい裏切りをしてしまったのですが、自治区維持のため」という目的の元行動しているのもあって個人的に憎み切れませんでした。レジスタンスとして戦わずとも日本人を守ろうとする気概は立派ですし、住民を守るために彼なりに責任を果たそうとしていることが伝わってきます。またガシンを家族として迎え入れようとするなど、終始身内への甘さが垣間見えて複雑な気持ちにさせられました。

 他には自治区で暮らす日本人たちの様子が印象的。これまでの日本人への扱いと比べるとかなりマシな生活ぶりでしたが、それでも問題や不満が頻出する様子が妙に生々しかったです。ケイの「人間は贅沢な生き物だな」のくだりにはちょっとドキッとさせられましたね。

 

 

月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)

第9話「サングラードの白薔薇

 宇宙飛行士の最終候補にレフが残ったことにまず一安心。その後の訓練で「ローザ・プレヴィツカヤ」と和解していく展開が今回のメインでした。これまでレフやイリナに対して辛辣な態度を取ってきたローザですが、その内に孤独と不安を抱えていたことがわかり一気に彼女に惹かれました。“女性である”ことからくる立場の弱さを努力と強気な態度で補おうとするいじらしさはイリナに通じるものがありますね。(イリナへの差別発言も自身が受けてきた女性差別からきているのかな、なんて思ったり)

 それだけに彼女の心の壁を取っ払うレフに感心しましたね。ミハイルたちとの会話からも読み取れますが、レフにとって他の候補生はライバルではなく同士・仲間だからこそイリナと同じように気にかけてくれるのだと改めて認識しました。本人の親しみやすい性格も含め、見ていて気持ちのいい主人公だと思います。

 そんなローザとの交流だけでなく、イリナたちとの会話もいつも通り見られました。途中レフとローザを見つけたイリナに不穏さを感じたものの、基本的には微笑ましかったですね。不穏な要素は次回の2人の休日に期待しておきたいです。

 

 

吸血鬼すぐ死ぬ

第9話「市民野球ケーン」「鉄の左手イマイチ地味で」「渚の帝王様」

 今日も今日とて騒ぎを起こす吸血鬼とそれを止めるハンターの戦いが見られた今回。吸血鬼たちは以前から変人揃いでしたが、今回はいつにも増して変質者のような連中ばかりで爆笑してしまいました。野球拳やマイクロビキニなど、相手を自分の土俵に引きずり込む能力を持った敵はギャグながら恐ろしいとも感じられるのが面白いところです。

 そんな吸血鬼たちに負けじと、他のハンターたちの活躍が見れたのが今回のポイントでした。ロナルド以外のハンターが目立つ内容に新鮮さを感じる中、彼らの意外な一面が明らかになっていくのが興味深かったです。特にサテツが元ヤンだったという事実には少々驚きましたね。ハンターたちが上述の吸血鬼たちに身も心も丸裸にされた結果、これまで見せてこなかった姿を晒してくれた・・・・・・といった印象を受ける回でした。

 

 

古見さんは、コミュ症です。

第9話「田舎の子です。」「テレビゲームです。」「アルバイトです。」「顔にゴミがついてます・・・です。」

 楽しかった夏休みが明けてからの新学期はいつも通りの日常が描かれました。訛りが萌えポイントの「井中のこ子(いなか・のここ)」といった新キャラも投入されたものの、前半は概ねこれまでと同じ流れが描かれており安心感を覚えます。古見さんを神格化しているクラスメイトの勘違い劇もいつも通りでしたが、中々家でのゲーム三昧など交流もしっかりあって微笑ましかったですね。

 最早握手会と化したテッィシュ配りに爆笑しつつ、古見さんのいつにも増して激しいキョドり具合にも見入りました。只野の顔についたゴミ問題や名前を呼んでもらおうとするエピソードなど、自分から近づいてきたと思ったらすぐに離れていく古見さんに笑いが止まりません。興味があるものの怖がりな小動物的可愛さが今回の古見さんの魅力だったと思います。

 

 

 王来篇第4弾の20thレアといえば、他にもかのぶっ壊れカード《天災 デドダム》が再録されることで一躍話題になったのも記憶に新しいです。今年特殊パックで再録されたものの未だにシングル価格が高めのデドダムがまたもや再録されるという事態に僕もちょっと驚いています。これで供給が追いつき値段が下がるといいなぁ、とか考えてしまいますが、宝くじのような要素である20thレアで出てもそこまで下がらないとも思ってしまっています。(そもそも多色が推されている今の環境での需要は未だにとんでもないでしょうし)

 とはいえ20thレア版のデドダムは躍動感があるイラストがかなりカッコいいので1枚は確保しておきたくなりますね。上述のゲンムエンペラーのように確実に手に入れたい!とまではいかずとも、ボックス購入した時に当たればいいなぁ、くらいの気持ちで待っておく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。